絶望する前に読んでほしい「Q&A いま「資本論」がおもしろい―マルクスとともに現代と未来を科学する」

「絶望する前に読んでほしい」──今こそすすめたい『資本論』

こんにちは。若い人たちにぜひおすすめしたい本です。

もしあなたが今の社会にちょっとモヤモヤしていたり、「このままで大丈夫なのかな…」と不安を感じているなら、ぜひ読んでほしい本があります。

それが、カール・マルクスの『資本論』
そしてその前におすすめなのが志位和夫「Q&Aいま資本論がおもしろい」なんです。

え?マルクス?なんか難しそう…って思ったかもしれません。
でもちょっと待って。
実はこの本、今の社会の「なぜこうなってるの?」を解き明かすヒントが詰まっていて、読むと不思議と視界が開けてくるんです。

 

「働いても報われない」って、なんで?

たとえば、コンビニで深夜まで働いても時給は上がらない。
企業は利益を出してるのに、給料は増えない。
そんな現実に疑問を持ったことはありませんか?

あなたがコンビニで1時間働いて、時給1,000円をもらうとします。 でも、あなたがその1時間で売った商品から会社は5,000円の利益を得ていたとしたら?

このとき、あなたが生み出した「価値」は5,000円。でも、あなたが受け取ったのは1,000円。 残りの4,000円は、会社(資本家)が取っている。
簡単に言うと、これが「搾取」の仕組みです。

もちろん、会社も家賃や光熱費を払っているけど、それでも労働者が生み出した価値の多くが資本家の利益になる構造は変わりません。

つまり、働いても働いても生活が苦しいのは、あなたのせいじゃない。
社会の仕組みが、そうなっているからなんです。

マルクスはこうした仕組みを「剰余価値の搾取(さくしゅ)」と呼びました。

これを知るだけでも、「あ、自分が悪いんじゃないんだ」と少し心が軽くなるかもしれませんよね。

 

絶望じゃなくて、構造を知ることで見える希望

『資本論』は、社会の仕組みを「見える化」してくれる本です。
そして、見えるようになると、変えられる可能性も見えてきます。

  • どうすれば搾取されない働き方ができるか?

  • どんな社会ならみんなが幸せになれるか?

  • 自分はどんな価値を生み出せる人間なのか?

そんな問いを持てるようになるのです。

 

若い人にこそ読んでほしい理由

  • 社会に出る前に「資本主義のルール」を知っておくと、振り回されにくくなる。

  • 自分の働き方や生き方を考えるきっかけになる。

  • 「社会って変えられるかもしれない」と思えるようになる。

もちろん、全部を読むのは大変。でも第1部だけでも、マンガ版や解説書でもOKだし、よかったら志位和夫の「Q&Aいま資本論がおもしろい」を入門として手にとってもらえたらうれしいです。

大事なのは「知ろうとすること」です。

『資本論』は、怒りや不安を「思考」に変えてくれる本です。
絶望する前に、ぜひ一度ページをめくってみてください。

あなたの未来は、きっともっと自由で、もっと希望に満ちたものになるはずです。

ギャンブル依存考える 日英の専門家・自死遺族ら 【25日に改正法施行】

オンラインカジノによる違法賭博の規制強化などを盛り込んだ「改正ギャンブル等依存症対策基本法」が25日、施行されます。

スポーツ選手や芸能人をはじめ、若者たちに深刻な被害を生んでいるオンラインカジノ。日本と英国の専門家、ギャンブル依存症による自死遺族らが21日、東京都内で語り合いました。

 主催は公益社団法人「ギャンブル依存症問題を考える会」です。

 同会の田中紀子代表は、公営ギャンブルの年間売り上げは20兆円超と10年前の2倍になっていると発言。

スマートフォンの普及で「いつでも、どこでも」賭けられる環境の下、違法のオンラインカジノも急速に広がり、依存症、犯罪への加担、自死などの被害が続出していると発言。
一方で「ギャンブル依存症は自己責任」という偏見も根強く、ギャンブル事業者には依存症対策も義務づけられていないと問題視しました。

 スポーツ賭博が合法化されている英国の依存症自死遺族会も登壇。
20代の息子を依存症による自死で失ったチャールズ・リッチーさんは「ギャンブルは命を奪う可能性がある」という認識を伝え続けた結果、英国政府もギャンブル依存症の調査、研究、対策に乗り出していると話しました。

 国立精神・神経医療研究センターの松本俊彦医師が「依存症と自殺の関係」、読売新聞の山口寿一社長が「スポーツ界とギャンブル問題」について、それぞれ講演しました。

実効性に課題

 スマホなどからサイトに接続してゲームに賭けるオンラインカジノ。警視庁によると、利用者は約196万人、年間の掛け金は1兆2400億円に上ります。利用者の43%が違法と認識していませんでした。
改正法は、▽オンラインカジノのサイトの開設を禁止▽サイトに誘導する広告やSNS投稿などを禁止▽国や自治体がオンラインカジノの違法性の周知に取り組む―ことなどを盛り込んでいます。違反行為への罰則はなく、実効性に課題が指摘されています。(芦川章子)

しんぶん赤旗 2025.9.22

ばんどうまさえ「ばんちゃん通信」東園田に引っ越して心機一転がんばってます

「ばんちゃん」こと、日本共産党くらし雇用・子育て対策責任者の
ばんどうまさえ(板東正恵)のニュースが発行されました!

事務所は東園田町5丁目。最近、家も園田地域に引っ越してきました!

東園田地域は川に挟まれ、水害のリスクが大きい地域です。
避難所になる学校体育館のエアコン設置を日本共産党議員団とともに
実現を求めてがんばる「ばんちゃん」です(⌒∇⌒)

お知らせ

なんでも相談会があります!

10月10日(金) 24日(金)
11月14日(金) 28日(金) ともに14時~15時

東園田町5-64-2 
日本共産党ばんどうまさえ事務所にて

しんぶん赤旗日曜版 電子版が10月2日スタート!

jp/akahata/n-denshi/

スクープ連発、自民党の裏金問題を表に引きずり出した「しんぶん赤旗日曜版」
企業、団体、どこにも忖度しません!真実を書くしんぶん赤旗日曜版「電子版」
いよいよスタートします!

ちょっと興味があるな、という方へ見本誌をお届けします。

お気軽にこちらまで。「赤旗」見本紙(無料)を申し込む

または市会議員にご連絡ください。お待ちしてます!

