不登校の課題は「すべての子どもが安心できる学校と社会をつくること」につながる

こんにちは。

今日は「不登校」というテーマで一緒に考えてみたいと思います。

いま、小中学生の不登校は35万人を超えて、過去最多を更新し続けています。
これは決して子どものせいではありません。
学校に行こうとすると体調が悪くなったり、表情がなくなったりする…それは心の傷の深さを示しています。
そんな子どもに必要なのは、まず安心できる環境と休息なんです。

ところが、国の対策は「教育機会をどうするか」に偏りがちです。
保護者に「勉強はどうするんですか」と追いつめるような場面も少なくありません。
心の傷を見ようとしないままでは、根本的な解決にはつながりませんよね。

そして、この10年で不登校が急増した背景には、教育改革のあり方もあります。

全国一斉学力テストや厳しい規律の押しつけ…。子どもたちは「学校が忙しすぎる」「先生が怖い」と声をあげています。
先生自身も心を病んで休職する人が増えています。
学校が息苦しい場所になってしまっているんです。

不登校の子どもや保護者への支援はまだまだ遅れています。
仕事を休んで子どもに寄り添うと収入が減ったり、離職につながったりする。
今の制度では十分に対応できていません。早急な改善が必要です。

そして、学校以外にも安心できる居場所を増やすこと。フリースクールなどを支える公的な支援も欠かせません。

結局、不登校の課題は「すべての子どもが安心できる学校と社会をつくること」。
それに尽きると思います。

立花孝志氏の逮捕を受けて日本共産党兵庫県議団より庄本えつこ県議がコメント

立花孝志氏の逮捕の報を受け、庄本えつこ団長が、下記、コメントを発表しました。

11月9日、立花孝志NHK党首が、竹内英明元兵庫県議への名誉棄損容疑で兵庫県警に逮捕されました。

1、竹内元県議のご家族が、立花氏に対し、名誉棄損の刑事告訴をされていましたが、この逮捕が、竹内氏への名誉回復への第一歩となるものとなるものと考えます。ご家族は、「ほっとした。今後の捜査を見守りたい」とコメントされており、ご家族の勇気ある告発に敬意を表するとともに、あらためてお悔やみとお見舞いを申し上げます。

1、立花容疑者が、竹内氏の生前だけでなく死後も根拠のない誹謗中傷を発信し、名誉を棄損したことは許されない行為です。捜査当局は、立花容疑者の発信の意図、目的なども明らかにし、厳しく断罪するとともに、立花容疑者に対し、誰がどのように情報を提供したのかなど、名誉棄損行為に関する全容解明を行うことが求められます。

1、この問題は、齋藤元彦兵庫県知事への告発文書問題に端を発しています。知事が初動対応を誤り、その非を認めないこと、立花容疑者の根拠のない誹謗中傷の発信に対し、「立花氏に、発信をやめるべきだと直接求めるべき」との要請にも背を向け続けたことが、事態を悪化させたものであり、知事自身の責任も問わざるを得ません。

1,党県議団は、事態の全容解明に力を尽くすとともに、引き続き齋藤元彦兵庫県知事の責任を問う取り組みをおこなうものです。

社会主義者市長誕生 NY市民が託す変革への期待 市議と若いママの会話

市議 「まあ、トモちゃんじゃないの。大きくなったわねぇ…赤ちゃんも元気そうで何より!」

ママ 「こんにちは~お久しぶりです。公園でお会いするなんて、びっくりしました。」

市議 「ほんと偶然ね。ところで、ニューヨークの市長選、見た?ゾーラン・マムダニさんが勝ったのよ。」

ママ「ニュースで少し見ました。ウガンダ生まれでインド系のイスラム教徒の方ですよね?民主的社会主義者っていうのも気になってて…」

市議 「そうそう。34歳の州議会議員で、生活に苦しむ労働者階級の声をしっかり拾って、市民の力で勝ったの。9万人のボランティアが動いて、200万戸以上の家を訪問したっていうから、すごい草の根の力よ。」

ママ 「それって、まさに市民が政治を動かしたってことですよね。家賃の値上げ凍結とか、無料バス、保育の無償化、市営スーパーの設置…どれも生活に直結してる。」

市議 「ええ。しかも財源は富裕層や大企業への課税強化でまかなうっていう、筋の通った提案なのよ。『政府の仕事は、私たちの生活を良くすること』っていうスローガンも、心に響くわよね。」

