尼崎市→国へ!「老齢基礎年金等の支給額の引上げに関する意見書」

先日、尼崎市議会で賛成多数で採択された「老齢基礎年金等の支給額の引上げに関する意見書」をお知らせします。

 

意見書案第3号

老齢基礎年金等の支給額の引上げに関する意見書について

老齢基礎年金等の支給額の引上げに関する意見書を別紙のとおり、
衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、財務大臣及び厚生労働大臣
へ提出するものとする。

令和7年12月17日提出
尼崎市議会議員 津 田 加寿男
同 松 澤 千 鶴
同  真 鍋 修 司
同  上 田 さおり
同 迫 田 敬 一
同 高 野 由里子
同 山 根 呂 浩

(別 紙)
老齢基礎年金等の支給額の引上げに関する意見書

公的年金は高齢者の生活の基盤となっています。その大部分が消費
に回ることから、我が国の経済を支える大きな役割を果たしています。
しかしながら、医療費、介護保険料の負担増、さらには物価高騰によ
り、高齢者世帯の半数以上の方が生活が苦しいと感じているとの統計
もあります。
そのような中、令和7年度の年金額改定について、物価高騰のもと
でマクロ経済スライドの影響等により13年間で、年金改定額は、物
価変動率と比べて実質8.6%低い状態にあります。この結果、医療
費や食費すら削らざるを得ないなど、働かざるを得ない高齢者が増大
する事態となっています。また、公的年金等を受給している高齢者世
帯の約4割は、その収入が家計収入の全てです。年金支給額の引上げ
は消費を通じて経済を活性化させ、広く地域社会経済に好影響を及ぼ
します。
よって、政府におかれては、高齢者が老後を安心して暮らせるよう
に、物価上昇に見合う老齢基礎年金等の支給額の引上げの改善を行う
よう強く要望いたします。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出いたします。

令和7年12月  尼崎市議会議長 眞 田 泰 秀

衆議院議長  額 賀 福志郎
参議院議長  関 口 昌 一
内閣総理大臣 高 市 早 苗  様
財務大臣   片 山 さつき
厚生労働大臣 上 野 賢一郎

 

尼崎市役所HPより

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2025年10月決算特別委員会 意見表明【川崎としみ】

日本共産党議員団の川﨑敏美です。議員団を代表して、本委員会に付託された2024年度の決算について意見表明を行います。

1、物価高騰対策について

 私たち共産党議員団は、今年の4月21日市長に対して市独自でも実行出来る様々な物価高騰対策を求めました。その中でお米券の配布は市民からも好評で大変評価するものです。

 また一般質問で熱中症対策について松澤議員が取り上げ、財政調整基金の活用も視野に入れた取り組みを行うことを求めました。市は「今後、様々な不測の事態や更なる物価高騰対策などが必要になった場合には、財政調整基金の活用も念頭におきながら、市民ニーズに応えていく」と述べられました。市民の暮らしに寄り添う市政運営をめざして、今後とも柔軟な対応を求めます。

2、財政調整基金について

 財政調整基金の目標設定が近隣類似市の平均の164億円とされていますが、他市に遅れを取ってはいけないでは根拠が希薄です。それぞれの市の成り立ち、財政力も違うわけですから、例えば各自治体の財政力に応じて、または災害時に想定される費用の算出の数値とかで、目標値が設定されるべきであると思います。目標値の設定の根拠を明確にした見直しをもとめます。

3、公共施設のマネジメント

 この計画を最初に策定したときに、向こう35年間で30%の公共施設の削減ということでした。この目標値は国の推奨するものを機械的に定めたということではなかったでしょうか、今後の計画の策定にあたっては、実際の公共施設の再編が面積的にもエリア的にも必要性の点からの検証を加えること、市民の意見を取り入れたものにしていくことを要望します。また市営住宅など必要度の高いものは新たな基準を設定して市民ニーズに応えることも検討すべきです。

4、指定管理者制度と請負等契約

 自治体労働者の労働組合では指定管理者制度について問題点を指摘しています。これまで、自治体の首長は、「公の施設」の管理運営状況を議会に報告する義務があり、住民は監査請求や情報公開請求ができました。しかし、指定管理者制度では、首長の議会への報告義務はなくなり、情報公開も対象外となります。施設利用者の苦情等に対する自治体の責任が後退し、また市政とのゆ着などのチェックも困難となります。

