「あんぱん」スタート!今田美桜さんインタビュー【しんぶん赤旗日曜版】

(画像はNHK公式サイトからお借りしています)

NHK朝ドラ「あんぱん」が今日からスタートしましたね。

【NHK朝ドラ公式】連続テレビ小説「あんぱん」。“アンパンマン”を生み出したやなせたかしと暢の夫婦をモデルに、生きる意味も失っていた苦悩の日々と、それでも夢を忘れなかった二人の人生。何者でもなかった二人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した『アンパンマン』にたどり着くまでを描き、生きる喜びが全身から湧いてくるような愛と勇気の物語です。(NHK公式サイトより引用)

妻役の今田美桜さんのインタビューがしんぶん赤旗日曜版3月30日号に載っていますよ!
時代の価値観によって左右されない不変の正義を体現したアンパンマン。
なんだか励まされるメッセージだと思いませんか。「のぶ」は高知で両親に愛されて育ち、
足が速く、男勝りで勝気でしっかりもの。時代の荒波を切り開くパワーのある
まさに土佐の「はちきん」そのものです。

土佐の「いごっそう」はWikipediaによると、快男児」「進歩主義」「頑固で気骨のある男」などを意味する土佐弁。ならびに高知県男性の県民性 。
「はちきん」も前を見て進み続ける行動力と先見性のある土佐の女性の県民性です。

その「はちきん」  同じく朝ドラ「らんまん」(牧野富太郎の生涯を描いた)に出てきた、女性参政権を求めた先駆者 民権ばあさんこと「楠瀬喜多」を描いた長編小説「天までのぼれ」を書いた作家 中脇初枝さんのインタビューも3面に載っています。

「アタリマエ」を疑う信念、それっておかしいんじゃないのと思うことに黙らないで声をあげていく女性たちの姿はいつの時代もたくましく輝いています。

おりしも吉田あやか議員の「生理用ナプキンを公共施設くらいにはアタリマエに設置してほしい」というX投稿がアンチに総攻撃を食らって大炎上しており、
ヘイト発言や裏金問題に全く反省もせず自民公認になっている某女性議員は「持ちあるくのが女のたしなみ」と同じ女性からも「女たるものは」と女らしさを押し付ける投稿もあって、これまた大炎上していますが、女性がものを言うたびにどうしてここまで叩かれなければならないのかとウンザリしながらも、先人の「はちきん」らに励まされて、あゆみを止めず前へ前へと進まなければ!と思います。

 

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2025年度予算についての反対討論【まさき一子】

日本共産党議員団の真崎一子です。

会派を代表して反対討論をします。

議案第32号 尼崎市立体育施設の移管条例の一部を改正する条例について

議案第34号 尼崎市立弥生が丘斎場の設管条例の一部を改正する条例について

議案第38号 尼崎市立すこやかプラザの設管条例の一部を改正する条例について

議案第1号  令和7年度尼崎一般会計予算

議案第2号  令和7年度尼崎市特別会計国民健康保険事業費予算

議案第8号  令和7年度尼崎市特別会計介護保険事業費予算

議案第12号 令和7年度尼崎市下水道事業会計予算

議案第13号 尼崎市モーターボート教組事業会計予算について反対討論をします。

 

 まずは、議案第22,32,34,38号についてです。
市民は経済が冷え込み、さらに物価高騰が追い打ちをかけて暮らしが大変です。今、行政がやるべきは、物価高騰から市民のくらし、営業を守ることです。
しかい来年度の予算んは、公共施設利用料、火葬費用まで値上げラッシュです。
市民にとって一番身近な公共施設や斎場の利用料の値上げには反対します。

 続いて、がん第2号国民健康保険事業費予算について、国民健康保険は物価高騰で苦しむ中小企業業者、年金生活者、失業者など低所得者が加入しています。

2027年には兵庫県は国保加入者の保険料は、同一所得同一保険料に統一していくとし、年々保険料が引き上げられています。

国県に対して保険料の引き下げを求めるとともに、国保の基金を保険料の引き下げに有効的に活用することを求めます。よって、高すぎる国民健康保険料は認められません。

 

 議案第3号介護保険事業費予算について、県内でも高い介護保険料が市民の暮らしを苦しめています。また訪問介護事業所の報酬が引き下げられ、廃業に追い込まれています。介護人材実態調査を丁寧に行い、介護人材の確保、次期高齢者保健計画・介護保険の事業計画策定に対応されることを求めます。国県市がしっかりと介護保険の支援をするべきであり、高すぎる介護保険料は認められません。

 

 次は議案第1号の令和7年度尼崎市一般会計予算について、まずは小学校給食の食材費高騰への支援で、物価高騰分の1食32円の公費負担分の半分を保護者負担にするものであり、実費負担増となります。また、公立保育所の給食費も同様に月300円の保護者負担となります。松本市長は子育て支援を重点項目にあげておられます。子育てアクションプランの経済的負担の軽減に逆行するものであり、認めることはできません。

 

 就学前教育ビジョンについて、来年度から竹谷、長洲、小園幼稚園の3園が廃止され、残る6園のうち武庫、園和北幼稚園が2年保育のまま、4園で3年保育が実施されます。これ以上、公立幼稚園を減らさず、すべてで3年保育を行いインクルーシブ教育の充実を求めます。よって就学前教育ビジョンは認めることはできません。

 

 AMAフレンドシップ事業について、市立中学校の生徒が奄美群島を訪れ、自然・文化体験や地元の方々との交流等の参加体験を通じての学びを目的にしています。
対象となるのは各中学校2名、34名の参加であり、一部の生徒に限定した事業は教育の機会均等、公平性を欠くものであり、そこに一般会計予算をつぎ込むことには反対です。

 

 じんかい収集について、この4月から一般家庭ゴミの収集運搬業務の民間委託範囲を、現状76%から85%に広げるものです。災害時の対応が困難になると考えます。

共産党議員団はゴミの収集の民間委託には反対してきました。災害時に市民のライフラインを守り、復旧・復興のカギになるからです。一定、自前で処理できる人員の確保が必要です。よってじんかい収集の委託事業については反対します。

