2027年度予算要望書を提出!

本日、市長あてに2027年度予算についての要望書を提出しました。
多くの団体から寄せられた要望をまとめた、全104項目の要望書です。

この中からピックアップして国保料の県統一について見送ること、
児童ホームの待機児童対策と職員の処遇改善等などについて、
また、あまっこステップアップ事業の見直しなどについて、
各々の議員より発言しました。

ご要望をお寄せくださった団体の皆様、ありがとうございました!

 

 

      2027年度予算要望書 

                          日本共産党議員団

1 物価高騰対策として介護保険・障害福祉事業者への、交付金の増額と支援策の強化を国に求めること。また低所得者、子育て世帯への支援策の強化を求めること。

2 大企業や富裕層の優遇税制をあらため、地域経済を活性化させるために消費税を一律5%に引き下げる、また中小企業や小規模事業者へのインボイス制度は撤回をするよう求めること。

3 原発稼働について以下の点を国に強く働きかけること。

  • 原発再稼働と新増設は中止し、原発ゼロをめざし再生可能エネルギーへ転換する。
  • 老朽原発の稼働・運用をやめる。
  • 原発汚染水(アルプス処理水)の海洋放出は中止し、他の方法(広域遮水壁、大型タンク貯留、モルタルで固める等)に転換する。

4 気候危機に対応するため、以下の点を国に強く働きかけること。

  • CO₂を大量発出している企業に、さらなる排出削減計画を求める。
  • 石炭火力発電の新増設をしない。

5 安保関連三文書による自衛隊の軍備増強は、専守防衛を逸脱し日本を戦争する国に変える憲法違反であり撤回を求めること。憲法改定は行わないことを求めること。また、大阪国際空港の特定利用空港の指定は行わないよう求めること。

6 核兵器禁止条約を、一刻も早く署名・批准するよう求めること。

7 労働条件の改善を求め、以下の点を国に働きかけること。

  • 労働者派遣法の抜本改正。
  • 残業時間の上限を法律で規制する労働基準法改正。
  • 最低賃金を全国一律時給1700円以上にする。
  • 男女間賃金格差の是正。

8 インフラ整備の事業などについて、補助金の削減をちらつかせ、地方の自主性を脅かすPPP/PFIの導入促進を止めるよう求めること。

9 障がい者施策について、以下の点を国に強く働きかけること。

  • 重度・重症心身障がい者児が生活面の支援が受けられるよう、自立支援事業負担金を増額する。
  • 障がい者支援事業所への報酬は月払いに改め、地域生活支援事業費補助金を増額する。
  • グループホームの基本報酬単価を引き上げる。
  • 介護保険優先原則(障碍者総合支援法第7条)の廃止。
  • 相談支援専門員の報酬単価を大幅に引上げる。
  • 視覚障碍者の同行支援制度の拡充を行う。

10 生活保護について以下の点を国に強く働きかけること

  • いのちのとりで裁判最高裁判決に従い、扶助基準の引き下げをやめ、2013年7月以前に戻すこと。
  • 子どもの大学・専門学校への進学を認めること。         
  • エアコンの取り付けや電気代の補助をするために、夏季加算や夏季一時金を創設すること。

11 後期高齢者の医療費窓口の3割負担を撤廃するよう求めること。

12 南海トラフ巨大地震・津波・大型台風・大雨・洪水・高潮などの防災対策については、自治体の災害対策の強化が図れるよう、財政措置を求めること。

13 全産業平均給与より月約8万円も低い賃金で働いている保育・介護・障がい者施設などのケア労働者のさらなる処遇改善を求めること。

14 アスベストは公害と認め、被害者の医療負担は全額加害企業と国に求めること。アスベスト患者の早期発見、早期治療を進めるために検診の勧奨強化をはかるよう求めること。また、救済制度の更なる充実を求めること。

15 教育について以下の点を国に強く求めること。

  • 大学・専門学校の入学金ゼロ、授業料半額、給付型奨学金の拡充。 
  • 子どもの豊かな教育を受ける環境を整備し、中学3年生まで20人程度の少人数学級を実施すること。
  • 人材確保、処遇改善に務め、教職員の未配置問題を解決すること。
  • 小・中学校給食を無償にすること。

16 マイナンバーカード制度について以下の点を強く国に求めること

  • マイナンバーカードの運用を見直すこと。
  • 健康保険証の廃止、マイナンバーカードの一体化は撤回すること。
  • 任意のカード取得は実質強制しないこと

17 子どもの医療費を所得制限なしで18歳まで無料にするよう求めること。

18 無料低額診療事業は、薬代も支援するよう制度の拡充を求めること。

19 保育について以下の点で強く国に求めること。

  • 保育の一層の配置基準の充実、保育士の処遇改善をすること。
  • 保育の無償化は0歳から2歳児まで広げること。
  • 無償化対象の園児の副食費の実費徴収をやめ公定価格に含めること。
  • 障がい児加算の増額を求めること。

20 介護保険制度について、以下の点を求めること

 ① 介護保険料を引き下げること。

② ケアプランの有料化はやめること。

③ 要介護1・2の保険外しはやめること。

④ 2027年度介護報酬改定で、現行の5級地を維持すること。

21 ギャンブル依存症を増加させるカジノを含む統合型リゾート実施法は廃止するよう求めること。

22 加齢性難聴者の補聴器購入助成制度の創設を求めること。

23 物価上昇に見合う老齢基礎年金等の改善を求めること。

24 社会福祉施設職員等退職手当共済制度の公費助成の継続を求めること。

25 PFASによる健康被害を防ぐため、希望する住民の血液検査を行うよう、国に求めること。

県への要望

26 2027年度介護報酬改定において、現行の5級地を維持するよう国に求めること。

27 公立・公的病院の統廃合計画の見直しを求めること。

28 保健所の増設を求めること。

29 光熱費・食材費・燃料等の物価高騰対策として、病院・介護施設・障がい者施設・学校・保育所・中小事業者等への支援を強めるよう求めること。

30 子ども食堂やフードバンクへの支援を求めること。

31 子どもの医療費を所得制限なしで18歳まで無料にするよう求めること。

32 障がい者医療費助成制度について、次の点を強く求めること。

  • 障害者医療費助成制度について、知的障がい者はB2まで、精神障がい者は3級まで対象拡充すること。
  • 所得制限は本人所得を基本とすること。
  • 県外利用時の償還払いを是正すること。

33 県立高等学校の統廃合再編はやめ、クラス数・教員の数を増やし、少人数学級を実施するよう求めること。

34 中学3年生まで20人程度の少人数学級を実施するよう求めること。

また教職員の未配置や配置の遅れを解消するため,実効性のある改善策を実施するよう求めること。

35 小中学生の4~5割は生活習慣病予備軍となっている。栄養教諭の配置を充実させ、健康管理・食育の強化をするよう求めること。

36 普通学級に通う配慮を要する児童生徒(LD・ADHD・弱視・難聴等)のために、全小中学校に生活支援員の配置ができるように求めること。    

37 地域医療計画は住民の視点で見直し、近畿中央病院の移転跡に産科・小児科を含む複数の診療科を有する病院を誘致するように関係者に働きかけるよう求めること。

38 気候危機に対応するために、CO₂を大量に排出している石炭火力発電所の新増設計画は中止するよう求めること。

39 小中学校の学校給食を無償にするための、補助を求めること。

40 加齢性難聴者の補聴器購入助成制度の創設を求めること。

41 視覚障がい者向け防災情報の充実を行うこと。

42 国に対し、伊丹空港の特定利用施設化はきっぱりと拒否するよう求めること。

 

市への要望

《企画財政局》

43 公共調達基本条例について、労働関係法令遵守報告書を分析し、賃金条項を盛り込み、実効性のある条例にすること。

44 市民サービスの低下、職員のスキルまで奪うアウトソーシング・民間委託は見直すこと。

45 公共施設は、市民が気軽に安心して利用できる料金にすること。

46 公共施設の再編・FM計画は、市民への丁寧な説明を行い合意が得られるまで実行しないこと。

47 北図書館とトレピエの設計・建設・運営については、教育委員会と連携して、市民の意見が制度的に反映できるように図書館協議会を設置すること。

 

《総務局》

48 市民課窓口業務の委託をやめ市職員で行うこと。また南部保健福祉センターには証明コーナーを設置すること。

49 多文化共生事業の推進に向け、相談事業を拡充すること。

50 市税等の滞納者に対し、年金や生活資金、売掛金まで差し押さえしないこと。滞納の原因を調査し困難な世帯に対しては適切な支援をすること。                              

51 自衛隊への個人情報の提供について以下のことを求める。

  ➀ 18歳、22歳の個人情報を電子データで提供しないこと。

➁ 中学3年生男子を対象にした、住基台帳閲覧による情報提供を行っていることを市民に知らせること。

  ➂ 自衛隊への個人情報提供は、拒否する権利が市民にはあることを市HP掲載だけでなく、広く市民に周知すること。

52 あまがさき共創DXプランについて、庁内業務を効率化し、庁全体で一体的なサービス基盤を構築すること。

 

《福祉局》

53 高齢者・介護制度について以下のことを求める。

  • 介護保険料を引き下げること。
  • 事業所人材確保ための直接支援を強化、および特別養護老人ホーム増設をすすめること。
  • 介護予防・日常生活支援総合事業では、生活支援サポーターの就業が中々進まない。この事業を見直し、有資格者が行う生活支援サービスは報酬単価を10割に戻すこと。
  • 介護事業所の経営状況や、働く職員の実態調査をおこなうこと。
  • 2027年度介護報酬改定で、現行の5級地を維持するよう国・県に強く求めること。

54 障がい者児福祉制度について以下のことを求める。

➀ 障がい者の地域活動支援事業について、身体介護を伴う重度障がい者への移動支援の報酬単価を引き上げ、利用しやすい制度に改善すること。

  • 障がい者児の相談支援事業については、対象者児のニーズに沿ったサービス利用計画に基づいて、必要とされるサービスの種別や支給量(時間・日数など)を決めること。ガイドラインに基づく一方的な支給量削減は行わないこと。相談支援専門員を増やし、セルフプランは極力なくすこと。
  • グループホーム等新規開設サポート費用の基準額を増額すること。
  • 重度の障がい者が親亡き後も安定、安心に暮らせるよう、施設の創設やグループホームを充実すること。
  • 福祉現場の職員の処遇改善策や職員確保策を講じること。
  • たじかの園のPT・OT・STを増やし、必要に応じたリハビリが受けられるようにすること。
  • 視覚障がい者の同行援助の拡充を行うこと。
  • 視覚障がい者の日常生活用具(音声体温計、携帯用点字タイプライター、フレックストーク等)の給付上限額や対象要件・対象品目を見直すこと。
  • 市民への封筒等の配布印刷物は、各課のFAX番号・メールアドレスの併記を行うこと。

55 介護施設、障がい者施設、保育所において、物価高騰で光熱費、食品、燃料の値上げに対して、市の支援策を講じること。

56 子どもの医療費は、所得制限なしに18歳まで通院を無料にすること。

57 無料低額診療事業への支援として、薬局一部負担金について市の補助を行うこと。

58 生活保護ケースワーカー数について、利用者80世帯対1名を守って適切な指導が出来るようにすること。

59 生活保護世帯のエアコンの設置、修理を保障すること。

 

《保健局》

60 アスベストのハイリスク者に対して、恒常的な健康管理体制を確立すること。アスベスト被害が多発しているクボタ神崎工場がアスベストを使って操業していた時期に周辺に居住していた人に対して、市外の人も含め積極的にアスベスト検診を受けるよう周知すること。

61 国民健康保険事業について以下のことを求める。

  • 一般会計からの繰入を行い、保険料を引き下げること。
  • 県完全統一は止め、市の独自事業は継続すること。
  • 子どもの均等割は18歳まで減免を拡充すること。
  • 一部負担金減免は、所得激減を条件にしているが、生活困窮世帯も対象にすること。
  • 県への保険料率完全統一は2030年度まで延期すること。
  • 保険料滞納者に寄り添った相談を充実すること

62 インフルエンザ予防接種の助成拡充をすすめること。

 

《こども青少年局》

63 保育施策の拡充について以下のことを求める。

  • 老朽化した武庫南保育所の建て替え計画を早急に示すこと。
  • 「公立保育所の今後の基本方向」に基づく民間移管計画は見直すこと。
  • 民間保育園の保育士の処遇改善のために、配置基準の見直し、加配を予算化すること。