管理者を指定する際、一般の施設であれば3年~5年の期限が議会で決められます。つまり、期限が切れれば、そのたびに公募が行われ、指定が継続される保障はありません。管理者は、経営不安と収益性のため、パートや派遣労働など非正規職員でまかなうことになります。一方、労働者は、不安定で劣悪な条件で働かされることになります。また、市民にとっては、義務の継続性、安定性、専門性の確保が難しくなり、住民サービスの低下となることが危惧されます。倒産や撤退による施設閉鎖もありえます。これらの観点を取り入れた総合的な評価を行い、必要な見直しを体制をつくるべきです。

また自治体がワーキングプアを生まない取り組みとしても、労働者の賃金格差をなくしていくためにも公契約条例の見直しを図るべきです。

5、ワークライフバランスの推進

 職員の超過勤務の時間数が141.8から135.0時間に減少しているものの、目標値は120時間だということですから、働き方改革だけにとどまらず勤務時間の見直し等の検討が必要になってきています。かつての働き方は9時から17時であったものが、現在では8時45分から17時30分となっています。市民との窓口対応を行う部署では超過勤務が常態化しているのではないでしょうか。ワークライフバランスを保証していく一つの方策として、もちろん市民への理解を得ることが前提ですが、窓口対応の時間を1時間切りあげる等の検討を前に進めてください。

 また会計年度任用職員の任期が1年毎では、雇用が安定しません、この雇用形態は抜本的に見直すべきだと思います。

6、人権保障と多文化共生の取り組み 朝鮮学校への支援

 一般質問で小村議員が聞きました。外国籍であろうと尼崎に住む人は市民としての位置付けがなされているとの答弁でした。人権保障の観点から、外国人差別を助長させるのではなく、互いの文化を尊重し、分かり合える関係性を作っていくことが大切です。尼崎市においては多文化共生社会の取り組みは緒に着いたばかりです、市民に対する啓発を広げていくことが大変重要です。

 外国人の相談体制を充実させてください。今後、特定技能2号の外国籍労働者が増えていけば、家族をもつ外国籍世帯も増加が予想されます。妊娠、出産、育児、また医療などの相談も多岐にわたり内容も多様化すると思われます。尼崎市のHPのトップ画面ですぐに「外国人SOS」など各リンクにアクセスしやすいよう表示をする、各支援団体・行政機関とのネットワークをつくり、「やさしいにほんご」選択仕様を共有するなど改善を求めます。

 また朝鮮学校への支援については、尼崎市は明治、大正期から朝鮮との関わりが深く、戦争が終わる時期には4万5千人もの人々が暮らしていたという歴史的経緯に着目する必要があります。過去の日本と朝鮮との歴史に学び、これからの関係性をどう作り上げていくかが問われている問題だと思います。朝鮮学校への支援の継続と拡充を求めます。

7、自衛官の募集に係る個人情報の提供

18歳、22歳の若者の個人情報を電子データで自衛隊に引き渡すことは、個人情報保護の観点からも問題です。本人の申し出があれば提供しないという除外申請の規定が、周知不足によってあまり知られてもいません。自衛隊への個人情報提供は見直すべきです。

8、中学校部活動の地域クラブへの移行について

 スポーツ振興事業団に委託する度合いが問題です、丸投げではなく地域や学校との連携が重要で、教育委員会の積極的な関わりを求めます。また文化系のクラブ活動の地域移行については特別な体制をとることを求めます。施設使用料や移動費の負担、体罰やいじめの問題にどう対応していくのか、子どもを中心にした取り組みを求めます。

9、学校トイレの洋式便器化、体育館の空調について

 学校のトイレの洋便器化率が74.8%まで上がってきているということですが、早急に100%の達成率にすることを求めます。またいつまでに行うのか明示してください。体育館の空調整備は今年度の立花中と小田中、常陽中の3校での設計、整備が今後の指針を作る上でポイントになるということでした。国の補助金が断熱化を前提にしている問題があると思います、この補助金制度への柔軟な対応を国に求めていくこと、全体計画を早期につくっていただきたいと思います。

10、トライやる・ウイーク

 トライやる・ウイークで自衛隊に行った学校というのが、2023年度は4校、24年度は3校となっていますが、その体験内容は、AEDの使用、防災訓練、社会人として必要な挨拶などがあるとのことですが、必ずしも自衛隊でなければならないということではないと思います。近年、戦争への臨戦体制がとみに求められている自衛隊とのかかわりを生徒がもつことは、教育的な取り組みとしてはなじまないと思います。自衛隊に行くことは中止すべきです。

11、あまっこステップアップ調査事業

 あまっ子ステップ・アップ調査事業は、児童生徒の学力把握や課題改善を目的としていますが、テスト増加による負担や教員の業務量増大が懸念されています。調査ではなく日常の観察で十分対応できるため、この事業と全国学力テストは中止すべきです。