市会議員

松沢ちづる 09081425272

川崎としみ 08014589931

こむら潤  09052495607

尼崎地区委員会 0665116633

2025年9月議会 川崎としみ議員の一般質問と当局答弁要旨

日本共産党議員団の川崎敏美です。今回は、保育士の配置基準と小中学校の給食費の無償化をテーマに取り上げます。早速質問に入ります。はじめは保育士の配置基準についてです。

 

  • 保育士の配置基準について

 

国の保育士配置基準は、70年以上「4・5歳児30人に対し保育士1人」という基準のままでした。長年にわたり保育者と保護者が、一人ひとりの子供に寄り添う保育を求めて配置基準の見直しを求めてきました。近年は、一つの保育園で1名以上の増員を求める声が、全国から上がっていました。  

2024年度、国は保育士の人件費を10.7%引き上げ、保育士の処遇改善を求める声に応えました。また、3・4・5歳児の配置基準に続いて、新たに1歳児の配置基準が6:1から5:1へと見直されました。しかし、国は3つの加算条件を設定し、これをクリアーしないと配置基準の見直しが実行できない、新たな壁を設けています。これを満たして加算対象となる園は、尼崎ではかなり少なくなってしまい、これでは全体の底上げにはなりません。国への要望を強めるとともに、市独自の取り組みがますます必要になってきています。

 

質問1:国の新しい基準に基づいて、今年度どこまで尼崎市の保育士の配置基準は引き上げられているのでしょうか?また3つの加算条件があるということですが、具体的にどのような条件が設定されているのでしょうか。それをクリアーして配置基準が引き上がっている園の割合はどの程度となっているのでしょうか?

 

答弁要旨

 令和7年度より、国の公定価格において、「1歳児配置改善加算」が新設されており、1歳児の保育士の配置について、現行基準である6対1から5対1以上に改善した場合に適用されるもので、本市においても、国に準拠した対応を行っているところです。

 また、この加算の適用を受けるためには、保育士の配置を5対1以上に改善することに加えて①職員の賃金改善を行う「処遇改善等加算」の取得、②業務におけるICT活用 ③職員一人あたりの平均経験年数が10年以上といった3つの要件を満たす必要があります。
現時点においては、各法人保育施設における「1歳児配置改善加算」の適用状況は把握できておりませんが、参考に3つの要件の1つである「職員1人あたりの平均経験年数が10年以上であること」に着目した場合、令和6年度の実績でこの基準を満たす施設は、法人保育園及び認定こども園で約6割、小規模保育事業所で約3割となっているため、仮に保育士の配置の改善が図られたとしても、すべての法人保育施設等が「1歳児配置改善加算」の適用を受ける状況にはないものと認識しているところです。以上

 

自治体による保育政策の違いから、保育労働のあり方が大きく差が出ています。尼崎市の保育基準は充分な基準とはいえない国基準そのものを採用しています。国基準に上乗せして保育基準を定めている自治体と比較して、実際の保育現場ではどのような影響を及ぼしているのでしょうか。市は現場の状況をどこまでつかんでいるのでしょうか。

尼崎市のある保育園の実態について、5つの事象についてお聞きしました。他市と比較しても保育士の労働環境が低位に置かれていることで、園長や主任が現場に応援に入ることが恒常的となっており、様々な点で保育園の運営に支障をきたしていることが明らかとなりました。

 

  • 保育士配置の実態(クラス保育士・フリー保育士の配置)

特定のクラスを担当しているクラス保育士とは別にフリー保育士の働きが重要になっています。
フリー保育士の配置は、国が定める保育士の最低配置基準を維持するため、また担任保育士の休職時や行事の準備などで一時的に保育士が不足する場面を補うために行われます。フリー保育士はクラス担任を持たず、その都度配置されるクラスや業務内容が異なり、臨機応変に保育園の運営全般を支える役割を担います。例えば、担任保育士の急な病欠、研修、有給休暇、または行事準備などで一時的に人手が必要になった場合に、その補填、人手不足の対応を行います。特定のクラスだけでなく、保育教材の準備、事務作業、来客・電話対応など、園運営に関わる幅広い業務をサポートします。

この保育園では、フリー保育士が配置されていないため、恒常的にクラス保育士の代替え体制ができていないといった問題を抱えています。

 

  • 会議の開催と開催時間帯

平日昼間の勤務時間内で会議が行われていない、できない実態となっています。結果、勤務時間外となる夜や土曜日に会議が設定されており、会議だけのための土曜出勤があります。

 

  • 勤務時間内での事務時間の確保状況

あらかじめ勤務時間内に年間・月間計画として、事務時間が盛り込まれるべきなのですが、その日の保育士の出勤状況や、子どもの人数に応じて主任が事務時間の指示をしており、平日だけでは処理できず、結果、通園する子どもが少ない土曜日の午後が事務時間となっています。

 

  • 合同保育の実施時間が長すぎる

年齢別のクラスで人員が確保できないことから、開所時間の半分にも及んで6時間が合同保育となっています。クラス別保育により得られる良質で安全な保育活動を維持することが難しくなっています。

ちょっと説明しますが、本来合同保育は異年齢保育ともいわれており、その主なねらいは、年齢の異なる子ども同士の関わりを通して社会性、協調性、思いやりを育むことです。具体的には、年上の子どもが年下の子を助けることでリーダーシップや責任感が生まれ、年下の子どもは年上の姿を真似ることで学び、憧れの気持ちから意欲が高まります。このように、子どもたちは互いに刺激し合い、自分とは異なる価値観を受け入れ、社会で生きていくための大切な力を身につけることができます。年上の子どもと年下の子ども、それぞれが良い影響を与え合う相互作用によって成長が期待できる、クラスの状態が安定しやすくなるなどのメリットがあります。

一方で、デメリットとして年上の子ども、年下の子ども双方にストレスがかかる可能性があります。異年齢でおこなう活動は、力関係の差によってトラブルが生じたり、体力や発達過程の違いから全員一緒に楽しむことができないということもあります。年上の子が年下の子のお世話をする場面も多くなるため、安全面への配慮もより注意深く行わなければなりません。また年上の子は、年下の子のお世話が中心になったり、年下の子の遊びに合わせることで自分のしたいことやしたい遊びができないといったストレスを抱えるといった問題もあります。反対に年下の子どもは、年上の子どもに萎縮したり、うまく関われないことにストレスを感じる可能性があります。

 

  • 有給休暇の取得率

正規保育士の年次有給休暇及び生理休暇の取得状況は、年間20日が保証されているにも関わらず、平均で9日、最も多い人でも15日、少ない人で5日という実態です。この園の平均的な取得率は35%です。全国の平均は、約65〜67%とされており、極めて低い有給休暇取得率となっています。

 

質問2:以上5つの実態について、当局の見解をお示しください。またこうした実態をあるべき姿にしていくために、どのような方策が望ましいのかご所見をお伺いします。

答弁要旨

 保育施設等におきましては、児童福祉法や労働基準法等の関係法令を遵守する中で、保育士等の労働環境の改善を含め、様々な創意・工夫を図りながら、日々の運営を行っていただけていると認識しております。

 そうした中、議員ご指摘の状況につきましては、主に保育士不足が要因であると考えており、こうした課題に対応するためにも、保育士の確保・定着につながる施策が重要であると考えております。

こうした考えのもと、本市では、これまでから「就職一時金の支給」や「宿舎借り上げ支援事業」などの保育士確保策に加え、保育士の業務負担の軽減を目的とする、「保育補助者雇上げ強化事業」などを実施するとともに、保育士・保育所支援センター「あまのかけはし」を設置し、保育士の就労支援や保育所の雇用支援を行っているところです。