ママ「ほんと…。子育て世代としても、保育や生活支援が整ってる社会って安心できますよね。」

市議 「それにね、マムダニさんはガザの惨状を『ジェノサイド』と呼んで、即時停戦とパレスチナとの連帯を訴え続けたの。差別や排除に反対する姿勢も一貫していて、国際的な正義を求める姿勢が鮮明だったわ。」

ママ 「そんなに踏み込んだ発言をしてたんですね…。それって、かなり勇気がいることじゃないですか?」

市議 「そうなのよ。トランプ大統領には『狂った共産主義者』なんて言われて、補助金を削ると脅されたけど、逆に市民の支持が広がったの。分断じゃなくて、連帯と希望で街を再生しようっていうメッセージが、みんなの心に届いたのね。」

ママ「なんだか、希望が持てますね。政治って遠いものだと思ってたけど、生活に根ざした声が届くなら、私たちにもできることがあるのかも。」

市議 「そうよ。あなたみたいにしっかりした若い世代が、子どもたちの未来のために関心を持ってくれるのが何より嬉しいわ。マムダニさんの勝利は、そんな市民の力の象徴なの。」

11月6日付 しんぶん赤旗「主張」欄より作成

市場任せで米価は安定しないよ 若い市議と高校生の会話

高校生 「ニュースで『米を37万トン減らす』って聞いたけど、そんなに減らして大丈夫なの?よくわかんないんだけど…」

市会議員 「それが問題なんだよ。鈴木農水相は2026年産の米を、25年産より5%、つまり37万トン減らすって発表したんだ。これは『需要に応じた生産』って言い方だけど、実際は農家に減産を強いてきた昔のやり方の繰り返しなんだ。」

高校生 「へえ…。でも前は『増産』って言ってなかった?」

市会議員 「そう。石破前政権は今年8月に『米不足だから増産に転ずる』って言ったんだ。でも増産しても価格が下がらないような対策はなくて、農家は安心して増やせなかった。わずか2か月後には『不足感は解消された』って言って増産を撤回しちゃったんだ。」

高校生 「そんなにコロコロ変わるんだ…。でも今年は収穫量が増えたって聞いたよ?」

市会議員 「政府は『今年の収穫量は昨年より68万トン多い』って強調してる。でもそれは米価が上がったから加工用や飼料用の米が主食用に回っただけで、生産全体が増えたわけじゃないんだ。しかも政府が備蓄米を大量に放出した結果でもあるから、緊急時の備えは減ってしまってる。」

高校生 「なるほど…。じゃあ市場に任せればいいってわけでもないんだ?」

市会議員 「そう。鈴木農水相は『米価は市場で決まるべきだ』って言うけど、無責任だよ。30年前に市場任せにしてから、生産調整は達成されても米価はずっと下がり続けて、近年は米農家の時給が10円っていうひどい水準になったんだ。」

高校生 「えっ、時給10円!? それじゃ生活できないじゃん。」

市会議員 「そうなんだ。安い米を求める消費者心理につけこんで、大手流通が生産費を下回る価格で買いたたいた結果だね。逆に不足すれば米価が暴騰して、国民の暮らしを脅かす。去年の『令和の米騒動』がまさにそうだった。」

高校生 「じゃあどうすればいいの?」

市会議員 「政府が責任を持って、余ったときは買い上げ、不足したら放出する。農家の販売価格が生産費を下回ったら差額を補填する制度を作って、安心して増産できるようにすることだね。さらに、米価高騰で困っている人には学校や病院の給食、低所得者や子育て世帯、年金世帯への支援も必要だよ。」

高校生 「数字で聞くとすごくリアルだね…。米ってただの食べ物じゃなくて、政治のやり方次第で農家も国民も大変なことになるんだ。」

市会議員 「その通り。だからこそ、米の安定供給に政府が責任を持つ政治が必要なんだよ。」

 

しんぶん赤旗 11月9日付「主張」を参考に作成

市長に2025年度予算要望書を提出しました!