 12、教員不足、働き方改革

 前年度と比較して教員不足は一定解消されてきていますが、教員の働きがいのある職場の構築が大きな課題となっていると思います。過度の管理体制強化を改め教員の自由度を上げていく取り組み、特に少人数学級への早期の移行を進めていく中で、教育環境を整えていくことを求めます。

13、学校給食

 小中学校への学校給食の無償化の取り組みが全国的にも広がっている中で、物価高騰による食材費の値上げを利用者に求めることはやめるべきです。

14、市立幼稚園の在り方について

3歳児からの受け入れを全ての園で実施すること。また就学前教育ビジョンの3年連続して新入園児が定員数の2分の1を下回る園は原則廃園するとの指針は撤廃すること。公立幼稚園の役割が積極的に果たせるよう、特に近年増加している障害児やグレーゾーンの子どもたちの受け入れ先としての位置づけを強化するべきです。

15.国民健康保険事業

 2027年度より全県統一の保険料となり値上げが予想されます、また均等割は就学前のみの半額が実施されるようになっていますが、18歳まで対象を広げるべきです。国に対し引き続き国庫負担割合を引き上げる取り組みを一層強めてください。      

16、介護保険料

 介護保険が始まった2000年当時の基準額は3000円、今は7.493円で2.5倍となっています。国に対して国庫の負担率や調整交付金の率を上げるとか様々な要望を行なっているということですが、抜本的な改革を求めて国への要望をさらに強めてください。

17.介護保険事業

 全国的にも介護事業所の運営が困難となり、尼崎でも閉鎖の動きが広がっています。ケア労働者の賃金の引き上げ、介護報酬単価の引き上げが求められています。市も実態を調査し、国への要望を強め具体的な独自の支援策を実行すべきです。

18、就学援助

 就学援助の単価が国基準より低く、近隣他都市と比べても低く抑えられている問題について、ようやく3月支給の新入学学用品費の引き上げが検討されているということですが、基本は他都市並み国基準並みにするということです。早期実施のためには、補正予算の実施はできるだけ早期に行ってください。

19、子どもの医療費助成

18歳までの医療費の所得制限なしの完全無料化は市民の長年の願いです、兵庫県下でも、41市町のうち30市町で実施できており7割を超えました。本市も早期の達成を求めます。   

20、民間保育園の障がい児加算

今年の保育所の待機児童が6人、皆さん障害を抱えているということ、受け入れの体制がなかったのは大変残念なことです。ようやく障害児2人に対して保育士を1人配置できる検討がされていることをお聞きしました、是非とも、公私間格差をなくしていく取り組みを充実させ、障害児の受け入れが十分できる体制を早期に実現させてください。

21、アスベスト対策

 アスベストへの不安を抱えている人はたくさんいます。アスベスト検診については特定の自治体だけが実施するものだけではなく、恒久的な全国どこでもアスベストの健康診断ができる国の制度の充実が求められています。

 さらに、一律の助成金103.800円でなく、家計を支えている人が対象になった時には、事情を勘案して助成金の引き上げを図るなどの制度に改めるべきです。これらの要望を国に対して、引き続き強く求めてください。

22、公立保育所の基本的方向

 2007年制定の公立保育所の基本的方向の見直しがされています、2年間にわたって庁内の会義体で検討されていたことが議会に伝わってきたのは、昨年のありかた懇話会が開始されることが公表された時のタイミングであったと思います。もっと事前に検討を始めていることを議会に知らせるべきだったと思います。そして当局内部だけの意見をありかた懇話会にかけるのではなく、市民、保育関係者からの意見も加えて盛り込むべきだったと思います。かつて公立保育所の民間移管をめぐって、市民から直接請求がなされ、議会の審議も深夜まで及ぶといったことがありました。また、大島と立花で二つの民営化反対の裁判が起こされるにまで及び、公的保育をどのように保障していくのかが問われる大変大きな問題であったわけです。あり方懇話会の素案が間もなく提示されるということです。今後の成案に向けては、市民意見の聴収、とりわけ保育関係者の意見を聞くことを重視すべきです。その際、素案策定の経過と内容については詳細かつ市民に対して丁寧な説明を求めます。

23、児童相談所の設置について

 ようやく児童相談所の設置が現実となってきました。適正な人材の確保が課題となっており、万全なる体制整備に取り組んでいただきたいと思います。

24、住宅政策 住宅は権利

住宅確保困難者のための施策が取り組まれるようになったことは評価しますが、まだ対策が不十分です。住宅は権利であり、それを保障するための家賃補助制度などを創設する等、住宅困窮者対策を充実させてください。             

