2016年度予算案及び関連議案に対する松村ヤス子議員の反対討論です

 日本共産党議員団の松村ヤス子です議員団を代表して、予算案および予算関連の議案第1号、第2号、第16号 及び 第60号に反対する討論を行います。

 本市では、これまでから行政改革として、職員を大きく削減し、指定管理者制度などで、市の業務を民間に委託する方向が強く進められています。その大きな流れをさらに強めるために、今年度は「業務プロセス分析事業費」が予算化されています。これは、市の業務を分析し、民間に委託できる業務を徹底的に洗い出し、外部委託を進めるとする事業です。市職員には、市政全般の知識と経験を重ねながら、専門性と合わせて公務全般を一定把握できる総合性が強く求められます。そのために人事異動も行われます。外部委託を徹底的に進めるための「業務プロセス分析事業」は、市職員を大幅に削減することを第1の目的としており、業務の取り組みに対する市職員の総合力を弱めることにつながる事業であり、賛成できません。

 市の活力低下につながる人口減少を食い止めるためには、特に若い世帯の流出超過をストップさせなければなりません。それに大きく影響するのが子育て施策です。若い世帯の市外への流出は、市民からも将来に対する心配事として指摘され続けています。それにもかかわらず、子どもの医療費助成制度や教育予算の充実が図られていないことは、人口減対策としても不十分です。

 次は、地域学習館についてです。地域では、市民が自主的に様々な活動を行っています。それを支えている一つが地域学習館です。しかし、建物の使用は認めるものの、地域学習館への運営補助金は廃止するとしています。これでは、継続して使用することができなくなる可能性が大です。市民の自主的活動をささえるための地域学習館の運営補助金をなくすべきではありません。

 次に、(仮称)保健福祉センター整備事業費・阪急塚口サービスセンター移転事業費についてです。これは、市内6カ所の保健機能のあった支所をなくし、保健機能と福祉事務所を備えた、南北2カ所の保健福祉センターにする計画によるものです。新年度は、まず北部の保健福祉センターに関する予算案が計上されています。保健機能のある身近な支所をなくし、2か所の保健福祉センターにすることは、市民の利便性が大きく後退し、乳幼児健診の受診率の低下等が危惧されます。

 次は、個人番号カード交付事業費についてです。他人にむやみに知らせてはならない番号と顔写真・氏名が一体で記載されている個人番号カードを持ち歩くことは、紛失や盗難のリスクを高めます。しかし、政府は、「メリットいっぱい」などと普及促進にばかり力を入れており、国民の個人情報の保護に責任をもつ姿勢ではありません。しかも、これまでに全国で約900万人が「個人番号カード」の交付申請をしていますが、交付完了の見通しは立っておらず、計画自体に無理があることを示しています。 いま行うべきことは、噴出している問題点の徹底的な検証と制度の見直しです。個人情報を危険にさらし、国民への国家管理と監視強化につながるマイナンバー制度は凍結・中止し、廃止に向けた議論を行うことが必要です。

 次に、国民健康保険についてです。市民の高齢化、医療の高度化、診療報酬の引き上げにより、国保世帯の一人当たり医療費は年々、伸びています。本市では、医療費の伸びを抑えるために、ヘルスアップ尼崎戦略事業、ジェネリック薬品への切り替えなどを積極的に行っています。それにより、1人当たりの医療費の伸び率は、他都市より低い伸び率になっています。それでも、一人当たりの年間医療費は、2007年度の286,335円から2014年度の345,273円と7年間で20.5%伸びています。本市の国民健康保険における最大の問題は、市が年間約9億円の繰り入れをしていても、市民の負担能力を超えて、高い国保料になっていることです。所得に応じて保険料が決まる被用者保険と異なり、国民健康保険制度は所得割に加えて、1世帯当たりの平等割および被保険者一人あたりの均等割で構成されています。そのために、同じ所得でも、多人数世帯では負担が重くなる仕組みであり、容易に最高限度額に達します。限度額の引き上げは、限度額以下の中間層の負担を軽減する働きがあります。しかし、増え続ける医療費が国保料を押し上げ、負担できる限度を超えています。それに、最高限度額を課せられる市民の所得水準そのものが決して高くなく、限度額の引き上げを行う条例改正は認められません。

 次に、県道園田西武庫線についてです。この事業の地元負担金については、三菱電機構内の建物移転交渉の内容も非公開であり、交渉内容の正当性を判断することさえできません。しかも、急ぐ必要もない事業です。よって、地元負担金の支出は認められません。

 次に、モーターボート競争事業についてです。競艇場事業については、住民合意している年間180日を超えての開催であり、認めることはできません。以上 4議案に対する反対討論を終わります。

予算特別委員会での2016年予算案に対する徳田みのる議員の意見表明です

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 おはようございます。日本共産党議員団の徳田稔です。会派を代表して2016年度予算案及び関連議案に対する意見表明を行います。東日本大震災から5年が経過しました。激しい揺れと津波、福島原発事故により、いまだに17万人以上の人が不自由な避難生活を強いられています。安倍首相は、「大規模な自然災害」を口実に、憲法に「緊急事態条項」を新設し首相権限の強化や国民の権利制限を行おうとしていることに対し、会派の代表質疑で市長は、「大規模な自然災害時の対応に関しては、憲法改正をすることなく、現行法のなかで対応できる」と答弁されました。高く評価しております。さて、一昨年4月の消費税8%増税の影響から、まだ脱しきれていません。

 アベノミクスの3年間で、大企業は史上空前の大もうけをあげ、内部留保は300兆円を超えました。一方、労働者の実質賃金は下がりつづけ、非正規雇用の拡大、子どもの貧困、人口減少がとまりません。さらに来年、4月から消費税が10%に増税されようとしています。安倍政権は、これらの失政の反省もなく、地方創生、アベノミクスの地方への波及などと言っていますけれども、消費税再増税、社会保障費削減、雇用破壊のアベノミクスは、地方の衰退をさらに加速させるだけです。3月16日と昨日22日に、安倍首相も出席のもとに開かれた「国際金融経済分析会合」でノーベル経済学賞を受賞したアメリカのコロンビア大学・ジョセフ・スティグリッツ教授とニューヨーク市立大学のポール・クルーグマン教授が相次いで、来年4月の消費税率の10%への増税について「いまやるべきではない」との考え方を示し注目されています。そして、政府内で来年の消費税率の引き上げ延期が検討されていると報道されています。このことはアベノミクスの破綻、景気対策の失敗を安倍首相、自ら認めるものと言わざるをえません。また、「保育所に落ちたのは私です」と国会前でプラカードを掲げるなど、待機児童の問題は大きな社会問題となっています。これは国の社会保障費削減に対する国民の声なき声、怒りの現れでありました。今、地方は住民の暮らしの困難、福祉、医療の危機、地域経済の衰退など深刻な問題に直面しています。

 こうした中で、尼崎市は市制100周年を迎えます。市長は施政方針の中で,「百花繚乱、色とりどりの花が、そして人が咲き誇る、魅力あふれるまち、尼崎」と美しく述べられましたが、市民のくらしは、さらに厳しくなっています。安定した雇用と地域経済を活性化し、暮らし、福祉、教育を中心に子育てしやすい環境をつくっていくことが求められています。今年から選挙権年齢が18歳まで拡大されました。これはこれまで日本共産党も求めてきたものです。

 18歳選挙権実施にかかわり、文部科学省が高校生の政治活動にさまざまな制限をつける動きを強めています。学校の恣意(しい)的な判断で政治活動を禁止できるよう通知したのに続き、学校外での活動を学校に届け出させる見解も示しています。高校生の思想・良心の自由を侵害するもので、許されません。選挙権行使のために、若い人自身が自ら判断できる環境を十分に保障していかなければなりません。

 地方創生関連事業、まち・ひと・しごと創生総合戦略についてです。市は昨年、尼崎版総合戦略を策定しました。3つの基本目標は①ファミリー世帯の定住・転入を促進する、②経済の好循環と「しごと」の安定をめざす、③超高齢社会における安心な暮らしを確保するとなっています。人口増につなげるファミリー世帯の定住・転入促進は大切ですが、若い人の安定した雇用が確保できないなど、ゆとりのある生活ができないことは、人口が減り続ける原因ともなっています。安定した雇用と地域経済を活性化し、暮らし、福祉、教育を中心に子育てしやすい環境をつくっていくことが求められています。

 次に、個別の事業についてであります。まず番号制度導入関係事業費などマイナンバー制度に関連するものです。今年1月から本格運用が始まったマイナンバー制度をめぐり、トラブルが相次ぎ、しくみの矛盾が浮き彫りになっています。マイナンバーの通知書をいまだに尼崎でも1万以上の世帯が受け取っていません。そして個人番号カードいわゆるマイナンバーカードの発行でシステム障害が繰り返されていることが新たな問題として浮上しています。この様な問題を放置したまま、制度を推し進めるのは、あまりに乱暴です。個人情報を危険にさらし、国民への国家管理と監視強化につながるマイナンバー制度は凍結し、議論を行うことが必要です。

 業務プロセス分析事業費についてです。これまで、市営住宅、図書館の管理業務など、様々な分野での民間委託が進められてきました。さらに今年から市民課窓口業務が民間に委託をされました。昨年10月に、「今後の超少子高齢社会に対応するための行政執行体制のあり方について、さらなるアウトソーシングの導入のための基本的方向性」が示されました。

 それによると「政策企画業務、公権力の行使、高度な専門性を必要とする業務を除く業務は、基本的にアウトソーシングの方向で検討を行う」としています。そしてすべての業務を検討する業務プロセス分析事業費が計上されています。市職員は通常の業務以外にも災害時の対応も欠かせません。また業務の技術的蓄積も必要であり、安易にアウトソーシングを行うべきではありません。また、尼崎市も「公共調達基本条例」の制定にむけて動き出しました。安定した入札・契約制度を継続していくためには、受注者や労働者の意見をしっかり聞くことを求めます。