 加えて、令和6年11月に公表した「あまがさき子ども・子育てアクションプラン」では、特別な支援を必要とする子どもの受入れ体制の充実を図ることとしており、加配職員を配置する場合の人件費補助の拡充などについて、現在検討を進めているところです。

 保育士は、日々の子どもの成長に寄り添い、未来を担う子どもをサポートする魅力的かつ重要な仕事であることから、引き続き、より多くの保育士が市内の保育施設等で勤務していただけるよう、様々な取り組みを進めて参ります。以上

 

 

保育の質を支える体制として、園長や主任の役割がもっと重視されなければなりません。本来主任は、保育士の子どもに対する不適切な対応の注意や、保護者との関係で抱えるトラブル対応、職員間の人間関係の調整等を主として担っています。主任や園長が管理業務や各年齢別のクラスの保育を質の面から保障、機能することによって保育園全体の質を支えることができます。しかし、園長や主任が恒常的に保育に入る事態が発生していると、保育園全体の質を守ることが困難となってしまいます。

 

23年の代表質疑で、より保育士が不足するから配置基準を増やさないといった考えを改めるべきと質問しました。市は、「配置基準を見直すことは、保育士の勤務条件の緩和や業務負担の軽減に寄与すると考えますが、待機児童を多く抱える本市においては、国基準を上回る市独自の保育士の配置基準を設定した場合、一層の保育士不足を招きこれまで以上に保育ニーズに応えられなくなるといった課題が、現実として生じることから、現時点において、市独自の配置基準の見直しや補助金制度の創設は困難であると考えています。」と答弁されています。

保育士の配置基準の引き上げが保育士不足を起こし、より保育士不足を過熱させるからできないとの論は容認することはできません。今日の保育士不足の解消を行なっていく努力を否定するものでありませんか?保育士が集まらない根本原因は、週休2日制が補償されていないことと、有給休暇が絵に描いた餅になっている、全産業従事者の給料と比較しても80%程度の給与で長時間労働ということが、原因だと現場から指摘されています。

 

質問3:配置基準の引きあげと、処遇改善、労働条件の改善を同時にすすめない限り、保育の質を維持・改善、高めていくことはできないのではないでしょうか、市の見解は?

 答弁要旨

 議員ご指摘のとおり、保育の質の向上には「保育士の配置基準」「処遇の改善」「労働条件の改善」のいずれもが大切であると認識していますが、その実現にあたっては、保育士の確保・定着が欠かせないものであり、まずは、保育士の労働環境や処遇の改善が重要になるものと考えております。

 こうした考えのもと、労働環境の改善に向けて、これまでから、保育士の業務負担の軽減を目的に「保育補助者雇上強化事業」を実施するほか、「保育士・保育所支援センター」を設置し、雇用支援を行うなど様々な取り組みを進めてきたところでございます。

 また、処遇改善に関しましても、昨年度の公定価格において、保育士・幼稚園教諭等の人件費が約10.7%と大幅に引き上げられており、今後においても、更なる処遇改善を進める方針が国から示されているところです。

 一方、配置基準の引き上げについては、保育士が十分に確保される場合にあっては、保育の質の向上に資すると考えられますが、全国的に保育士確保が困難な中、配置基準の引き上げにより、待機児童数の増加が懸念されます。

 こうしたなか、本市の待機児童数については、これまでからの様々な対策により大幅に減少しているものの、未入所児童数は、未だ400人いる状況であり、こうした状況を踏まえますと、現時点において、本市独自の配置基準を設ける考えはございませんが、国においては、1歳児の配置基準の見直しについて検討されていることから、国の動向を注視し、国が見直しを行った際は適切に対応してまいります。

 いずれにしましても、現段階においては、保育の質の更なる向上に向けては、引き続き、保育士の確保および定着を優先した取組を進めてまいりたいと考えています。以上

 

第2登壇

 

ご答弁ありがとうございました。尼崎市における保育の実態について、充分な改善策を進めていただき、調査を行っていただきたい。

 

  • 小中学校の給食費の無償化について

 

昨年の文科省調査(24年6月12日公表)では、公立小中学校等で何らかの方法で学校給食費の「無償化を実施中」と答えたのは、722自治体で4割に達しました。無償化の目的については、「保護者の経済的負担の軽減、子育て支援」との回答が最も多く(652自治体)、ついで「少子化対策」(66自治体)などが続きます。東京で今年1月から全自治体が無償化となるなど、この調査の後も各地で無償化が広がっています。

石破首相は2月の国会で、「2026年度以降できるだけ早期の制度化を目指したい」と言明しました。25年度予算成立の為に結んだ自民・公明・維新の三党合意文書(2月25日)には、「まずは小学校を念頭に地方の実情等を踏まえ2026年度に実現する。その上で、中学校への拡大についても、できる限り速やかに実現する」とされ、6月の「骨太の方針2025」において給食無償化は「2026年度予算の編成過程において成案を得て、実現する」とされました。

兵庫県においても、地域住民が力を合わせて学校給食費無償化を求める署名運動や議会論戦で、実施がこれまで求められてきました。今年5月の県の発表では、昨年と比較して小中とも無償化が3自治体、中学校のみが3自治体が増えています。この一年で5市町から8市町に増加、中学のみも3自治体増加となっています。小中とも無償化は加西市、加東市、相生市、たつの市、朝来市、淡路市、香美町、新温泉町。中学のみ無償化は伊丹市、三田市、明石市、丹波市、市川町、福崎町となっています

2020年度から小中学校の給食費を無償化した淡路市では23年6月議会で無償化を求める請願が否決されたものの、3000名を超える署名提出が後押しして、本年度から予算化されています。財源は国の臨時交付金を活用しており、淡路市の共産党市議団は恒常的な政策とするよう求めています。また党県議団は県の一般会計の0. 6%で県下小中学校の給食費を無償にできると示し、県の制度として実施するよう求めています。

深刻な物価高騰が続くもとで教育費における保護者の負担軽減の観点からも学校給食費の無償化が求められています。尼崎市での、給食費の保護者負担は小学校が年間に約47,000円 中学校が約57,000円と大変重くなっています。兄弟がいる家庭では負担が倍増しており、より家計を圧迫しています。

 

質問4:物価高騰の下で暮らしが大変な子育て世帯にとって、給食無償化の早期実現が必要です。政府によって、給食無償化の流れが示されていますが、実施はまだ先です。国の対策が実施される前から先取りする、また県に要望をしていくことも必要です。市の考えはいかがですか?