25.じんかい収集等委託事業

 直営がこの4月から24%から15%にまで後退しており、これでは災害時対応ができなくなる、また高齢者の単身世帯に対応すること等もできなくなってしまいます。民間丸投げの方向ではなく直営率を引き上げるべきです。      

26.下水道事業等のウオーターP P Pの推進について

 下水道事業のウォーターPPPの推進は、当面は2028年度から一部の東部処理区からとのことですが、その先はどうなるのでしょうか。技術の伝承や公的な役割を民間が同様に担えるのかという懸念はぬぐえません。導入にはいくつかの深刻な問題点と課題が伴います。「公共性」「財政・料金」「運営・リスク」の3つの側面について、慎重なる」検討、考察が必要です。コスト面だけを見て、全体計画の費用の220億円の2分の1を国が助成するからとの理由で安易に進めてはならないと思います。最大のポイントはこれから先何十年もの将来にわたって公的責任をどう担保していくのかということにあり、この点からこの事業計画の抜本的な見直しを求めます。

27、交通政策推進事業

 路線バスのバス停の上屋とベンチの設置が一向に進みません、対策を求めます。路線バスについては、市バスから民営バスに移譲しても、公共性の高いバス事業は住民の声を反映し、利便性の確保や低廉な料金設定を補償すべきです。高齢化が進む今こそ、路線バスの充実はもちろん、オンデマンド交通も、利用者に高い費用負担を押し付けるのではなく誰もが安心して利用できるものにして、ぜひ実施していただきたいと要望します。

 

老朽化した学校施設 早急に改善を!

日本共産党市会議員団は2022年から2023年にかけて、昭和30~40年代に建設された老朽化した小中学校を

4人+事務局員で手分けして、全部、視察、調査しました!

 

想像以上にボロボロの内壁や廊下、
割れて落下し危険な外壁、
数年前の地震で隆起がひどくなって凸凹な石畳のアプローチなど、

本来ならすぐに補修工事がはいらなければならないレベルでした。

 

先生方や校務員さんの大工仕事や工夫でしのぐご苦労を直接、先生方からお聞きしました。

すべては「予算で決まっているので順番に改善…」というしかない教育委員会。

学校施設は子どもたちが一日を過ごす大切な施設です。
児童は良い環境で育てられなければならない、と児童福祉法で明記されています。

そして忘れてならないのは、
大規模な災害の時の避難所になる市民のための災害拠点だということ!

学校施設をきちんと整備し、よりよい環境にすることは
災害が多い日本においては最優先にしていかなければならないことです。

生徒からも保護者、先生たちからも要望が一番大きかったのは
「一刻もはやくトイレをきれいにしてほしい、洋式化してほしい」でした。

議会で何度も、日本共産党の議員たちが取り上げて
学校トイレの洋式化のスピードアップの答弁をやっと聞くことができました。

たった4人の議員団ですが、この調査能力には他党の議員さんからも
「すごいですね」「よくやりましたね!」と称賛されるほどでした。

4人の議員団が6人に増えたら!?

もっと深く調査ができ、もっと市民のみなさんの声を聞き、
もっと子どもたちによりよい環境を届けられると意気込んでいます。

当時の議員団ニュース(2023年10月)

期日前投票のご案内

2025年 市会議員選挙 

期日前投票は6月9日(月)~14日(土)

投票所はこちらです!↓↓
あまがさき市役所 南館1階 市民ロビー
  8:30~20:00まで

  低い方の建物が南館です。入口は東西2カ所にあります。

  ※自動車で来られる方へ
   平日午後6時以降や土日祝は駐車料金の減免(最初の60分)を行いますので   
   駐車券をお持ちください。(駐車場の利用目的が投票のための方に限ります)

塚口さんさんタウン2番館2階住宅集会室
  8:30~20:00まで

  2番館は阪急塚口駅から見て左奥の建物。      ↓↓↓
    住宅集会室は2番館の東側になります。
  街角の年金相談センターを目標にお越しください。
  さんさんタウンの駐車場は有料。減免はありません。

尼崎キューズモール1階 バラエティマーケット
  10:00~20:00まで
大庄北生涯学習プラザ1階ミニホール
   9:00~17:00まで

    尼崎市大島3丁目9-25

共産党籍の町長が誕生!町議補選でも議席獲得!【大阪府忠岡町】

まさに快挙!といっていいでしょう。

大阪府忠岡町の町長選挙で日本で唯一、日本共産党籍の町長が誕生しました!