 公共施設の再配置についてです。ファシリティマネジメントで、今後35年間で30%の公共施設を削減するとしています。公共施設の適正化、小中学校の統廃合、市営住宅の建て替え時の高層化と戸数削減などにより、今後も大規模空地が生み出されます。尼崎城建設や市役所本庁舎の建て替えについては、具体的な計画ができていないので、態度を保留しておきます。公共施設の再配置については、計画づくりの段階から市民の意見をよく聞くことを求めます。園田地域の複合施設のあり方については、多くの住民から意見が出されています。尼崎東高等学校跡地活用、若葉小学校・啓明中学校敷地活用、大庄西中学校跡地活用、武庫3住宅の建て替え事業などは、住民の合意が得られる内容にすべきです。宮の北公園については、地域の意見を聞いて計画を変更すべきです。旧梅香小学校敷地に予定されているホール機能については、中央公民館の付帯施設ではなく、旧労働福祉会館のように市民、誰もが気軽に使える施設にすべきであります。

 地域学習館についてです。運営補助金が今年度で打ち切られます。市民のサークルや生きがい促進など多くの市民が利用している施設が使用できなくなることは大問題です。部屋を利用した人が掃除をして帰るなど徹底して経費を節約し、運営費を備蓄する努力をしていますが、それも限界があります。地域学習館を今後とも運営できるよう補助金を継続すべきです。

 県施工・街路事業・地元負担金のうち園田西武庫線については、三菱電機構内の移転交渉の内容も非公開のまま負担金のみ支出するのは問題があり、急ぐ必要のない事業です。

 モーターボート競走事業については、住民合意である年間180日を超えての開催は問題です。

 次に、産業振興についてです。中小企業・資金融資制度は、利用件数が平成24年度が53件、平成25年度25件、26年度は6件、27年度は12月までで2件と激減しています。中小企業・小企業者の要求に合う利用しやすい融資制度に改善することを求めます。住宅エコリフォーム助成制度については、もともと環境の取り組みを促進し、市内業者に発注した場合に補助金を1.5倍にして、地域経済の振興に役立てようという2つの目的がありました。今年度は、国のエコポイント制度実施に伴い、予算執行そのものを取りやめられました。これまで実績が少ないのはエコに特化したために市民ニーズに合っていないのか、市内業者の仕事づくりとしてどうだったのかなどが考えられます。使いにくかったのであれば、エコを外して一般的な住宅リフォーム助成制度として市内業者の仕事づくりに役立つ制度に再構築すべきです。

 次に、健康にかかわる問題です。まず国民健康保険についてです。尼崎市の国保料は阪神間で一番高い水準が続いています。来年度は国保料の賦課限度額が総額で年間81万円から85万円へ引き上げられます。引き続き加入世帯の生活を痛めつけています。国保料引き下げのためにさらなる努力が必要だと考えています。現在、国保は市町村単位で運営していますが、2018年度から都道府県単位になります。現在本市も各種の軽減措置、そして独自に9億円を国保会計に繰り入れています。それでも、高すぎる国保料が市民を苦しめているのが実態です。市は県の統一的な給付サービス基準や財政措置を踏まえ、市の独自事業見直しを検討していくとしています。一般会計からの財政健全化のための繰入れ、多人数世帯の負担軽減を図る特別減免など独自の事業は継続すべきです。

 介護保険についてです。高い介護保険料も市民の生活に食い込むものとなっています。介護事業所は今年度の報酬引き下げで小規模ほど経営が厳しくなっています。その上総合事業の実施で要支援者へのサービスはこれまでと同じサービスを提供しても、介護予防の時よりも単価が低く抑えられるようでは、参入が困難になることが予想されます。介護予防・日常生活支援総合事業実施の準備が進められています。専門家により、介護サービスの質と量をしっかりと守っていかなければなりません。

 支所の廃止と保健福祉センターの建設についてです。支所の廃止で市民からの相談窓口は保健福祉センターに移行させ、申請業務のみ社会福祉協議会に業務委託されます。社協が委託される申請窓口業務として、例えば身体障害者手帳の交付・変更申請、障害者の福祉サービスの申請・変更、精神障害者の通院医療公費負担の申請・更新などがあります。受付件数は年間7万6千件にのぼります。一人ひとりの市民の状況に応じて、相談活動を行い、そして様々な制度を活用するための申請を行うことができるのか、疑問です。また2014年度の乳幼児健診の受診率が低下しています。2017年度から保健福祉センターの2カ所のみで行うことになり、場所が遠くなります。乳幼児健診は、引き続き支所で行うべきです。

 アスベスト被害者の救済についてです。アスベストが原因の中皮腫で市民が毎年30人から40人なくなっています。アスベスト被害による発症はこれからピークを迎えます。引き続きアスベスト健診を強化して早期発見・早期治療が求められています。特にクボタがアスベストを使って操業をしていた当時、近隣の小中学校に通っていた人からの発症が多発しています。継続的なアスベスト健診の強化を求めます。

 次に、子供と教育の問題に入ります。まずこどもの医療費についてです。子育てファミリーが、近隣市へ引っ越す決め手となった行政サービスの第1は、乳幼児医療の助成、第2が小・中学校の空調や給食の教育環境となっています。乳幼児医療、こども医療について、西宮市・宝塚市とも尼崎市より一人当たりの受診件数が多いのは、医療費助成が充実し、安心して受診ができる環境が作られている結果だと思います。県下で中学校卒業までの医療費無料化は、今年1月から三木市が実施、来年度予算に猪名川町、稲美町、上郡町の3町で盛り込まれ、県下41自治体のうち34市町まで広がっています。残るは尼崎市など7市町です。早期の実施が求められます。尼っ子健診についてです。生活習慣病予備軍の子どもが半分以上、特に有所見の重なりによる重篤なリスクの子が5人に一人です。子どもの将来にとって、深刻な状況です。あらゆる手段を使って、保健指導の強化と改善を求めます。中学校給食実施については、中学校給食検討委員会がつくられ、第1回委員会が開かれました。早期によりよい給食の実施を求めます。

 教育委員会は、小中学生の学力が全国平均になったと発表しました。少人数学級が学力向上、不登校対策に大変有効というのは、全国的にも試され済みです。引き続き国、県に強力に働きかけていただけるよう要望しておきます。英語学習ホップ・ステップ・ジャンプ事業についてです。英語を使ったコミュニケーションの充実を図り、生徒の英語力の向上を推進するためとなっています。公教育のあり方として、経済的困難で自己負担が払えないために、希望する生徒が排除されないよう対策を求めます。

 親の失業や低収入、病気、離婚、死別などが家庭の経済状況の悪化をもたらし、こどもの貧困は年々深刻になっています。特にひとり親家庭はもっとも深刻です。こどもの貧困を示す類似データとして、小中学校の就学援助認定率があります。これをみると2013年度、西宮市や伊丹市などの平均は16.8%ですが、尼崎市は25.9%と近隣市に比べ深刻であることを現しています。その対策のために貧困の実態調査とともに、こどもの居場所づくりのための、こども食堂への支援を求めます。

 保育所のさらなる民間移管についてです。公立保育所の民間移管、2016年度4月開所の立花南保育所の移管をもって、第3次計画が終了します。計画制定から9年がすでに経過しており、今日的課題とマッチしているのか整合性があるのか検証が必要です。次の計画が、今年度検討される模様ですが、これらの計画の大元である「公立保育所の今後の基本的方向」も含めて見直すべきです。保育所の待機児童対策も深刻です。老朽化した公立保育所を計画的に建て替え、定員を増やすなどして待機児童解消が急がれています。児童ホームの待機児対策も急がれます。留守家庭児童の家庭にかわる、生活と安全な場所を提供する児童ホームと、安心して遊べる場と異年齢が交流する場を提供することを目的とするこどもクラブは、区別した運営が必要です。

 最後にJR塚口駅のエレベーター設置は地域住民、議会、当局の努力によって実現することができました。引き続き、阪急園田駅への早期のエレベーター設置も求めておきます。以上で日本共産党議員団の意見表明を終わります。

予算特別委員会での辻おさむ議員の総括質疑に対する当局の主な答弁です

質問

期日前投票所を設置するためには、投票箱だけでなく受付等の配置も必要では。また、1か所設置するための経費は。それは、国政選挙の場合、国から交付されるのか。

答弁

期日前投票所を設置するためには、当日の投票所と同様に、投票箱や名簿は勿論、投票記載台などの選挙器材、投票立会人や投票管理者等の従事者が必要でございます。選挙ごとに期日前投票期間が異なり、必要経費も異なりますが、パソコン等の選挙器材を購入するための単年度経費200万円程度を含め、夏の参議院選挙で期日前投票所を1か所設置するためには、およそ750万円程度の経費が必要となります。国からの選挙費の交付につきましては、国会議員の選挙等の執行経費に関する法律により積算され、交付額が決定されます。先日、国からの通知で、地方選挙にも使用しうる初度備品等につきましては、一部減額するといったことも明記されておりましたが、基本的には選挙費全額が交付されることとなっております。以上

質問

選挙期間と期日前投票について、選挙管理委員会の考えは。

答弁

学校内への期日前投票所の設置につきましては、今年の夏の参議院選挙から、選挙権年齢が18歳以上に引き下げられることに伴い、学生が身近に投票できる環境をつくることと、学生の政治・選挙への意識を向上させるために、市内大学への設置を検討してきたものでございます。期日前投票制度は、投票日当日に仕事や用務などがあるため、投票することができない有権者に配慮したものであり、選挙管理委員会としましては、選挙期間中に、有権者が政党や候補者の政策などを知った上で判断し、投票日当日に投票することが原則であると考えております。以上

質問

不在者投票等の周知や旧住所地で投票所整理券の確実な送付、大学等へ新有権者が投票権を行使できるための周知、それぞれについての対策は。

答弁

不在者投票の制度につきましては、選挙前に市報で大きく取り上げたり、尼崎市の公式ホームペー一ジに掲載したりするなど、有権者に対し、広く周知しております。次に、旧住所地での投票所整理券の確実な送付につきましては、今回の選挙人名簿登録制度の見直しにより、今まで以上に新住所地や旧住所地の選挙管理委員会に対して登録の有無の確認をし、二重登録の防止や投票所整理券の確実な送付に努めて参りたいと考えております。最後に、お尋ねの選挙人名簿登録制度見直しについての周知・啓発につきましては、来月号の市報や尼崎市の公式ホームページに掲載したり、国が作成したチラシを市内の大学・高等学校や市民課窓ロ等、公共施設へ重点的に配布する予定でございます。(以上)