 

 次に議案第12号下水道事業会計予算のウォーターPPPについてです。

国の補助金制度の誘導による民営化がすすめられようとしています。老朽化した東部雨水ポンプ場の建て替えをPPP・PFIによる官民連携で事業を進めるものです。
やがては長期契約で下水道の維持管理と管路の更新も一体的にマネジメントする方式で、コンセッション方式につながるものです。災害時にライフラインを守る役割が自治体にはあります。下水道の建設、運営、維持管理は民間丸投げでなく、公共が果たすべき役割を強化するべきです。よってこの議案には反対します。

 

 最後は議案第13号モーターボート競争事業会計予算について、公営ギャンブル収入に頼る市財政のあり方については検証するべきです。よってモーターボート事業については反対します。 

2025年度予算案に対する意見表明【山本なおひろ】

日本共産党尼崎市議団  2025年度予算案に対する意見表明

                                                              

日本共産党議員団を代表し、本委員会に付託されました2025年度当初予算案等について意見表明を行います。

「尼崎を次のステージに」「誰も取り残さない」をスローガンにした松本市政が2年を経過しました。松本市長が2023年11月に打ち出した 「あまがさき子ども・子育てアクションプラン」では、尼崎市の子育て世帯に対する「経済的負担」「時間的負担」「心理的負担」の3つの負担を軽減するため、今年度2024年度から2026年度の3か年にわたり、50億円の集中投資をしていくということです。

先日の施政方針において松本市長は、来年度2025年度をこれまで実施してきた様々な政策の効果を市民に実感してもらうことを強く意識した「次のステージへの幕開けの年」にしていくと表明しました。

しかし2025年度の予算案を見ると、市長の公約でもある「18歳までの子ども医療費無料制度」については一定の前進が示されましたが、保育所と小学校の給食費の保護者負担増を求める内容があり、「経済的負担の軽減」に逆行するものとなっています。

来年度予算のポイントとして、歳出で民生費が前年度から56億円増加する一方、主要一般財源の歳入は2425億円。2年連続過去最高を更新しました。個人市民税や法人税が前年度比26億円増加し、872億円。財政規律、財政運営の目標とルールを踏まえた予算編成により、実質的な収支均衡を達成するとともに、目標管理対象分の将来負担は来年度末で909億円の見込みです。

900億円を切ることも目前になっていますが、これは長年にわたる行財政改革実行のもと、市民サービスの抑制や市有財産売却などによってたどり着いたもので、多くの市民のくらし、教育、福祉がこれまで犠牲になってきました。再び財政悪化の轍を踏まないことを基本とし、市民のくらし、福祉充実のための方向に大きく舵を切っていくことが必要ではないでしょうか。

それでは、2025年度予算の個別の問題について述べてまいります。

 

物価高騰対策

  今、行政の課題、役割の第一は「物価高騰から市民のくらし、営業を守る」ことです。しかし、来年度予算案にはそれに逆行するような、軒並み値上げの項目が並んでいます。公立保育所、小学校の給食費保護者負担の値上げ、市民体育館や生涯学習プラザ利用料、弥生ヶ丘斎場の火葬費の値上げ、などです。当局はコロナ禍で見送ってきた料金改定を行う、などと言いますが、今こそ好転してきた市財政を使って値上げを見送るべきではなかったでしょうか。

物価高騰は収まる気配がありません。構造的には物価高騰を上回る賃上げや年金制度の拡充、消費税の減税など、国が率先して取り組まなければならないものですが、地方自治体の役割として今こそ市民のくらし

営業に寄りそい、手を差し伸べるべきです。

 

 

子どもの医療費助成の拡充

  松本市長の公約である、18歳までのこども医療費無料化助成制度ですが、中学生、高校生の通院医療が部分的に拡充される提案が出され一歩前進しました。

未来ある子どもの健やかな育ち、健康を守ることを個人の責任にゆだねず、社会、行政が担っていくことが世の流れです。少子化対策と共に、憲法の幸福追求権、生存権に関わることであり、引き続き完全無料化に向けて制度の拡充を強く要望いたします。

 

就学前教育

  市立幼稚園9園のうち、竹谷、長洲、小園の3園が来年度から廃止され、6園となります。少子化による定員割れなどを理由にしていますが、これまで3年保育をしてこなかったのが大きな原因です。残された6園も定員割れが続けば廃園になるおそれがあります。

これ以上公立幼稚園を減らさず、インクルーシブ教育と園和北幼稚園と武庫幼稚園の3年保育を公的責任で行うことを強く求めます。

 

学校施設整備

  日本共産党議員団は学校の長期休暇を利用して、市内の建設後40年以上経過した小中学校を視察調査し、施設の老朽化を目の当たりにしました。いまだに洋式化がすすまないトイレ、歩くと軋み音がする廊下、建てつけが悪く開かない扉、雨もりの影響で腐食した天井、空調設備の無い給食室や技術室など、子どもたちが学ぶ学習環境の改善は急務だと感じました。

その後、わが会派の一般質問などで、少しずつ改善されました。トイレの洋式化率を2025年度末77%、2027年度末80%を目標とするとしていますが、学校現場からの要望に積極的に対応し、教員と子どもが安心して学べる学校環境を早急に整えることを強く要望いたします。

災害時多くの市民が避難することになる学校体育館の空調設備の導入を、市としても戦略的にすすめていくことが重要です。学校体育館の空調については、来年度小田中学校、立花中学校が工事実施、常陽中学校の設計が予算計上されています。国の補助金のさらなる拡充を全国市長会等で求めていただくことを強く求めます。

 

小中学校の就学前新入学用品費

小学校は1万3460円、中学校は1万2600円以上、近隣他都市より少ない就学援助費の新入学用品費について、わが会派の総括質疑で当局は「2026年度新入生の入学前支給分について、近隣氏の状況などを調査した上で、小学校新入生は5万7060円に、中学校新入生は6万3千円になるよう、それぞれ増額を検討したところ」と答弁しました。