 

答弁要旨

 学校給食費の無償化には、子育て世帯の経済的負担軽減を図る観点からも検討していくべき施策であると考えておりますが、多額の財政負担が必要になりますことから、その実現については各自治体の財政力の格差により左右されるのではなく、国の財政負担により全国一律に実施することが望ましいと考えております。 

 国において、本年2月に「小学校の給食無償化を令和8年度に制度化を目指し、中学校への拡大は可能な限り速やかに実現したい」と明言されております。

 兵庫県に対し県の制度として無償化の要望はしておりませんが、全国の自治体の長や教育長で構成される各種市長会及び教育長会などを通じて、国の直接補助による財政支援を早期に実現し、国がその責任を果たすことを要望するとともに、各自治体の実態が異なる中で、給食の質の確保も重要なことから、自治体の裁量が確保された制度になるよう要望しております。以上。

 

2022年12月議会で、市長就任直後に給食の無償化等についてお聞きしています。

市長の答弁全部を紹介します。「日本国憲法第26条第2項で「義務教育は、これを無償とする。」とされており、その具体的な無償の内容については、教育基本法において「授業料を徴収しない」と定めることにより具体化されています。ただ、現行制度においては、授業料に加え、教科書無償措置法等により教科書も無償となっていますが、これは、日本国憲法で保障する「無償」から直接的に導かれるものではなく、立法措置による無償と解されるのが通例と理解をしています。私としても、これからの尼崎市の成長を考えたとき、可能な限り、子育て負担の軽減を図ることは望ましいものとは考えておりますが、このように、義務教育の無償の範囲は、財政状況も踏まえて現実的に定めざるを得ないものでもあり、まずは、公立学校に通っていない子どもも対象となる、こども医療費の無償化の推進に向けた具体的な検討を進めていきたいと考えています。いずれにしましても、庁内で指示をした子育て支援の充実に向けた総合的な検討の中では、給食の費用負担の在り方も排除することなく議論をしていきたいと思います。」と述べられています。

 今こそ、小中学校の給食費の無償化を子育て支援策の重要な柱として位置付けることによって、ファミリー世帯の転出超過を改善していく取り組みにつながっていくのではないでしょうか。

 

質問5:さらなる子育て支援を充実、市独自で予算の優先順位を変えていくことも視野に入れるべきではないでしょうか?例えば明石市が実行しているように、子育ての予算を最優先にしていく取り組みを尼崎でも実行できないのでしょうか。

 

答弁要旨

 仮に本市において給食費を無償化にした場合、小学校で約8億円、中学校で約4億円の財源ねん出が必要と試算しておりますことから、本市の財政状況や、国における給食費無償化に関する議論の状況などを勘案し、責任ある検討が必要であると考えております。以上

 

以上で、私の全ての質問を終わります。ご清聴ありがとうございました。

2025年9月議会 松沢ちづる議員の一般質問と当局答弁要旨

 日本共産党議員団の松澤千鶴です。「上坂部広場でボール遊びを認めて欲しい」という子どもたちの声に、どう応えられるのかという点について、2点目は高温が10月まで続くとの気象予報が出る下で、熱中症から命を守るために低所得世帯への電気代補助の支援を早急に実施することについて、3点目は戦後80年、被爆80年の節目の年を迎え、さらに核兵器廃絶・平和共存を進める尼崎市の取組について質問します。

 

日本共産党議員団の松澤千鶴です。「上坂部広場でボール遊びを認めて欲しい」という子どもたちの声に、どう応えられるのかという点について、2点目は高温が10月まで続くとの気象予報が出る下で、熱中症から命を守るために低所得世帯への電気代補助の支援を早急に実施することについて、3点目は戦後80年、被爆80年の節目の年を迎え、さらに核兵器廃絶・平和共存を進める尼崎市の取組について質問します。

まず、上坂部広場についてです。 

上坂部小学校区では、特に上坂部1~3丁目にはボール遊びできる公園などがありません。どこの小学校でもそうでしょうが、校区外へ子どもだけで行ってはいけないとも言われており、ちょっと足を延ばせば東の方にボール遊びができる丸橋公園がありますが、そこへは行けません。

JR塚口駅前バス停が現地・ズットシティの前に移り、2018年からこれまでのバス停

だった所は「上坂部広場」として地域住民が集える場となりました。一定の広さがあり、子どもたちはボール遊びできる広場が出来たと喜び、いつも何人かの子どもたちが元気に遊ぶようになりました。しかし、壁には「ボール遊び禁止」の大きなステッカーが貼られました。昨年度、広場の所管となっている道路維持担当課に子どもたちの「ボール遊びを認めて欲しい」という声を伝えたところ、地域からはむしろ危険だから禁止がハッキリわかるようにして欲しいとの声を聞いており、目立つ「禁止」の表示をしたとの返事でした。ある保護者は、小学校の校長先生に「地域に対し、子どもたちがボール遊びできるようにと学校からも話をして欲しい」と相談されましたが、地域の意向があるから無理だと言われました。

 旧バス停跡地が地域の憩いの場となった経過の中には、地域住民の憩いの場として残して欲しいという要望運動があったとお聞きしていますが、その要望書には子どもの声は反映されていませんでした。

 

Q1 どんな危険が想定され、それは解決していく手立ては全くないのでしょうか

 

答弁要旨

 上坂部広場はずっとシティの開発により、バスロータリーがJR塚口駅東側へ移設される際に跡地を有効活用するため、地元の上坂部連協とも協議を重ねた上、地域における憩いや交流の広場として整備したものです。

 この広場は、周囲を県道西宮豊中線などの道路で囲まれた道路施設であり、自動車の見通しなど交通の安全を確保するため、公園のような高いフェンスを設置しておらず、広場外へ出たボールを子どもたちが追いかけて車道に飛び出すことによる事故が懸念されることから、ボール遊びを禁止としているものです。
 解決の手段としましては、道路施設である上坂部広場は対象ではありませんが、市内の公園では「みどりのまちづくり計画」に基づき、各小学校区内の複数の公園を一体的に捉え、地域との話し合いにより、利用実態や施設状況、地域の二―ズに応じて、機能を見直していくという「公園の機能分担」の取り組みを始めており、この取組身を進める中で、上坂部小学校区におけるボール遊びの場を議論していくことができると考えています。 以上

 

 次に、熱中症から命を守るための低所得世帯への電気代補助の支援について質問します。

 先日生活と健康を守る会と市のこんだん会に参加しました。保護利用の方は、生活扶助費が下がったこと、加えて物価高騰が続く下では、エアコンを利用しないと命が危ないと分かっているが、電気代が心配で利用を控えざるを得ないと訴えておられました。

 また、訪問先の高齢者からは「子どもからエアコンは付けっぱなしにしておくようにと口酸っぱく言われている」とよくお聞きします。テレビでも、毎日エアコンの利用が呼びかけられているのが今年の夏の特徴かと思います。

資料に熱中症の救急搬送のデータを載せています。熱中症への注意喚起もあって、昨年よりむしろ救急搬送数は若干減っているようですが、救急課に尋ねたところ、カウントは取っていないけれど、感覚的に言って救急搬送の現場では高齢者ほどエアコンが使われていないと感じているとのことでした。

 国は7月から9月電気代の減額を行うとしていますが、1人くらしで月約数百円から1000円2人くらしで約1000円とわずかです。今の暑さが10月いっぱい続くとの気象情報です。命を守るために、電気代を心配してエアコンの利用を差し控えるようなことはあってはならないと思います。

Q2 市は異常な高温の下、特に低所得者世帯に対し、熱中症予防対策としてどんな支援を行っていますか。また、今後緊急に必要な支援は何か考えておられますか。

 