 

市民の暮らしをよりよくするため、また地域課題などの解決、改善を図るため、

今年度も予算要望書を提出させていただきました。

以下、全文を掲載しています。

 

         2026年度予算要望書

                                         日本共産党議員団

国への要望    

 

1 物価高騰対策として高齢者施設や障がい者施設に、交付金の増額と支援策の強化を国に求めること。また低所得者、子育て世帯への支援策の強化を求めること。

 

2 大企業や富裕層の優遇税制をあらため、地域経済を活性化させるために消費税を5%に引き下げる、また中小企業や小規模事業者へのインボイス制度は撤回をするよう求めること。

 

3 原発稼働について以下の点を国に強く働きかけること。

  • 原発再稼働と新増設は中止し、原発ゼロをめざし再生可能エネルギーへ転換する。
  • 老朽原発の稼働・運用をやめる。
  • 原発汚染水(アルプス処理水)の海洋放出は中止し、他の方法(広域遮水壁、大型タンク貯留、モルタルで固める等)に転換する。

 

4 気候危機に対応するため、以下の点を国に強く働きかけること。

  • CO₂を大量発出している企業に、さらなる排出削減計画を求める。
  • 石炭火力発電の新増設をしないこと。

 

5 安保関連三文書による自衛隊の軍備増強は、専守防衛を逸脱し日本を戦争する国に変える憲法違反であり撤回を求めること。憲法改定は行わないことを求めること。

 

6 核兵器禁止条約を、一刻も早く署名・批准するよう求めること。

 

7 労働条件の改善を求め、以下の点を国に働きかけること。

  • 労働者派遣法の抜本改正。
  • 残業時間の上限を法律で規制する労働基準法改正。
  • 最低賃金を全国一律時給1500円以上にする。
  • 男女間賃金格差の是正。

 

8 インフラ整備の事業などについて、補助金の削減をちらつかせ、地方の自主性を脅かすPPP/PFIの導入促進を止めるよう求めること。

 

9 障がい者施策について、以下の点を国に強く働きかけること。

  • 重度・重症心身障がい者児が生活面の支援が受けられるよう、自立支援事業負担金を増額する。
  • 障がい者支援事業所への報酬は月払いに改め、地域生活支援事業費補助金を増額する。
  • グループホームの基本報酬単価引き上げ。
  • 介護保険優先原則(障碍者総合支援法第7条)の廃止。
  • 相談支援専門員の報酬単価を大幅に引上げる。

 

10 生活保護について以下の点を国に強く働きかけること

  • いのちのとりで裁判最高裁判決に従い、扶助基準の引き下げをやめ、2013年7月以前に戻すこと。
  • 子どもの大学・専門学校への進学を認めること。         
  • エアコンの取り付けや電気代の補助をするために、夏季加算や夏季一時金を創設すること。

 

11 後期高齢者の医療費窓口の3割負担を撤廃するよう求めること。

 

12 南海トラフ巨大地震・津波・大型台風・大雨・洪水・高潮などの防災対策については、自治体の災害対策の強化が図れるよう、財政措置を求めること。

 

13 全産業平均給与より月約8万円も低い賃金で働いている保育・介護・障がい者施設などのケア労働者のさらなる処遇改善を求めること。

 

14 アスベストは公害と認め、被害者の医療負担は全額加害企業と国に求めること。アスベスト患者の早期発見、早期治療を進めるために検診の勧奨強化をはかるよう求めること。また、救済制度の更なる充実を求めること。

 

15 教育について以下の点を国に強く求めること。

  • 大学・専門学校の入学金ゼロ、授業料半額、給付型奨学金の拡充。 
  • 子どもの豊かな教育を受ける環境を整備し、中学3年生まで20人程度の少人数学級を実施すること。
  • 人材確保、処遇改善に務め、教職員の未配置問題を解決すること。
  • 学校給食を無償にすること。

 

16 マイナンバーカード制度について以下の点を強く国に求めること

  • マイナンバーカードの運用を見直すこと。
  • 健康保険証の廃止、マイナンバーカードの一体化は撤回すること。
  • 任意のカード取得は実質強制しないこと

 

17 子どもの医療費を所得制限なしで18歳まで無料にするよう求めること。

 

18 無料低額診療事業は、薬代も支援するよう制度の拡充を求めること。

 

19 保育について以下の点で強く国に求めること。

  • 保育の一層の配置基準の充実、保育士の処遇改善をすること。
  • 保育の無償化は0歳から2歳児まで広げること。
  • 無償化対象の園児の副食費の実費徴収をやめ公定価格に含めること。
  • 障がい児加算の増額を求めること。
  • 自治体で責任を持って「こども誰でも通園制度」が実施できる体制が整わない段階では、拙速に全国一律実施はやめること。

 

20 介護保険制度について、以下の点を求めること

  • 介護保険料を引き下げること。
  • 介護報酬単価を引き上げること。
  • ケアプランの有料化はやめる。
  • 要介護1・2の保険外しはやめること。

 