質疑

新本庁舎を20年以内に完成させるとの理解でよいか。また、その場合、いつから検討をはじめるのか、スケジュールがあれば知りたい。

答弁

本庁舎の取組につきましては、老朽化や財政状況、さらには財源の確保といった点を総合的に勘案いたしまして、まずは現本庁舎の耐震補強工事を実施することで、安全性の確保を優先的に取り組むとともに、必要な改修によって今後20年程度、延命化していくこととしたところでございます。新本庁舎の建設に向けた検討期間につきましては、他都市の事例を参考にいたしますと、検討着手から供用開始まで10年以上の期間は必要と考えておりますが、具体的なスケジュールにつきましては、諸般の状況を勘案しながら検討を進めてまいります。以上

質疑

新本庁舎を検討するにあたって、基本的な考え方、検討する組織・機関はどうするつもりなのか。

答弁

新本庁舎の建設にあたりましては、まずは新本庁舎建設計画を策定することとなりますが、その計画の中で建設時期や建設場所、規模等の基本的な考え方をお示しすることとしております。また、庁内の検討組織等につきましては、資産統括局が中心となり検討を進めてまいります。以上

質疑

大規模空地を活用するにあたり、基本的な方針をどのように考えているのか。

答弁

大規模な市有地につきましては、良好な住環境の形成など市政の課題解決に資する活用をまずは図らなければなりません。また、土地の利用転換は、周辺地域に与える影響の大きさや市民の関心が高まることなどが見込まれるため、熟度の低い段階から地域住民を中心とする市民の皆様のご意見をお聞きする必要がございます。加えて、長期的なまちづくりの観点を持つことも大切であり、地域課題の解決に資する活用となるよう、取り組んでいかなければならないと考えております。以上

質疑

大規模空地の活用について、市民合意を目指して、どのような基本方針で臨んでいるのか。

答弁要旨これまで大規模市有地の活用にあたっては、その方向性を検討する段階から、地域住民を中心とした会議体の設置やより多くの市民の皆様のご意見をお聞きする機会を設けるなど、熟度の低い段階から市民の皆様のご意見をお聞きしてまいりました。また、市民の皆様からいただいた意見を踏まえた土地活用の方向性の素案をまとめた段階におきましても、改めて、説明会やパブリックコメント等の機会を設けてきたところでございます。このような機会を捉えた情報開示や意見聴取の機会を通じて、より多くの市民合意が得られるよう努めてきたところでございます。以上

質問

公園の位置の再検討をすべきだと思うが、現在の検討状況はどうか。

答弁

宮の北公園の位置につきましては、1月28日の都市計画審議会において、いただいたご意見のほか、むこっこ北保育園から要望のあった案も含め、複数の案の比較検討を行ったところであります。その結果、公園西側にある「ほたるの里」との連携や尼崎琴の浦ライオンズクラブから寄贈された樹木のある緑地の保全等の観点、道路の配置による不法駐車、不法投棄、夜間の歩行者の安全性、並びに道路延長の増加により事業費が増えることや戸建て住宅予定地の減少により土地の売却益が減ることなどの課題があることから、総合的に判断すると、原案で整備することが最も望ましいとの結論に至ったものでございます。なお、保育園及び神社の東側につきましては、要望の趣旨を踏まえ、道路の位置を一部変更することにより、保育園と戸建て住宅予定地との間に離隔距離を確保してまいりたいと考えております。以上

質問

公園の位置を見直しているのであれば、見直し案の公表はいつになるのか。

答弁

公園の位置につきましては、先程もこ答弁いたしましたとおり、複数の案を比較検討した結果、総合的に判断すると原案が望ましいと考えております。正式には、次の都市計画審議会に諮り、決定することとなります。以上

質問

公園の位置を見直した場合、「案の縦覧」時期とPFEの入札の時期は変更されるのか。それとも予定どおりの時期で対応が可能なのか。

答弁

公園の位置の変更は予定しておりませんが、先程ご答弁させていただきましたとおり、都市計画審議会でご意見を頂いたことから、複数の案の比較検討資料を作成することとし、それに時間を要しましたので、案の縦覧時期につきましては、当初、本年3月に予定しておりましたが、それを本年4月に実施する予定としております。なお、案の縦覧が4月になりましても、PRの入札手続きにつきましては、予定どおりのスケジュールで進めてまいります。以上

質問

尼崎城の協議に臨む、尼崎市の基本的方針はどういった考えか。

答弁

今回のご寄付のきっかけが、本市で会社を創業されたということだけでなく、尼崎の市民のみなさんに大変暖かく接していただき、お世話になったということをお聞きし、あらためて、ご寄付者の本市への思いに、感謝の気持ちをもって協議をしているところでございます。お城はご寄付により建設されるものですが、市民の皆様はもちろんのこと、内外の方々に末永く愛されるお城にしていくことが最も重要であると考えており、寄付者も同様のお考えでございます。そのため、歴史性を大切にするとともに、市として進めてまいります城内地区の整備計画と調和を図ること、城内地区、寺町地区、阪神尼崎駅周辺などの歴史文化ゾーンのさらなる活性化につながることなどを方針とし、素晴らしいお城を建設いただけるよう、引き続き、協議を進めてまいりたいと考えております。以上

質問

建設後の運営と運営主体や体制はどのようになるか。

答弁

お城は寄贈を受けますことから、市の施設となり、その運営につきましては市が責任をもって行うこととなります。他都市の事例では、直営によるものだけでなく、指定管理者制度や委託により管理・運営をしている場合もございますが、今後、その運営手法について検討してまいります。以上

質問

維持管理費は、どれぐらいか。その財源はどのように考えているのか。

答弁

他都市のお城の事例を調査いたしますと、お城の規模や管理手法等により幅はございますが、概ね数千万円程度必要と考えております。維持管理経費につきましては、本市といたしましても、十分に考慮する必要がありますが、ご寄付者も同様のお考えであり、今後の設計においても反映できるよう協議してまいりたいと考えております。また、財源につきましては、他都市の事例では、かなりの入場者による一定の入場料収入を確保している状況tもあり、市民や地元企業のご寄付を募ることも含め、今後、検討してまいります。以上

質問

市民の税金の投入はあるのか。あるなら、どれぐらいか。

答弁

さきほどもこ答弁いたしましたように、維持費などにつきましては、どのような城を建設するのかによって決まってまいりますことから、今後、お城の設計が進むなかで、精査してまいります。また、維持管理経費への税の投入を含め、入場料の徴収や、市民や地元企業からご寄付を募ることなど、財源の確保についても検討してまいります。以上

質問

議会への報告、市民意見の聴取はどのようにするのか。

答弁

先日も高岡議員のご質問にもこ答弁いたしましたように、ご寄付のお話をいただいてから、寄付者とは慎重に協議をすすめてまいり、双方の意向が整い、速やかに議会にご報告し、昨年11月に協定を締結することといたしました。また、市民の皆様へのご説明やご意見につきましては、先日、本部社協や地元である中央支部社協、尼崎ボランティア・ガイドの会に、城内地区整備計画をご報告した際、お城のご寄付につきましても説明をおこない、ご理解を得たところでございます。今後とも、お城の進捗の場面で、その都度、議会の皆様や、市民の皆様のご意見をお聞きしてまいります。以上

質問

いきいき百歳体操について、現在の実施団体数と人数、平成29年度までの目標団体数、人数はそれぞれ何団体、何人か。

答弁

いきいき百歳体操については、当初3回の職員による指導期間を経た後、住民による自主的な活動へと移行した団体を活動団体としてカウントしております。平成28年3月14日現在、住民による自主活動として、週1回取り組んでおられる団体は、48グループで、参加登録の個人票を提出された人数が1,029人となっております。目標数値ですが、平成29年度末まで毎年度50ゲループずつ立ち上げて、3年間で150グループ3,000人の参加を目指しております。以上

質問

いきいき百歳体操用リストバンドを購入する予算はつけているのか。予算化しているなら何人分の予算を見込んでいるのか。

答弁

平成28年度当初予算では、介護予防対策事業費として430万1千円を計上しております。このうち、バンドの購入に係る予算としては、2,100個分、左右で1人分ですので、1,050人相当分の購入に係る予算(約350万円)を計上しております。以上

質問

いきいき百歳体操の目標に達するまでの必要数が確保できる予算措置にすべきではないか。

答弁

さきほどこ答弁申し上げましたように、平成28年度予算においては、ほぼ目標とする数字と同程度の予算を確保しております。平成28年度は、新規事業であります「高齢者ふれあいサロン事業」の介護予防に資する取組のメニューとして百歳体操も対象にもしておりますので、引き続き、必要な予算の確保に今後とも努めて参りたいと考えております。以上

質疑

北部保健福祉センターは、塚ロさんさんタウンの賃貸借契約期間である10年後にはどうするのか。

答弁

塚ロさんさんタウンの定期建物賃貸借契約につきましては、まずは10年間の契約を締結することになりますが、区分所有者からは、特段の理由がない限り、再契約を行うのが通例であり、特に、今回の保健福祉センターの場合は、長い期間の入居を想定していると聞いております。契約期間満了後の床の確保につきましては、その時点での施設の状況や社会経済情勢等を踏まえた上で判断する必要がございますが、現段階では、保健福祉業務の拠点として、安定的に市民サービスを提供できるよう、引き続き床をお借りする協議を行うことになるものと考えております。以上

質疑

不安定な借り床でなく、40年以上安定した運営ができるように、2か所化は見直し、地区の複合施設に保健機能を残すべきではないでしょうか。

答弁

保健・福祉業務の集約・再編につきましては、現在、課題を抱えている、乳幼児健診の環境改善を図るだけではなく、保健と福祉の職員が一体的に対応できる、総合相談支援体制を構築するとともに、福祉事務所の管理スパンが大きくなり過ぎている現状を併せて改善していこうとするものでございます。しかしながら、限られた財源と人的資源の中で、こうした目的を達成するためのサービス拠点を、6地区それぞれに整備することは極めて困難でございます。そのため、市内2カ所に保健福祉センターを設置し、業務と職員を集約・再編することによって、今ある課題を解決する中で、充実したサービス提供を実現しようとするものでございますので、その取り組みを着実に進めてまいります。(以上)