また保育士の民間と公立の給与格差を是正すること。

  • 保育の無償化に伴って実施された給食費の実費徴収をやめ、当面市の負担で無償にすること。
  • 障害認定が下りていない要配慮児も含め、保育士の加配が可能な補助制度とすること。
  • 病児病後児保育を拡充すること。
  • 保育園の0歳児保育については、年度当初欠員があっても、年度途中の充足を見越し保育士配置をしている施設については、市独自で補助金制度を創設すること
  • 給食職員の処遇改善および、奨学金返済制度を栄養士・調理員にも適用すること。
  • 長く働き続けている保育士への支援(神戸市のような定着支援制度)を設けること。
  • 保育所隠れ待機児の改善・解消をすすめること。

64 児童ホームの待機児対策について以下のことを求める。

  • 公設公営の児童ホームの増設等で対応すること。
  • 児童ホームの60人定員制を改め、国基準の1施設40人定員を増設すること。
  • 古くなった児童ホームは、計画的に建て替え、古い備品は買い替えること。
  • 児童ホームは生活の場にふさわしく拡充し、こどもクラブと統合は行わないこと
  • 指導員の雇用形態は柔軟に対応し、働きやすい環境にすること。

65 いじめや体罰根絶に向けて「子どものための権利擁護委員会」・「あまきゅあ」の存在を広く知らせ、子どもが自ら相談しやすい手段と活用しやすい環境を整えること。

66 いくしあ・児童相談所の役割と存在を更に市民に知らせ、活用しやすいものに整えていくこと。

67 子ども食堂を実施している個人や団体に支援を自治体として強めること。

《都市整備局》

68 尼崎市自転車ネットワーク整備方針に基づき、歩行者道・自転車道・車道の区分を明確にすること。

69 市営住宅は募集に対して10倍の競争率であることを配慮し、戸数は減らさずに充実させること。また車いす対応の住宅をふやすこと。

70住宅セーフティネットの活用を住宅施策に位置づけ、公営住宅入居資格のある住宅確保要配慮者の住宅対策として、家賃補助制度を創設すること。

71 空家の利活用は、新婚・ファミリー世帯やエコリフォーム助成制度等に限定するのではなく拡充すること。また住宅耐震補強の公的補助制度を市民に周知すること。

72 生活道路・公園・水路などの補修整備を計画的に実施すること。また、点字ブロックの整備・改修時、当事者や関係団体の要望等を反映すること。

73 阪急武庫川新駅を含む、総合的なまちづくりについて広く市民の意見を聞くこと。

74 市民の足を保障するため、地域交通網の充実を図ること。

 

《危機管理局・消防局》

75 すべての福祉施設や病院の防災訓練に対して、市から防災士等の派遣をすること。各施設の訓練を掌握すること。

76 災害対策について以下のことを求める。

  • 洪水や内水被害に対して校庭・公園貯留など、総合治水対策を具体化すること。
  • 災害時の多様な市民に対する情報提供のあり方と伝達手段を充実させること。

78 避難所運営は、TKB48を具体化すること。

79 自転車・キックボード等の交通ルールについての啓もう活動を促進すること。

80 犯罪被害者および被害者の家族に寄り添う制度を拡充すること。

81 地域防災力を高めるために消防・救急職員及び消防団員の適正増員をおこない充足率を引き上げること。

《教育委員会》

82 市立幼稚園はこれ以上減らさず、すべてで3年保育を実施すること。

83 子どもや学校現場に負担を強いるあまっ子ステップアップ調査事業はやめること。

84 中学3年生まで20人程度の少人数学級を実施すること。それまでの対応策として教職員の加配を行うこと。

85 学校の施設整備について、以下のことを求める。

① 国の交付金と市の基金の活用で古い校舎の改修を行い、全ての学校トイレを早急に洋式化すること。

   ② 災害時に避難所にもなる体育館の断熱化とともに空調設備を早期に設置すること。

③ 教室の児童生徒用ロッカーは、A4サイズが縦で入るようリフォームすること。

④ 全ての学校にエレベーターを設置すること。

⑤ 学校トイレは、月1回は清掃業者に委託すること。特別支援学校では、床清掃も委託すること。

 

86 公立小中学校の給食費を無償にすること。

87 準要保護の就学援助制度の新入学学用品費は、要保護にならって早急に引き上げること。

  就学援助の申請事務は、学校現場の負担を減らすこと。また利用する子どものプライバシー保護を配慮するやり方に変えること。

88 地域クラブ移行について、教育委員会の積極的関わりと地域・学校との連携、利用者の経緯費負担軽減等、子ども中心の取組にすること。あわせて、課外クラブ指導員を増員すること。

89 図書館の蔵書を増やし、生涯学習プラザ等の図書コーナーを充実すること。

90 小中学校の特別支援学級では、様々な障がいのある児童生徒が増えている。現行の義務標準法では適切な教育を保障することは困難。実態に合った適切な生活介護員の増員配置にすること。

91 自然学校について以下のことを求める。

  ① 専任の指導員を採用すること。また、自然学校推進員や指導補助員を教育委員会の責任で配置すること。

  ② 美方高原とちのき村で、指導者室に入浴設備を設けること。

92 小学校の外国語指導専任担当者を、市独自で加配すること。

93 あまよう特別支援学校について以下のことを求める。

  • 送迎バス・福祉タクシーは、児童生徒の送迎に過度の時間と負担がかからないようにすること。
  • 呼吸器装着の子どもだけでなく、医療的ケアが必要な児童生徒であっても家族が付き添うことなく通学ができるよう看護師の体制を整えること。
  • 医療ケアが整わずやむをえず保護者の付き添いや学校への迎えを要請する場合は、タクシー代など保護者の移動に伴う費用を公費で負担すること。

 

94 トライやるウィークで、自衛隊を利用しないこと。

 

《経済環境局》

95 再生可能なエネルギーについて以下のことを求める。

  • 個人や企業・事業所の再生可能エネルギー普及を進めること。
  • 企業に対し、再生可能エネルギーへの転換を求める省エネ計画を作成するよう求めること。

96 廃止した市の中小企業融資制度を復活させ、利子補給・保証料補助を実施し、困難を抱える中小企業を支援すること。また、使い勝手が悪い事業継続支援金の要件を緩和すること。

97 地域経済振興を図るために、小規模企業振興基本法に基づき、小規模企業に対する振興策を強化すること。そのためにすべての中小業者の実態調査を行うこと。

98 地域経済活性化のために、住宅・店舗リフォーム助成事業を創設すること。

99 物価高騰対応として、中小事業者の負担軽減策および雇用維持支援金を創設すること。

 

《公営企業局》

100 北部浄化センターや栗山ポンプ場などの運転の民間委託は、定期的に検証を行うこと。

101 東部雨水ポンプ場の建て替えは、国主導のPPP手法の導入をやめること。

102 市民のライフラインを守るために、水道事業におけるコンセッション方式は検討しないこと。

103 水道料金の滞納に対し強権的な徴収、生命を脅かす安易な断水はしないこと。

104 モーターボート競走事業は、ギャンブル依存症対策を強化すること。

 

以 上

2029年10月 反対討論【あまっこステップアップ事業、ウォーターPPP、モーターボート競走事業】

反対討論を松沢ちづる市議が行いました。

認定第1号、4号、5号および議案大85号について反対討論を行います。
あまっこステップアップ調査事業は、事業開始から9年が経過しました。当局はその効果として、D層の減少や全国学力テストの全国平均到達をアピールしています。
しかし現場では、「授業の内容がよくわかる」と回答した児童生徒の割合は、小・中学校の国語・算数数学全般で前年度から低下しています。
 「テストの点数・正答率の引き上げ」を急ぐあまり、休憩時間され「帯学習」に費やし、反復学習やドリル学習が過度に偏重され、結果として子どもたちの学ぶ喜びや知的好奇心を奪っているのではないでしょうか。
総括質疑でも紹介しましたが、6年かけて全小学校で「25人以下学級」を実現させた山梨県では「25人以下学級導入前後の検証データを比較すると、子ども同士の関係・教員との関係・学校の楽しさの数値が明確に向上している」と県教育庁担当者が語っています。
日本共産党議員団は本事業は廃止し、ここに充てられてきた毎年4千万円前後の予算は、教員不足と過重労働の解消、少人数学級による教育の充実へと転換すべきと求めます。
よって、あまっ子ステップアップ調査事業は認められません。

 

次に下水道事業についてです。
2027年度以降、官民連携の導入を行う自治体にのみ交付金を支給するという国の政策に誘導されて、ウォーターPPPを導入しようとしています。
莫大な管路等の更新費用や技術系職員の不足と言う課題は目の前にあるものの、ウォーターPPPの行きつく先は、市民のいのちと都市機能を支えるライフラインを民間企業に売り渡し、利潤追求の市場にしてしまうものです。すでにヨーロッパでは、もう一度、公共を取り戻そうという流れになっています。
ウォーターPPP導入はやめて、国に対し「公の責任を果たせ」と強く抗議すべきです。
ウォーターPPP導入は認められません。

次にモーターボート競走事業についてです。
意見表明でも述べましたが、本市の事業展開は売上の維持・拡大が先行し、ギャンブル依存症被害の未然防止や法カクテキな相談・救済支援は極めて限定的となっています。
本事業会計から一般会計繰り入れ金は、好不況や売り上げの変動にきわめて左右されやすい不安定な財源です。「ギャンブルの上がり」に依存し続ける財政体質そのものが不健全です。
売り上げや繰入金の数字のみを評価するのではなく、ギャンブル依存症の追跡・実態調査を徹底すること、過度なプロモーションを厳しく規制すること、そして将来的な事業の縮小・廃止に向けた抜本的な議論に着手することを強く求めます。
よって、モーターボート競走事業は認められません。

これで反対討論を終わります。ご清聴ありがとうございました。

2026年10月 決算特別委員会 川崎としみ議員による総括質疑

  1. 基金活用ルールの見直しについて

2025年度決算において、一般会計の実質収支は20億円(形式収支27億円)の黒字を確保しました。また、財政調整基金157億円、減債基金171億円、公共施設整備保全基金195億円と、主要3基金の残高合計は前年度比55億円増の522億円へと増え、過去最高水準に達しており、全基金残高合計は658億円となっています。

健全化判断比率を見ても、将来負担比率は前年度のマイナス7.7%からマイナス20.7%とさらに改善し、実質的な「無借金状態」となっています。市が掲げてきた「2032年度末の将来負担1,000億円以下」という目標も855億円へと大幅に前倒しで達成しました。このように、本市には極めて潤沢な財政余力があることは明らかです。

過去の「財政規律」を金科玉条とし、市民サービスを抑制・据え置き続ける姿勢は、今こそ根本から改められるべきです。

 

Q1 主要3基金が522億円に達し実質収支も20億円の黒字を確保している財政状況を踏まえ、2027年度の中間総括を待たず直ちに基金活用ルールを見直すべきです。物価高騰対策は災害級のものであると認識し、抜本的な市民生活支援へ舵を切るべきではありませんか。

 

答弁要旨

主要3基金については、堅調な税収や地方交付税の上振れなどによる決算剰余金の増、モーターボート競走事業からの収益事業収入の増などにより、残高が増加していますが、そのうち、公共施設整備保全基金については、目標として定める類似他都市並みの残高が概ね確保できていることから、和8年度より既に活用ルールを変更しております。

また、財政調整基金においては目標である類似中核市並の残高を確保できていない状況であります。

したがいまして、現時点で活用ルールを見直すのではなく中間総括の中で今後の収支の見通しなどを精査した上で、目標や活用ルールを検討してまいります。
なお、物価高騰対策につきましてはこれまでからも国の交付金を中心に一般財源も活用しながら様々な対策を行っているところですが、引き続き、その時々の社会経済情勢を注視しつつ、国や県の動向を踏まえる中で市民の生活状況やニーズをしっかりと見極めながら、財政調整基金の活用も含め、必要な財源を確保した上で、適時適切に対応してまいります。

 

 

⒉中小企業・小規模事業者への支援について

本市の実質GRP(市内総生産)はGDP比104.0%と堅調に推移しているとされていますが、これは主に大規模製造業の業績に支えられた結果に過ぎません。オープンイノベーション拠点「ARKade」の開設などスタートアップ支援を強調していますが、市内事業者の圧倒的多数を占める小規模零細企業や地域商店街は、原材料・エネルギー価格の高騰と実質賃金低下に伴う個人消費の低迷により深刻な経営難に直面しています。