21 ギャンブル依存症を増加させるカジノを含む統合型リゾート実施法は廃止するよう求めること。

 

22 加齢性難聴者の補聴器購入助成制度の創設を求めること。

 

23 物価上昇に見合う老齢基礎年金等の改善を求めること。

 

24 社会福祉施設職員等退職手当共済制度の公費助成の継続を求めること。

 

 

兵庫県への要望

 

25 公立・公的病院の統廃合計画の見直しを求めること。

 

26 保健所の増設を求めること。

 

27 光熱費・食材費・燃料等の物価高騰対策として、病院・介護・障がい者施設・学校・保育所・中小企業者等への支援を強めるよう求めること。

28 子ども食堂やフードバンクへの支援を求めること。

 

29 子どもの医療費を所得制限なしで18歳まで無料にするよう求めること。

 

30 障がい者医療費助成制度について、次の点を県に強く求めること。

  • 障害者医療費助成制度について、知的障がい者はB2まで、精神障がい者は3級まで対象拡充すること。
  • 所得制限は本人所得を基本とすること。
  • 県外利用時の償還払いを是正すること。

 

31 県立高等学校の統廃合再編はやめ、クラス数・教員の数を増やし、少人数学級を実施するよう求めること。

 

32 中学3年生まで20人程度の少人数学級を実施するよう求めること。

また教職員の未配置や配置の遅れを解消するため,実効性のある改善策を実施するよう求めること。

 

33 小中学生の4~5割は生活習慣病予備軍となっている。栄養教諭の配置を充実させ、健康管理・食育の強化をするよう求めること。

 

34 普通学級に通う配慮を要する児童生徒(LD・ADHD・弱視・難聴等)のために、全小中学校に生活支援員の配置ができるように求めること。    

 

35 地域医療計画は住民の視点で見直し、近畿中央病院の移転跡に産科・小児科を含む複数の診療科を有する病院を誘致するように関係者に働きかけるよう求めること。

 

36 気候危機に対応するために、CO₂を大量に排出している石炭火力発電所の新増設計画は中止するよう求めること。

 

37 小中学校の学校給食を無償にするための、補助を求めること。

 

38 加齢性難聴者の補聴器購入助成制度の創設を求めること。

 

市への要望

 

《総合政策局・資産統括局》

39 公共調達基本条例について、労働関係法令遵守報告書を分析し、賃金条項を盛り込み、実効性のある条例にすること。

 

40 市民サービスの低下、職員のスキルまで奪うアウトソーシング・民間委託は見直すこと。

 

41 公共施設は、市民が気軽に安心して利用できる料金にすること。

 

42 公共施設の再編・FM計画は、市民への丁寧な説明を行い合意が得られるまで実行しないこと。

 

43 北図書館とトレピエの複合化については、トレピエの機能を低下させないよう配慮すること。

 

《総務局》

44 市民課窓口業務の委託をやめ市職員で行うこと。また南部保健福祉センターには証明コーナーを設置すること。

 

45 多文化共生事業の推進に向け、相談事業を拡充すること。

 

46 市税等の滞納者に対し、年金や生活資金、売掛金まで差し押さえしないこと。滞納の原因を調査し困難な世帯に対しては適切な支援をすること。

 

47 自衛隊への個人情報の提供について以下のことを求める。

  ➀ 18歳、22歳の個人情報を電子データで提供しないこと。

➁ 中学3年生男子を対象にした、住基台帳閲覧による情報提供を行っていることを市民に知らせること。

  ➂ 自衛隊への個人情報提供は、拒否する権利が市民にはあることを市HP掲載だけでなく、広く市民に周知すること。

 

《福祉局》

48 高齢者・介護制度について以下のことを求める。

  • 介護保険料を引き下げること。
  • 特別養護老人ホームは、職員の処遇改善と事業所への支援を強化し増設をすすめること。
  • 介護予防・日常生活支援総合事業では、生活支援サポーターの就業が中々進まない。この事業を見直し、有資格者が行う生活支援サービスは報酬単価を10割に戻すこと。
  • 介護事業所の経営状況や、働く職員の実態調査をおこなうこと。

 