答弁要旨

 本市の熱中症予防対策としましては、市ホームページ上での注意喚起に加えて、図書館や生涯学習プラザなどクーリングシェルターの指定、民生児童委員の友愛訪問時の注意喚起の呼びかけの依頼、本市と包括的連携協定を結んでいる大塚製薬株式会社から経口補水液の提供を受け、熱中症予防の啓発も兼ねて、地域包括支援センターなどで高齢者に配布する取組身も進めております。

 現在、経済的な負担軽減策としては、国による電気・ガス料金負担軽減支援事業が実施されており、本市として低所得者世帯への緊急支援は予定しておりませんが、引き続き、今、申し上げた各種熱中症予防に向けた取組みを進めてまいります。 以上

 

 次に、核兵器廃絶、平和共存を進める取組についてです。、

尼崎市は、1957年世界平和都市宣言を発出、1985年核兵器廃絶平和都市宣言を、2023年10月には核兵器禁止条約の実効性を高めるための主導的役割を果たすことを求める意見書を市議会で議決し、政府に提出しています。また、2011年2月1日平和首長会議に加盟もしています。

 市民の取り組みでは、何よりも昨年の日本原水爆被害者団体協議会がノーベル平和賞を受賞されたことが希望となり、平和のための戦争展は今年30回目を迎え、8月の原水爆禁止世界大会に結集していく国民平和大行進も毎年綿々と続いています。

 世界を見れば、大国は核抑止力でこそ安全保障ができると主張し、核廃絶を求める圧倒的多数の国々とのせめぎあいが激しくなっています。その中にあって、日本政府はどんな立ち位置にいるのか。日本国憲法で戦争放棄をうたい、唯一の戦争被爆国にあるにもかかわらず、専守防衛を越え、アメリカの求めに応じて大軍拡を進め、南西諸島では軍事基地化が強化され、核兵器禁止条約に背を向けたままです。

 

Q3 市長に伺います。核兵器廃絶平和都市宣言を行っている自治体の長として、また、平和首長会議に加盟する自治体の長として、日本政府の動向や世界情勢に対し、どのような見解をお持ちですか。

 

 答弁要旨

 日本をめぐる安全保障環境や国際情勢は大きく変化しており、日本政府においても様々な論点があることから、国会において丁寧な議論がなされることが重要であると考えております。

 そうした中、本市においては「核兵器廃絶と世界恒久平和の実現」という趣旨に賛同し、平成23年に平和主張会議に加盟しております。

 また、現在同会議では、「核兵器廃絶を実現するための最も効果的な方法は、世界のすべての国が「核兵器禁止条約」を締結することである」という考え方のもと、他の加盟都市と共にその早期実現を目指し、取組を行っております。以上

 

 

これで1問目を終わります。次からは1問1答で行います。

 

 

まずは上坂部広場についてです。

 

Q4 子どもたちの「ボール遊びがしたい」という願いを受止める場が必要だと思いますが、いかがですか。

答弁要旨

 先ほどお答えしましたとおり、各小学校区内における公園の機能分担の取り組みでは、その地域にお住まいの方々との話し合いにより、公園機能を見直していくこといとしており、その取り組みの際には、子どもたちが意見を言える場も設定する予定です。以上

また、尼崎市には子どもの育ち支援条例があります。第3条基本理念では、子どもの年齢及び成長に応じ、その意見が尊重され、子どもにとっての最善の利益が考慮されることとされています。また、大人の役割として、地域住民は、地域社会での子どもの生活上の安全に配慮するなどの子どもが安心して生活することができるための地域環境づくりを行い、市は、保護者や地域住民、その他関係機関それぞれ又は相互に連携をはかることができるように支援を行うとされています。 

 建前ではこどもをまちづくりの真ん中に置くとしていますが、現実社会では上坂部広場に見るように、そううまくはいっていません。

 2024年改訂されたみどりのまちづくり計画では、住民の身近にある街区公園246

カ所について、これから利用状況などをデータベース化し地域と話し合いの場を持って、遊具中心の公園にするのか憩いの場にするのかなどを決定していくとしています。

活用頻度の高い子ども広場についても同じ枠組みで検討するようです。計画の視点はいいと思いますが、ただ地域の合意形成にずいぶん時間がかかるのではないでしょうか。子どもたちは待てません。すぐに未消化のまま、大きくなってしまいます。

しかも、上坂部広場は公園でも子ども広場でもありません。交通広場で所管は道路維持担当課です。しかし、子どもたちの願いに変わりはありません。ぜひ、子どもたちの願いを受止めて、願い実現に市は寄り添って欲しいと思います。

 

Q5 もっと早く対応するために、地域で合意形成できるまでは、学校の運動場等を子どもたちに開放することは考えられませんか。

答弁要旨

学校の運動場は、こどもクラブや児童ホーム、学校開放利用団体などが使用しています。

 使用に際しては、施設管理者の管理の下、利用団体等の代表者の責任において、施設を適正かつ安全に使用していることから、公園と同じように不特定多数の市民が自由に出入りし、運動場などを利用することには多くの課題があり難しいと考えております。

 一方で、地域の方々が団体を構成し、代表者が施設管理者に申請することにより、夕方からにひあなるが学校開放や学校施設目的外使用の枠組身の中で、学校の運動場を子どもたちが利用することは可能であると考えております。以上

地域で、気軽に、身近にある公園や広場などの使い方について、子どもたちが勇気を出して大人たちに話しをしていける地域づくり、仕掛けづくりが必要だと思います。

 次に、熱中症対策についてです。

私の知り合いのAさんは、73歳生活保護利用の一人暮らしでした。今年7月末に孤独死、発見された時室内のエアコンは止まっていました。こんな悲しい死者をこれ以上つくらないためにも命を守るために、低所得世帯が安心してエアコンを利用できるよう、緊急の財政措置をとることを強く求めます。

2024年度から実施している低所得者向けの3万円給付の対象である世帯は約74,000世帯 例えば1世帯当たり月3,000円で9月10月補助とした場合 総額約4.4億円です。国の軽減策と合わせれば1ヶ月の電気代は半額程度になります。

 

Q6 2024年度決算で実質収支は28億円、半分の14億円は法令等に基づき財政調整基金に積み立てなければなりませんが、積み立てたままにするのではなく、積極的に取り崩して、低所得世帯に対し熱中症から命を守るための支援に回すべきだと思いますがいかがですか。

答弁要旨

 熱中症対策のみならず、昨今の物価高騰対策をはじめとする計税的な支援につきましては、適時適切に様々な政策の中で優先順位も踏まえながら、決定しています。

 今年度はすでに、7月の臨時会において、米価高騰の状況を踏まえ、緊急的に全世帯を対象とした「お米券」の配布のための補正予算の議決をいただいたところです。

 なお、こうした生活支援のための事業にかかる財源については、財政調整基金の活用を否定するものではございませんが、前年度からの決算剰余金や今年度はございませんが、地方交付税の上振れ分などをまずは活用するのが妥当であると考えており、今年度の「お米券」の配布についても、前年度決算剰余金を活用したところでございます。