予算特別委員会での松沢千鶴議員の総括質疑に対する当局の主な答弁です

質問

こどもの医療費の完全無料化を実施していない中で、必要な医療が受診控えされていないと言えるのか。

答弁

平成22年度の厚生労働省の年齢区分毎の1人あたり医療費比較によりますと、全国平均になりますが、O歳から19歳までの5歳毎の区分において、成長とともに受診率等の減少により平均受診件数は下がる結果が報告されています。ご指摘の乳幼児等医療費助成の年間平均受診件数が増加している一方で、こども医療費は減少しているとの件ですが、こども医療費の平成24年度の助成対象の範囲が小学6年生までであったものが、平成26年度は成長とともに比較的病気になりにくい中学3年生まで対象が拡充されております。それらの低い件数を加えて計算した結果として、平均受診件数は減少したものと思います。また、無料化している他市と比較して、本市の一人あたりの年間平均受診件数が少ないので医療控えがあるとのご指摘ですが、わたくしどもの見方としては少子化の中でも医療費全体としては伸びているので必要な医療はこれまでどおり受けていただいているため、受診控えはないものと考えています。以上

質問

0歳を省いて、乳幼児等医療の対象となる1歳~小3までの医療費助成カバー率はいかほどか。こども医療の小4~中3までの医療費助成カバー率はいかほどか。

答弁

本市の乳幼児等医療の対象となる1歳から小学3年生までの医療費助成のカバー率は、77.4%となっております。また、こども医療の小学4年生から中学3年生までの医療費助成のカバー率は、66.9%となっております。以上

質問

母子家庭等医療費助成の対象者を加えると、カバー率はいかほどか。

答弁

本市の母子家庭等医療の対象者を加えた場合の1歳から小学3年生までの医療費助成のカバー率は、79.1%となっております。また、小学4年生から中学3年生までの医療費助成のカバー率は、72.2%となっております。以上。

質問

医療費助成の拡充について当初予算に反映していないが計画はあるのか。

答弁

本市はこれまで、厳しい財政状況の中でも、県制度を超えて中学3年生までの入院無料化や就学前児の通院無料化を実施してきました。さらなる医療費助成の拡充につきましては、今後の子育て環境の充実に向けて検討の対象となると考えておりますが、現時点におきまして、制度を拡充する計画はございません。以上

質問

「引っ越し先を検討する際、子育て施策など行政について調べたか」というアンケート結果は。

答弁

「転出した子育てファミリー世帯」に対するアンケート調査につきましては、人ロビジョン検討時点の昨年6月に実施したものであり、平成21年度以降に近隣他都市に転出した1,200世帯の方々に配布し、338世帯からご回答をいただいたものでございます。議員ご質問の「引っ越し先を検討する際、子育て施策など行政について調べたか」との問いに対しましては、回答者の約30%にあたる102世帯の方が「調べた」と回答しており、約14%にあたる48世帯の方が「調べなかったが知っていた」、約55%にあたる186世帯が「調べなかった」と回答されております。以上

質問

そのうちアンケート結果において、一番大きな決め手となった行政サービスは。

答弁

先ほど答弁いたしました、「引っ越し先を検討する際、子育て施策など行政について調べたか」との問いに対して回答のあった338世帯の中で、「調べた」・「調べなかったが、知っていた」と回答された150世帯のうち、約3割にあたる51世帯の方が「現在の居住場所を決める際、決め手となった行政サービス・制度」が「ある」と回答されております。議員ご質問の「一番大きな決め手となった行政サービス・制度」につきましては、7つの項目を設定してお聞きした結果、その方々からは、(「乳幼児医療等の助成金額や助成期間」、「小・中学校の空調や給食等」、「小・中学校の学力や学習内容」、「保育所等の待機状況」、「保育所等の開所時間」の、)5つの項目にばらけて回答いただいたところでございます。以上

質問

新年度の待機児童が発生する児童ホームは、2次募集締め切りの3月5日現在でいくつか。待機児童は何人か。

答弁

平成28年度向け児童ホームの入所申請手続きにつきましては、平成27年12月3日から平成28年1月15日まで受付けを行った後、定員に空きがある児童ホームを対象に、平成28年2月22日から3月5日までの間、2次募集として再度募集を行ったものです。3月5日現在の待機児童予定数は、22の小学校で、363人となっております。以上

質問

入所申請をしたが待機となった場合、どのようなフォローをしているか。

答弁

待機予定児童の保護者に対しましては、利用者支援の視点で、昨年度に引き続き、①定員に空きのある近隣の児童ホーム、②こどもクラブへの参加に加え、今年度からは、放課後児童健全育成事業として届出がございました、民間児童ホームの情報提供を行っています。また、新年度に入り、こどもクラブに参加する待機児童につきましては、出席確認を行うなど、留守家庭児童として一定配慮を行った対応をしてまいるとともに、自宅待機児童を含め、引き続き、利用者支援の視点で情報提供を行い、ホームの定員の空き状況などを、ご案内をしてまいります。待機児童に対しましては、情報提供を含め、適宜、保護者からのご相談を受ける中で、きめ細かな対応を行うなど、利用者支援を心がけてまいります。以上

質問

代表質疑で待機児童が生じる児童ホームについて、2次募集で入所申請を受け付けなかった理由を尋ねたが、当局は答えていない。再度尋ねます。

答弁

平成28年度向け児童ホームの入所申請手続きにつきましては、利用者支援の視点で、よりていねいな情報提供、相談、案内を進めるため、また、保護者からの意見を踏まえ、入所決定通知の前倒しや受付期間の延長を行うため、手続きの変更を行ったものです。昨年度までは、2次募集はなく、1次の受付締め切り後、申請書類の審査業務と並行して、随時受付を行っておりましたことから、審査業務と受付業務が輻綾し、入所決定が遅くなっておりました。今年度は、1次募集期間中に申請いただきました保護者に対して、入所決定通知の前倒しを行うため、審査業務に専念することとしたものでございます。今年度新たに実施しました、2次募集につきましては、こういった1次申請の入所決定の前倒しに伴い、定員に空きがある児童ホームを確定出来ることから、同じく4月1日入所に向け、2次募集が可能となったものでございます。2次募集期間中については、4月1日入所に向けた、2次募集の受付・書類審査業務とともに、1次募集の入所決定の発送後に必要となる、待機予定児童の利用者支援対応などの業務に集中しようとしたものでございます。なお、転校生や特別支援児を含め、配慮する必要がある児童につきましては、随時、受付を行っているものでございます。以上

質問

新年度の待機児童が発生する児童ホームの状況は一定予測していたことか。

答弁

子ども・子育て支援新制度施行に伴う、対象年齢の拡大や、設備運営基準に沿った定員などから、待機児童については、厳しい環境にあるものと認識をしていたところでございます。こうした中で、児童ホームの施設整備について、現在の待機児童の状況に加え、小学校の児童数の推計や、当該児童ホームの入所希望率などを勘案したなかで、各児童ホームの待機児童数を推計し、必要な整備を図っていこうとしているものであり、民間児童ホームとともに、待機児童の解消につなげたいと考えているところです。以上

質問

社会福祉協議会で行う申請受付業務について、市民からの相談や問合せに、適切に対応できる保証はどこにあるのか。

答弁

社会福祉協議会につきましては、これまで地域にある生活や福祉課題の解決に向けて、地域福祉活動専門員等の専門職を配置し、様々な活動を展開しているとともに、介護保険の居宅介護支援事業や、障害者の相談支援事業等を実施しているほか、市からの事業も複数受託しており、円滑に業務を遂行しております。そうした業務を通して、社会福祉協議会職員の仕事ぶりや熱心に取り組んでいる姿勢を見ておりますと、申請受付業務につきましても、その経験や知識を活かし、適切に対応していけるものと考えております。以上

質問

責任者が市に問合せをする際は、どこが市の窓ロとなるのか。

答弁

申請受付業務に疑義等が生じた場合につきましては、業務責任者を通じて、各事業を所管している担当課へ問合せをしてもらうこととなります。問合せ先については、業務マニュアルに各事業ごとで明記することとしており、円滑に対応できるように努めてまいります。以上

質問

責任者が休暇を取った場合、申請内容についての問合せは偽装請負となるため、市に問合せができないのではないか。

答弁

申請受付業務の委託にあたりましては、常時責任者を配置することを条件としますので、責任者が休暇を取得する場合には、その都度代理者を置くこととなり、責任者が不在になることはございません。以上

質問

現在の乳幼児健診受診率と経年的推移は。また未受診者へはどのような対応をしているのか。

答弁

9~10か月児健康診査が加わった平成18年度の4健診の平均受診率は90・/。、平成26年度が94%で徐々にではありますが、受診率は増加しております。未受診者へは、概ね1週間後に次回の健診に来所して頂けるよう郵送で案内をさせていただいております。その後も健診に来所されない場合は、1か月以内を目途に地域保健担当の保健師が訪問等で乳幼児健診の必要性を説明し、受診を促しております。今後も多くの方に受診していただけるように努めてまいります。以上

質問

健診場所を減らしても受診率は下げないと約束できるのか。

答弁

先ほどの未受診者への対応を集約後も行うとともに、何らかの事情で指定の保健福祉センターに来ることができない方につきましては、その事情を十分にお聞きしたうえで、受診日時、場所を調整するなどといった対応で、受診率の維持に努めてまいります。また、集約後の受診動向を踏まえたうえで保健福祉センターでの休日健診の実施についても検討してまいります。以上

質問

第2回社保審高齢者保健福祉専門分科会の資料が、総合事業のガイドラインの骨子と考えていいのか。

答弁

平成28年1月22日に開催いたしました当専門分科会において提示した資料につきましては、その時点における検討案として、専門分科会でご審議いただくための資料という位置づけとしており、骨子として固まったものではございません。本年2月には利用者や事業所にアンケート調査を行い、3月には事業所に対する説明会も予定しているところであり、これらの結果も踏まえつつ、今後も引き続き、専門分科会や地域包括ケア推進部会のご意見をお聴きしながら検討を重ねていくこととしております。以上