49 障がい者施策について以下のことを求める。

➀ 障がい者の地域活動支援事業について、身体介護を伴う重度障がい者への移動支援の報酬単価を引き上げ、利用しやすい制度に改善すること。

  • 障がい者児の相談支援事業については、対象者児のニーズに沿ったサービス利用計画に基づいて、必要とされるサービスの種別や支給量(時間・日数など)を決めること。ガイドラインに基づく一方的な支給量削減は行わないこと。相談支援専門員を増やし、セルフプランは極力なくすこと。
  • グループホーム等新規開設サポート費用の基準額を増額すること。
  • 重度の障がい者が親亡き後も安定、安心に暮らせるよう、施設の創設やグループホームを充実すること。
  • 福祉現場の職員の処遇改善策や職員確保策を講じること。
  • たじかの園のPT・OT・STを増やし、必要に応じたリハビリが受けられるようにすること。

 

50 介護施設、障がい者施設、保育所において、物価高騰で光熱費、食品、燃料の値上げに対して、市の支援策を講じること

 

51 アスベストのハイリスク者に対して、恒常的な健康管理体制を確立すること。アスベスト被害が多発しているクボタ神崎工場がアスベストを使って操業していた時期に周辺に居住していた人に対して、市外の人も含め積極的にアスベスト検診を受けるよう周知すること。

52 PFASによる健康被害を防ぐため、希望する住民の血液検査を行うこと。

 

53 子どもの医療費は、所得制限なしに18歳まで通院を無料にすること。

 

54 無料低額診療事業への支援として、薬局一部負担金について市の補助を行うこと。

 

55 生活保護ケースワーカー数について、利用者80世帯対1名を守って適切な指導が出来るようにすること。

 

56 生活保護世帯のエアコンの設置、修理を保障すること。

 

《保健局》

57 国民健康保険事業について以下のことを求める。

  • 一般会計からの繰入を行い、保険料を引き下げること。市の独自事業は継続すること。
  • 子どもの均等割は18歳まで減免を拡充すること。
  • 一部負担金減免は、所得激減を条件にしているが、生活困窮世帯も対象にすること。
  • 加入者を一方的に追い詰めるだけの「分納誓約額算出兼確認書」を求めないこと。

 

《こども青少年局》

58 保育施策の拡充について以下のことを求める。

  • 老朽化した武庫南保育所の建て替え計画を早急に示すこと。
  • 「公立保育所の今後の基本方向」に基づく民間移管計画は見直すこと。
  • 民間保育園の保育士の処遇改善のために、配置基準の見直し、加配を予算化すること。

また保育士の民間と公立の給与格差を是正すること。

  • 保育の無償化に伴って実施された給食費の実費徴収をやめ、当面市の負担で無償にすること。
  • 障がい児の保育を実施する民間保育園に、市独自で補助をおこない公私間格差をなくすこと。
  • 病児病後児保育を拡充すること。
  • 子ども誰でも通園制度の導入は、保育事業所に強制しないこと。
  • 保育園の0歳児保育については、年度当初欠員があっても、年度途中の充足を見越し保育士配置をしている施設については、市独自で補助金制度を創設すること
  • 給食職員の処遇改善および、奨学金返済制度を栄養士・調理員にも適用すること。
  • 長く働き続けている保育士への支援(神戸市のような定着支援制度)を設けること。

 

59 児童ホームの待機児対策について以下のことを求める。

  • 公設公営の児童ホームの増設等で対応すること。
  • 児童ホームの60人定員制を改め、国基準の1施設40人定員を増設すること。
  • 古くなった児童ホームは、計画的に建て替え、古い備品は買い替えること。
  • 児童ホームは生活の場にふさわしく拡充し、こどもクラブと統合は行わないこと
  • 指導員の雇用形態は柔軟に対応し、働きやすい環境にすること。

 

60 いじめや体罰根絶に向けて「子どものための権利擁護委員会」の存在を広く知らせ、子どもが自ら相談しやすい手段と活用しやすい環境を整えること。

 

61 いくしあ・児童相談所の役割と存在を更に市民に知らせ、活用しやすいものに整えていくこと。

 

62 子ども食堂を実施している個人や団体に支援を自治体として強めること。

 

《都市整備局》

63 尼崎市自転車ネットワーク整備方針に基づき、歩行者道・自転車道・車道の区分を明確にすること。

 

64 市営住宅は募集に対して10倍の競争率であることを配慮し、戸数は減らさずに充実させること。また車いす対応の住宅をふやすこと。

 

65 住宅セーフティネットの活用を住宅施策に位置づけ、公営住宅入居資格のある住宅確保要配慮者の住宅対策として、家賃補助制度を創設すること。

 