 

これえだ綾子さん
https://tadaoka-akaruikai.net/

2367票。次点が2302票。維新が独自候補をたてなかったこともあり保守共倒れのおかげで勝ち取ったとも言えますが、維新の前町長(町発注の公共工事を巡り官製談合防止法違反などの容疑で書類送検され、党から除名処分。辞職)で維新が町議会議員8人のうち4人を占める「維新が牛耳る町」だった忠岡町です。

人口わずか15940人の小さな小さな町で2367票はすごいんじゃないでしょうか。

忠岡町議員名簿

それに前回2024年10月の町長選の時(2167票)より、票を増やしています。

3議席を争う町議会議員補欠選挙では、こうさこ照子さんが2位で当選!

38年間、小学校の先生として一人一人に寄り添う教育を実践してこられた方です。
これで共産党町議の議席は3人。

日本一、面積の小さな町で誕生した大きな大きな希望です!

2025年3月 松沢ちづる議員「総括質疑」と答弁要旨

松沢ちづる 総括質疑

1 市長の政治姿勢について

 市長は施政方針演説の結びに、マクロな目で見たときに見える地域の経済社会情勢と、ミクロな目で見たときに見える一人一人が置かれた生活状況や感情は異なる。改めてこの点を心にとどめ、職務に向き合わないといけない。常に謙虚に、市民、職員も含めて、それぞれが置かれている様々な立場について想像し、共感する努力を怠らず、心の通った温かい政策を実現し、それを説明できるよう、全力で職務にまい進すると述べられています。

 施政者としてたいへん信頼できる態度だと思います。ならば、なぜいま、年金生活者も賃金労働者も自営業者も、経済の停滞の下さらに物価高騰が追い打ちをかけて、くらしそのものが厳しくなっている現状に目を向けないのでしょうか。こんな時だからこそ、「市民負担は増やしません。共に支え合って、物価高騰を乗り切りましょう」と、市民に呼びかけられないのでしょうか。

 日本共産党は、今、市民のみなさんに「くらしの実感―余裕はありますか、不安はありませんか」と直接お聞きする訪問活動を行っています。そこで見聞きするのは、「食べることを切り詰めてきたが、もうこれ以上は無理だ」、喫茶店の店主は「コーヒー1杯450円を守っているが、これ以上コーヒー豆が手に入らなくなったら店を閉めるしかない」、「大学生の孫が一人くらしがきついといっているが、支援する余裕もない。シングルの娘はさぞかし大変だろう」こういった声ばかりです。

 

Q1 市長にお伺いします。市民生活が大変な今、新年度予算でまず配慮すべきは「市民負担を増やさない」ということではありませんか。しかし、生涯学習プラザなどの使用料が値上げ、火葬費も値上げ、保育所の給食費値上げ、小学校給食費値上げと、負担増が目白押しです。なぜ、配慮をしなかったのですか。

 

答弁要旨

物価高に対応するためには、物価上昇を上回る賃金上昇を実現することが必要であり、賃金の上昇が定着するまでの間、負担軽減に向けた取組を国や県の動向も踏まえ、機動的に実施していくことが重要であると認識しています。

ご指摘の使用料・手数料や、給食費などの負担については、受益者負担の考え方を基本としており、急激な物価高騰の影響を、サービスの受益者負担で賄うことができない場合、受益者でない市民の税負担になるという課題があることから、原価を適正に反映するため、使用料の改定を実施するものです。

こうした料金改定を含む物価高騰に直面する方々への負担を軽減するため、令和7年度においても、市民・事業者を対象とした「あま咲きコインプレミアムキャンペーンの実施」や、子育て世帯の負担軽減を図る「学校給食費の支援」といった支援について実施を予定しており、引き続き、市内経済や市民生活への影響を注視しつつ、国や県の動向も踏まえながら、市民の皆さまのニーズを踏まえた機動的な施策を随時実施してまいります。以上

 

 予算案を見れば、新年度市税収入が25.7億円増の見込みです。また、地方交付税は16.6億円増の見込みとなっており、市民負担を増やさないための財源確保は充分あったと思われます。今回の値上げ案で、保育所給食費で約400万円増、小学校給食費で5700万円、生涯学習プラザで560万円、すこやかプラザで13万円、火葬費で1064万円、合計わずか7437万円です。市民負担を増やさない配慮はできたと思います。非常に残念です。

 今後のこととして、年度途中に物価高騰対策として国から臨時地方交付金が組まれる場合、保育所と小学校の給食費の保護者負担軽減を考えるべきだと思います。

 

Q2 こども青少年局に伺います。保育所給食費の保護者負担支援を検討しますか。

 