市の中小企業金融施策である「兵庫県制度融資および信用保証料の補助」は一定のコスト軽減効果があるものの、手続きのタイムラグや対象枠の限定性といった実務上の高いハードルが存在します。現在、尼崎市内の事業者数16,695軒のうち、従業員10人未満の事業所は9,500軒にのぼります。しかし、今年度の信用保証料補助の利用件数は6月時点で63件、直近でも229件、全事業者数に比して極めてわずかな利用にとどまっているのが実態です。金融機関による審査基準は事業者の財務状況により異なり、返済困難な事業者ほど銀行や保証協会の審査に多大な時間を要しています。

私たち日本共産党議員団が重ねてきた中小零細事業者の皆さんとの懇談でも、「書類の取り寄せに2〜3週間かかり事務負担も重い」「仮に融資が決定しても資金が実行されるまで経営が持たない」「毎月の固定費や過去の借入返済を抱え、これ以上の借入れには返済の当てがなく踏み出せない」「本業以外にアルバイトを掛け持ちせざるを得ず、いつ廃業してもおかしくない」といった悲鳴が寄せられています。 現在の物価高騰はまさに「災害級」の危機です。これまでの「ため込み型財政」を改めるべき局面を迎えています。

 

Q2 大規模製造業やスタートアップ偏重の施策を見直し、地域経済の基盤である中小零細事業者や小売り商店への直接的な光熱費・家賃補助、事業承継支援へと予算の重点をシフトさせるべきではないでしょうか。

 

答弁要旨

本市の産業振興施策につきましては、特定の企業規模や業種に偏ることなく、中小零細企業を含め、企業自らが行う成長に向けた取組を後押しし、それぞれの経営課題に応じた支援に取り組んでおります。

中小零細企業に対しましても、事業承継支援や商店街の空き店舗活用補助金に加え、昨今の物価高騰対策として、県の中小企業等融資制度への信用保証料補助を、阪神間でもいち早く5月から実施するなど、事業継続や経営の下支えに取り組んでおります。

今後につきましても、光熱費や家賃に対する補助など、事業者の経費を直接補填する施策へ一律に重点を移す考えはございませんが、事業者の実情や施策の効果を踏まえ、必要な支援に取り組んでまいります。

 

 

3.学校給食の完全無償化について

2025年度決算では食材費高騰に対する公費補填が実施され、学校給食物資調達関係事業費に約16億7,900万円が充てられました。2026年度からは、小学校等において国の制度、中学校において臨時交付金を活用した公費負担が行われていますが、国の動向や時限的な交付金頼みの施策では制度の継続性に大きな不安が残ります。

国の判断をただ待つのではなく、子育て世代の切実な負担軽減を図るため、市独自財源による恒久的な無償化への決断が今こそ求められています。

 

Q3 交付金頼みの不透明な継続性に委ねるのではなく、522億円に達した基金残高などの財政余力を活かして、国に財源措置を要求しつつ、小中学校ともに市独自財源による恒久的な完全無償化へ踏み切るべきではないでしょうか。

 

答弁要旨

学校給食費の無償化については、子育て世帯の負担軽減を図る観点からも必要な施策であると

考えておりますが、その実現については、多額の財源が必要になることから、各自治体の財政力の格差により左右されることなく、国の財政負担により全国一律に実施することが望ましいと考えております。

こうした中で、国においては、令和8年度から小学校段階の学校給食費の抜本的な負担軽減を実施し、中学校への拡大については可能な限り、速やかに実現したいと昨年2月に明言されておりますことから、引き続き国における議論の状況を注視してまいりたいと考えております。

 

 

4. 中学校部活動の地域展開と学校開放について

中学校部活動の地域移行については、2025年度末時点でモデル校3校の「アマカツクラブ」(13クラブ)や認定地域クラブ(53クラブ)への移行が進められているものの、地域移行率は23%にとどまっており、2027年度の100%目標達成には大きな懸念があります。これまでの部活動が有料の地域クラブへ移行することにより、家庭の経済格差が子どもの活動参加の格差に直結することが強く危惧されています。

さらに、年間延べ約73万人が利用する学校開放事業においても、地域クラブの活動時間(17時〜19時等)確保に伴う利用制限が生じているほか、施策評価表には「体育館空調整備に伴う体育館利用の有料化の検討」が明記されています。

 

Q4 家庭の経済状況による利用格差を生じさせないよう助成制度をつくり、公費負担を前提とした地域クラブ移行方針にすべきです。また地域コミュニティやスポーツ活動を後退させかねない学校体育館のクーラー代と夜間グランド照明等の有料化は、負担を増やすべきではないと考えますが、いかがでしょうか。

 

答弁要旨

本市では、子どもたちが引き続きスポーツや文化芸術活動に気軽に取り組めるよう、地域クラブ活動の充実を図るとともに、家庭の経済状況によって子どもたちの活動機会に格差が生じないよう、市が公費支援するアマカツクラブの会費については、月額3〜5千円程度を予定しております。

さらに、経済的困窮世帯に対しては、会費や保険料の負担軽減に向けた支援策を検討しているところです。

また、ご指摘の学校体育館空調と夜間照明の有料化については、公平性と受益者負担の適正化を図る観点から、必要な費用負担を徴収するものであり、適正な費用負担が地域コミュニティやスポーツ活動の後退につながるものではないと考えております。

 

 

5.特別支援教育について

あまよう特別支援学校においては、人工呼吸器を常時使用する児童生徒をはじめ、保護者の付き添いが一定程度解消された事例も見られるものの、依然として多くの保護者に付き添いが求められている実態があり、施策評価においても継続課題として位置づけられています。

 

Q5 全ての医療的ケア児に対して、保護者の付き添いがなくても登校できるよう、充分な医療的ケア体制の構築、なかでも看護師等の配置を抜本的に拡充すべきではありませんか?

 

答弁要旨

あまよう特別支援学校の医療的ケアを必要とする児童生徒の登下校を含めた保護者の付き添い解消につきましては、児童生徒が保護者と離れて主体的に学校生活を送ることによる自立や、教育的効果の向上、さらには保護者の負担軽減を図るため、十分な安全確保を大前提としながら段階的に取り組みを進めているところでございます。

具体的には、医療的ケアの実施に係る十分な引継ぎが可能であり、体調が安定している児童生徒を中心に、主治医の所見や保護者のご意見を十分に踏まえながら進めており、和7年度は、児童2名の登下校時を含む保護者付き添い解消を実現することができました。これは、医療機関や教職員、保護者の緊密な連携によって実現したものでございます。

今後につきましても、医療的ケアを必要とする児童生徒の安全確保や体調を最優先に考え、保護者や学校、関係機関と連携を密に図りながら、必要な看護師の確保と配置に、取り組んでまいります。

 

 

6.トイレの洋便器化について

衛生的な教育環境を整備するため、2025年度末には小学校2校、中学校1校、幼稚園3園でトイレの洋式化改修が実施されました。しかし、学校園全体の洋便器率は76.8%にとどまっています。また、初期に洋便器化されてから相当の年数が経過している施設もあり、今後の再改修や維持更新への対策も見落とすことはできません。

 

Q6 トイレの100%洋式化はいつまでに達成を考えているのか、前倒しで加速すべきではないでしょうか。

答弁要旨

学校のトイレについては、洋便器化に併せて設備や配管の改修等も実施しております。対象となる学校が多いため、一挙に整備することが難しく、計画的に年4程度の整備を進めており、和9年度末で80%の洋便器化率を目指しております。

令和10年度以降も、まずは児童、生徒が日常的に利用する校舎内全てのトイレの洋便器化に順次取り組む予定であり、他の施設整備との優先順位も調整しながら、計画的な整備に努めてまいります。

以上

 

 

7. あまっ子ステップ・アップ調査について

「あまっ子ステップ・アップ調査」事業について、未だに現場の学校の先生からも保護者の皆さんからも、これからも継続すべきだとの積極的な評価の声があまり聞こえてきません。むしろ、年度末という実施時期の不適切さや、帯学習など「点数を取るための学習」に偏重したあり方に強い疑問が呈されています。さらに、今年度から事業者が変更された経緯についても情報が十分に開示されておらず、施策のプロセスがブラックボックス化していると言わざるを得ません。

帯学習を過度に推進することには問題があると考えます。休み時間は単なる気晴らしではなく、集中力の回復、身体発達、社会性を支える重要な時間です。長時間の着席や指示待ちの学習で消耗した注意力は、自発的な休憩によって回復し、その後の授業への集中や理解が高まるとされています。休憩時間を削って帯学習に充てる手法は見直すべきです。

平均正答率の改善に向けてAI型ドリルや反復学習が強化されていますが、調査結果において「授業の内容はよくわかる」と回答した児童生徒の割合は、小学校国語78.5%、小学校算数77.2%、中学校国語71.7%、中学校数学67.0%と、全般に前年度から低下しています。点数引き上げを主眼とした反復ドリル偏重は、かえって子どもの学ぶ意欲を削いでいるのではないでしょうか。今求められているのは、一人ひとりが大切にされる教育の実践です。

今年9月11日付の「しんぶん赤旗」に掲載された山梨県の事例を紹介します。同県では6年間をかけて全小学校での「25人以下学級」を実現させました。現場の教員からは「支援が必要な子に、時間をかけて向き合えるようになった」との声が上がり、県教育庁の担当者も「25人学級導入前後の検証データを比較すると、子ども同士の関係、教員との関係、学校の楽しさの数値が明確に向上している」と解説しています。1学級を25人にすることで、児童生徒一人ひとりに寄り添った教育が大きく前進することが示されています。

私たち日本共産党議員団は、これまでも「あまっ子ステップ・アップ調査」の中止を求めてきました。本事業に充てられている予算は、教職員の増員をはじめとする教育環境の抜本的な改善にこそ振り替えるべきです。

 

Q7 25人の少人数学級など、一人一人に手が届く環境を実現させ、点数引き上げを主眼としたドリル偏重の競争的学力対策から、子どもの学習意欲や探究心を育てる教育へと転換すべきではないでしょうか?教育長の見解をもとめます。

答弁要旨

まず、ご指摘のありました「あまっ子ステップ・アップ調査事業」につきましては、同一の児童生徒の学力等の経年変化を可視化し、学びと育ち研究所と連携し、データに基づき今後の教育施策の立案につなげるために実施しているもので、県内近隣他都市におきましても、なんらかの調査事業が実施されているところです。なお、事業者につきましては、当初予定の委託期間が満了したことにより、昨年度末に改めてプロポーザル方式による業者選定を行い、新たな事業者を決定したところです。

また、ICT機器を活用したAI型デジタル学習ドリルにつきましては、授業時間の中や、帯学習の時間を活用しているもので、個に応じた学習を推進する上で有効なものと教育委員会として考えており

今後、学校間でのその活用のばらつきを解消していきたいと考えております。

学級規模を少人数化するアプローチでなく、先に述べましたこうした取組みを通じ、個別最適な学びの実現を図るとともに、児童生徒同士の学びあい、多様な他者と問題の発見や解決に挑む現場の先生方の

授業展開などを通じ、学習意欲や探究心を育む確かな学力の向上を推進して参ります。以上

 

8. 国民健康保険料・介護保険料について

2025年度決算において、国民健康保険事業費特別会計で約2億円、介護保険事業費特別会計で約9億円、後期高齢者医療事業費特別会計で約2億円と、福祉関連の特別会計でそれぞれ実質収支の黒字を計上しています。その一方で、物価高騰下において国保料の収入未済額は15億円(前年度比+1億円)に達し、収納率は91.18%まで低下傾向にあります。

 

Q8 特別会計の黒字や剰余金を活用して国保料・介護保険料の引き下げや減免枠の拡大を行うことはできないのか?

 

答弁要旨

国民健康保険事業費会計において生じた剰余金につきましては、これまでから、国民健康保険事業基金に積み立て、その一部を次年度以降の保険料の上昇抑制や減免の財源として活用しているところであり、令和8年度予算におきましては、保険料の上昇抑制や、減免の財源として、国民健康保険事業基金から約1億3千万円を活用することとしております。

なお、減免枠の拡大につきましては、保険料率の統一後においては、県内の全市町が統一基準に基づいて実施する方針であることから、新たに行う予定はございません。

 

答弁要旨

介護保険特別会計におけるいわゆる黒字部分については

国・県の負担金及び支払基金交付金の過大交付によるものが多く、翌年度に返還いたします。

残りの、主に第1号被保険者に係る保険料の余剰によるものについては、市の介護給付費準備基金として積み立てをしております。

介護保険制度における65歳以上の第1号被保険者に係る保険料につきましては、3年間を計画期間とする介護保険事業計画において、サービスの利用見込み等を算出し、それに基づき算定しており、その際には、この準備基金を全額活用して、保険料上昇抑制のための財源としております。

現在策定中の次期、第10期計画においても、同様の手法を用いることで、可能な限り介護保険料上昇の抑制に努めてまいります。以上

 

Q10 市は国保料の県統一化に踏み出さず、統一化に加わるのを2030年度いっぱいまで先延ばしにする考えはないのでしょうか?