 今後、様々な不測の事態や更なる物価高騰対策などが必要になった場合には、財政調整基金の活用も念頭におきながら、市民ニーズに応えてまいります。以上

市は、災害時などに必要に応じて財政調整基金を活用するとしていますが、今般の異常高温は気象災害に匹敵するのではないしょうか。国が災害認定しなければ「災害」扱いしないのではなく、市として、積極的に市民の実情に合わせた独自の施策を講じること強く求めます。

 

 次に、平和のテーマに移ります。

 

1985年7月発出された尼崎市の核兵器廃絶平和都市宣言を資料として提出してい

ます。ご覧ください。

「尼崎市は、かねてより人間性ゆたかな職住都市の建設を目指してまちづくりを推進している。しかるに近年の核軍拡競争は、人類の存続そのものに重大な脅威を与えている。私たちは、この愛すべき郷土尼崎を後世に伝えていくために、世界の恒久平和を願い、今こそ核兵器の廃絶を強く訴えなければならない。よって、尼崎市議会は、国是である非核三原則を確認し、全世界から核兵器が廃絶されることを希求し、ここに核兵器廃絶平和都市であることを宣言する。」

私たち市議会議員の先輩たちの偉業です。

 あれから40年経った今、残念ながら核兵器使用の危険が高まっています。ウクライナを侵略するロシアが公然と核兵器による威嚇を繰り返し、ガザ攻撃を続けるイスラエルも核兵器をちらつかせました。他方、アメリカが核先制使用政策をとり、NATOでも「核の傘」の拡大など、核戦略の強化がすすめられようとしています。日本政府もまた、アメリカに追随するばかりで、国是だった非核三原則さえも投げ捨てようとしています。 こういう今だからこそ、さらに核兵器廃絶への取組を前に進め何らかの意思表示をすることが大事です。根幹となる条例の制定を考えるときではないでしょうか。

 宝塚市は、尼崎市に遅れること4年、1989年非核平和都市宣言を発出、2003年には「宣言」に基づいて核兵器廃絶平和推進基本条例を制定されています。条例の内容(基本原則)を見ると、市は、核兵器廃絶の実現に向けて国内および国外の都市等と連携を深めることや、核実験等が行われた場合は、反対の旨の意見を表明すること、市民は自主的に平和に関する活動を行うとともに、積極的に協力することなどが記されています。また、平和の事業計画については、市民の意見を聴くこととされ、検討会も作られています

 今年は戦後80年、被爆80年の節目の年です。全国に向けて、世界に向けて、尼崎から市民の平和の願いを発信していく絶好の機会だと伺います。市長に伺います。

Q7 核兵器廃絶に向けた条例制定への見解を求めます。

答弁要旨

 先ほどもご答弁申し上げました通り、本市では平和首長会議の趣旨である「核兵器廃絶と世界恒久平和の実現」に向け、加盟団体の一員として、ともに取組を進めております。

 また、こうした趣旨・活動について、ホームページを通じて幅広く市民の皆様へ周知・啓発を行っているところでございます。

 そうしたことから、新たな条例を制定することは考えておりませんが、引き続き、核兵器廃絶に向けた取組を進め、世界の恒久平和の実現に努めてまいります。以上

今年の広島平和記念式典 湯崎広島県知事のあいさつが感動を呼びました。

 もし核による抑止が、歴史が証明するようにいつか破られて核戦争になれば、人類も地球も再生不能な参加に見舞われます。概念としての国家は守るが、国土も国民も復興不能な結末がありうる安全保障に、どんな意味があるでしょう。

 核抑止の維持に年間14兆円超が投入されていると言われていますが、その十分の一でも、核のない新たな安全保障のあり方を構築するために頭脳と資源を集中することこそが、今我々が力をいれるべきことです。

 湯浅氏の言葉をかみしめて、私の質問を終わります。ありがとうございました。

2025年9月議会 こむら潤議員の一般質問と当局答弁要旨

第一登壇

 日本共産党議員団の小村潤です。今日は、高齢者にやさしい交通アクセスとバス利用料金のあり方について、多文化共生のまちづくりについて、学校体育館へのエアコン設置についてお聞きします。

まず、高齢者にやさしい交通アクセスとバス利用料金のあり方についてお聞きします。

日本共産党は、物価高のもと、市民の皆さんの暮らし向きや願いをお聞きするアンケート調査に取り組んできました。私のすんでいる大庄地域では、アンケートに回答いただいた方のほとんどが60代以上の高齢者でした。

その中では「年金暮らしで、医療費の負担が大きい。やりくりが大変。」「足が悪くて移動が大変だが、息子と同居のため介護度は要支援2となり、介護の対象にならない」「運転免許返納後の生活なのでバス路線が減って困っている」「買い物に行くのが不便」など、物価高によって限られた年金収入での生活が、さらに苦しくなっていることがわかります。また、高齢で体力や気力が減退し、日中の買い物や通院、お出かけといった移動も思い通りに行かない様子も伝わってきます。

特に、路線バスのルートが不便で、市内の移動でも電車やバスを複数乗り継ぐ、路線バスの本数が少なくて使いたい時間帯に便がない、阪神バスの定期パスが値上がりして高すぎる、といった市内路線バスへの要望の声が複数集まりました。

 

現在、本市内を走る阪神バスの尼崎市内線は、2016年から尼崎市営バス全路線を阪神バスに移譲し事業を引き継いだものです。資料をご覧ください。

尼崎市交通局の沿革については左の表の通りです。1948年尼崎市営バスの運行開始、1969年以降高齢者バス運賃助成制度が始まりました。2016年に阪神バスへの事業移譲に伴い、乗車払い方式がICカード化、定期方式が阪神バスの商品「グランドパス」を活用することになりました。右の表のように、2010年以降、市は利用者と市が乗車料金の半分ずつを負担するとの方針を継続し、2024年の値上げから半額助成になるよう助成額が引き上げられましたが、民営バスの定期パスは所得区分はあるものの、高齢者にとって、あまりに高額な経済負担を強いることになっています。

 

今年の9月から、阪神バスは路線バスの料金を改定し、240円区間を250円に値上げしました。乗車払い券への市の助成額は端数分を切り捨て120円で据え置かれ、利用者の負担は130円になります。一方、定期券「グランドパス70」については今回は値上げをせず据え置かれますが、今後も値上がりは予想されます。この5年間のグランドパスと乗車払い券の利用者推移からみると年々、定期パスより乗車払い方式の利用が増えています。これは、グランドパスが半額助成されても一般枠で年間26,800円もしてしまうという、経済的負担の大きさが原因なのではないでしょうか。

 

お尋ねします。

 

Q1:グランドパスの金額が抑えられれば利用も増えるのではないでしょうか。物価高騰の中、高齢者の経済負担を軽くし、バスを利用しやすくするためにグランドパスへの市の助成額を半額以上へと引き上げるべきと思いますが、いかがですか?