答弁要旨

公立保育所における3歳以上児の給食費につきましては、1人当たりの主食費を月1,000円、副食費を

月4,500円と定め、これまで運用してまいりましたが、原材料価格の高騰等により食品価格が高止まりしており、食材費を含め物資調達に影響が出ております。

これまで、食材の種類や内容、使用頻度の変更など工夫を図ることで対応してまいりましたが、令和5年度に続き、今年度も食材費が保護者負担額を上回る見込みとなっており、このうち副食費については、保護者負担額を超える経費が発生しております。

なお、副食費相当額に関しては、国は公定価格において加算額(副食費免除加算)を設定しており、令和4年度までは4,500円でしたが、今年度は4,800円となっております。

本市では、これまで国が示す公定価格のとおり副食費の価格改定を行っておりませんでしたが、給食の栄養バランスを維持し、子どもたちの成長につながるよう、今後は、国の公定価格に準じた単価に改定することとし、令和7年度は公立保育所の副食費を4,800円に改めるところです。1㌘・

なお、現下の物価高騰が続く中ご令和7年度の副食費に要する経費が改定後の保護者賃担額の4,800円を超えることも考えられます。その際には、委員ご指摘の物価高騰対策委係る臨時地方交付金が組まれた場合には給食費会計の状況も見て活用も検討してまいります。

 

つづいて伺います。

 

Q3 教育委員会は、小学校給食費の保護者負担支援を検討しますか。

 

答弁要旨

物価高騰が続く中、栄養バランスのとれた学校給食を維持するため、小学校給食費につきましては、令和6年4月に改定を行い、その高騰分を公費で負担しております。

物価がさらに上昇した場合、給食費の改定が避けられなくなり、保護者のご負担が急激に増加することが懸念されるため、激変緩和措置として、国からの臨時地方交付金を活用し、高騰分の一部を公費で負担し、保護者の負担軽減を図ることと致しました。

今後の更なる支援については、物価高騰の状況や国からの交付金の有無、本市の財政状況や国における給食費無償化に関する議論の状況など、様々な要素を勘案しながら、適切な対応に努めてまいります。

以上

 

2 介護保険について

 

 国の報酬単価引き下げで、全国で訪問介護事業所の閉鎖が相次いでおり、高齢者の「要介護になっても住み慣れた地域でくらしたい」という願いが叶えられなくなってきています。この傾向は地方や農村部で顕著ですが、尼崎でもこの1年で廃業が1事業所増えました。新規参入が1事業所増えたことで事業所数は年度当初と変わりませんが、それでも前年より11事業所減少したままで、減少の流れは続いています。

 介護人材の確保も困難な状況が続いています。2月議会では、地域包括支援センターの職員不足の解決策として、資格の規制緩和や非正規職員の雇用が認められました。2014年地域支援・総合事業が始まり、要支援の方々への訪問・通所サービスの担い手として生活支援サポーターの養成が行われてきましたが、3年間で900人の実働サポーターを養成する計画は絵にかいた餅で終わり、10年たった今も、介護予防訪問サービスなどは有資格のヘルパーさんたちが、介護サービスの報酬単価の9割という理不尽な対価で担っています。現場のヘルパーさんたちからは、「ヘルパーの平均年齢は60代後半。若い人たちが募集をしても集まらない。」とお聞きしています。支える側がこのままの状況では、年をとっても安心の社会が展望できません。

 

Q4 国に対し、訪問介護の報酬単価を元に戻すことや、介護保険への国費を増やすことなど求め、高齢者の保健福祉の向上について 自治体が責任を果たせるようにすべきだと考えますが、いかがですか。 

 

答弁要旨

議員ご指摘の「訪問介護に係る基本報酬の引上げ」や「国費負担割合の増額」については、中核市市長会や全国市長会を通して、報酬改定の影響を十分に検証し、訪問介護サービスの実態に即した抜本的な見直しを行うなどの必要な措置を講じること、また、介護保険財政の持続的かつ安定的な運営のための国費負担割合の見直しを行うことを要望しており、引き続き、こうした働きかけを粘り強く行ってまいります。

以上

 

市としては、介護人材確保への支援として介護人材確保支援事業が行われています。予算規模はわずか530万円です。訪問介護事業所だけでも市内に約300カ所あるのに、初任者研修についての今年度の事業活用は52事業所のみです。

 

Q5 介護人材確保支援事業の拡充を求めますが、いかがですか。また、それ以外にも考えている支援策などあれば教えてください。

 