質問

要支援者の生活支援サービスは、認定ヘルパーで30分未満ではできない。対象者の状況に合わせた対応が求められると思うが、市の見解はいかがか。

答弁

平成26年度に地域包括支援センターなどに対して実施したアンケートでは、介護予防訪問介護の利用者の9割以上が生活援助を受けており、中でも掃除が8割で最も多く、次に買物の3割となっておりました。本市の要支援者は、家事支援の二.一ズが特に高いことから、総合事業の実施に合わせ、高齢者の様々な二.一ズに応えるための多様なサービスが提供できるよう、その仕組みを検討しております。30分未満のサービス区分は、利用者にとって選択の幅を広めるとともに、利用料の負担軽減にも寄与するものと考えております。短時間サービスの導入については、2月に実施したアンケートにおいて、利用者及び事業者の意見をお聴きしているところであり、その結果も踏まえて、さらに検討を行う予定です。なお、サービス提供にあたっては、地域包括支援センターが、従来と同様に、ケアプラン作成過程において、利用者個々の心身の状態やニー一ズに応じた適切なサービスの提供者や内容等についても判断していく予定です。以上

質問

高齢者ふれあいサロン事業で、2年の補助期限を設定している理由は何か。

答弁

平成29年度から実施する介護予防・日常生活支援総合事業における通所型サービスの充実を図るため、住民型の支え合い活動が、より多く展開されるような取組が必要です。そのため、住民やNPOなどが主体となって、身近な集いの場で住民交流活動や介護予防活動が短期間で広がるとともに、総合事業への移行に向けての準備期間となるよう、高齢者ふれあいサロン運営費補助事業の補助期間を2年間に限定したものでございます。なお、総合事業への移行を希望しない活動団体につきましては、既存の地域高齢者福祉活動推進事業の補助金を活用して、活動を継続していただくことも可能となっております。以上

予算特別委員会での真崎一子議員の総括質疑に対する当局の主な答弁です

質問

子どもを保育所に入れて働かなければならないときに保育所の利用ができない実情をどう思うか。

答弁

保育所をはじめとする保育施設は、保護者の就労や疾病、出産などにより、保育を必要とする児童が安心して生活できる環境を提供する場でございます。そのなかで、すでに働いている方や、これから働こうとする方にとって、安心して働くことができる環境として、保育所の利用は不可欠であると考えております。しかしながら、居住地域の保育環境や、各施設の受け入れ状況、また、保育施設等の利用を希望する方の意向等により、利用に至らない場合があることも実情であり、引き続き、待機児童の解消に向け、取り組むことが重要であると考えております。以上

質問

今後、尼崎市の待機児童の増減について、どのような見通しを立てているか。

答弁

待機児童は、保育への需要に対し、その供給量が不足することにより生じるものでございますが、本市における保育需要の高まりは、新規の申し込み状況をみる限り、なお継続している状況でございます。待機児童の減少、解消に向け、引き続き必要な保育の量の確保を行うことに努める中で、来年度に向けても一定の確保は出来たものと考えておりますが、供給が需要を喚起する状況もあるとともに、具体的な待機児童数につきましては、先ほどこ答弁いたしましとおり、居住地域の保育環境や、各施設の受入れ状況等も影響いたしますことから、その将来的な見通しを見込むことは難しいものがございます。

質問

待機児童への対応は、今後どのようにしていくのか。

答弁

本市では、待機児童の解消を図るため、「子ども・子育て支援事業計画」の確保方策の内容に基づき、必要な地域に必要な保育の量を確保できるよう、「既存保育所の増改築等による定員増」や「認定こども園への移行による保育の量の確保」、「小規模保育事業や認可保育所の設置」などに取り組んでいるところです。また、ひとりでも多くの方に保育施設を利用していただけるよう、定員の弾力化を活用するとともに、利用に至らなかった場合も、アフターフォローとして、他の保育施設等の空き情報の提供のほか、預かり保育を実施している幼稚園や、一時預かり保育等の案内など、幅広い利用者支援を行っております。今後におきましても、利用希望者への丁寧な対応・支援を行うとともに、保育の需給バランスを踏まえるなかで、平成28年4月時点の保育の利用状況や待機児童数の状況を把握・分析したうえで、具体的な確保策を講じてまいります。以上

質問

今後も、公立保育所の建替えの際には、0歳児受け入れや定員増を行う考えか。

答弁

『公立保育所の今後の基本的方向』の中で、公立保育所が担うべき役割を定めており、この考え方に基づき、これまで施設整備を行ってきた園田及び塚ロの両保育所につきましては、それぞれ定員の増及び0歳児保育を新たに実施し、保育内容の充実を図ってきたところでございますが、今後もこの考え方を基本に取り組んでいくことに変わりはございません。以上

質問

残る7か所のうち、建て替えが必要な保育所はどこか。一

答弁

「公立保育所の今後の基本的方向」に基づき、最終的に残る公立保育所9所のうち、既に耐用年数を経過し老朽化が著しい軽量鉄骨造の施設といたしましては、次屋保育所、武庫南保育所、武庫東保育所がございます。以上

質問

これらの保育所の具体的な建て替え計画はどうなっているのか。

答弁

これまで同様、本市の財政状況を踏まえつつ、建替えに必要な用地の確保などの条件を整えた上で、保育所の建替えを進めてまいりたいと考えております。以上

質問

公立保育所の建て替えも公共施設のマネジメント計画の中で余剰地での用地確保も含めて決定されていくのか。それとも条件がそろったところから順次建て替えが行われるのか。市の考えはどうか。

答弁

さきほどこ答弁申し上げましたとおり、建替えにつきましては、基本的には、本市の財政状況を踏まえつつ、必要な用地の確保など条件を整えた上で、進めてまいりたいと考えております。なお、当該取り組みにつきましては、庁内関係部署とも連携する中で用地の確保などに取り組んでまいります。以上

質問

現在、用地の確保等、条件が整っている保育所はあるのか。

答弁

老朽化が著しい軽量鉄骨造の3保育所につきましては、仮設園舎設置や移転に係る用地として、近隣の公園やその他の公共用地で活用できる土地の有無について検討しておりますが、現時点で用地の確保等、条件が整っている保育所はございません。以上

質問

築48年経過した軽量鉄骨は、耐震等子どもたちの安全は確保されるのか。

答弁

耐震診断が義務付けされる建築物の要件について、幼稚園・保育所の場合には、2階建てかつ面積1,500㎡以上が対象となっており(※)、本市の公立保育所はいずれも該当しておらず、耐震診断は実施しておりません。しかしながら、建築基準法に基づく建物・設備の点検結果等を踏まえ、予算の範囲内で必要な補修を行うとともに、保育現場からの報告に基づき保育所運営に支障のないよう、適宜、施設の修繕を実施するなど、子どもの安全確保を図っているところでございます。以上

質問

条件が整っていると考える武庫東保育所の建て替えをどう考えるのか。

答弁

軽量鉄骨造の3保育所の建替えを進めるにあたっては、本市の財政状況を踏まえるとともに、条件を整える必要がございます。公園や学校、住宅に係る用地については、それぞれにおいて定められている法令や計画等に基づいて活用しているものであり、容易に保育所の建替え用地として利用できるものではありません。武庫東保育所につきましては、市営時友住宅の建替えに伴う余剰地の活用に関して、平成25年7月に庁内検討会議が開催されており、その中で、当保育所の建替え用地としての活用案も協議されたところでございます。今後、時友住宅の建て替え事業の進捗状況を勘案しながら、関係部局との調整を図る中で、検討を進めてまいります。以上

質問

子どもの貧困がもたらす状況について、行政が支援に乗り出すことが深刻な虐待や不登校を改善に向かうための手段であると思うが、市長の見解は。

答弁

虐待や不登校などの問題の背景には、複数の要因が複雑に絡み合っているケースが多く、経済的困窮も大きな要因であると認識しています。これらの問題への対応にあたっては、これまでも支援を必要とする子どもの早期発見・早期対応、並びに予防の観点から、庁内外の関係機関による情報共有や連携による支援をはじめ、学校現場にスクールソーシャルワーカーを配置し、教育分野に福祉の視点を取り入れるなど関係機関との連携に努めています。このたびの組織改正は、子どもを取り巻く環境に対して、より改善を図るべく、子どもを主軸に置き、子どもや青少年に係る施策を推進することを意図したものであり、この体制のもと、関係機関の更なる連携強化を図ってまいります。(以上)

質問

尼崎市の子どもの貧困は、全国や近隣市の状況からも深刻である。本市の子どもの貧困をどう思い、どんな対応をしようとしているのか。市長の見解は。

答弁

本市の小中学校の就学援助認定率が近隣他市に比べて高いことなどから、子どもの置かれた経済的状況は厳しいものであると考えております。本市における子どもの貧困対策は、国の定めた「子供の貧困対策に関する大綱」においても重点施策として示しているように、一般的な子ども関連施策をベースとした教育の支援、生活の支援、保護者に対する就労の支援、経済的支援などを実施しています。今後も子どもの将来が生まれ育った環境によって左右されることのないよう、現行の子ども関連施策をベースとして多様な主体と連携しながら、子ども・子育て支援の更なる充実に取り組んでまいります。以上

質問

子どもの貧困に対する支援をする上で、個人情報の取り扱いには細心の注意を払いながらも、実態を知ることが必要だと思うが、見解は。

答弁

「子供の貧困対策に関する大綱」にも示されておりますとおり、国は、地方公共団体が子どもの貧困対策を企画・立案し実施できるよう、全国的な子どもの貧困の実態について調査研究するとともに、特色ある先進施策の事例などの情報提供に努めるとしています。本市といたしましては、これら国が行う実態調査等の情報把握に努めるとともに、本市の各種データも含め、関係部署と共有し、本市における子どもの貧困対策の取組に活用したいと考えております。以上