 

答弁要旨

 グランドパス70の利用者は、コロナ禍以前に比べますと減少傾向にありますが、地域活動や余暇、買い物、通院の利用など、高齢者の社会参加や生きがいづくりに効果がある事業と考えております。

 議員のご指摘の通り、平成22年度の利用者負担の導入時から、本事業を持続可能なものとするため、利用者と市のそれぞれが費用の半分を負担し、制度を支え合う考えで事業を継続しており、現在のところ、グランドパス70の市の助成額を半額以上に引き上げる考えはございません。

 今後におきましても、市報やホームページ、シニア元気↑(UP)パンフレットへの掲載など、利用者増に向けた広報活動を進め、高齢者の社会参加や生きがいづくりの推進に向け、事業継続に努めてまいりたいと考えております。以上

 

次に、多文化共生のまちづくりについてです。

本市は、昨年11月に多文化共生施策アクションプラン、今年3月に多文化共生社会推進指針を発表しました。多文化共生社会推進指針の策定について、本市ホームページで『本市の在留外国人は令和6年4月1日現在で13,208人となり、「尼崎市国際化基本方針」を平成6年に策定した当時と比較し、人口構成や在留資格は大きく変化、国においては更なる外国人材の確保に向けた取組を進めている。
 今後、ますます就労を目的として来日する外国籍住民とその家族の受入れが進む中で、言語や文化の異なる子どもたちを受け入れる教育現場における対応や、外国人就労に伴う企業等や労働者の支援、生活者としての日本語教育、地域社会の構成員として、外国籍住民と地域住民が共生するための地域の理解促進など、これまでの「国際交流」、「国際協力」といった視点から、「多文化共生」に視点を転換し、本市の歴史的背景も踏まえつつ、新たな課題やニーズを捉えた取組を進めていく必要がある。』と紹介されています。

 実際に市内でも多くの外国人の方が街で生活をされている様子が見られます。

そんな中、この直近の選挙で、一部の政党や候補者によって外国籍の人たちに対する誤った情報を拡げ、日本人と外国人の間に差別や分断を持ち込むヘイトスピーチがおこなわれたことは重大だと感じています。

市長にお尋ねいたします。

 

Q2:そもそも地方自治法における市民の定義とは何でしょうか。外国籍住民は、尼崎市民ですか?

答弁要旨

 地方自治法第10条におきましては「市町村の区域内に住所を有する者は、当該市町村及びこれを包括する都道府県の住民とする。」と規定されておりますので、外国籍住民も当然ながら、尼崎市民でございます。以上

 

第二登壇

 

バス路線のルートについては、「元浜方面から武庫之荘に出るのに一苦労だ」「築地にバスのルートを作ってほしい」「稲葉元町から蓬川公園に行くのに何本も乗り換える」「生活保護利用者なので福祉事務所にたびたび通うが、出屋敷方面に行くバスが少なくて困る」など多くのご意見を伺っています。

「民営に移譲したので利用が少ないからとか、赤字だからと便の削減やルート撤退をしてしまうのではないか」という不安も、市民には少なからずあります。

 

Q3:市営バスは住民のニーズにこたえてきたと思います。今後も市民の足として誰もが利用しやすいバスであるよう、便数を増やす、市内ルートを充実させるなど、阪神バスにより強く要請すべきではないでしょうか?月一回、市は阪神バスと情報交換をおこなっているとうかがっていますが、便数やルートを増やすことができない理由があればお答えください。

答弁要旨

 近年、バス事業者を取り巻く大きな課題として、少子化・高齢化やライフスタイルの多様化の進展による利用者の減少に加え、急速な運転しの担い手不足の問題があり、阪神バスにおいても、市営バス時代の路線、便数の維持に努めてきたものの、運転士不足により黒字であるにも関わらず減便せざるを得ない路線が生じており、さらなる増便などは困難であると認識しております。

 このため本市では、持続可能な公共交通に向けて、バス運転士採用の一助となることを目指し、市営住宅の空き室提供や多様な主体との共創の取り組みを開始し、この間、一定の成果は現れつつあるものの、路線の充実など抜本的な解決策には至っていない状況です。

 将来に渡り、公共交通を維持し、交通利便性の高い、住みやすい街を実現するため、引き続き、阪神バスと蜜に連携しながら、バス運転士の確保策に取り組むとともに、今秋に実証運行を行うAIオンデマンド型交通といった路線バスを補完する新たな取組についても研究を進めるなど、様々な可能性を探ってまいりたいと考えております。以上

 

多文化共生のまちづくりについて、本市で暮らし、はたらく外国籍住民への対応と共に、急激な外国籍住民増加に不安を抱える市民に対し、理解をひろげるため、冷静で丁寧な市職員の対応が求められます。

 

Q4:全庁的な多文化共生社会への理解推進や取り組みへの市職員の意識統一は、どのようにすすめていきますか?

 

答弁要旨

 本市では、多文化共生社会の実現に向けて、職員の理解促進を図るための職員研修として、例えば、市民に配慮したわかりやすい対応や説明を進めるための「やさしい日本語」の研修や全所属長を対象とした多文化共生研修、さらには外国人総合相談窓口の職員が各地域課に出向き、本市の外国籍住民を取り巻く現状や課題について職場研修を実施しています。

 併せて、外国人総合相談窓口の多言語相談員が、必要に応じて外国籍住民に同行し、庁内各課における行政手続きの支援を行う中で、外国籍住民の実情を知るとともに、接し方などに関する庁内職員の理解が深まりつつあります。

 今後も、こうした取組を進め、多文化共生社会の実現に向け、職員の意識醸成に努めてまいります。以上

 

今後、特定技能2号の外国籍労働者が増えていけば、家族をもつ外国籍世帯も増加が予想されます。妊娠、出産、育児、また医療にかかる場面なども当然増え、相談する機会が増えると予想します。

また、2024年に成立した技能実習改定法は、「育成就労制度」と名前を変えても現行制度と実質的に変わりはなく、「研修」とは名ばかりの安い労働力の供給手段とされ、強制労働、低賃金、残業手当不払い、パスポート取り上げ、高額の保証金や違約金、強制帰国、セクハラと性的暴行など、数々の人権侵害が続発し、重大問題となってきました。

今、外国人労働者問題について求められているのは、外国人労働者の基本的人権が保障される秩序ある受入れと、共に生活するための支援体制です。その現場的な相談体制を担うのは、やはり地方自治体となってくると思います。

 

私が特に懸念しているのは、外国籍女性に対する性被害性暴力の実態が見えないという事です。2021年にNHKで報道された番組では「届かないSOS 外国人労働者への性暴力」と題し、女性技能実習生が「日本の受け入れ企業の社長や社員から日常的に体を触られ続けた」などの性暴力被害が告発されていますが、こうした事例は氷山の一角で、実際には相談することが難しい実態が浮き彫りにされています。「性暴力被害者を相談窓口・支援機関につなぐ バーチャル・ワンストップ支援センター ひょうご」のウェブサイトでは、外国人向けに医療通訳サービス、兵庫県警、アジア女性自立プロジェクトの通訳支援などのリンクを紹介しています。

本市においては、外国人総合相談センターを設け、日常的な相談体制をとっていますが、担当局に確認すると性被害に関する相談はない、とのことでした。

お尋ねします。

 

Q5:災害時の避難、生活困窮、女性支援など、複雑な状況説明や専門用語を要する事象の相談には、本市ではどのように対応しますか?