 検討だけで終わらせないことを求めます。そして再来年度からと言わず、補正予算を組んででも来年度の新入生に対して増額するべきです。

 

中学校部活動の地域移行

  国の方針を受け、尼崎市でも2029年末までに中学校の部活動を地域に全面移行する方針が出されました。

 教員の負担軽減となることはよいことですが、環境変化による子どもたちの戸惑いや不安、指導者の確保や資質の保障と処遇、保護者への経済的負担など、様々な課題が今後出てくると思われます。

教育委員会として、地域から出てくる要望に対してどのように応えるか、問題を学校関係者、地域と共有し、共同して問題解決に取り組む体制を構築すること、そして、子どもたちの安全、人権を守るため、責任をもって機敏で適切な対応をすることを求めます。

 

大阪関西万博への児童生徒無料招待事業

来月13日の大阪関西万博開幕まで1か月を切りました。

万博開催の成否と共に大きな問題になっているのが、県の事業としての「児童生徒の万博への無料招待事業」です。メタンガス爆発事故の危険性、困難な交通手段の手配と引率教員の負担、熱中症リスク、災害対策の不備など問題が山積していることで、大阪府の交野市や吹田市などでは、市として参加しない意向を表明しています。

尼崎教育委員会は、あくまでも各学校の自主判断にゆだねています。「テストラン」という事前の下見が来月行われますが、先ほど申し上げた様々な問題がある中、通常の遠足行事と同様に各学校の判断にゆだねるのは無責任ではないでしょうか。

刻々と日は迫っています。市としてこの事業への不参加を表明すべきです。松本市長も述べたように、各家庭にチケットを配布しそれぞれが自主的に万博に行けるようにすればいいのではないですか。勇気を持った判断をすることを切に願います。

 

AMAあまフレンドシップ事業

 「尼崎の子どもたちが奄美群島を訪れ、地元の方々とのふれあいや豊かな自然・文化等に触れる機会を通じて、伝統と文化を尊重する心を醸成するとともに、自然を大切にし、環境の保全に寄与する態度等を育成することで次世代のリーダー養成を行う」という目的で社会力育成事業の主要事業に新たに挙げられていますが、対象となるのは市内17ある中学校生徒のうち、各校わずか2名、計34名の選ばれた生徒だけとなっています。

 歴史的にゆかりのある地域と友好関係を構築することはいい取り組みだと思いますが、「次世代のリーダー養成」などという抽象的で曖昧な目的で一部の生徒だけが参加する事業は、教育の機会均等、公平性の観点からいって問題があると思います。

 

じんかい収集事業

  能登半島地震では、地域の行政職員の減少が災害復旧にとって大きな障害になっています。来年度、本市では一般家庭ごみ収集車の直営車両を22台から5台減車して17台とし、正規職員を20名減員するとしていますが、災害対策の観点からもこれ以上の正規職員の削減は認められません。

効率優先を理由に本来市が担うべき業務までアウトソーシング化をすすめることは、慎むべきです。

 

 

ウオーターPPP

  埼玉県八潮市の道路陥没事故は、全国の自治体で同様の事故が起こりうることを示しました。下水道事業などにおいては今後老朽化する設備の専門的な管理が必要ではないでしょうか。「民間事業者の創意工夫等を活用することで、効率的かつ効果的サービスの実現が期待でき」ると、市は言いますが、それによりこれまでのノウハウを持つ正規技術職員が民間の職員に置き換えられていけば、災害時の対応に大きな支障をきたすことが懸念されます。水に関わる事業は、人間が生きていく上で最も大事な事業であり、営利を目的にした企業に任せるのではなく、行政が責任をもって担っていくべきです。

 

 

地域交通

 主要事業で、路線バスの利便性低下の影響が大きい園田地域で「AIオンデマンド型交通実証運行」が実施されます。

 市バス事業が阪神バスに移譲されて以降、コロナ禍や利用者の減少、構造的な運転手不足があるとはいえ、市内のバス路線のネットワークは減り続け、園田地域だけでなく、築地や大庄など他の地域も公共交通のネットワークが脆弱になっていて、買物難民までうまれています。

 特に高齢者にとって公共交通機関は、社会参加や通院などでなくてはならないものです。オンデマンド交通の試行実験にとどまらず、バス路線の充実を阪神バスと協議するなど、あらゆる方策を講じて公共交通の充実を図っていくことを要望いたします。

 

中小事業者支援

 ロシアによるウクライナ侵略をはじめ、世界的な原材料高騰、かつてない円安による物価高騰が市内中小業者の経営を直撃しています。

今行われている確定申告では、インボイス導入後初めて1年通期の申告となり、小規模零細事業者やフリーランスは、「消費税を払いたくても払えない」、「廃業するしかない」という悲痛な声をあげています。

市の中小業者施策は、スタートアップやITを駆使した先進先端産業ばかりに偏っています。地域の市場や商店街、中小零細事業者の経営を応援する施策が足りていないのではないですか。

群馬県高崎市をはじめ、全国的にその経済効果が証明されている、住宅リフォーム助成、店舗リフォーム助成制度の実施を試行的にでもおこなって、経済効果の検証をすべきです。

 

国民健康保険

  昨年12月2日から紙の保険証の発行ができなくなり、今年7月末までの期限後はマイナ保険証あるいは資格確認書しか発行されなくなりました。

保険料滞納者の生活状況の把握とともに、強権的な徴収や差し押さえは安易に行わないことを求めます。

また、国保の基金を保険料の引き下げに有効的に活用することを求めます。

 

介護保険

  高すぎる介護保険料が市民のくらしを苦しめています。介護保険料軽減の方策を講じることを求めます。

また、事業者においては、昨年4月からの訪問介護事業の報酬引き下げにより、経営が成り立たなくなり廃業に追い込まれる事例が広がっています。

当局は来年度事業所へのアンケート調査を行うと表明しましたが、書面だけのやり取りだけでなく、しっかりと聞き取り調査を行うことを求めます。

 