答弁要旨

介護人材確保支援事業については、令和2年度に実施した介護事業所へのアンケート調査において、介護人材の確保・定着に効果的な支援として、「介護人材キャリアアップ研修に対する支援」や「介護未経験者に対する研修支援」に多くの回答があったことを受け、介護職員初任者研修等の研修受講料助成の他、潜在介護福祉士が復職する際の手助けとなる、学びなおし研修等を実施しており、事業所の人材確保に、一定の効果を得ているものと認識しています。

しかしながら、今後、超高齢化の更なる進展が見込まれる中、介護人材の確保は増々重要な課題になると考えられることから、次期高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画の策定に向けて、改めて、介護人材実態調査を実施し、事業所の皆様のご意見を伺い、先進市の取組等も参考にする中で、新たな対応策を検討して参ります。以上

 

 

3年に1回高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画が更新されています。訪問介護事業者のみなさんの丁寧な聞き取りによる実態調査を行い、今年予定されている国勢調査とリンクさせることができれば、かなり詳細な実態が把握でき、次期計画に反映できると思います。

Q6 訪問介護事業所の実態調査を実施すべきと思いますが、いかがですか。

 

答弁要旨

先程もこ答弁申し上げましたが、次期高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画の策定に向けては、訪問介護事業所を含め、市内の介護事業所に対し、アンケート調査を実施し、ご意見をお伺いする中で、実態の把握に努めて参ります。以上

 

3 国民健康保険について

 国の方針で、昨年12月2日以降これまでの健康保険証は発行が止められ、マイナ保険証1本になりました。同じ所得・家族構成でも、サラリーマンの健康保険・協会けんぽの2倍にもなる高負担の国民健康保険料が、多くの滞納世帯を生んでいます。尼崎市では2023年度決算で7292世帯 国保世帯全体の12.2%になります。

 滞納世帯に対し、保険証が発行できた昨年12月1日までは短期保険証の発行とひきかえにした窓口での納付相談をされてきましたが、今はそれができません。当局は、滞納額が少額の内に傷口が小さいうちに納付相談をと対応してこられましたが、これからは納付相談の機会が減少すると思います。

 

Q7 お尋ねします。今後具体的にどのように納付相談の機会の減少を補完していくのですか。

 

答弁要旨

これまで保険料の滞納世帯に対しましては、有効期間の短い短期証を窓口で交付する中で、その更新時に来庁案内ハガキを送付することで、納付相談の機会を設けておりました。

しかしながら、昨年12月2日の短期証の廃止に伴い、そうした納付相談の機会はなくなりましたが、令和5年度から、それまでの電話及び訪問催告の実施方法の見直しに加え、ショートメッセージサービス、いわゆるSMS催告の導入など、催告業務に特化した委託事業を実施しております。

具体的な内容としましては、納付月に滞納が発生した場合は、その翌月中旬以降に督促状を発送しております。

それに合わせて、SMSによる催告も行うこととしており、それでも支払いがなかった世帯については、さらにその翌月にSMSによる催告を3回行うとともに、電話催告を最大5回併用して行っております。さらに、SMS及び電話催告に反応がない世帯に対しましては、その後、訪問催告を2回行っており、そうした取り組みにより、滞納が少額の段階で積極的に滞納者へのアプローチを行うことにより、自主納付の意識付けを行うとともに、合わせて窓口等での相談もご案内し、納付相談の機会創出に努めております

今後とも、滞納額が少額な段階でぜ様々な働きかけを行うことにより、自主的な納付を促すとともに、困窮している世帯に対しては、引き続き、相談窓口で可能な限り寄り、添った対応に努めてまいります。以上

 

 滞納の根本解決は、高すぎる保険料を引き下げることです。日本共産党は、国に対し協会けんぽと同じくらいの加入者負担にするために、国保への国庫負担をあと1.3兆円増やすことを求めています。これは全国知事会が求める増額とほぼ同じです。

Q8 国に対し、さらに強く国庫負担の増額を求めるべきだと考えますがいかがですか。

 

答弁要旨

国民健康保険制度では、保険給付に要する費用のうち、国県からの公費等で賄われるもの以外を被保険者から保険料としてご負担していただく仕組みとなっております。

この公費等のなかで、定率国庫負担につきましては、保険給付費の32%を国が負担することとなっておりますので、これまでから、全国市長会を通じて、国に対して負担割合の増加の要望を重ねてきたところです。

こうした要望活動につきましては、今後も機会を捉え、継続して行ってまいります。

以上

 

 国の方針では、滞納が1年以上続くと保険診療が受けられなくなり、特別療養資格証になり、窓口負担は10割になってしまいます。誰もが安心して医療が受けられる国民皆保険の制度が崩されることになります。こうした事態に陥らないように、滞納者への注意喚起と共に国保料を減らす努力を強く求めます。