質問

就学援助を早い時期に申し込み、入学準備に間に合うような支援が必要だと思うが、どうか。

答弁

就学援助の申請につきましては、毎年、4月上旬から下旬にかけ、案内等を全児童生徒に配布するなど、周知を図っているところでございます。新入学用品費につきましては、要保護児童生徒には生活扶助費として、3月の生活保護費から支給されておりますが、教育委員会が所管いたします、準要保護児童生徒に対しましては、対象者が市民税非課税世帯等であることから、毎年6月1日に決定されます市民税課税額をもとに、就学援助の審査を経て、毎年7月下旬をめどに支給いたしているところでございます。そのため、ご質問の入学準備に間に合うような時期での支払いは困難でございます。以上

質問

小学校で就学援助を受けている子どもに対し、中学校入学前に新入学用品が準備できるような配慮が必要であると思うが、いかがか。

答弁

文部科学省の取り扱いでは、新年度に支払われるべきものを旧年度中に支払った場合、国庫補助については、対象外となる旨を確認しております。本市におきましては、新年度において、家族構成や税情報などを元に、適正な審査を経て支給すべきものと考えており、旧年度中での支給は、財政上の観点からも困難であると考えております。以上

質問

尼っこ健診の14歳での健診受診率を上げる手立てをどのように考えているのか。

答弁

尼っこ健診の14歳の受診率は、平成22年度18%から、27年度23%へと、5%上昇しており、11歳で健診を受けた児童が14歳に達する平成25年度から、特に増加しております。このような結果は、11歳時の保健指導を通じ、健診意義が伝わったことに加え、教育委員会を通じた、保護者あての文書の配布や、担任教諭を通じた受診勧奨、尼っこ健診の受診意義を伝える授業の実施などによる効果と考えております。さらに、昨年度からは、保護者の都合に関係なく子どもだけでも受診できるよう、一部の中学校に出向き健診も実施しております。受診率向上は、何より子どもや保護者に、健診の意義と、継続受診の重要性を理解してもらうことが重要と考えており、そのためにも引き続き丁寧な保健指導に努めてまいりたいと考えております。以上

質問

糖尿病予備軍の子どもが増えていることに対し、原因と対策はどのように考えるか。

答弁

HbAlcの有所見率増加は我々も憂慮すべき状況であると考えております。この背景には、栄養バランスを欠いた食生活が大きく関係していると考えられ、特に野菜の摂取状況では、健診時の問診結果によれば、必要量を摂っているのは、11歳で6%、14歳で5%にとどまっています。また、保健指導の聞取りでは、糖分を多く含む乳酸飲料や果汁飲料などを摂取している子どもが多い傾向が見受けられます。さらに、身体活動量では、11歳で10人に1人、14歳で5人に1人が1時間未満となっております。この状況を改善するためには、望ましい生活習慣を選択することができるよう、丁寧な保健指導に努めるとともに、独自に作成した副読本を用いた授業などの効果的な取り組みを進めてまいりたいと考えております。以上

質問

子どもの半分以上が、生活習慣病の予備軍であることの原因と対策はどのように考えるか。

答弁

議員ご指摘のとおり、健診受診児童・生徒の半数が何らの所見がある状況は憂慮すべきものと考えております。このような実態の背景には、先ほどもこ答弁申し上げましたとおり、食生活や身体活動量の低下、糖分の多い飲料の摂取など、生活習慣の偏りが関係していると考えられます。これらの解決に向けては、所見の有無に関わらず、すべての児童・生徒が望ましい生活習慣の選択力を獲得できるよう、その学習環境づくりについて、教育委員会と連携し、進めているところでございますが、ヘルスアツプ尼崎戦略推進会議・保育学校教育部会においても、さらに検討してまいります。以上

質問

国保加入世帯の有所見率が高いことについて、原因と対策はどのように考えるか。

答弁

国保加入世帯とその他世帯との健診結果に関して、お示しできるものとしては、健診時の問診結果がございますが、そのうち、野菜の摂取状況について見てみますと、1日の基準量を摂れている児童・生徒は、国保加入世帯以外では6%で、国保世帯は2%低いでした。平成26年に実施された国の国民健康・栄養調査結果では、所得の低い世帯では高い世帯と比べて、野菜の摂取量が有意に少ない結果となっていることからも、尼っこ健診の結果が所得状況と関係していることが推測されます。しかしながら、まずは望ましい食生活の選択力をつけることが重要と考えており、医療保険に関係なく、学習機会の提供など、生活習慣病対策を進めてまいります。(以上)

質問

有所見の重なりが多い子に対する、継続的な保健指導や医療機関の受診はどうしているのか。

答弁

尼っこ健診の結果、有所見があった児童・生徒に対しては、個別保健指導を行い、その改善効果を確認するため、翌年、再度健診を勧め、保健指導を行うなど、継続的なサポートを行っております。さらに、健診結果でデータが悪いなど、疾病が疑われる児童・生徒に対しては、必ず医療機関を受診するようお伝えするとともに、その後の受療状況を確認しております。以上

質問

今の体制で継続的な保健指導はできているのか。

答弁

尼っこ健診結果で継続的なサポートが必要な児童・生徒があった場合、給食の食べ方や、体の動かし方、保健室での継続的な体重測定など、保健指導の場で本人と確認した生活改善の内容について、各学校養護教諭に情報提供するなど、生活改善を継続的にサポートする仕組みづくりを行っております。しかしながら、学校内では、健康に課題のある子どもだけに指導することが、偏見につながる恐れがあるなど、対応について苦慮している実情もあります。こうしたことから、現在、健康支援推進担当と学校保健課などが参画する「ヘルスアップ戦略会議・子どもハイリスクアプローチ部会」において、本人や保護者に対する継続的なサポート体制や指導方法について、引き続き、協議・検討を行っているところでございます。(以上)

質問

小学校にいる管理栄養士の仕事はなにか。なぜ保健指導に加わってもらわないのか。

答弁

本市の小学校には、栄養士または管理栄養士の免許を持つ、栄養教諭もしくは、学校栄養職員が配置されております。その職務内容といたしましては、大きく分けて「学校給食の管理」と「食に関する指導」の2つがございます。また、各小学校には、「学校保健情報の把握」と「保健指導・保健学習」等を担う養護教諭が配置されており

ます。その両者の事務分担といたしまして、栄養教諭または学校栄養職員につきましては、「学校給食の管理に関すること」を主に行っており、養護教諭につきましては、学級担任と連携しながら「学校における保健指導」に取り組んでいるところでございます。そうしたことから、管理栄養士である栄養教諭または学校栄養職員は保健指導に直接携わっておりませんが、栄養面から子どもたちの健康を支えているところでございます。(以上)

質問

養護教諭、管理栄養士、保健師等の連携により、有所見の重なりが多い子どもが自分で、実行できる手立てがとれないか。

答弁

先ほどもこ答弁申し上げましたように、栄養教諭または学校栄養職員は、「学校給食に関する業務」や「栄養や食事の取り方などの食に関する指導」を行っているところでございます。(ご質問のような肥満などの有所見がある児童生徒に対しましては、養護教諭を中心として、学級担任との連携のもと、児童生徒の日常の健康観察に努めるとともに、食事や運動などの生活面において改善すべき事項など必要な保健指導を行っでおります。いずれにいたしましても、両者が相まって子どもたちの健康を支えているところでございます。以上

予算特別委員会2016年度予算案に対する総括質疑の辻おさむ議員の発言です

はじめに

 日本共産党議員団の(辻)です。日本共産党議員団を代表いたしまして、真崎一子議員、松澤千鶴議員、そして私・辻おさむが総括質疑を行います。よろしくお願いします。東日本大震災と福島原発事故から5年を前にした3月9日、大津地裁が、関西電力高浜原発3,4号機の停止を命じる仮処分判決を行いました。30㌔圏外の住民の人格権を認めた判決として注目すべき判決です。「原発ゼロ」をめざし、改めて、この間の原発再稼働政策が問われるものです。経済の分野でも、一昨年4月の消費税8%の影響から、まだ脱しきれていないことを、安倍総理は認めました。アベノミクスの3年間で、大企業は史上空前の大もうけをあげ、内部留保は300兆円を超えました。一方、労働者の実質賃金は下がりつづけ、非正規雇用の拡大、子どもの貧困、人口減少がとまりません。原発、消費税増税、アベノミクスなど、大企業優遇の政治の見直しが問われています。こうした中で、市制100周年を迎えた尼崎ですが、安定した雇用と地域経済を活性化し、暮らし、福祉、教育を中心に子育てしやすい環境をつくっていくことが求められています。そういう立場から順次質問を行ってまいります。

18歳選挙権への対応について

 まず、最初に、18歳選挙権への対応について伺います。選挙管理委員長には、予算委員会にご足労いただきまして、たいへん恐縮です。選挙権年齢が引き下げられるのは68年ぶりとかで、代表質疑でも高等学校などでの期日前投票の質問が相次ぐなど、たいへん関心も高いので、私からも質疑をしたいと思います。18歳選挙権が認められ、今年の参議院選から実施されます。新たに選挙権を得る10代の若者3千人にNHKが調査したところ、半数が今の日本の政治に関心があり、戸惑いや不安を感じながらも、次の参院選で6割が投票に行くと答えています。若い人たちが政治に関心があり、投票に積極的なのは、よいことだと思います。まず期日前投票について伺います。

Q1、期日前投票は、投票箱を置けばいいというだけでなく、名簿類のほか、受付、監視員等の配置が必要ではないのか?

Q、1か所、いくらの費用が必要ですか? その費用は国政選挙の場合、国から交付されるのでしょうか?

 思ったより、お金がかかるなあと言うのが印象です。私は、高校や大学で、期日前投票をすることについては、少々疑問を持っています。若い人たちに、投票に行ってもらうことは、本当に大切です。投票に行きやすくする工夫も否定するものではありません。しかし、もっとも大切なのは、有権者・主権者として、じっくり政策や、政党・候補者の主張を吟味し、自分でもっとも期待できるという判断のもとで権利を行使することだと思います。それを保障するために、選挙期間が設けられているのではないでしょうか?もちろん、投票にいけなかったら権利の行使はできません。投票日当日に、投票所にいけない人にも投票機会を保障しているのが「期日前投票」であり、30人以上の病院等での「不在者投票」です。

Q、選挙期間と、期日前投票について、選挙管理委員会は、どのようにお考えでしょうか?