 

答弁要旨

兵庫県は、県内の国民健康保険料率の統一時期について、令和9年度をその目安とする一方で、統一により保険料が急激に増加する市町の事情を考慮し、令和12年度までの移行期間を設けております。

本市におきましては、移行期間が必要となるような保険料の急激な増加は想定していないことから、県の方針に沿って、令和9年度の統一に向けた準備を進めているところであり、これを先延ばしする考えはございません。

 

 

全国知事会や全国市長会などの地方六団体も、構造的に高すぎる国保料を引き下げ、協会けんぽ等の公的医療保険と同水準にするため、国に対して「1兆円規模の公費投入」と国庫負担率の引き上げを強く要望しています。本市としても、市民負担軽減に向けて引き続き国への強い働きかけを求めます。

 

9. 放課後児童健全育成(学童保育)と公立保育所について

今年度、保育施設等における「定義上の待機児童ゼロ」は達成されました。しかし見過ごせないのは、年々減少してはいますが膨大な数の「隠れ待機児童」が存在している点です。その数は2023年度530人、2024年度400人、2025年度355人にのぼります。認可保育所等を申請しながら入所できていない児童の内訳は、特定の保育施設等を希望している方が227人、育休中で復職の確認が取れない方が93人、その他の事由が35人となっています。

昨日も「隠れ待機児童問題」について磯田議員が詳しく質問されていますが、重ねてお聞きします。

 

Q11 保育所の隠れ待機児童対策の取り組みを今後どのように進めていきますか?

 

答弁要旨

令和8年4月1日時点の本市の未入所児童数は355人と前年の400人に比べ45人減少しております。

未入所児童となったご家庭に対しましては、5月以降にアフターフォローコールをさせていただき、ご家庭のご意向を丁寧にお聞きする中で、保育施設等の空き状況も見据えなから、ご希望されていない保育施設等もご提案等させていたたくことで、一人でも多くの児童が早期に保育施設等の入所につながるよう支援しているところでございます。

今後におきましても、こうした地道な取り組みを進めていくことで、来年度も待機児童ゼロの継続と、未入所児童数の減少につなげるため、引き続き、誠意尽力してまいります。以上

 

また、児童ホーム(学童保育)の待機児童数は、2023年度205人、2024年度269人、2025年度323人、そして今年度は575人と年々深刻化の一途をたどっています。

施設や指導員不足を理由に、民間児童ホームへの補助や民間委託が模索されていますが、子どもの安全な居場所の保障はもちろん、「児童ホームは生活の場である」という本来の役割を軽視してはならず、自治体の公的責任を後退させることは許されません。

 

Q10 児童ホーム待機児童の早期解消に向けて、国基準の1部屋40人定員の児童ホームに転換することを原則にすること、さらに学校余裕教室の活用や指導員の処遇改善・正規配置を直営主導で進めるべきではありませんか?

 

答弁要旨

児童ホームの定員については、各自治体の状況に応じ、条例で定めるものとされており、本市条例においても厚生労働省令に基づきおおむね40人以下と規定しておりますが、平成27年4月時点で60人定員である既存施設に関しては、待機児童の解消という課題もあることから、経過措置として、当分の間、60人定員とするものとしており、現状においても多くの待機児童が生じていることから、直ちに40人定員に転換することは考えておりません。

なお、公設児童ホームにおいては、学校教室の活用のほか、専用施設の建設など、これまでも学校敷地内を優先に整備を進めてきたところです。

また、指導員の確保・定着に向けては、これまで有料求人サイトの活用やハローワークとの連携等による採用活動の強化、報酬の3%加算や期末・勤勉手当の引き上げなどの処遇改善に取り組んでおりますが、採用募集の応募者が年々減少するとともに、指導員の高年齢層化が進んでおり、その確保が困難なことから、令和4年度から労働者派遣制度を活用して必要な人員を確保している状況です。

そうしたことから、一部民間委託等の更なる民間活力の活用により、欠員の解消や要支援児童への対応、公設児童ホームの増設に要する指導員の確保を図り、将来にわたり安定的かつ継続的な運営体制を構築してまいりたいと考えております。

以上

 

 

また、「公立保育所の今後の基本的方向」に基づいて老朽施設の建替えに伴う民間移管(民営化)の調整が進められていますが、障害児保育や要保護児童の受け入れなど、公立が果たしてきた最後のセーフティネット機能を後退させるおそれがあります。

 

公立保育所には、重度障害児・医療的ケア児・外国籍児童・困難を抱える家庭を受け入れるセーフティネット機能、保育の質を高めるモデル・研究機能、民間園や地域への専門的支援、災害・感染症・民間撤退時にも保育を継続する危機管理機能があります。市全体の保育の質と子どもの権利を支える直営機能として、その役割を十分に検討すべきです。

 

Q11 以上のような役割を持っている、そしてまたインクルーシブ保育のセーフティネットでもある公立保育所のこれ以上の民間移管は見直すべきではないでしょうか。

 

答弁要旨

「公立保育所の今後の基本的方向」につきましては、庁内会議体や外部委員からなる懇話会で協議を行い、公立保育所が果たすべき役割や適正規模、適正配置の考え方等を整理した上で、パブリックコメントで寄せられた市民意見を踏まえて、令和8年5月に改定を行ったところです。

議員ご指摘の公的保育の「役割」に関しましても、「基本的方向」の中で「公立保育所が果たすべき役割」として整理を行っているもので、こうした役割に従い、より質の高い保育を行っていくことはもとより、特別な支援が必要なこどもの受入を市全体で更に進める観点から、令和8年度より、民間の保育施設へのサポートを含めた連携強化など、公立保育所が地域の支援拠点としてその役割を果たしていくよう、インクルーシブ保育に係る取組を強化しているところです。

なお、改定した「基本的方向」では、利用者の生活圏の視点も踏まえた地域バランスにも配慮しながら、公立保育所として存続させる保育所をこれまでの9所から11所へと見直すとともに、南杭瀬保育所は公立保育所として存続させる杭瀬保育所と統合し、残る、西長洲保育所、今北保育所、水堂保育所の3所については、本市の限りある資源を最大限活用しながら、多様化する保育ニーズへの適切な対応や老化した保育施設の環境改善等を適切に進め、より効率的な保育所運営を行っていくため、民間移管を進めていくこととしております。

今後の民間移管に関しましては、方針が決定したものから、順次とりまとめて民間移管計画を策定し、移管を実施してまいりますが、移管年度や移管手法、応募資格などの移管条件については、「第4次保育環境改善及び民間移管計画の取組の検証」を踏まえつつ、庁内関係部局や関係団体とも協議しながら検討してまいります。

以上

 

 

10.脱炭素施策について

気候変動対策への市民参加という点では、東京都杉並区が2024年3月から8月にかけて全6回開催した「気候区民会議」の先例があります。16歳以上の区民5,000人に無作為抽出で案内を送り、人口構成比の縮図となるよう選定された10代から70代の77名が参加しました。専門家からの情報提供を経た熟議の末、エネルギー・循環型社会・みどり・交通の4つのテーマで33項目の提言を区長に提出しました。区は「全庁横断の気候危機対策推進本部」で全提案を検討し、2025年3月には「意見提案に対する区の対応」を公表するなど、行政施策へ反映させる道筋を明確に示しています。

 

Q13 市民と共有、市民との協同の力で環境問題に積極的に取り組んでいける、公募型の市民気候会議を設置すべきと考えます。市民気候会議の設置について見解をお伺いします。

 

答弁要旨

本市は、かつて深刻な公害問題に直面する中で、市民・事業者・行政が連携し、環境改善に取り組んできた歴史があります。

現在も、あまがさき環境オープンカレッジをはじめ、多様な主体が環境について学び、意見を交わしながら、地域での実践活動に取り組んでいます。

ご提案の市民気候会議については、幅広い市民の皆様の意見を環境施策に生かしていくという趣旨は理解しておりますが希摂時点で設置する考えはございませんが、引き続き、これまで培ってきた官民連携・協働の関係がございますので市民や事業者の皆様と意見を交わしながら、環境問題の解決に向けて取り組んでまいります。

以上

 

 

11. 尼崎市営住宅建替等基本計画の削減計画と「家賃助成制度」の創設

公共施設マネジメントや尼崎市営住宅建替等基本計画に基づき、市営住宅の建替え・集約化と管理戸数の削減が進められています。しかし、戸数削減に伴い、高齢者、障害者、低所得者、若年子育て世帯などの入居倍率が高止まりしており、困窮層が必要な時期に入居できない事態が生じています。

また、子育て世代(特に住宅購入能力のある中間層以上)に対するマイホーム取得補助や、特定の層に限定した移住・定住インセンティブは、市場原理に乗れる層への「投資」として機能します。一方で、その裏側で行われている市営住宅の戸数削減や集約化は、自力で民間賃貸市場にアクセスできない高齢者や単身の困窮者から、最後のセーフティネットを奪う結果をもたらしています。「若くて活力ある層は優遇し、支援コストのかかる高齢者や貧困層は切り捨てるのか」という、行政の公的責任の根本が問われています。

「住宅は基本的人権である」という国際的共通認識に立ち、自治体自らがセーフティネットの枠を狭める方針は直ちに転換すべきです。

 

Q14 入居倍率が高止まりする中、セーフティネットである市営住宅の管理戸数削滅・縮小路線を改め、維持・確保に転換すべきではありませんか。

 

答弁要旨
本市の市営住宅は類似都市と比較して多くの戸数を有しており、持続可能な管理運営の観点から、建替えや廃止により戸数の削減を図ることとしています。また、現状、市営住宅の定期募集では、立地条件がよい等のため、多くの方にご応募いただいている住宅もある一方井で、募集われ住宅もあり、皿にその後の常時募集でも申し込みがない住宅もあること等から、住宅供給の面では充足しいているものと考えています。
 このような状況の中、セーフティーネット住宅として重要な役割を果たす市営住宅の課題は、ご指摘の戸数の不足ではなく、耐震性能やバリアフリー性能といった建物本体や設備面等にあることから、「尼崎市市営住宅建て替え等基本計画」に基づき、集約建替えや既存住宅へのエレベーター設置を進めており、今後も計画を着実に推進してまいります。以上

 

 

12. 多文化共生施策と朝鮮人学校就学補助金について

市内の外国籍住民の増加に伴い、外国人総合相談窓口への相談件数は延べ1,892件に急増しています。しかし、窓口の体制は通訳タブレット端末や非常勤職員、地域ボランティアの善意に大きく依存しており、極めて脆弱です。

 

Q15 外国人住民の孤立を防ぐ専任正規職員を配置する考えはないでしょうか?