66 空家の利活用は、新婚・ファミリー世帯やエコリフォーム助成制度等に限定するのではなく拡充すること。また住宅耐震補強の公的補助制度を市民に周知すること。

 

67 生活道路・公園・水路などの補修整備を計画的に実施すること。

 

68 阪急武庫川新駅を含む、総合的なまちづくりについて広く市民の意見を聞くこと。

 

69 市民の足を保障するため、路線バスの継続とオンデマンドバスの導入を検討すること。

 

《危機管理局・消防局》

70 すべての福祉施設や病院の防災訓練に対して、市から防災士等の派遣をすること。各施設の訓練を掌握すること。

 

71 災害対策について以下のことを求める。

  • 洪水や内水被害に対して校庭・公園貯留など、総合治水対策を具体化すること。
  • 災害時の多様な市民に対する情報提供のあり方と伝達手段を充実させること。
  • 要援護者、ジェンダー、感染症等、常に対策の見直しの検討を行うこと。

 

72 自転車・キックボード等の交通ルールについての啓もう活動を促進すること。

 

73 犯罪被害者および被害者の家族に寄り添う制度を拡充すること。

 

74 救急要請が増加している近年、地域防災力を高めるために消防・救急職員及び消防団員の適正増員をおこない充足率を引き上げること。

 

《教育委員会》

75 市立幼稚園はこれ以上減らさず、すべてで3年保育を実施すること。

 

76 子どもや学校現場に負担を強いるあまっ子ステップアップ調査事業はやめること。

 

77 中学3年生まで20人程度の少人数学級を実施すること。それまでの対応策として教職員の加  

 配を行うこと。

 

78 国の交付金と市の基金の活用で古い校舎の改修を行い、全ての学校トイレを早急に洋式化すること。

  災害時に避難所にもなる体育館の断熱化とともに空調設備を設置すること。

 

79 公立小中学校の給食費を無償にすること。

 

80 準要保護の就学援助制度の新入学学用品費は、要保護にならって早急に引き上げること。

  就学援助の申請事務は、学校現場の負担を減らす、また利用する子どものプライバシー保護を配慮するやり方に変えること。

81 学校司書をすべての中学校に配置すること。古くなった学校図書は新調すること。

 

82 地域クラブ移行について、教育委員会の積極的関わりと地域・学校との連携、利用者の経緯費負担軽減等、子ども中心の取組にすること。あわせて、課外クラブ指導員を増員すること。

 

83 図書館の蔵書を増やし、生涯学習プラザ等の図書コーナーを充実すること。

 

84 小中学校の特別支援学級では、様々な障がいのある児童生徒が増えている。現行の義務標準法では適切な教育を保障することは困難。実態に合った適切な生活介護員の増員配置にすること。

 

85 あまよう特別支援学校について以下のことを求める。

  • 送迎バス・福祉タクシーは、児童生徒の送迎に過度の時間と負担がかからないようにすること。
  • 呼吸器装着の子どもだけでなく、医療的ケアが必要な児童生徒であっても家族が付き添うことなく通学ができるよう看護師の体制を整えること。
  • 医療ケアが整わずやむをえず保護者の付き添いや学校への迎えを要請する場合は、タクシー代など保護者の移動に伴う費用を公費で負担すること。

 

 

《経済環境局》

86 再生可能なエネルギーについて以下のことを求める。

  • 個人や企業・事業所の再生可能エネルギー普及を進めること。
  • 企業に対し、再生可能エネルギーへの転換を求める省エネ計画を作成するよう求めること。

 

87 廃止した市の中小企業融資制度を復活させ、利子補給・保証料補助を実施し、困難を抱える中小企業を支援すること。また、使い勝手が悪い事業継続支援金の要件を緩和すること。

 

88 地域経済振興を図るために、小規模企業振興基本法に基づき、小規模企業に対する振興策を強化すること。そのためにすべての中小業者の実態調査を行うこと。

 

89 地域経済活性化のために、住宅・店舗リフォーム助成事業を創設すること。

 

《公営企業局》

90 北部浄化センターや栗山ポンプ場などの運転の民間委託は、定期的に検証を行うこと。

 

91 東部雨水ポンプ場の建て替えは、国主導のPPP手法の導入をやめること。

 

92 市民のライフラインを守るために、水道事業におけるコンセッション方式は検討しないこと。

 

92 水道料金の滞納に対し強権的な徴収、生命を脅かす安易な断水はしないこと。

 