生活保護行政

  毎年の記録的猛暑で、エアコンを使用しないと命の危険にさらされる中、電気代を節約するためエアコン使用をためらう生活保護利用者がいます。そこに電気代の高騰をはじめとしたかつてない物価高騰が追い打ちをかけ、生活保護利用者のいのちと生活を脅かしています。国に対して引き続き夏季加算の創設を求めつつ、市独自の物価高騰支援策を講じることを強く要望いたします。

 

個人情報保護の問題

  18歳と22歳の個人情報を自衛隊にCD提供していることについてわが会派は、市報などで周知すべきと何度も申し上げてきましたが、市は、「HPに掲載している。市報への掲載より効果的」という答弁に終始しています。情報提供を拒む市民の申請が18歳4件、22歳2件と低調な状況からしても、市民が自衛隊に自らの情報が提供されていることを知らない、と思います。

なぜそこまで市報でお知らせすることを拒むのでしょうか。そんなに難しいことではないと思います。個人情報保護の観点からも、早急に周知の強化を求めます。

 

モーターボート事業

公営ギャンブルである競艇は、射幸心をあおり、依存症を誘発し時に家庭崩壊さえ引き起こすものです。利用者のギャンブル依存症対策を更にすすめることを求めます。

長らくその収益に頼ってきた財政構造を改めるのは簡単ではありませんが、将来的なあり方を話し合う会議体を設けるなど、あり方そのものを検討する時期に来ているのではないでしょうか。

 

 コロナ禍を経て、世界的な原材料、エネルギー高騰の情勢の中、市民は未曽有の物価高騰で日々苦しんでいます。

 「次のステージの幕開け」を文字通り「誰も取り残さない尼崎」にするため思いきった財政出動で市民生活を守ることを強く求め、日本共産党議員団の2025年度予算案に対する意見表明といたします。

 

 

百条委員会報告 賛成の意見表明【川崎としみ議員】

2025年3月21日 尼崎市議会本会議にて
政務活動費着服したとして起訴された元・維新の会 光本圭佑議員に対し、辞職を求める百条委員会の報告書が提出され、川崎としみ議員が賛成の意見表明を行いました。

(全文)

共産党市議団を代表して、百条委員会の報告に賛成することを意見表明します。

 人間は社会的動物と言われています、よっぽどの例外以外、人は一人では生きていけない、社会的な関係性で生かされています。だからこそ社会的なルールを守ることが重要視されるのです。

 治家には政治倫理というものが課せられています。政治倫理とは政治に携わるものが持つべき行動規範や職業倫理、責任倫理です。政治家として市民の代表者として公正かつ公平に行動することが求められています。政治家は他者の人権を傷つけて平気でいられる神経を持ち合わせてはならないのです。

私はもう何十年も前になりますが、関西大学で桜田ゼミの一員として憲法学を学びました。最初の講義のテーマが自治ということでした。当時まだ学園紛争の余波を受けて学内は荒れており、いろんなセクトがあり、対立抗争がありました。学生の学内におけるいがみ合いに対して教授のアンチテーゼだったと思うのですが、この最初の授業は大変印象深いものでした。学生自治会は自治の精神に基づいて運営されており、外部の干渉から自らを守らなければならない、そのためには自由闊達な議論が保障される環境が必要である。議論が沸騰し、相手の意見に対し殺してやりたいと思うほどに議論が白熱したとしても、今向き合っている相手が権力や何者かの手によって、言論の自由が奪われるような事態が出てきた時には、断固その権利を守るためには死を賭してでもたたかう、それが民主主義であるといった教えでした。
 そして、法は現代社会に応じては民主主義の体制を守るためのものである。しかし一方、法は万全のものではありません。社会の全てをコントローするすることはできません。自由な社会を継続させていくためには、人間同士お互いを尊重し、認め合うといったルール、慣習、倫理観が必要です。それが社会的規範であります。何か問題を起こしたらその説明を行い、誤りを正し、その教訓を後世に伝えることは通常当たり前に行われているのではないでしょうか。しかし政治の世界では、この法則がなかなか機能していません。悲劇だと思います。

 私たちはこの間尼崎市議会において光本氏が招いた不祥事を検証し、今後二度とこのような不祥事が引き起こされないよう、膨大な時間を使ってきました。政務活動費の使い方の検証を行い、新たなルールを定めてきました。また、政治倫理審査会を設け、議員としてあるべき姿を模索してきました。そしてこの100条委員会へと取り組みを昇華させてきました。
 そのために費やされた時間と労力は大変なものでありましたが、決して徒労には終わらないと思います。後世において評価されるべきことであったと自負しています。

 個人の意見に固執するあまり、問題の本質を捉えきれていない意見が出たことは残念です。しかしその意見も、今後の検証を踏まえて正されていくであろうと思います。今回のこれらの取り組みを成し遂げた、尼崎市議会に誇りを持ちます。

 最後まで光本氏が議員辞職を表明したといえ、何度も説明責任を果たす機会を与えられていたにもかかわらず、説明責任を議会において果たさなかったことを大変残念に思います。また日本維新の会においても、この問題点を明らかにするための検証作業に尽力されたことは評価しますが、これは以前にも指摘したところでありますが、問題を根本的に総括することがなされていないと思います。ぜひとも会派としての正式な声明を出していただきたいと思います。
以上、100条委員会の最終報告を尊重するよう求めて、共産党市議団の賛成意見とします。

2-25.3月 まさき一子議員「総括質疑」と答弁要旨

総括質疑 

続いて、真崎一子が質問します。

2023年度の中学生の就学援助費は新入学用品費が、国の基準では6万3000円に。近隣都市では伊丹、宝塚、明石市は6万3000円、西宮市は6万円になりました。尼崎市は4万7400円のまま、その差は1万5600円です。