 

4 ウォーターPPPについて

 

 代表質疑や分科会でウォーターPPPについてお尋ねをしました。当局答弁を受け、更に質問をしていきます。

ウォーターPPPは、下水道事業において施設の老朽化や職員の不足が懸念される中、民間事業者の創意工夫等を活用することにより、効率的かつ効果的なサービスの実現が期待できるとの答弁がありました。

Q9 お尋ねします。ウォーターPPPの導入理由の一つが職員不足が懸念されることだと言われますが、ポンプ場の運転や北部浄化センターの休日夜間の運転管理などを民間に委託し、下水道事業が公営企業局に移った2018年以降特に現業職が51人から現在では5人にまで減らされました。職員不足はまさに当局が行ってきた事業方針によるものではないですか。

 

答弁要旨

生産年齢人口が減少し、いわゆる「公務員離れ」の影響もあり、全国的に職員の採用が厳しい状況にある中、下水道事業では、土木職をはじめとする技術職員の不足が懸念される状況にあります。

一方、これまでに取り組んだ民間委託による職員の削減は、主に定型的な現場作業を担う技能労務職員、いわゆる現業職員を対象としており、技術職員の不足の懸念につながったものとは考えておりません。なお、民間委託の対象となった技能労務職員は、研修期間と試験を経て、高い専門性を発揮する技術職員に転職するケースも多数あり、同事業の技術力の維持・向上に貢献しているものと認識しております。以上

 

 ウォーターPPPの導入を決定済であることが2027年度以降の下水管改築の国費の交付要件になったことを踏まえ、23年度から導入検討を進めてきたと、新年度主要事業に記載されています。より割のいい国からの交付金をうけるために、市が進めてきたことだと確認します。

 続いて、民間事業者の創意工夫等を活用することで効率的かつ効果的なサービスの実現が期待できるとのことです。

 

Q10 効率的かつ効果的とは、人件費を減らすこと。つまり事業に精通する現場の人を減らし、デジタル化を進めることではないですか。

Q11 お尋ねします。技術の継承をしていく「ほかの職員」とはどこにいるのですか。現業職はすでに5人に。しかも事務職への転職や近い将来定年退職が見込まれ、若い職員の補充はされていないではありませんか。どうするのですか。

 

答弁要旨

下水道事業の将来にわたる持続可能性を確保するためには、技術職員の不足が懸念される中、事業運営に必要な技能を継承していくことが肝要であると認識しております。

そうした中、今後におきましては、新たに「ウォーターPPP」を本市でも導入し、将来の技能継承も踏まえた官民の適切なパートナーシップを構築するとともに、施設の老朽化対策などの新たなニーズにも対応できる市の体制を確保するため、市職員の着実な採用や、年齢や経験年数を踏まえた的確な人事異動など、引き続き、円滑な技能継承に資する取組に努めてまいります。

以上

 

 民間に「丸投げ」とならないように、災害時の対応も含め市職員と民間事業者の両方が

ノウハウを共有・蓄積する官民の適切なパートナーシップを構築するとのことです。分科

会の質疑では、ポンプ場の運転は民間に任せているが、まだ直営職員がいるので運転操作

技術を民間委託業者に指導しているとの説明でした。しかし、その職員が退職すると市職

員に技術の継承ができなくなることが懸念材料だと。ほかの職員につなげていくような努

力をしていきたいとのことでした。

 

 専門職員がいなくなるのは大きな問題です。現在はまだ災害時には、地域のことをよく

知っていて、下水道事業に関する経験や蓄積を持った職員が対応しています。しかし自治

体が直接関わらなくなり、対応能力が失われた下では非常時の対応がどうなるのか、きわ

めて不安です。

 ウォーターPPPはまず北部処理区でレベル3.5、北部浄化センターと西川中継ポンプ

場、高田中継ポンプ場のある処理区で、維持管理業務と改築更新を組み合わせた導入を検

討しており、武庫川処理区・東部処理区については、今後どう広げるのかを検討していく

とのことです。国土交通省の「下水道部分野におけるウォーターPPPガイドライン」によ

れば、まずレベル3.5の後「丸投げ」のコンセッション方式を選択肢として検討いただき

たいと道案内されています。尼崎市は国から誘導されるまま、コンセッション方式に進も

うとするのでしょうか。下水道事業は、根本的には市民が生きていくために欠くことので

きないものです。これを営利企業に丸ごとゆだねるシステムにしてしまっていいのか。日

本共産党議員団は反対です。