 

答弁要旨

 日本語や日本の習慣・文化への理解が乏しい外国籍住民からの複雑な相談内容を職員が理解したり、また、情報を正しく伝えたりすることは容易ではありません。

 そのため、すべての言語に完全に対応することは困難ですが、例えば災害時における避難方法や災害情報を伝えるため、ハザードマップや避難誘導板を多言語化したり、外国籍住民の利用の多い相談窓口に通訳タブレットを設置したりするなど、取組を進めているところです。

 災害対応や社会制度に限らず、今後、福祉や医療等専門的かつ複合的な相談が増加することも想定されることから、適切な支援につながるよう、引き続き効果的な施策について、関係部局と協議・検討してまいります。以上

 

次に、学校体育館へのエアコン設置についてお聞きします。

7月30日、カムチャッカ半島付近を震源とする地震の影響で、本市でも津波注意報が発令、一部の地域で避難指示が出され、津波等一時避難場所である市立クリーンセンター第二工場、小学校等へ計239人の方が避難されました。

この時期、熱中症の危険性が叫ばれています。避難所となる学校体育館はかなりの暑さですが、小中学校の体育館はまだエアコンがありません。主要事業として本年度は3つの中学校体育館で空調設備の整備に着手すると聞いていますが、避難所としていつ運営されるかわからない中、体育館のエアコン完備は待ったなしの課題です。

 

Q6:国の補助金や緊急防災減災事業債に頼るだけでなく、断熱化工事も含め市独自の予算を確保して思い切ったスピード感で進める必要があるのではないでしょうか?補助金の枠を広げることを国に要請することも視野に入れて、整備計画を急ぐべきと考えますがいかがですか?

 

これで第二登壇を終わります。

 

答弁要旨

 学校体育館の空調設置につきましては、今年度は断熱性能が異なるタイプの3校の整備に着手し、現在設計を進めているところであり、断熱化工事の有効性について、館内の空調効果とそれに要する初期投資及び維持管理費用を算出し、財源の活用方策も併せて検討しているところです。

 また国への要望につきましては、これまでも中核市市長会や兵庫県副市長会等を通じ、国庫補助金の配分基礎額や単価の増額、緊急防災・減災事業債の期間延長などを提案しておりますが、引き続き、機械を捉え実施してまいります。

 いずれにしましても、体育館空調の早期設置に向け、スピード感のある整備方針を年度内の早期にお示しできるよう準備を進めてまいります。以上

 

第三登壇

 

最後は要望にとどめます。

 2024年度決算では本市の財政運営は黒字財政という事ですので、災害級の異常気象から市民を守る観点で、学校体育館の空調整備は市の予算も思い切ってつけて取り組むことを求めます。

路線バスについては、市バスから民営バスに移譲しても、公共性の高いバス事業は住民の声を反映し、利便性の確保や低廉な料金設定を補償すべきです。高齢化が進む今こそ、路線バスの充実はもちろん、オンデマンド交通もぜひ実施していただきたいと要望します。

 

外国人の相談体制について、性被害性暴力については、日本人の被害者でさえ相談や支援にたどり着くことが困難です。言葉がうまく通じない、文化や習慣の違う日本で、誰に相談すべきかもわからないため被害が潜伏してしまいます。外国人向けの性被害性暴力の相談窓口体制をつくるべきだと考えます。とくに女性に対する性被害で緊急に医療的措置を必要とする場合に、尼崎総合医療センターなどにつながることができるように体制を整えていただきたいと思います。尼崎市のHPのトップ画面ですぐに「外国人SOS」など各リンクにアクセスしやすいよう表示をする、各支援団体・行政機関とのネットワークをつくり、「やさしいにほんご」選択仕様を共有するなど改善を求めます。

 

わが国が1966年に批准している国際人権規約は、外国人を含むすべての人に対し平等に人権を保障すべきだと定めています。1978年の最高裁判決では日本国憲法が保障する基本的人権も「在留する外国人に対しても等しく及ぶ」としています。外国人を「異分子」として人権保障の対象からはずすことは、国際的基準にも憲法にも反することになります。

 生活の苦しさや生きにくい社会の要因は、これまでの政治にこそ、責任があります。その矛先を日本に住み、働く外国人に向ける。それは、社会をよくする力にはまったくなりません。それどころか、その矛先はいずれ自国民に向けられていく。それが歴史の教訓ではないでしょうか。日本共産党は、排外主義に断固として立ち向かい、多様性を尊重する社会を求める市民のみなさんと、この潮流の台頭を許さないために力をあわせることを、私たち議員団の決意として述べ、すべての質問をおわります。

 

ご清聴ありがとうございました。

9月一般質問こむら資料

ちづる通信110号 森前公園南側道路排水改善へ 市営住宅家賃の減額実現 公園トイレ調査 尼崎の介護事業所の倒産【松沢ちづる議員】

松沢ちづる通信110号 PDFファイルはこちら20250905102015806

防災の日と佐久島の猫

しんぶん赤旗日曜版で大人気のコーナー
猫の写真の第一人者といえば岩合さん!でしょう
ネコのまなざし のコーナーはいつもほっこりします。

今回は三河湾の島「佐久島」。映画「ねことじいちゃん」の撮影場所です。
猫と人がいい距離感で暮らすゆったりとした島です。

ただ、ここも南海トラフ地震などで津波が来れば沿岸部を中心に3~5mの津波が想定されています。 のどかな沿岸部もどうなることか。   

今日は防災の日。

人の防災ももちろん大切ですが、近年、ペットの防災や避難についても
考えなくてはならない時代です。
気候変動の影響もあって、豪雨、風水害などの気象災害が増加しており、また地震国としての地震・津波被害への対応も常に心掛けなければなりません。

自宅からの避難を余儀なくされた場合にそなえ、行政の避難計画に、ペットの避難を位置付け、同伴・預かりの体制を検討することが必要です。

ペットも一緒に避難できる避難所や受け入れ態勢、ペットのために自宅避難をした世帯への支援等々を市民の皆さんと考えていきたいですね。

9月10月議会カレンダーと傍聴のご案内【日本共産党市政情報】

一般質問

こむら潤  9月3日(水)14:10~予定

松沢ちづる 9月4日(木)15:10~予定

川崎敏美  9月5日(金)13:20~予定

常任委員会

健康福祉委員会 9月10日(水) 松沢ちづる所属

総務委員会   9月11日(木) 川崎敏美 所属

文教委員会   9月11日(木) こむら潤 所属

経済環境企業委員会と建設消防防災委員会は共産党市議の所属無し

 

ぜひ傍聴にお越しください。

一般質問は本会議場です。
委員会は委員会室での傍聴で10名までです。

傍聴の仕方はこちらをクリックしてご覧ください。