 

答弁要旨

本市におきましては、外国籍住民のワンストップ相談窓口として、外国人総合相談センターを直営で設置し、非常勤職員だけでなく専任正規職員を配置しています。

また、各地域においては、地域課職員が外国籍住民の居場所にもなり得る日本語教室の運営に関わったり、地域住民の皆様と多文化共生事業を実施したりしています。

地域の中で、外国籍住民の孤立を防ぐ環境づくりが必要であると考えており、市として引き続きその支援に取り組んでまいります。 以上

 

市民意識調査において「自分と異なる人も受け入れたい」と回答した割合も、2023(令和5)年度の82.4%から2025(令和7)年度には65.9%へと急落(目標90.0%)しており、多文化共生の基盤が揺らいでいます。

学校現場においても、多文化共生支援事業費(事業費1,179万円、人件費638万円)が投じられているものの、来日直後の初期日本語指導を行う「プレクラス」の整備が追いついていません。

 

Q16 初期日本語指導を行う「プレクラス」の早期開設を推進すべきですがいかがですか。

 

答弁要旨

来日間もない外国人児童生徒に、母語による通訳支援だけでなく、基礎的な日本語や学校生活のルールなどを集中的に学ぶ場を設けることは、学校生活に円滑に適応していくための有効な手法であると考えております。

そのため、教育委員会といたしましては、神戸市をはじめとする他の自治体の先進事例の視察をするとともに、本年9月には、文部科学省を訪問し、国の制度について詳細に聞き取りを行うなど、昨日の東浦議員のご質問に対するご答弁のとおり、開設に向けた調査検討を進めているところでございます。

以上

 

朝鮮人学校就学補助金(令和7年度決算:646万円、対象76人、年額85,000円)については、近隣自治体の水準(宝塚市:初・中級部年額14万円等)や近年の物価高騰を踏まえ、子どもの学ぶ権利および教育の機会均等保障の観点から、制度の堅持と水準の引き上げが強く求められています。

 

Q17 子どもの学ぶ権利を守る立場から朝鮮人学校就学補助金を堅持し、物価高騰に応じた補助水準の引き上げを検討すべきではないでしょうか。

 

答弁要旨

朝鮮人学校就学補助金につきましては、朝鮮人学校が義務教育課程に相当する教育を行っていることや、その保護者が本市の納税者であること、また、これまでの歴史的経緯に加え、国際人権規約に定める、教育を受ける権利を保障する観点から交付しているものであり、本市といたしましては、制度を継続していく所存です。

一方、補助額の引上げにつきましては、昨今の物価高騰が保護者の負担にも影響を及ぼしているものと認識しておりますが、近隣都市の動向等を総合的に勘案し、検討してまいります。

以上

 

2026.10月議会 決算特別委員会 小村潤議員による意見表明

2026年決算特別委員会 日本共産党議員団 意見表明

会派を代表して、本委員会に付託された2025年度決算について、意見表明をおこないます。

まず、財政運営と行財政改革についてです。2025年度決算では一般会計の実質収支は約20億円の黒字を確保し、主要3基金も順調に積みあがっており、全基金残高は658億円、将来負担率でみてもマイナス20.7%と実質無借金状態となっています。

 

一方、市民生活を見れば、中小・零細事業者の経営はどうしようもないくらいにひっ迫、融資を受けようにも煩雑な手続きに踏み出せない、返せる見通しもなく借りる余力がない状態です。介護分野の事業所でも訪問介護報酬の引き下げや物価高騰の影響によって、いくつもの事業所が倒産を余儀なくされています。今こそ潤沢な財源余力を思い切って活用し、災害規模の円安・物価高の悪影響から、ただちに市民生活を守る方向へと転換し、地域経済支援対策を打つことを強く求めるものです。

 

国民健康保険料、介護保険料の負担軽減について

高すぎる国民健康保険料、介護保険料を払うことができずに滞納となる事態には、市民の実情を聞き、寄り添う支援策が必要です。むやみに職員あたりの差し押さえ件数を上げることを効率化の指標とするのではなく、そもそも社会健保より高い保険料を引き下げる手立てを打つ、国や県に保険料の引き下げを引き続き要望することを求めます。

国保の県統一化については、自治体の判断で統一化を先送りすることはできます。その間市が引き下げに取り組み市民に寄り添った対応を求めます。

 

新北図書館の整備について

北図書館の建設計画において見過ごせない最大の問題点は、本来、図書館施策を所管すべき教育委員会ではなく、企画財政局が主導して計画を進めているという「組織のねじれ」です。

図書館は、地方自治法および図書館法に定められた重要な社会教育施設であり、教育委員会の所管事項です。しかし、現在の計画検討は「市有財産の有効活用」「複合化・民間活力の導入」「財政効率」といった企画財政局の視点が先行し、教育的配慮や読書バリアフリー、子どもの読書推進といった「図書館本来の機能と果たすべき教育・文化的な役割」が従属化させられている懸念が拭えません。ハコモノの整備論に終始し、図書館の魂であるソフトや資料収集、司書機能が軽視されるようなことがあっては断じてなりません。

 

また、本事業は今後数十年にわたり地域住民、とりわけ子どもから高齢者までの学びと生活を支える中核拠点となるにもかかわらず、「市民の意見を制度的に反映させる仕組み」が極めて脆弱です。

図書館法第14条では、図書館の運営に関して広く市民や関係者の意見を反映させる制度として「図書館協議会」の設置が明確に位置づけられています。本市においても、市民の読書権を守り、地域に開かれた図書館をつくるべきです。民間複合開発や効率化ありきの発想から脱却し、市民一人ひとりの「知る自由」と「豊かな学び」を保障する拠点として北図書館を整備するため、教育行政の主体性の確立と図書館協議会の早期設置を見据えた抜本的な見直しを強く求めます。

 

公共調達基本条例

本市は「公共調達基本条例」を定めていますが、現行条例には受託事業者や下請業者の労働者に対する「適正な賃金水準の確保(下限額・賃金条項)」や労働環境の履行確認規定が盛り込まれていません。物価高騰が続く一方、委託業務(清掃、警備、窓口、保育・給食・学童等)や工事現場で働くエッセンシャルワーカーの処遇改善は遅れており、低入札や官製ワーキングプアの温床となりかねません。

 

働く人の待遇改善は、公共サービスの品質担保や人手不足解消だけでなく、市内経済の地域循環・内需拡大につながります。市が発注する公共工事や包括・個別委託において、労働者の生活を支える「適正賃金(下限額)」の支払いを義務付ける賃金条項の導入、10年目を迎えた公共調達基本条例の見直しを求めます。

 

市営住宅建替え等基本計画について

公共施設マネジメントや尼崎市市営住宅建替え等基本計画に基づき、市営住宅の建て替え・集約化と管理戸数の削減がすすめられています。一方では良好な住環境形成にむけ民間住宅の新陳代謝をさらに促し、若年・ファミリー世帯の入居促進に取り組んでいます。

 

総括質疑では、市営住宅の入居応募者には偏りがあり、戸数自体が枯渇しているわけではない、とのことですが、「住まいは人権」と考えた時、交通利便性が低い、エレベーターがない、老朽化している、などの条件の良好さに欠ける物件を市営住宅として提供していること自体が、困窮する市民に対する人権侵害と言わざるを得ません。

 

民間住宅、市営住宅を問わず、新陳代謝すれば評価額や家賃価格は上昇し、低所得者や生活困窮者が入居することが困難になっていきます。低廉で良好な住環境を、市はセーフティネットとして用意すべきです。市営住宅を減らすのではなく、質・量ともに充実させることを求めます。

同時に、高額な民間賃貸家賃に直面する低所得世帯や子育て世帯に対し、直接的な家賃補助制度を創設すべきです。

 

学校給食費の無償化について

国の措置による小学校給食無償化が、恒久的に継続されることを強く望んでいますが、来年度以降の国の予算がどうなるとも言えない、というのが当局の見解でした。しかし、給食費の無償化は市民の積年の願いと運動で実現したものです。給食費の恒久的な無償化を国へ求めるとともに、国の動きを待たず、中学校まで給食費の完全無償化を実現するよう求めます。

 

あまっ子ステップ・アップ調査事業について、これまでにも個々の経年的な学力の変化や生活実態を調査して結果を分析し、学習環境の改善や学力の向上を図っていくと言われていますが、9年、データを蓄積されてきた間に、小学1年生だった子は中学を卒業する年に成長しています。

 

子どもたちと、そのかけがえのないわが子の成長を見守る保護者にとっては大切な時間です。なぜ、この間、不登校児童生徒が増加しつづけ、また、市内から学級崩壊に悩む子どもと保護者の悲鳴が聞こえてくるのでしょうか。あまっ子ステップ・アップ調査事業にかける費用の大半は事業者への委託費になります。その費用を一人でも多く、子どもたちに直接かかわる教育スタッフの配置へと費やし、教員不足と教員の過重労働の解消、少人数学級による教育の充実へと転換することを求めます。

 

学びと育ち研究所

学びと育ちの研究所は、単に机上の学術研究を行う機関ではなく、「市や教育委員会が抱える教育・福祉課題に対し、膨大なデータから科学的根拠(エビデンス)を導き出し、学校現場の授業改善や行政施策の見直し・再構築へと直接橋渡しをする“EBPMの中核エンジン”」としての役割を担っているとされています。

 

市は「あまっ子ステップ・アップ調査」でのD層減少や全国平均到達を成果としてアピールし、1人1台端末の学習ログやAI型ドリルの活用を強く推進しています。しかし現場では、「授業の内容はよくわかる」と回答した児童生徒の割合が小・中学校の国語・算数(数学)全般で前年度から低下しています。「テストの点数・正答率の引き上げ」を急ぐあまり、反復学習やドリル学習が過度に偏重され、結果として子どもたちの学ぶ喜びや知的好奇心を奪っていないか、研究所の分析メスを向けるべきです。行政が進めたい施策、つまり特定ドリルの導入や点数目標達成を後押しするだけのデータ分析になってはなりません。「点数を上げるための詰め込み学習」が本当に効果的なのか、医学・神経科学的なエビデンスも取り入れ、「休養や遊びが子どもの認知機能や心理的安全性に与える影響」についても公正・科学的に検証し、帯学習の取組やあまっ子ステップ・アップ調査事業を見直すべきです。

 

保育所の隠れ待機児対策について

市は「待機児童ゼロ」をアピールしていますが、国基準の定義(特定園のみ希望、育休延長、企業主導型・認可外利用など)により統計から除外された「利用保留児童(隠れ待機児童)」が実際には多数存在します。「通える範囲に空きがない」「兄弟で別々の園に通わざるを得ない」など、保護者の実態や切実な就労希望との間に大きな乖離が生じています。総括質疑の答弁にあったようにアフターフォローをしっかりおこなうよう求めます。

 

児童ホーム待機児童解消について

本市の児童ホームの待機児童数は増え続け、全国最多水準に達する極めて深刻な事態となっています。小学校余裕教室の活用等、場所の確保や指導員の人手不足対策が追いついておらず、共働き世帯が「小1の壁」に直面しています。

 

児童ホームに通う児童にとっては「ホームは生活の場」です。長年公設公営で公的責任を守り続けてきた今の児童ホームの拡充と、指導員である放課後児童支援員の処遇改善と正規化を第一義的に取り組むべきです。専用スペースを確保し、待機児童の根底にある「人手不足」を解消するため、指導員の賃金引き上げ・労働環境の改善を行い、安心・安全な保育と生活の場を公の責任で確保することを求めます。

 

公立保育所の基本的方向について

公立保育所は、医療的ケア児、障害児、虐待・貧困・外国籍世帯など、民間では採算や体制面から受け入れが難しいケースを支えてきました。公立保育所をこれ以上民間移管し削減していくことは、これらの事例を地域で受け止めきれなくなる懸念があります。子ども一人ひとりの命と尊厳が守られ、安心して健やかに育ち合える環境を維持するため、「公立保育所の今後の基本的方向」については、効率化優先の発想を抜本的に改め、公のセーフティネットと保育の質を揺るぎなく保障する方向へと見直すことを強く求めます。

 

 

脱炭素施策について

市域のCO2排出量が増加していることを重く受け止め、「ゼロカーボンベースボールパークなどのPR/啓発型イベントにとどまらず、大規模事業所に対する実効性ある排出削減指導をおこなうとともに、市民向け住宅断熱・太陽光発電パネル設置導入助成など、市独自補助を拡充するべきです。

また市民気候会議などの取組を始めるよう強く求めます。環境問題は市民との協働で進めていくことを宣言していただきたいと思います。

 

モーターボート競走事業

ギャンブル依存症は、個人の意思の問題ではなく、多重債務、生活困窮、家庭崩壊、児童虐待、さらには自死や犯罪へと直結する深刻な精神疾患・社会問題です。国においても「ギャンブル等依存症対策推進基本法」が施行され、対策の強化が求められていますが、本市の事業展開は売上の維持・拡大が先行し、被害の未然防止や包括的な相談・救済支援の実効性は極めて限定的です。ギャンブルによって得た収益の影で、それ以上の社会的損失や福祉的支援のコストが発生している矛盾を直視すべきです。

近年、スマートフォン等を介したネット投票の普及により、売上規模が大きく伸長しています。しかしこれは、24時間365日、いつでもどこでも手軽に投票できる環境が整ったことで、可視化されにくい生活破綻を急速に広げている証左でもあります。特に経済的基盤の脆弱な若年層や子育て世代への浸透は、将来にわたる生活基盤を奪いかねず、自治体が自らそのリスクを拡散・助長している構造は看過できません。