小学校は24年度から新入学用品費は、国の基準では5万7060円に。伊丹、宝塚、明石、西宮市は5万4060円です。ここでも、尼崎市は4万600円でありその差は1万3460円です。

 私は昨年の9月議会で、新入学用品費を他都市並みに引き上げるべきと質問しました。教育委員会は「新入学学用品費は、児童生徒が新しい学校生活をスタートさせる際に、学用品等の調達の一助にしていただくもの。そのため、近年の物価高騰の傾向などから、設定金額の増額は必要であると考えている。しかしながら、設定金額には増額の予算措置が必要となるので、今後、関係部局と協議しながら設定金額の引き上げを検討していく」との答弁がありました。私は来年度の予算に当然反映されていると期待をしていました。ところが小中学校とも据え置きとなりました。

 

質問1:教育委員会は、設定金額の引き上げについて検討をされましたか。

その内容をお示しください。

 

 答弁要旨

令和7年度の就学援助費のうち、新入学学用品費の予算につきましては、令和8年度新入生の入学前支給分について、近隣市の状況などを調査したうえで、小学校新入生は57,060円に、中学校新入生は63,000円になるよう、それぞれ増額を検討したところでございます。

以上

 

先日わが会派にメールがきました。内容の一部を紹介します。

「今年4月から小学校に入学する子どもがいる、ひとり親世帯の母です。就学援助制度のその1つである就学援助に係る小学校新入学用品費のことですが、我が家は本年度、支給認定を受けることができたのでとてもありがたく思っています。この話を伊丹市に住む親せきに話したら、伊丹市と尼崎市では金額が1万円以上違うと教えられました。

 市のHPを確認したら尼崎市は4万600円、伊丹市は5万4060円でした。他の都市はどうなっているのだろうと西宮市も見てみました。伊丹市と同額です。

 市の財政状況により変わるのは仕方ないことだと認識しておりますが、尼崎市だけなぜこのように異様に低額なのでしょうか。せめて隣の市と同じ額まで引き上げることは難しいのでしょうか。これからも尼崎で子育てをしていきたいです。よろしくお願いします。」という内容でした。

 

質問2:教育委員会はこのメールにどのように応えますか。

 

答弁要旨

教育委員会としましては、本市の新入学学用品費の設定金額が近隣市の額より低いという現状を重く受け止めており、今後も、本市の設定金額を近隣市並みに増額するために関係部局と協議を行い、できるだけ早期に取り組んでまいります。以上

 

2025年度入学する就学援助をうける準要保護の子どもは、小学1年は477人

中学1年生は639人です。国基準まで上げる場合、新入学用品費に1781万9820円の上乗せが必要です。

就学援助を必要とする子どもに小中学校入学用品費を国基準まで引き上げて、「ようこそ尼崎の公立学校へ」と一緒にお祝いの気持ちがあってもいいのではないでしょうか。子どもにとっては市の財源の問題は関係ありません、子どもの権利です。

本市は「だれも取り残さない」との方針を掲げているのに、経済的にしんどい家庭の子どもは、小学入学時から社会から置き去りにされているではありませんか。

 

 

次は、公立武庫幼稚園、園和北幼稚園のあり方について

 

 代表質疑で川崎議員は「尼崎就学前教育ビジョン」(以後教育ビジョン)の廃園計画を中止して公立幼稚園を残すべきと質疑をしました。教育長は「教育ビジョンに基づき、9園のうち3園を廃園するとともに、残る6園のうち4園で3年保育等の充実策を実施することとした。幼稚園は、人格形成の基礎を培うとても大切な時期のため、適切な人数の中での保育が望ましいと考えており、丁寧に進めていく」と答弁されました。

 共産党議員団は、廃園計画は中止をして公立幼稚園は残すべきと考えます。そうしなければ、障がい児やグレーゾーンの子どもたちや、民間幼稚園で費用負担に耐えられない子どもたちの行き場がなくなります。またインクルーシブ教育の推進の為にも公立幼稚園は必要であると考えるからです。

就学前教育というのは3歳児からです。公立幼稚園も3歳児から教育を積極的に行うのは当然のことです。そんな思いで今回、2年保育のまま運営される武庫幼稚園と園和北幼稚園についての質問をしたいと思います。

 

 

 武庫幼稚園は、武庫中と武庫小が隣接し、法人保育園もある地域に位置する公立幼稚園です。7,8年前は150~140人を超す子どもの数でにぎわっていました。多くの親子の往来が日常で、地域コミュニティの拠点だったように思います。それがここ数年90~60人台に半減し、昨年には42人、今年4月の新入園児は27人全園で44人。1年前の教育ビジョン策定時に武庫幼稚園に話を聞きに行きました。職員は「これまで子育て支援事業を行ってきた。でも3歳児になったら他の幼稚園に入園し、4歳児の新入園につながらない」と残念そうでした。新入園幼児が年々減っている中、今でも市内でも多く特別支援が必要な幼児 (インクルーシブ教育)の受け入れを行っています。

 

質問4:なぜ、武庫幼稚園を3歳児からの受け入れをされなかったのか。インクルーシブ教育を提唱するのであれば、3歳児からの受け入れが最適ではありませんか。

 

答弁要旨

市立幼稚園では、未就園児を対象に体験保育等の子育て支援事業を実施しておりますが、事業に参加する保護者の中には、3歳児から市立幼稚園に入園したいと考えている方が多くおられます。また、3年間という長い期間、指導計画等に基づく集団保育を経験することは、子どもの育ちの視点からも良い影響があると考えられること等から、3年保育の実施自体は望ましいと考えております。

一方で、人材や財源に限りがあり、どうしても存続する全ての園では3年保育が実施できない状況にある中、少しでも幼児にとって望ましい状況になるよう検討した結果、武庫幼稚園については、近隣に私立幼稚園等の施設数が多く、3年保育を受ける環境が比較的整っていることから、全市的視野のもと現行維持の2年保育としたものでございます。(以上)

 

 