 また、当然、投票の機会は保障しなければなりません。住所変更した場合、地方選挙では3カ月条項がありますが、国政選挙では、それがありません。しかし、今年の参議院選挙は7月と言われていますが、4月に入学や就職、転居で、住所を移動する人もおり、新しい住所地で投票できない人が出てきます。そこで、今年1月28日に、選挙権はありながら選挙直前に転居した有権者が投票できない事態を救済する公職選挙法改正案が全会一致で成立しました。内容は、転居前の旧住所で名簿に登録し、投票できるようにするものであり、18歳に限らず、全有権者が対象です。

Q、そこでお聞きします。不在者投票等の周知徹底や旧住所地での投票場入場券の確実な送付、若い新有権者が投票権を行使できるように、高校や大学を通じた周知が必要だと思いますが。対策はどのようになっているでしょうか?

新たに選挙権を得る若者が遠方に転居した場合など、総務省の選挙部長は「文科省とも協力し、あらゆる機会を通じて制度の周知を図っていく」と答えています。ぜひ対策の強化をお願いします。

いきいき百歳体操について

次に、「いきいき100歳体操」について伺います。

Q、「いきいき100歳体操」は、介護予防のため、平成26年度から実施している事業ですが、現在の実施団体数と人数、また平成29年度までの目標団体数、人数は、それぞれ何団体、何人でしょうか?

昨年12月の暮れに、「大庄中央ルミエール千鳥福祉協会」から手紙をいただきました。少し紹介します。「尼崎市包括支援担当課のすすめがあって、その支援を受け、平成26年12月10日から毎週1回、『いきいき百歳体操』を団地集会所で実施しています。これには、ことし米寿を迎えた3名をはじめとする高齢者49名が参加登録し、毎回30名前後が参加して、みんな楽しみながら頑張っています。1年余り続けてきて、「椅子からの立ち上がりが楽になった」「後ろまで回らなかった腕が楽に回るようになった」など、多くがその効果を実感するとともに、毎週集うことで交流がうまれ、コミュニティ形成の上でも大いに役立っています」という書き出しです。『いきいき百歳体操』というのは、重りがついたリストバンドを、腕や足につけて、体操をするものです。重りは、100~200グラムの棒で調整し、本数によって重さを調整できるようになっています。体操は、腕や足を前に上げたり、横に上げたり、簡単な動作です。全部やっても30分ほどです。私も体験でやってみましたけど、適度の運動で、やった後は爽快な気分になりますね。1週間ほど筋肉痛で苦しみましたけど…。本数を減らせば、お年寄りでも十分可能です。市のホームページでは、ルミエール千鳥団地のほか、潮江北団地、大西町、今福住宅、杭瀬南、金楽寺コレクティブ、中央支所など、各地で行われていることが紹介されています。なかなか盛況です。ルミエールからの手紙の続きは、こうです。「この体操実施に当たり、市から体操のDVD及び腕。足に負荷をかけるバンド(30人分)と重りの貸与を受けています。ところが先日、市の担当者からいきなり「12か月経過したのでバンドを返却してもらうことになります」旨の申し出がありました。まったく寝耳に水で驚きました。(中略)重りを含めると、両手で3,740円になり、30人分だと11万2,200円という大きな金額になります。これらを「自前で」というのです。これは「百歳体操をやめろ」というに等しい申し出です。当然のことながら、福祉協会として今年度予算に計上しておりません。来年度に計上するについても金額が大きく、住民全体の理解を得られるかどうかもまったくわかりません。かといって、参加者個人に負担を願うには無理があり、個人負担とした場合、参加者激減は目に見えています。もともと市は、この体操を全市的に広げることで少しでも市民が元気になり、ひいては国保をはじめとする医療費削減にもつながると考えて始めたはずです。ところが、「体操実施団体が増えたから返せ」というのは、本末転倒も甚だしいと言わざるを得ません。いったい市は、この貸与リストウェイトにいくらの資金を投入したというのでしょう。見通しもなく予算体制もとらない施策で、市民団体を引きずり回すとは、あきれざるを得ず、正直困っています」というものです。さっそく担当課にお聞きしますと「無理に返せとは、言っていません」ということでしたので、「当該団体に、丁寧に説明して下さい」とお願いすると、引き続き「貸与」のまま、使用できるようになったということです。

Q、お聞きします。新年度予算で、「いきいき100歳体操」用リストバンドを購入する予算はつけているのでしょうか? 予算化しているなら何人分の予算を見込んでいるのでしょうか? 

「いきいき100歳体操」は、本当にお年寄りに喜ばれ,人気のある施策で、中には「マイ・リストバンド」を購入している人もいます。しかし、行政が「他にやりたい人が増えたので、貸していたリストバンドを返せ」というのでは、せっかくのやる気が失せてしまいます。先ほどご答弁いただいた実施団体目標を達成すると、もっと人数が増えるでしょう。そのことによって、介護予防になれば、効果は計りしれません。

Q、そこでお尋ねします。形態は、貸与でもいいですが、「返せ」というのではなく、目標に達するまでの必要数を確保できる予算措置にすべきではないでしょうか?

大規模空地の活用について

次に、大規模空地の活用についてです。公共施設の適正化、小中学校の統廃合、市営住宅の建て替え時の高層化、戸数削減等により、今後も大規模空地が生み出されてきます。すでに、大庄西中跡、梅香小学校、若葉小学校、啓明中学校、東高校、武庫3住宅などの活用が課題となっています。

Q、お聞きします。大規模空地を活用する上で、基本的な方針をどう考えているのでしょうか? お答えください。

大規模空地活用の市民合意について

次に、大規模空地を活用するにあたって、市民合意の在り方についてです。大規模空地と言っても、もともと市民の財産ですし、歴史的経過も、愛着もあります。地域の課題、希望もあるでしょう。それだけに地域の意向をくみ取ることは大切です。市長は、かねてから「熟度の低い段階から市民と相談する」と言ってこられました。

Q、お尋ねします。大規模空地の活用について、市民合意をめざして、どのような基本方針で臨んでおられるのか、お聞かせ下さい。

 たしかに、これまで、「明倫中学校跡地活用」「常光寺小学校跡地活用」「大庄中部大規模公有地活用」「尼崎東高等学校跡地活用」で、専門委員会や市民検討委員会がつくられ、市民を交えての検討が行われてきました。現在、「若葉小学校・啓明中学校敷地活用」「大庄西中学校跡値活用」で検討がすすめられているところです。十分に市民の合意が取れるように努力をお願いしておきます。

市営住宅建替え事業について

ところで、市営住宅の建て替え事業ではどうでしょうか?武庫3住宅の建て替え事業が、すすめられています。時友住宅に続いて、現在、宮の北住宅の建て替え計画づくりがすすめられています。宮の北住宅は、現在の987戸を570戸に集約、高層化して建て替え、空いた土地を約1万7700㎡の戸建て住宅用地、5000㎡の都市計画公園や、高齢者支援施設、生活利便施設などで活用しよういう計画です。この事業はPFIですすめる予定で、今年1月8日には要求水準書が公表され、3月下旬までに「入札参加表明書受付及び参加資格審査結果通知」いわゆる【1次審査】が行われる予定です。一方、現在、武庫川河川敷公園に沿って設置されている宮の北公園を、市住建て替え敷地の西側・中央に移設するため、昨年12月1日~21日まで、都市計画公園の変更についてのパブリックコメントが行われ、今年1月28日の都市計画審議会に結果が報告されました。問題は、西側敷地の南側に、尼崎市が民間移管した保育園と神社が隣接していたことです。保育園では、都市計画公園と保育園の間に戸建て住宅用地を配置するため、全国各地で起こっている保育園の子どもの声にたいする苦情や訴訟が心配されます。また神社では、1年の行事で大きな焚火をするので、民家が近接することへの心配もあります。この計画が保育園に市が説明に行ったのは、昨年12月17日でした。パブリックコメントの締め切りギリギリでしたが、「公園の位置を変えてほしい」との意見が出されました。このことも併せて、1月28日の都市計画審議会に報告され議論されました。都計審での当局の見解は、①公園の位置は最適であり動かせない、②建て替え事業の入札説明書を公表しており、変更すれば半年から1年ぐらい事業が遅れる、というものでした。公園の位置を動かせないという理由は、北の伊丹市にある池尻南公園と、市営住宅敷地の南にある西昆陽公園との距離を500mの誘致圏に収めたいということと、敷地の中央にしたいとのことでした。しかし、これも、公園をもう少し南に持ってきても差しさわりがないとの意見が相次ぎました。

Q、お尋ねします。公園の位置の再検討をすべきだと思いますが、現在の検討状況の説明をしてください。

Q、見直しているのであれば、見直し案の公表はいつになるのでしょうか?

Q7-3、その際、「案の縦覧」時期、PFI入札の時期は、変更されるのでしょうか、それとも、予定どおりの時期で対応が可能なのでしょうか?