93 モーターボート競走事業は、ギャンブル依存症対策を強化すること。

以 上

藤田はん あれはあかんやろ!【大阪の喫茶店での話】

大阪・とある喫茶店で…

田中のおばちゃん「聞いた?維新の藤田いう人、公設秘書の会社に税金2千万円も流してたんやて!」

佐藤のおばちゃん「えっ、身内に?それって“身内を肥やす改革”やんか!」

マスター「笑うわ!肥やすて!(笑)
赤旗がスクープ出して、毎日新聞も続報。印刷代名目で発注してたけど、秘書の会社は外注してたんやて。それはいわゆる還流構造ゆうんやな。」

田中のおばちゃん「しかも藤田さん、記者の名刺ネットに晒してんで!あれはあかんやろう!」

佐藤のおばちゃん「ほんまや!記者の個人情報やで?それ、言論弾圧ちゃうん?」

マスター「会見では“適法や”って言い張ってたけど、橋下さんまで『アウトや』って言うてたわ。」

田中のおばちゃん「“李下に冠を正さず”言うてたけど、もう冠どころか、桃泥棒やんか!」

佐藤のおばちゃん「あんた、えらい教養あるな(笑)意味わからん(笑)
しかし、会見の顔!ふてくされて、口尖らせて、“もう発注せえへん”って…あれ、謝罪ちゃうで!」

マスター「維新も内規で禁止する言うてるけど、後手やな。赤旗なかったら続けてたかもやし。」

田中のおばちゃん「ほんま、税金はみんなのもんやで!“身を切る改革”言うといて身内に甘いんはあかん!」

佐藤のおばちゃん「せやせや!大阪のおばちゃん、見逃さへんで!次の選挙、よう見とかな!」

大学生ユウタ「おばちゃんら、また政治の話してるん?今、Xで藤田代表めっちゃバズってるで。“ふてくされ会見”ってタグついてる(笑)」

田中のおばちゃん「あんたも見てたん?あれ、ほんま“ふてくされ”やったな!口尖らせて“もう発注せえへん”て…子どもか!」

ユウタ「しかも記者の名刺晒してたやろ?あれ、情報リテラシーゼロやん。大学のゼミでやったら即アウトやで。

Z世代も見てるで。税金って俺らの未来やん。“改革”って言うなら、まず透明性やろ。てか、維新って“クリーン”が売りちゃうかったん?これじゃ“グリーンウォッシュ”ならぬ“クリーンウォッシュ”やん(笑)」

マスター「毎日新聞も続報出してたし、赤旗のスクープがなかったら、誰も気づかんかったかもな。」

佐藤のおばちゃん「ほんま、メディアって大事やわ。FAX送るんも意味あるんやな!」

ユウタ「俺、今度ゼミで“政治とメディア”テーマにするわ。この事件、使わせてもらう!」

 

……ほんまに、あれはアカンよねって話。

 

オーバーツーリズム…ベネチア水の都ひしめく観光客【しんぶん赤旗日曜版より】

 

オーバーツーリズムの現場を歩く…ベネチアで吉本博美記者が書いた記事。
10月26日号のしんぶん赤旗日曜版16.17面です。

世界中で観光客の急増が地域社会に深刻な影響を与えています。
イタリア・ベネチアでは、観光客がひしめき、住民の生活が圧迫される「オーバーツーリズム」が問題となっています。
しんぶん赤旗日曜版(2025年10月26日号)では、現地の様子が詳しく報じられ、民泊による騒音や生活環境の悪化が浮き彫りになっています。

テーマパーク化してしまった街で暮らす家族は嘆きます。
「昔ながらの商店や食品店は消え観光客用の店に様変わり。客の8割が観光客なので店も売るものを変えてしまった」「公共交通機関だった水上バスは観光客の移動手段になり住民は乗ることすら困難」…

大きな利潤を生む観光業。推進派が強い政治権限を持つため、住民の願いは取り上げられません。

イタリア観光連盟ベネチア支部のアンドレアさんは「エスプレッソの器にカプチーノは注げない」と言います。ベネチアが有機的な都市ではなく写真のための舞台創始になってしまうと危機感を抱いています。

日本の大阪市でも、国家戦略特区を活用した民泊制度が急拡大し、住民の暮らしに深刻な影響を与えています。大阪市では特区民泊に関する苦情が3年間で5倍以上に増加。2025年度には600件超が見込まれ、主な内容は「騒音」「ゴミ出しのマナー違反」「不法滞在の疑い」など。
特に西成区などでは「町の活性化よりも分断が進んだ」と住民が訴えるケースもあり、民泊施設の急増が地域コミュニティに摩擦を生んでいます。

ベネチアと日本──遠く離れた都市で起きている共通の問題。
それは「観光のために、誰が犠牲になっているのか」という問いです。

議員団ニュース216号 【共に暮らす社会へ】

尼って昔からダイバーシティやったのよ!