 次に、(旧)園和幼稚園の廃止が議会に上がった時、保護者から「幼稚園残してほしい」いう運動が起った際、耐震化していた園和北幼稚園が残ることになりました。

 そして今、地域の障がいを持つ子どもの保護者や園和北幼稚園を利用している保護者から「園和北を3年保育にしてほしい、橋を渡って園田幼稚園に行くのが困難」との声が上がっています。

園和北幼稚園は、以前は60人以上いた子どもの数が30人台まで減ってきています。今年の4月の新入園児は16人全園で34人。ここで3歳児保育をしなければ公立として生き残れません。

 教育ビジョンでは、公立幼稚園は新入園幼児が3年連続して、定員の半数以下(4歳児の定員は30人)となった場合は原則として廃止するとしています。

 

質問5:この2つの幼稚園、 3歳児の受け入れが出来なければ、この先厳しい現実が待っているのではと危惧します。今からでも3歳児の受け入れは可能だと思います。

教育委員会の見解はいかがですか。

 

答弁要旨

先ほどもこ答弁申し上げましたとおり、人材や財源には限りがあるため、地域ニーズ等を踏まえ、4園での3年保育実施としたものでございます。

しかしながら、これ以上園児数を減らさないという考えから、「尼崎市就学前教育ビジョン」において、3年保育を実施しない2園においても、インクルーシブ教育の充実や一時預かり事業の時間延長といった拡充策等を実施することといたしました。

今後も引き続き、6園全園において、市民が入園したいと思えるような魅力ある園づくりに全力で取り組んでまいります。以上

 

 外国籍の子どもを含めた、インクルーシブ教育を行う役割を担っている公立幼稚園です。すべての幼稚園で3歳児保育を実践し、地元の小学校につなげる公立幼稚園は必要です。

 

加齢性難聴者の補聴器助成制度について

 

高齢者の健康と生活の質を高めるために、これまでも年金者組合の請願陳情を審議し、党議員団として繰り返し、難聴高齢者の補聴器購入費用助成制度(以下、助成制度という)の実施を求めてきました。今回はフレイル対策の観点からお聞きします。

国立長寿医療センターは「①70歳代の男性で1人/5人、女性で1人/10人が日常生活に支障をきたす難聴者。②年を重ねても維持されやすい知的な能力である知識力が、難聴がある場合に低下する。③「情報処理のスピード」は一般的に50歳中ごろ以降に低下を示すが、難聴のある場合はより急速に低下することがわかった。聴力は補聴器など活用すれば知的な能力の衰えを緩やかにすることができる。補聴器が難聴者の認知機能に役に立つのかについては、世界中で精力的な研究が行われている」と見解を述べています。

 

(資料をご覧ください)兵庫県が2023年に補聴器使用前後の社会参加について調査を行いました。その結果は自治会やボランテア、趣味・スポーツ等の活動すべてにおいて「変化なし」が多く。社会参加活動への意欲については「補聴器を使用したことで社会参加活動がしやすくなった」が最も多くありました。質問します。

 

質問6:国立長寿医療センターの研究報告・兵庫県が行った補聴器活用調査の結果についてどのような見解をお持ちですか。

 

答弁要旨

議員ご案内の国立長寿医療研究センターの発表における、「補聴器の使用が認知機能の低下を抑制する可能性」については、期待をもって注視しております。

一方、同センターの発表では、「補聴器が難聴者の認知機能維持に役立つかどうかは研究途上である」といった旨の見解もあり、「高齢難聴者に対する補聴器装着と認知機能低下との相関関係」に係る研究については、未だ結論が出ていない状況となっています。

また兵庫県の調査では、補聴器の使用が社会参加活動日数や活動意欲の維持に繋がった可能性が認められた一方で、「補聴器使用に違和感があり使用しなくなった」といった意見も報告されています。

これらを受け、本市としても、国に対して、全国市長会等を通して、「難聴と認知機能低下との関連性の究明」や「補聴器購入に対する助成制度創設」に係る要請を行っており、引き続き、国の対応を注視する中で、効果的な支援のあり方を研究して参ります。(以上)

 

 私の友人Sさんは、75歳で訪問介護のヘルパーとある病院の役をしています。会議で人の話が聞き取りにくくなり仕事をやめるか、高価な補聴器を購入するか迷ったそうです。思い切って両耳で40万円の補聴器を購入しました。軽症から中等症で装着したため、最初からとっても馴染んでつけることができました。そして今も元気で社会活動やヘルパーの仕事に誇りをもって励んでいます。40万円する補聴器でも保証は5年間。働いているから買えたけど、年金暮らしならとても買える額ではありません。Sさんは「私が仕事や会議に出席できるのは補聴器のおかげ」といいます。

 

 もう一つのケースを紹介します。

Kさんは75歳です。Sさんと同じ高価な補聴器で装着を試みました。重症の難聴で装着時に頭に突き刺さるような不快感があり、一定期間装着し続けなければならないのですが、苦痛に我慢できなくてあきらめました。装着には個人差が大きいようです。

兵庫県の「補聴器使用前後の社会参加についての調査」でも、補聴器に馴染むことができずに途中で辞退された方も多かったようです。人によって難聴の程度や体質にも個人差があったのではと思います。

 

兵庫県は一人2万円、400人限定で始めました。費用は800~1000万円の予算で出来ます。

 

質問7:この事業を実施するのになにが問題なのでしょうか。実施できない理由をお聞かせください。

 

答弁要旨

先程もこ答弁申し上げたとおり、「高齢難聴者に対する補聴器装着と認知機能低下との相関関係」については、期待をもって注視しておりますが、未だ研究途上です。こうした中で、本市独自で助成制度を設計するにあたっては、適切な政策効果の分析はもとより、助成する範囲や条件、継続して使用いただくための対策、さらには財政面についても十分考慮する必要がございます。

従いまして、現時点においては、市単独で助成制度を実施するのではなく、国に対して、「難聴と認知機能低下との関連性の究明」と合わせて、全国一律の「補聴器購入に対する助成制度創設」に係る要望を継続して参りたいと考えています。以上