 

競走事業会計からの一般会計繰入金は、好不況や売上の変動に極めて左右されやすい不安定な財源です。本来、教育、福祉、子育て支援などの基礎的な行政サービスは、安定した税収と公正な財源配分によって恒常的に賄われるべきであり、「ギャンブルの上がり」に依存し続ける財政体質そのものが不健全です。行政が公営ギャンブルの売上増に依存すればするほど、依存症対策や事業縮小という本来の福祉的観点にブレーキがかかるという本末転倒な事態を招いているのではないでしょうか。

 

自治体が果たすべき役割は、ギャンブルを煽って財源を稼ぎ出すことではなく、市民の命と生活の尊厳を支えることにあります。売上や繰入金の数字のみを評価する姿勢を即刻改め、依存症の追跡・実態調査を徹底すること、過度なプロモーションを厳しく規制すること、そして将来的な事業の縮小・廃止を見据えた抜本的議論に着手することを強く求めます。

 

多文化共生社会の推進

外国籍住民の増加により、外国人総合相談窓口に寄せられる相談件数も急激に増加しています。日本語教育の拡充が急がれるとともに、地域住民の多文化共生社会推進への理解・協力体制の啓発も取り組みを強める必要があります。加えて、外国籍住民が一定期間定住すること、また家族を伴う外国籍労働者が今後増加することを考えれば、相談窓口では対応しきれなくなるのではないでしょうか。

 

総括質疑の答弁では、地域の中で、外国籍住民の孤立を防ぐ環境づくりが必要と考えている、とのことでした。多文化共生とは、例えばほんの短時間、同じバスで乗り合わせた人、という一過性の関係性で終わる話ではなく、もっと長く、密接に生活に関わり続ける関係性を構築していく問題です。

 

外国籍住民と地域住民との交流を促進すると同時に、外国籍住民同士が交流する、母国の文化を継承する場を提供する、「外国人市民会議」を設置するなど、拠点となる場所や外国籍住民自身の意見を寄せあう機会が必要です。市直営で相談窓口を設けていることは評価しますが、対症療法に済ませるのではなく、より積極的な取組を求めます。

 

朝鮮人学校就学補助金について、総括質疑の答弁では朝鮮人学校が義務教育課程に相当する教育をおこなっていること、その保護者が本市の納税者であること、またこれまでの歴史的経緯に加え、国際人権規約に定める、教育を受ける権利を保障する観点から交付しており、制度を継続するとのことでした。補助額については、検討するといわず、すぐにでも宝塚市の水準に引き上げ、さらに物価高騰の影響を重く受け止め、保護者の負担を軽減する措置を即刻とることを強く求めます。

 

下水道事業におけるウォーターPPPの導入について

市は「あまがさき下水道ビジョン2031」等を踏まえ、東部処理区の処理場・ポンプ場を対象に、官民連携(包括的民間委託・更新支援型等)を進める「下水道ウォーターPPP」の導入(令和10年度開始・管路包括委託など)を検討しています。

 背景に「技術系職員の不足」や更新費用の平準化を挙げていますが、民間企業の利潤追求が優先され、や技術継承の断絶、将来的なコスト高・料金値上げ、災害・緊急時対応の遅れといったリスクが国内外の水道コンセッション・PPP等で懸念されています。

命と都市機能を支える最も基礎的なライフラインを民間任せにするのではなく、市が直営で保全・管理できるようにするべきです。長期包括契約による将来的な財政負担の固定化を回避し、大規模地震・浸水災害時における公の対応責任を果たせるよう、ウォーターPPP導入の方針の再考を求めます。

 

地域公共交通の充実、オンデマンド型交通の導入・活用について

AIデマンド交通の実証運行がおこなわれています。オンデマンド交通は事前予約や相乗りを前提とするため、「時間通りに来ればいつでも乗れる」定時・定路線の利便性とは本質的に異なります。

公共交通の根幹が揺らげば、通院や通勤、通学に日常的な混乱が生じ、高齢者や子育て世代の移動の自由が奪われかねません。住民に決して不利益を持ち込ませず、真に利便性を向上させる公共交通網を構築するため、「路線バス等の基幹交通の維持」を大前提とし、オンデマンド交通はあくまで「補完・拡張」としての役割であることを強調したいと思います。

 

運用にあたっては高齢者や端末操作が不慣れな市民が排除されないよう、「デジタル弱者」を絶対に置き去りにしない予約・利用体制、タクシー並みの高額な運賃設定ではなく、市民負担は路線バスと同程度で利用できる料金設定、そして「採算性のみ」を理由に短期間で撤退することのないよう、粘り強く検証をすすめることを求めます。また、運行エリアや停留所(乗降ポイント)、運行時間帯の設定にあたっては地域住民や利用者の声を丁寧に聴き取り、市民と協働で改善を重ねる運用を行うべきです。

公共交通は、市民が住み慣れた地域で尊厳を持って暮らし続けるための「都市の命綱(インフラ)」です。行政都合のコスト削減や民間任せの効率化に偏ることなく、すべての市民の「移動する権利」を公の責任で守り抜く交通政策の推進を強く求めます。

以上で、日本共産党議員団の意見表明を終わります。

 

また米海兵隊員が民間人殺害 繰り返される悲劇 基地が命も財産も奪う

 

 基地あるがゆえの悲劇が繰り返されました。

 3日未明、那覇市のホテルで39歳の女性が殺害され、財布などを奪われる事件が発生。4日未明、米海兵隊普天間基地(宜野湾市)所属の海兵隊員が強盗殺人の容疑で沖縄県警に緊急逮捕されました。

民間人の命や財産・尊厳を脅かす残忍な行為は、絶対に許されません。徹底的な真相解明が求められます。

 沖縄県の資料などによれば、本土復帰の1972年5月以降に発生した米軍関係者による民間人の殺人は、今回で14件目となりました(下表)。
日本政府は国民の命と財産を守るための「抑止力」だとして沖縄への基地おしつけを正当化していますが、実態は米軍基地が県民の命も財産も奪っているのです。

 本土復帰前の米軍占領下においては、米軍関係者が引き起こした事件・事故による死傷者数は、賠償の対象になっているだけで1986件、うち死亡は796件に達します。55年9月の幼女暴行殺人、59年6月の宮森小学校ジェット機墜落による児童・住民18人の死亡など、今なお語り継がれる悲惨な事件・事故が繰り返されてきました。

「綱紀粛正」 実効性なし

 今回の事件は偶然起こったものではありません。
沖縄県警の統計によれば、米軍関係者の刑法犯検挙件数は2021年から25年にかけて4年連続で増加。しかも、21年の41件から25年の101件と、2倍以上に激増しています。
この間、米兵による女性暴行事件が相次いで発覚し、夜間外出の制限などが一時的に課されましたが、すぐに解除されています。日本政府も米軍任せの対応に終始し、「綱紀粛正」に何の実効性もなかったことが証明されました。

 重大なのは、本土復帰後に発生した殺人14件中13件が、海兵隊員によるものだということです。
他国侵攻=“殴り込み”の先兵として、「殺人マシン」に仕上げられる海兵隊員の残虐性は、もはや否定できない事実です。

 また、14件中8件の犠牲者は女性です。近年は女性の犠牲が続いており、
「フェミサイド(女性を対象とした殺人)」の様相も強まっています。

海兵隊撤退 かじを切れ

 日本政府は「普天間基地の危険性除去」という口実の下、名護市辺野古への「移設」=新基地建設を推進してきました。先月13日の県知事選で当選した古謝玄太氏は、県政を「辺野古新基地反対」から「移設」容認に転換しました。今回の事件を受けて、古謝県政は基地から派生する事件・事故のリスクを、同じ県民である名護市民に押しつけるのか。厳しく問われることになります。

 口先だけの「綱紀粛正」には、何の意味もありません。政府は破綻した辺野古新基地建設をただちに中止し、普天間基地の閉鎖・撤去、海兵隊撤退への対米交渉にかじを切るべきです。

沖縄県での米兵による民間人殺害事件(本土復帰後)

1972・ 8・ 2  宜野湾市で女性を殺害
      9・20 ●キャンプ・ハンセン内で基地従業員を射殺
     12・ 1 ●沖縄市で女性を殺害
  74・10・23 ●名護市で女性経営者を強盗・殺害
  82・ 3・ 8 ●金武町で男性をブロックで殴打・殺害
      7・31 ●名護市で女性を暴行・殺害
  83・ 2・23 ●キャンプ・ハンセンでタクシー運転手を殺害
  85・ 1・16 ●金武町で男性を刺殺
  91・ 6・14 ●沖縄市で男性を殺害
      6・20 ●沖縄市でインド人男性を殺害
  93・ 4・12 ●金武町で男性を殺害
  95・ 5・10 ●宜野湾市で女性を殺害
2016・ 4・28 ●うるま市で女性を暴行・殺害
  19・ 4・13 ●北谷町で交際していた女性を殺害し、自殺
  26・10・ 3 ●那覇市で女性を強盗・殺害

●は海兵隊員または元海兵隊員による犯行

沖縄・本土復帰前の米軍関係事故

                  死亡   傷害
1945・8・15~52・4・27 574   630
  52・4・28~72・5・14 222   560
総計                796  1190
 (沖縄県資料から)

しんぶん赤旗 2026.10.5より

学費が高すぎる!近畿の若者 政府に要請

学費、奨学金、不登校の問題で近畿2府四県の学生、青年、保護者らが政府に切実な実態を訴え、学費半減や給付型奨学金の拡充、不登校への支援策を要請しました。

激安スーパーの1袋86円の食パンで朝夕1枚づつ食べてしのぐ…
給付型奨学金だけで賄えず有利子の奨学金を利用し卒業時の返済額は430万…
毎月の返済が40代になっても続く実態…

ほんとうに苦しい声がいっぱいです。

要請行動は日本共産党国会議員団近畿ブロック事務所が呼びかけたもの。
現場に66人、オンラインを含め80人以上が参加。

尼崎からは、ばんどうまさえさんが参加しました。

しんぶん赤旗日曜版 9月27日号 

尼崎市の「公共事業で働く人の賃金」のルールを見直したい!【公契約条例を見直そう】

尼崎市の「公共事業で働く人の賃金」のルールを見直したい!

尼崎市が発注する工事や業務(公共調達)で働く人たちの給料を守るルールができて、ちょうど10年が経ちました。
しかし、今のルールには「給料の最低額(下限)」を決める規定がありません。

そのため、市の仕事をしているのに生活が苦しい状態(いわゆる「官製ワーキングプア」)を防ぎきれていないのが現状です。

他の地域ではどうしている?

ほかの自治体(兵庫県加西市や東京の杉並区など)では、働く人の最低給料を毎年見直して発表する仕組みを作っています。
さらに杉並区では、給料が払われていないときの相談窓口を作ったり、外国人労働者向けに多言語で知らせたりして、しっかり給料が支払われるよう見張っています。

尼崎市へ提案したいこと(5つのポイント)

制度ができて10年の節目に、もっと役立つルールへ変えるため以下の改善を求めています。
• 最低賃金(給料の下限)を決める:市のお仕事で働く人の給料の最低基準を作る。
• 毎年見直す:専門の話し合いの場を作り、給料の額を毎年しっかりチェックする。
• 対象を広げる:対象となる市の契約(工事や委託業務など)を増やす。
• ルール違反を防ぐ:もし約束が守られていなければ修正させ、改善しない場合は公表する。
• 相談窓口を作る:給料が正しく払われていないときに、働いている人が市に直接相談できるようにする。

単に「ルールを守っています」という報告をもらうだけでなく、現場で働く人の暮らしを本当に守れる実効性のある条例に変えていきましょう!