 ここで、ひとつ、確認しておきたいことがあります。通告していなくて、アドリブで申し訳ないのですが、基本的なことなので、お答えできると思います。

Q、大規模空地の活用について、まちづくりが大切ですか? それとも、お金を生み出すことが大切ですか? お答えください。

 当然、どちらも大切なんです。ただ、優先順位として、「お金のために、まちづくりを犠牲にするのか」と言うのが問題なんです。一昨日、宮の北市営住宅建て替えに伴う、宮の北公園配置案の検討資料を見せていただきました。まだ、議員の皆さんのところには行っていないかもしれませんので、少し解説します。「検討資料」には、当局の原案のほか、検討案1として、「都市計画審議会で出された意見」=これは、保育園北側の戸建て住宅と公園を南北で入れ替えたもの。検討案2は、検討案1に、ほたるの里に隣接する緑地を残す修正を加えたもの。検討案3は、公園と戸建て住宅を東西で入れ替えたもの。検討案4は、保育園が提出したもので、保育園と神社を公園と緑地で囲むものです。それぞれの検討案には、特徴と評価、課題が書かれています。特に検討案1,2,4は、原案よりも、埋蔵文化財発掘調査でお金が余分にかかる上、戸建て住宅予定地の面積が減少するので売却益が減ると書かれています。だから「市の原案がいいんだ」と言うのが結論です。ところが、この資料には大きな欠陥があるんです。わかりますか?市の原案には、保育園が問題にした「子どもの声で苦情が出ないようにしてほしい」という対策が盛り込まれていないんです。最大のデメリットが書かれないまま、この原案がいいんだというわけです。これで、納得できますか? 売却益が減ると言っても、23~4億円のうち、せいぜい1億か2億円です。そのお金が惜しいからと言って、「売却益は尼崎市が受け取るけれど、あとの苦情は保育園が引き受けてください」というのでは、あまりにもひどい話ではありませんか?都計審と住民の意見によって、検討案を作成されたことは、評価します。しかし、それならば、検討案をふくめて、地元住民と協議をするべきではありませんか?もともと熟度の低い段階での住民への説明ではなく、動かしにくい段階で住民に説明したのは当局ですから、それぐらいの努力はするべきだと、強く要望しておきます。(なにか答弁ありますか?)

(意見)せっかく、100億円もかけて建て替えをするのですし、余剰でうまれた土地を、公園や戸建て住宅にするのもいいでしょう。しかし、その地域に住む人が、あるいは施設を利用する人の「よい地域にしたい」との思いを持っているわけですから、充分に意見を組み上げて対応していただきたいと思います。今回、この問題を取り上げたのは、宮の北での公園がどうなるかの問題もありましたが、大規模空地の活用について、学校敷地と市住建て替えによる土地活用での違いを強く感じたからです。学校の敷地では、周辺住民の声を市民検討委員会等の形で、最初から意見を聞いているんですね。充分不十分があり、市民が納得しているかという問題はありますが、少なくとも聞いています。ところが市住の建て替えでは、学校敷地以上に広い土地にもかかわらず、居住者だけでなく、周辺住民の声を聞いていないところに、今回の問題が発生したのではないかと思っています。まさに熟度の低い段階から住民の意見を聞き、市民から喜ばれる施策としてすすめていただきたいと思います。

「尼崎城」建設について

 次に、尼崎城について伺います。ミドリ電化の創業者からの申し出があり、「尼崎城」建設の協議がすすめられています。私のまわりにも「お城の石垣が好きだ」とか、「四層のお城は珍しい」とか、結構ウンチクを教えて下さり、「隠れファンが多いんだなあ」と感じさせていただいております。ただ、まだ内容が明らかではないので、会派としての態度は保留しています。そこで、「尼崎城」に関して、疑問点や不明な点を質問していきます。相手のある話ですし、協議中でもありますが、43億円もかけて土地を買い戻した市有地に建てるわけですから、市民にもわかる形で明らかにする必要があるとおもいます。

Q、まず、「尼崎城」の協議に臨む、尼崎市の基本的方針は、どういった考えで臨んでおられるのでしょうか?

 尼崎城は、「建設して終わり」ではありません。建設後の活用をどうするのかが大切になってきます。そこでお聞きします。

Q、「尼崎城」建設後の運営と運営主体や体制は、どのようにする考えでしょうか?

Q,また、維持管理費は、どれぐらいを予想しているのでしょうか? その財源は、どのように考えているのでしょうか?

Q、市民の税金の投入は、あるのでしょうか? あるなら、どれぐらいを考えているのでしょうか?

 次に、議会への報告、市民合意の方法についてです。今議会でも、他会派から尼崎城についての質問が相次ぎました。議会で聞かれれば、答えるけれど、尼崎市からの情報発信や打診がありません。まして、市民には、ほとんど知らされていません。

Q、お尋ねします。協議が継続中ということもあるでしょうが、議会への報告、市民意見の聴取はどのようにするつもりでしょうか?

 先日、NHKテレビの「歴史ヒストリア」で松江城を特集していました。その中で、尼崎城も紹介されていました。どんな紹介かというと、徳川幕府から明治政府へと政権が移った明治6年、全国のお城が「二足三文」で払い下げされ、取り壊されました。その中に尼崎城も、払い下げ・取り壊しのお城として紹介されていました。松江城は、「市民が残してくれ」と嘆願したけれど、そうならない。「それならば」と、市民が寄付をあつめて松江城を買い取ったというんですね。それだけではなくて、掃除や運営も市民のボランティアで維持管理され、案内ガイドも市民が担ってきました。そして、数年前に「国宝」に指定されたんですね。ここまでくると、まさに市民の「誇り」にもなったと思います。まさに「市民力」の勝利です。尼崎城が今から国宝になるのは、無理かも知れませんが、市民に愛されるものになるかどうかは、市民の意見、知恵を、どれだけ集めるかにかかっていると思います。活用についても十分の吟味をしていただきたいと要望しておきます。

市役所新本庁舎建設について

 次に、新市役所本庁舎について伺います。これまで他会派の質疑と重なるところはありますが、会派の思いですので、質疑をして行きます。代表質疑での市長のご答弁は、「将来の建替えに備え、まずは一定の自主財源の確保に取り組む」とし、将来の具体化の際には、「熟度の低い段階から情報公開し、建設時期や設置場所、規模等について、議員や市民の皆様のご意見を十分にお聞きしながら慎重に進める」というものでした。当然と言えば当然ですが、あまりにも漠然としています。かねてから市長は、市制100周年に方向性を出すと言っておられました。「耐震補強などで、当面、20年程度の延命をする」と言うことは、20年後には、新たらしい市役所本庁舎が完成していなければなりません。構想、設計、工事期間を考えると、そんなに時間はないように思います。

Q、そこでお聞きします。20年以内に新本庁舎を完成させるという理解でいいのでしょうか?その場合、いつから検討を始めるのか、今後のスケジュールを考えられているならお答えください?

Q、新市役所本庁舎を検討するにあたって、基本的な考え方、検討する組織・機関は、どのようにするおつもりでしょうか?

 市役所の規模を考える場合、2つの方向があります。一つは、住民に身近な支所を充実させ、市役所本庁舎はスリムにする方向です。もう一つは、支所を集約して、市役所本庁舎を充実させ、大きな市役所にするやり方です。どちらも、一長一短があるでしょうが、こうした議論のないまま、支所をなくしていくやり方がすすめられているように思います。しかし、福祉事務所をとってみても、かつて6か所あった福祉事務所が、本庁舎1か所に集約された結果、本庁舎に収まりきらないほど膨れ上がり、2か所にわけざるを得なくなったという弊害も起こっています。また、宝塚の市役所は、建物の外回りに廊下が張り巡らされているんですね。不思議に思っていましたが、この廊下が「放火事件」のとき、大きな威力を発揮したんですね。職員も、市民も、この廊下を使ってうまく避難し、一人の犠牲者も出しませんでした。尼崎の市役所をみると、周りに池があって、これで逃げることができるのかと不安に思っています。代表質疑でも指摘しましたが、華美にすべきではありませんが、必要な機能を備え、デザイン的にもすっきりしたものになるよう要望しておきます。

保健福祉センターについて

次に保健福祉センターについて伺います。代表質疑の市長の答弁では、北部の保健福祉センターは、塚口さんさんタウン内に、当面10年間の定期建物賃貸借契約を締結するとのことでした。

Q、お聞きします。10年後はどうするんでしょうか?

 塚口さんさんタウンは、尼崎市内で最も早く再開発をした地域です。最も早く老朽化するとも言えます。賃貸借契約を延長しても、いつまでも居られるわけではありません。出屋敷リベルも、20年を超えています。どちらもせいぜい10年~20年後には、新たな対応が求められることになります。その頃には、新市役所本庁舎の建設が課題となり、新たな施設をつくることは、今よりも困難になります。その時になって、慌てても遅くなることを、たいへん危惧するものです。さんさんタウンの賃貸料も、決して安いものではありません。代表質疑でも指摘しましたように、年間約7,627万円、10年間で約7億6千万円、20年なら15億円を超えます。

Q、お聞きします。不安定な借り床でなく、40年以上安定した運営ができるように、2か所化は見直し、地区の複合施設に保健機能を残すべきではないでしょうか? お答えください。

 尼崎は、かつて保健体制は6か所の保健所体制でした。実際には4保健所2保健センターですが、実質は6保健所体制です。その後、保健センターになり、支所統廃合で地域保健担当となりましたが、少なくとも6地域に保健機能があり、地域住民の保健行政を担ってきた歴史があります。今回はじめて、地域保健機能を2か所にすることは、市民にとって本当に大きな変化なんです。しかも、それが10年~20年後には、どうなるか分からないとなると、不安で仕方がないのは当然です。重ねて、見直しを要望しておきます。

公契約条例について

 次に「公契約条例」についてですが時間がありませんので、要望にとどめます。全国では、徐々に公契約条例を制定する自治体も増えており、最近ではこの2月議会に加賀市が北陸初となる「公契約条例案」を提案すると聞いています。尼崎市も「公共調達基本条例」の制定にむけて動き出しました。安定した入札・契約制度を継続していくためには、受注者にとっても、労働者にとっても、ウィンウィンの関係にして行くことが望ましいと考えます。そのためには、受注者や労働者に理解を求める必要があります。経営者や労働者との意見交換を、充分に行っていただくよう要望しておきます。

おわりに

 最後に、質疑できなかった項目に「子ども食堂」があります。昨日も他会派から質疑がありました。不登校.ひきこもりは、たいへん孤独で、さびしいことです。地域の人たちとのつながりで、声をかけてもらえるなど、「一人ではない」と実感することが、外に出る1歩になります。そのためには、安心して過ごせる居場所が必要です。「子ども食堂」は、そうした子どもたちの「居場所」としての役割もあります。地域ボランティアの方々にお願いするのも結構ですが、「子ども食堂」を行うための直接の支援や、施設を借るなど、財政的・物理的支援も検討されるよう、要望しておきます。種々、質してまいりましたが、これまでの質疑を踏まえて、会派としての「意見表明」をさせていただきます。時間がまいりましたので、これで終わります。ありがとうございました。