 

難聴高齢者への助成制度に取り組む自治体が全国で広がっています。2021年には36自治体だったのが、24年5月の時点で286自治体に広がり、東京都では90%をこえる市区町村で実施しています。兵庫県では明石市や相生市をはじめとする14の自治体で助成が行われています。1年前と比べると倍増しすごい勢いで広がっています。

阪神間ではまだまだ普及していませんが、尼崎市が阪神間で一番に始めたら「高齢者を誰も取り残さない、孤立させない」街になるのではないでしょうか。先ほども言いましたが800~1000万円で出来る事業で、自治体として大きなアピールになります。

 

質問8:補聴器助成で、市民一人ひとりが生き生きと社会活動ができる、フレイル予防の一環としてでも、高齢者すべての人を対象にするのでなく、限定的でも実施するべきです。前向きの検討を要望します。いかがですか。

 

答弁要旨

繰り返しになりますが、「高齢難聴者に対する補聴器装着と認知機能低下との相関関係」については、未だ国において研究途上であり、こうした中、本市独自の政策効果の分析は困難です。

そのため、たとえ、限定的であったとしても、市が税を投入し補助制度を実施することには慎重であるべきものと考えております。以上

 

最後は地域クラブ活動の推進についてです。

本市の事業の目的は、「少子化や教員不足で競技種類の減少などにより、部活動での経験の機会が縮小している。尼崎市立中学校の生徒が、将来にわたってスポーツ・文化芸術活動に親しむ機会を確保するために、学校の部活動から地域移行を進める」とのことです。国が示すガイドラインに沿って原則すべての自治体で、地域移行を目指すものです。

尼崎市の場合直営地域クラブと認定地域クラブに移行をするとされています。

2025年度は、市内3地区(大庄・中央・小田)で先行的に直営地域クラブを設置するとしています。地域クラブの運営はスポーツ振興事業団(以後スポ振)が事務局となり、市との協働のもと、各地域クラブの統括や、指導者の研修、地域クラブの設置・認定等を行う。特に体罰等発生しないよう、指導者の質の確保、研修を徹底していくとあります。これまでスポ振は市民へのスポーツの振興や健康増進の推進に力を入れてきました。

 

質問9:地域クラブに対するスポ振の役割とはなにですか。

 

答弁要旨

スポーツ振興事業団は、市民のスポーツ活動や健康づくりを推進していく上での重要な市のパートナーです。子どもの多様なスポーツ活動等の機会確保を目的とした地域クラブ活動の取組におきましても、クラブの設置・運営や指導者の量と質の確保など、市と緊密に連携する中で、全体をコーディネートする運営主体としての役割を担っていくこととしております。以上

 

質問10:地域クラブへの教育委員会の果たす役割とはなんでしょうか。地域クラブは教育の一環として捉えるのでしょうか。教育委員会は具体的に何をするのですか。

答弁要旨

地域クラブ活動は、学校管理外の活動ではありますが、国において「学校部活動の教育的意義を継承・発展」するものとして位置付けられており、本市においても同様の認識のもとで取組を進めて参ります。

教育委員会といたしましては、活動場所となる学校施設の使用に関する調整や、学校現場と連携した広報支援の実施、指導者の量と質の確保に向けて、希望する教員が関わりやすい環境づくりなどを主導的に担ってまいります。以上

 

質問11:子どもの意見を聞いたということですが、この意見は計画にどう反映されていますか。

答弁要旨

地域クラブ活動に係る取組方針の策定にあたり実施した生徒アンケートでは、子どもたちが興味関心を持つ競技や活動が多岐にわたること、週3回程度の活動を希望する声が多いこと、自分にあった活動を選びたいという意向があることが明らかになりました。

これらを踏まえ、本市では、週3回程度の活動を基本とし、公費を投入して運営する「直営地域クラブ」と、より多様な活動が期待される民間や地域団体などによる「認定地域クラブ」の二本柱で取組を進めることとしております。以上

 

地域移行に際して、指導者の確保や質の保障、処遇については問題が山積されています。

教育委員会として、地域から出てくる要望に対してどのように応えるのか。どうかかわるのかが、問われています。

 

万全な準備と取り組み状況が、学校関係者、地域に共存され、様々な課題、問題解決に協働して取り組む体制構築が必要だと要望します。以上で、私のすべての質問を終わります。

 

 

 

2025年3月 松沢ちづる議員「総括質疑」と答弁要旨

松沢ちづる 総括質疑

1 市長の政治姿勢について

 市長は施政方針演説の結びに、マクロな目で見たときに見える地域の経済社会情勢と、ミクロな目で見たときに見える一人一人が置かれた生活状況や感情は異なる。改めてこの点を心にとどめ、職務に向き合わないといけない。常に謙虚に、市民、職員も含めて、それぞれが置かれている様々な立場について想像し、共感する努力を怠らず、心の通った温かい政策を実現し、それを説明できるよう、全力で職務にまい進すると述べられています。

 施政者としてたいへん信頼できる態度だと思います。ならば、なぜいま、年金生活者も賃金労働者も自営業者も、経済の停滞の下さらに物価高騰が追い打ちをかけて、くらしそのものが厳しくなっている現状に目を向けないのでしょうか。こんな時だからこそ、「市民負担は増やしません。共に支え合って、物価高騰を乗り切りましょう」と、市民に呼びかけられないのでしょうか。

 日本共産党は、今、市民のみなさんに「くらしの実感―余裕はありますか、不安はありませんか」と直接お聞きする訪問活動を行っています。そこで見聞きするのは、「食べることを切り詰めてきたが、もうこれ以上は無理だ」、喫茶店の店主は「コーヒー1杯450円を守っているが、これ以上コーヒー豆が手に入らなくなったら店を閉めるしかない」、「大学生の孫が一人くらしがきついといっているが、支援する余裕もない。シングルの娘はさぞかし大変だろう」こういった声ばかりです。