改選後、初の議員団ニュースなのでリニューアルしてみました。

どんな人とも「互いに尊重し共に暮らすための体制づくり」を市と共に進めていく立場でこむら議員が行った質問をトップに。

 1945年には約4万5千人の朝鮮人労働者が住んでいた尼崎は、昔から多文化共生の土壌が育ってきています。
 市長みずから「住民票を置くものは外国籍でも尼崎市民」と答弁。国際交流から一歩すすんだ多文化共生の街にしようとする思いは同じです。
 生活がしんどいという不満のはけ口を外国人に向けることは社会をよくする力にはなりません。排外主義を許さない立場でがんばります!

「議員定数削減」は本当に民意か? 維新と自民の連立協議に思うこと

「議員定数削減」は本当に民意か?
維新と自民の連立協議に思うこと

最近、維新の会が自民党との連立に向けて動いているというニュースが話題になっています。
てか、そればっかり・・・

つい最近の選挙でも「裏金は許さない」「自民との連立はありえない」と声高に主張していた維新が、今や連立に前のめり。

しかも、その条件として掲げているのが「議員定数の削減」です。

でも、ちょっと待って!
それって本当に国民のための改革なんでしょうか?

 

企業・団体献金の禁止はどこへ行ったんや?

維新は当初、連立の条件として「企業・団体献金の禁止」などを掲げていました。これは、裏金問題で信頼を失った自民党に対して、クリーンな政治を求める当然の要求だったはずです。

ところが、連立協議が進む中で、企業・団体献金の禁止は後回しにされ、「議員定数削減」が急浮上。これは、自民党が企業献金の禁止には強く反発している一方で、定数削減にはある程度柔軟な姿勢を見せているからです。

つまり、維新は「改革の本丸」を引っ込めて、交渉しやすい“見た目の改革”にすり替えたということ。

 

じゃ、議員定数削減は本当に民意なのか?

 

確かに、世論調査では「議員定数を減らすべき」と答える人が5〜6割にのぼることもあります。「議員は多すぎる」「税金の無駄」といったイメージが先行しているのが現状です。議員活動の実態は国民からはなかなか見えませんもんね。
悪いイメージだけが動画などでまことしやかに流されています。

しかし、実際のデータを見てみると、日本の国会議員数(衆参合わせて712人)は、人口比で見ると先進国の中でも少ない方です。

国名 議員数(人口100万人あたり)
スウェーデン 約33人
フランス 約14人
ドイツ 約9.7人
日本 約5.8人
アメリカ 約1.6人

 

つまり、「日本の議員は多すぎる」というのは、事実というより印象論に近いのです。

 

議員定数削減のリスク 少数意見は排除される!

議員定数を減らすことには、以下のような深刻なリスクがあります。

  • 少数政党の排除:比例代表の定数が減ると、少数政党が議席を得にくくなり、政治の多様性が失われます。

  • 地方の声が届かなくなる:定数削減は都市部に有利に働き、地方の代表が減ることで地域の課題が置き去りにされる恐れがあります。

  • 議会の監視機能の低下:議員1人あたりの負担が増え、行政へのチェックが甘くなる可能性があります。

    維新の「身を切る改革」の演出でしかなく、実際の財政効果はごくわずかで、パフォーマンスに過ぎません。

 

本当に求められていることは
「数」より「質」の改革ですよ

議員の居眠りや不祥事が目立つことで、「議員なんていらない」と感じる人が増えるのも無理はありません。でも、それは議員の質や政治の透明性の問題であって、数を減らせば解決するわけではありません。

むしろ、定数削減によって「声を上げにくい人たちの代表」がいなくなってしまうことの方が、よほど民主主義にとって危険です。

維新が「企業・団体献金の禁止」から「議員定数削減」へと主張をすり替えた背景には、政権入りへの野心が透けて見えます。
けれども、私たちが本当に求めているのは、数合わせの政治ではなく、信頼できる政治のはず。

「議員定数削減=改革」という単純な図式に流されず、その本質と影響をしっかり見極めることが、今こそ求められているのではないでしょうか。