以上、川崎としみ議員の尼崎後援会ニュースへの寄稿をわかりやすく要約しました

2026年9月議会 松沢ちづる議員の一般質問と当局答弁要旨【国保の県完全統一について&災害被災者支援について】

日本共産党議員団の松沢ちづるです。
今回の7月28日に起きた熊本地震でお亡くなりになった方々に深く哀悼の意を表します。被災された皆さまにお見舞い申し上げます。
 私は今回の一般質問で、災害関連死を防ぐ被災者支援と国民健康保険の県が示す統一保険料率への移行についての2つのテーマにします。
昨日からの一般質問で複数の議員が関連する質問をされていますので、参考にさせていたきます。

地震避難所では発災後10日過ぎても雑魚寝状態が改善しない、食料の提供も3食届かなかったり、炭水化物ばかりで「野菜が食べたい」といった避難所利用の方の声が紹介されていました。さらに酷暑のこの夏に、しかも避難所となる学校体育館のエアコン設置率が熊本県平均で20.9%と大変低い地域だということで、災害関連死のリスクがより高くなっていることも懸念されています。
 私はこの事態にたいへんショックを受けるとともに、もし、今、尼崎で震度6~7級の地震が起きたらどうなるか、と思わずにいられませんでした。今回の一般質問はこうした思いからジェンダー平等の視点に立ち、災害関連死を防ぐ被災者支援について質問します。
 まず、避難所となる小中学校体育館の空調設備についてです。現時点でエアコン設置されているのは、小田中学校、立花中学校のみです。今年度中に残り15校の中学校体育館のエアコン設置が完了するとのことです。小学校体育館は現時点で「ゼロ」、2028年、29年で40校に設置、建て替え予定の下坂部小学校は、建て替え時に設置なので2030年頃になるとお聞きしています。現時点でエアコン設置率は3.4%、熊本よりもかなり低い状況です。

 

Q1 これら体育館のエアコン設置計画の進捗はどうですか。また、併せて停電時のエアコンの補助電源の確保はどうなっているのかお答えください。

 

答弁要旨

 学校体育館の空調整備につきましては、建替え予定の下坂部小学校を除く、すべての学校の体育館や武道場等に3年間で空調整備を行う計画を策定いたしました。
 令和8年度は、中学校及び高等学校の体育館や武道場等の整備と小学校10校分の設計を行うこととしており、現段階では計画どおり進めております。
 昨年度、設計を行った常陽ちゅう学校につきましては、今年の10月に工事が完了予定であり、残りの中学校及び高等学校は、すでにすべての設計に着手しており、10月以降、順次工事を行い、今年度内に整備が完了する見込みとなっております。引き続き、着実に整備を進めてまいります。以上

 

答弁要旨

 今回整備する体育館の空調設備は、電源自立型ガスヒートポンプ式を採用しております。停電時でも都市ガスを燃料として自己発電し、その電力を利用して空調機を運転することができます。
 また、余剰電力は体育館内の非常用コンセントに供給されることから、スマホの充電や照明等の電源に活用できます。以上

 

つづいて、国民健康保険制度についてお聞きします。
尼崎市は来年2027年4月から県の示す統一保険料率への移行を実施しようと考えています。国の方針で、県は2018年から全市町と合意を取りながら「兵庫県国民健康保険運営協議会方針」を策定し、全市町が27年~30年のうちに完全統一することを決定しています。
 2018年保険者が市町から県に移管された際、尼崎の個々人の保険料はおおむね1.5万円ほど安くなりましたが、その後、年々引きあがり、今年はほぼ18年度と同じくらいか少し高い保険料になり、市民からは高すぎる保険料の引き下げを求める声が上がり続けています。
 また、保険料水準と統一するためにはサービスの標準化をしないと公平性が保たれないとして、来年度から結核・精神医療付加金の廃止が挙げられています。さらに、市町独自の減免は廃止となるので、尼崎では「特別減免(所得の20%を超える保険料について4分の1が減免)は、来年度統一保険料率に移行すれば廃止となります。
 さらに、本市では国保基金が今年度末の残高見込みで9.2億円あります。これまでは個々の保険料引きあげを抑えるために使われてきましたが、統一保険料率に移行するとこうした使い方はできなくなります。

Q2 県内統一保険料率への移行は、保険料を引き上げ、それに対し市として引き下げの手だてが講じられなくなります。「払える保険料に引き下げてほしい」という市民の声に市はどう対応しようとするのですか。

 

答弁要旨

 国民健康保険におきましては、平成30年度に、制度を安定的に持続させるため、都道府県を財政運営の責任主体とする改革が行われ、兵庫県では、県と県内市町が一体となって、同一所得・同一保険料という保健制度の実現を目指し、各種取り組みを進めてまいりました。
 そうした中、兵庫県から、県内の標準保険料率を統一し、各市町の統一保険料率への移行する時期について、令和9年度を目安とするとの方針が示されたことから、現在、本市においては移行に向けた準備を進めているところです。

 統一後の保険料につきましては、医療費の動向等、変動要素があるため、必ずしも引上げにつながるものではございませんが、議員ご指摘のとおり、統一後は市による基金を活用した保険料の抑制は出来なくなります。

 こうしたことから、本市としたしましては、統一保険料率への移行後においても、将来の保険料を少しでも抑制できるよう、特定健診をはじめとした保健事業の推進による医療費の適正化や、保険料収納率の向上に努めるとともに、引き続き、国に対して国庫負担率の引き上げなど、財政支援の拡充を求めていきたいと考えております。

 また、生活困窮などにより、保険料の納付が困難な世帯からの納付相談につきましては、これまで同様に可能な限り個々の事情に配慮しながら、丁寧な対応に努めてまいります。  以上

 

 

 

これで第1問を終わります。2問めからは1問一答で行います。

 

 

2問めは、国民健康保険の問題から伺っていきます。
(高すぎる国保料についての答弁に対する意見を述べる)
特別減免の申請者は、昨年4月1日現在で9495世帯あり、これは全国保56,312世帯の16.86%です。保険料が所得の20%以上にもなる世帯がこんなに多くいらっしゃるという現実があります。

Q3 保険料率の完全統一後、保険料の引き下げを求める先は県となります。県の国保基金は直近で84億円あります。県の「保険料水準の統一に向けたロードマップ」では、納付金全体引き下げによる統一支援への活用は2031年度までと書かれています。県の国保基金についても、2032年度からは保険料引き下げに活用できなくなるのではないでしょうか。これでは、完全統一後ますます保険料は引きあがるばかりではありませんか。

全国に先駆けて2018年完全統一した大阪府や2024年奈良県では市町村の国保料が軒並み弾きあがり、毎年高い国保料ワースト30をこの府県で占めています。

 

 

答弁要旨

 県内の国民健康保険料率の統一に向けて、兵庫県んが設けている令和9年度から3年間の移行期間につきましては、令和9年度に完全統一を実施した場合に、被保険者の保険料負担が急激に増加する市町の事情を考慮して設けられたものです。
本市におきましては、令和7年度に行った保険料の試算で、給与収入が例えば500万円、夫婦と就学児2人の4人世帯では、年間約1万2千円の減、同じ世帯構成で、給与収入が200万円の場合はおおむね横ばいになると見込んでおり、移行期間が必要となるような保険料の急増は想定していないことから、被保険者の保険料負担に大きな影響を生じさせることなく、令和9年度に統一保険料率に移行できるものと考えております。

 県は、統一保険料率への移行後において、市町の基金を活用した保険料の抑制を禁止するとともに、保険料の減免について、県内の全市町が統一基準に基づいて実施する方針であり、市町独自の減免は認めていないことから、本市におきましても、統一保険料率への移行後はこれらの方針に沿って、制度を運営してまいりたいと考えております。以上。

 

Q4 県に対し、2032年以降も県の国保基金を保険料引き下げのために活用するよう求めるべきだと思いますが、いかがですか。

 

答弁要旨

 兵庫県の基金の活用方法につきましては、「兵庫県国民健康保険運営方針」において、県と市町の協議会において決定することとされています。
 各市町の保険料負担の増加が見込まれる場合は、基金の活用により負担緩和を検討するよう、協議会の場において、要望することは可能であり、県内の保険料率が完全統一された後においても、各市町の保険料負担抑制のために基金を活用することが可能であることは、県に確認しております。
 こうしたことから、本市といたしましては、被保険者の負担が大きく増加すると見込まれる際には、県に対して基金の活用を要望してまいりたいと考えております。以上

 

 

 兵庫県は今財政悪化から「起債許可団体」になると公表されました。さらに2030年には実質公債費率が25%を超え「早期健全団体」に転落するとの見通しも発表しています。大谷議員からも県が今、各行革で10%削減をするとしており、市政への影響が出てくるのではないかと質問されました。答弁は県からの説明がなく、わからない状況だとのことです。
 県の財政が非常に不安定な時に、市の世帯数の25.65%、人口の17.2%を占める国保加入者・世帯の命綱を県にあずけてしまうのは、先行きが付箋面でリスクを伴うと思います。

 

Q5 市長に伺います。2027年からの統一保険料率への移行はいったん止めて県の動向を注視するのが賢明だと思いますが、いかがですか。

答弁要旨

 兵庫県の財政状況につきましては、承知しておりますが、国民健康保険の財政は、主に、法の規定に基づいて交付される国庫負担金等の公費と、被保険者からの保険料によって成り立っており、県の財政状況が県内の国民健康保険事業の財政運営に影響することがない旨を県に確認いたしております。
 したがいまして、県の財政状況を理由に、令和9年度の統一保険料率への移行を取りやめる考えは今のところございません。以上

 

統一保険料率への移行はいったん止まるべきだと強く求めます。

次に、災害関連死を防ぐ被災者支援について伺います。
福島議員への答弁では他の特別教室の活用も考えるとのこと。必要時、特別教室に避難所を設置するのも考えているということですか。

 

 スフィア基準が今、注目されています。「人道憲章と人道支援における最低基準」のことで、通称スフィア基準と言われています。紛争や災害の被害者が、尊厳のある生活を送ることを目的に「保護され援助される権利」を被災者支援に具体化したものです。

 2025年12月内閣府もスフィア基準を踏まえて、これまで各自治体に通知している「避難生活における良好な生活環境の確保」「避難所運営等避難生活支援のためのガイドライン」「避難所におけるトイレの確保、管理ガイドライン」の改定を行っています。

 避難所の人権を配慮し衛生的な環境にすることは、災害関連死を防ぐ大きなポイントとなります。日本の避難所でよくみられる雑魚寝は床からの冷え、埃や周囲のせきやくしゃみの飛沫を吸いやすいなど感染リスクを高めることや、通路の確保が曖昧になるためトイレを我慢してしまう、性被害の不安など、被災者の命や健康を脅かします。こうした問題の解決策として、本市も段ボールベッドの活用を地域防災計画に盛り込んでいます。現在市は5つの段ボール業者と災害時の物資応援協定を結んでいます。

 

Q 市は地域防災計画で、震度6強の南海トラフ地震を想定した避難者数を38,817人としています。そのうち避難所利用者数は何人と見込んでいますか?

 

答弁要旨

 この38,817人という数値につきましては、兵庫県が平成26年に公表した南海トラフ巨大地震津波被害想定において、発災時期を複数想定されているうち、冬の18時に災害が発生し、発災1週間後における、本市の避難所での生活者数であります。
 従いまして、数値上では避難所における見込み数全員となりますが、最近では車中泊避難等のケースも見受けられますように、このうち、幾分かは避難所以外に避難されるのではないかと考えられます。以上

 

 市は9月議会補正予算で段ボールベッドの備蓄を200床から2550床に増やそうとしています。70歳以上の避難者3分の1に値するとのことですが、避難者全員分確保は事業者との協定ですみやかに行えるのでしょうか。南海トラフ大地震は広範囲に被災すると想定されており、各自治体から一斉にダンボール業者にベッドの発注が殺到するでしょう。到底、必要数の確保が早期にできるとは期待できません。
 更なる備蓄などを進めるよう、要望しておきます。

 

 

次にトイレ・シャワー・オストメイト用トイレの確保についてお聞きします。
市の取組みとして、避難所となる学校体育館の近くにマンホールトイレの設置が行われています。これは一般用だと思います。
Q7 トイレは男女別や誰もが使える障がい者用、オストメイト用が必要数、用意されるべきだと思いますが現状はどうですか?

 

答弁要旨

 本市では、避難所運営マニュアルにおいて、トイレを男女別に設けることを基本としており、現在、指定避難場所となる市立の小中学校及び市内の高等学校において整備を進めているマンホールトイレについては、男性用2基、女性用3基、障がい者用1基の計6基を基本配置としています。

 また、災害時のトイレ利用でお困りになる方がおられないよう、指定避難場所におけるオストメイト対応トイレや車いす対応トイレについては、市ホームページにおいて公表し、市民周知に努めているところでございます。

 一方で、オストメイト対応のトイレについては、現時点で未整備の施設もあることから、今後、施設内のトイレ改修等に併せて順次整備を進めていくほか、災害対応車両登録制度「D―TRACE」などの活用も含め、誰もが安心して利用できるトイレ環境の確保に努めてまいります。以上

 

Q8 シャワーの確保、入浴への配慮はいかがですか?

 

答弁要旨

 被災者への入浴等の支援については、自衛隊による入浴施設の設置による支援のほか、兵庫県による兵庫県生活衛生同業組合協議会との協定による支援要請を活用することにより、本市域内の銭湯等の入浴施設を提供していただくこととしております。
 これらに加えまして、水循環型シャワー2セットの購入についても、本定例会の補正予算案として提案し、ご審議いただく予定としております。
 また、この製品を所有している自治体において相互応援が可能な仕組みもございますことから、災害時にはこれらも活用しながら、被災者への入浴環境の確保に努めてまいります。以上

 

 

 次に、食事の提供について伺います。発災直後は、まず必要数提供できることを最優先で考えるのかと思います。しかし数日後、スフィア基準では48時間後には2100Calで栄養バランスの取れたものを提供すべきとしています。
Q9 必要なカロリーとバランスはどのように考え、提供しようと考えているのでしょうか。現状はどうですか。

 

答弁要旨

 災害時の食事の提供につきましては、発災直後は避難者に必要な食数を確保し、速やかに届けることとしており、避難生活が長期化する中では、空腹の軽減・帽子だけでなく、栄養バランスにも配慮した食事の提供が必要であると認識しております。

 食事は避難者の健康維持の観点等からも大変重要であると考えており、避難者が尊厳ある生活を送るためのスフィア基準の1人1日あたり2100キロカロリーを満たせるように努めることも大事な取り組みの一つであると考えております。 

 また、カロリーのみに着目するのではなく、栄養バランスに配慮することも必要であることから、本市では、備蓄食の充実のみではなく、避難生活の長期化を想定し、日本栄養士会災害支援チームの派遣を県に要請するなど、栄養面を考慮した食事を提供できる体制の充実に努めてまいりたいと考えております。以上

 

 以前、中学校給食実現のための市民運動に参加していた時。学習会の講師が学校給食は災害時被災者への食の提供に寄与することができるとおっしゃっていました。たしかに学校給食センターには約1.1万食作る設備が整っているし、市の管理栄養士さんもいます。

 

Q10 災害時の食の提供に学校給食センターや小学校の調理室の活用を考えてはいかがですか。

 

答弁要旨

 地域防災計画では、被災者に栄養バランスの取れた適温の食事を提供できるよう、炊き出しに利用できる学校給食施設等の活用に努めるとしており、学校給食センターや小学校の調理室は、被災者への食事提供に活用する可能性のある施設と考えております。

 しかしながら、その活用にあたっては、施設の被害状況に加えて、学校運営上支障がなく、人員や食材の確保など、活用可能な条件が整うことが必要であり、これらの条件が整った場合には、被災者支援の活用に努めてまいります。以上

 

 次に、保健・医療体制について伺います。
尼崎市災害時保健医療マニュアルでは、発災直後から中長期までのフェーズを6区分しています。今回は特に、発災後72時間以降1~3カ月程度の期間の取組についてお聞きします。

 

Q11 保健所に医療救護活動拠点が設置され、避難所に救護所が開設されると書かれていまsが、すべての避難所に救護所は設置されるのですか。

 

 答弁要旨

 本市で災害が発生した際、医療救護所はすべての避難所に設置するものではなく、市内医療機関の被災状況や避難所の状況を踏まえ、必要に応じて設置することとしております。

 設置場所は、避難所や福祉避難所、生涯学習プラザ等の公共施設を想定しており、避難生活の長期化に伴う被災者の健康管理に加え、地域医療が回復するまでの臨時的な医療提供を目的としております。以上

 

Q12 医師会との連携はどうなっていますか

Q13 保健師や医師による健康チェックや相談、車中泊している人などへの訪問の体制はどのように考えていますか。福島議員への答弁では、所在把握のスキルアップを検討するとおっしゃっていましたが、具体的にはどんな点についてやろうと考えていますか

 

答弁要旨

 災害時における被災者の訪問につきましては、本市の地域防災計画に定める地域救護班がその役割を担っており、南北地域保健課の保健師等が中心となって、原則として保健師2名以上の体制を構築し、避難所や在宅の被災者、車中泊をされている方の健康状態を把握するとともに、医師や福祉職員等と連携を図りながら、被災者の状態に応じた支援を行うこととしております。

 あわせて、兵庫県や国を通じて、市外の保健医療活動チームの派遣を要請し、応援保健師等の受入れを行うなど、災害状況に応じた体制強化にも努めていくこととしております。以上

 

Q14 中長期化する避難生活では、感染症予防が重要です。避難所などでうがい、手洗い、歯磨きができる環境つくりと被災者への啓発活動の取り組みはどのように進めますか

答弁要旨

 避難生活が中長期化する局面におきましては、感染症の集団発生が起こりやすく、被災された方々の健康を脅かす重大なリスクとなりうるため、うがいや手洗い、歯磨きは、感染症予防に加え、高齢者に多い誤嚥性廃園の予防にもつながる、重要な取り組みと認識しております。

 こうしたことから、本市といたしましては、避難所における定期的な換気や共用部の消毒の実施、種子消毒用アルコールyはハンドソープの設置などを通じて、感染が広がりにくい環境の確保に努めるとともに、咳エチケットとしてのマスクの着用や手洗いの手順、水が乏しい状況での歯磨きの工夫などを示したチラシの配布や掲示をすることで、衛生行動の重要性について周知啓発してまいりたいと考えています。以上

2025年改訂された地域防災計画には、まだ休日夜間急病診療所の位置づけはありません。改定後にオープンしているので当然です。
Q15 休日夜間急病診療所は、災害時どのように機能させようと考えていますか。

 

答弁要旨

 現在の休日夜間急病診療所は、昨年11月の移転に併せて、それまでの健康医療財団の運営から市の直営に改め、指定管理者制度による運営しております。
 これは、有事の際に市の判断のもと、急病診療所が市内医療機関の被災状況を踏まえながら、地域の医療体制を補完する役割を果たすことができるよう行った措置であり、設備面においては、防災センター等の防災拠点と同程度の耐震性を有するとともに、費用用発電機及びオイルタンク、受水槽並びに汚水貯留漕を備えることで発災後72時間は施設機能を維持できるように整備しております。

 今後は、災害時における休日夜間急病診療所の具体的な機能や運用の在り方について、指定管理者である尼崎医師会と調整してまいりたいと考えております。以上

 

次に、避難所でのジェンダー平等に基づくプライバシー保護や暴力防止の取り組みについて伺います

熊本地震の発災から半月経った8月中旬の新聞報道によれば、車中泊をしている46歳の女性は、小学校

の女の子と自分自身への性被害が怖くて避難所利用を諦めたと語りました。避難所を選択した30代子育

て中の女性は、避難所で男性から性的発言を受け、「我慢しているけれど限界がある。女親だからと足元

を見られているようで悔しい」と怒りをあらわにしました。

 被災者支援を行っているNPO法人の方は、自治体は防災計画に女性などへの支援をかかげていても、「実際のところそれは後回しにされることが多い」と指摘されています。
 多様性を踏まえた支援を追求しないと、はじかれた被災者にはますます支援が届かなくなります。避難所が誰にでも安全・安心であることは第一課題であり、命の問題です。

 

Q16 女性用更衣室、授乳室の設置はどのように進めるのですか。

 

答弁要旨

 本市では、避難所運営マニュアルに記載しているとおり、更衣室を男女別に設けること、また授乳室を設けることとしております。

 具体的には、避難所開設時に、体育館内の一角や教室などを活用し、間仕切り等を用いて、女性用更衣室及び授乳室を専用スペースとして区画・確保いたします。 

 また設置にあたっては、更衣室・授乳室が人目につきにくく、かつ、女性が利用しやすい配置となるよう配慮することなどとしております。

 本市では、引き続き必要に応じて検証を行っていくなど、女性が安心して避難生活を送ることあできる避難所における環境整備に取りくんでまいります。以上

 

 

 被災地熊本県氷川町では、8月初旬に妊産婦と乳幼児に特化した「母子避難所」を開設されました。「泊ってもいい、通ってもいい、預けてもいい」をスローガンに、周りの目を気にして一般の避難所に行けない妊産婦の「困ったことに対応できる場所」を目指しています。
 これは、発災後同町の保健師さんたちが妊産婦や乳幼児の被災状況を℡で確認し、専用避難所の設置が必要と判断されたと聞きます。

 

Q17 本市では、妊産婦向けの避難所設置について考えていますか

 

 答弁要旨

 本市では現在、妊産婦専用の避難所はございませんが、各避難所において、妊産婦をはじめ、高齢者や障害のある方など要配慮車に対応できるよう、個室などを活用した要配慮者用の避難室を設置することとしております。

 また、生理用品や粉ミルクなどの備蓄物資を確保するとともに、授乳や休息に配慮したスペースの確保や妊産婦の健康状態の把握などの取り組みを行っています。

 今後も、妊産婦らの方々が安心して避難生活を送ることができるよう、他都市の事例や関係者の意見等を参考にするなど、その充実に努めてまいります。以上

 

 最後になりますが、今回の熊本地震の自治体対応については、10年前2016年4月の被災時の教訓である①災害関連死の多発 ②避難所の環境悪化 ③自治体の受援体制の遅れについて、教訓が活かされていないと批判の声があがりました。
 本市は幸い、阪神淡路大震災後、いくつかの災害を経験したものの、長期避難所を必要とするようなことはありませんでした。そうであっても、全国の様々な災害対応を見聞きし、また、本庁が被災地支援を行う中で、それを本市に置き換えて地域の防災対策をブラッシュアップすることが重要だと思います。
Q18 本市は全国の様々な災害対応を見聞きし、また支援活動を行いながら本市に置き換えて地域防災計画の振り返りをどのようにおこなっていますか。

 

 答弁要旨

 市町村が作成する地域防災計画は、国の防災基本計画などに基づき策定することが求められており、国の防災基本計画では、直近で起きた災害に対して行われた対策の効果を勘案して修正されているため、おおむね全国的な災害対応を踏まえた内容に修正しております。

 しかしながら、当然、国の計画等を勘案するのみではなく、本市として活動し学び得ていることなどについての修正対応も重要であると考えております。

 これまでも、そういったことを一つの要素として計画の修正等を重ねてきたところです。以上。

 

 出前講座、地域防災EXを繰り返し、実施することを求めます。

【賛成しました】非核三原則の堅持・核兵器禁止条約再検討会議へオブザーバー参加を!意見書【採択】

非核三原則の堅持は国是です。
そんな当たり前のことをわざわざ国に議会として求めていかないといけない、など、今の政権がどれだけ国民の命と尊厳をないがしろにして軍事に突き進んでいることがわかります。

非核三原則の堅持と、核兵器禁止条約再検討会議へオブザーバー参加をして欲しいと求める国への意見書。
公明党からの提案に応えて、共産党議員団、市民グリーン、無所属議員3人が賛成しました。

反対したのは、自民系の蒼風会と、自民+賛成の青雲の会、維新、市民ファースト(NHK、国民民主など排外主義の政党議員)。
なんと「日本はアメリカの核の傘の下で守られている。だから認められない」という主旨でした。

 

日本共産党議員団からは川崎としみ議員が意見書への賛成討論を行い、「核抑止論は、いざとなったら核兵器を使うぞと脅すもの。世界の100を超える国々はそれを認めない。唯一の戦争被爆国である日本は非核三原則は今後も堅持すべきであり、核は人類にとって悪であり廃絶すべきと規定した核兵器禁止条約を日本は批准していないが、再検討会議にオブザーバー参加して積極的に核兵器ゼロに向かう世界の討論に加わることが必要だ、と発言しました。

「非核三原則の堅持を求める意見書」及び「核兵器禁止条約第1回再検討会議へのオブザーバー参加を求める意見書」に対する賛成討論 – 日本共産党尼崎市会議員団

【ちづる通信121号】国保の県・完全統一で「無し」になること3つ 松沢ちづる議員

松沢ちづる議員のニュース「ちづる通信」121号が発行されました。
裏面では9月の一般質問について書いています。
国民健康保険の完全統一…え?なにそれ?と思われる方も多いでしょう。
国の方針として一本化する制度の改定が進められてきました。

松沢ちづる議員は、県の完全統一で「無し」になってしまう事を3つ、あげています。

また、立て続けに日本各地をおそっている風水害や地震。
被災者の人権を守る対応の遅れを痛感しています。
災害関連死を防ぐ被災者支援を尼崎ではどう進めるべきか追及しました。