 

Q1 市長にお伺いします。市民生活が大変な今、新年度予算でまず配慮すべきは「市民負担を増やさない」ということではありませんか。しかし、生涯学習プラザなどの使用料が値上げ、火葬費も値上げ、保育所の給食費値上げ、小学校給食費値上げと、負担増が目白押しです。なぜ、配慮をしなかったのですか。

 

答弁要旨

物価高に対応するためには、物価上昇を上回る賃金上昇を実現することが必要であり、賃金の上昇が定着するまでの間、負担軽減に向けた取組を国や県の動向も踏まえ、機動的に実施していくことが重要であると認識しています。

ご指摘の使用料・手数料や、給食費などの負担については、受益者負担の考え方を基本としており、急激な物価高騰の影響を、サービスの受益者負担で賄うことができない場合、受益者でない市民の税負担になるという課題があることから、原価を適正に反映するため、使用料の改定を実施するものです。

こうした料金改定を含む物価高騰に直面する方々への負担を軽減するため、令和7年度においても、市民・事業者を対象とした「あま咲きコインプレミアムキャンペーンの実施」や、子育て世帯の負担軽減を図る「学校給食費の支援」といった支援について実施を予定しており、引き続き、市内経済や市民生活への影響を注視しつつ、国や県の動向も踏まえながら、市民の皆さまのニーズを踏まえた機動的な施策を随時実施してまいります。以上

 

 予算案を見れば、新年度市税収入が25.7億円増の見込みです。また、地方交付税は16.6億円増の見込みとなっており、市民負担を増やさないための財源確保は充分あったと思われます。今回の値上げ案で、保育所給食費で約400万円増、小学校給食費で5700万円、生涯学習プラザで560万円、すこやかプラザで13万円、火葬費で1064万円、合計わずか7437万円です。市民負担を増やさない配慮はできたと思います。非常に残念です。

 今後のこととして、年度途中に物価高騰対策として国から臨時地方交付金が組まれる場合、保育所と小学校の給食費の保護者負担軽減を考えるべきだと思います。

 

Q2 こども青少年局に伺います。保育所給食費の保護者負担支援を検討しますか。

 

答弁要旨

公立保育所における3歳以上児の給食費につきましては、1人当たりの主食費を月1,000円、副食費を

月4,500円と定め、これまで運用してまいりましたが、原材料価格の高騰等により食品価格が高止まりしており、食材費を含め物資調達に影響が出ております。

これまで、食材の種類や内容、使用頻度の変更など工夫を図ることで対応してまいりましたが、令和5年度に続き、今年度も食材費が保護者負担額を上回る見込みとなっており、このうち副食費については、保護者負担額を超える経費が発生しております。

なお、副食費相当額に関しては、国は公定価格において加算額(副食費免除加算)を設定しており、令和4年度までは4,500円でしたが、今年度は4,800円となっております。

本市では、これまで国が示す公定価格のとおり副食費の価格改定を行っておりませんでしたが、給食の栄養バランスを維持し、子どもたちの成長につながるよう、今後は、国の公定価格に準じた単価に改定することとし、令和7年度は公立保育所の副食費を4,800円に改めるところです。1㌘・

なお、現下の物価高騰が続く中ご令和7年度の副食費に要する経費が改定後の保護者賃担額の4,800円を超えることも考えられます。その際には、委員ご指摘の物価高騰対策委係る臨時地方交付金が組まれた場合には給食費会計の状況も見て活用も検討してまいります。

 

つづいて伺います。

 

Q3 教育委員会は、小学校給食費の保護者負担支援を検討しますか。

 

答弁要旨

物価高騰が続く中、栄養バランスのとれた学校給食を維持するため、小学校給食費につきましては、令和6年4月に改定を行い、その高騰分を公費で負担しております。

物価がさらに上昇した場合、給食費の改定が避けられなくなり、保護者のご負担が急激に増加することが懸念されるため、激変緩和措置として、国からの臨時地方交付金を活用し、高騰分の一部を公費で負担し、保護者の負担軽減を図ることと致しました。

今後の更なる支援については、物価高騰の状況や国からの交付金の有無、本市の財政状況や国における給食費無償化に関する議論の状況など、様々な要素を勘案しながら、適切な対応に努めてまいります。

以上

 

2 介護保険について

 

 国の報酬単価引き下げで、全国で訪問介護事業所の閉鎖が相次いでおり、高齢者の「要介護になっても住み慣れた地域でくらしたい」という願いが叶えられなくなってきています。この傾向は地方や農村部で顕著ですが、尼崎でもこの1年で廃業が1事業所増えました。新規参入が1事業所増えたことで事業所数は年度当初と変わりませんが、それでも前年より11事業所減少したままで、減少の流れは続いています。

 介護人材の確保も困難な状況が続いています。2月議会では、地域包括支援センターの職員不足の解決策として、資格の規制緩和や非正規職員の雇用が認められました。2014年地域支援・総合事業が始まり、要支援の方々への訪問・通所サービスの担い手として生活支援サポーターの養成が行われてきましたが、3年間で900人の実働サポーターを養成する計画は絵にかいた餅で終わり、10年たった今も、介護予防訪問サービスなどは有資格のヘルパーさんたちが、介護サービスの報酬単価の9割という理不尽な対価で担っています。現場のヘルパーさんたちからは、「ヘルパーの平均年齢は60代後半。若い人たちが募集をしても集まらない。」とお聞きしています。支える側がこのままの状況では、年をとっても安心の社会が展望できません。

 

Q4 国に対し、訪問介護の報酬単価を元に戻すことや、介護保険への国費を増やすことなど求め、高齢者の保健福祉の向上について 自治体が責任を果たせるようにすべきだと考えますが、いかがですか。 

 

答弁要旨

議員ご指摘の「訪問介護に係る基本報酬の引上げ」や「国費負担割合の増額」については、中核市市長会や全国市長会を通して、報酬改定の影響を十分に検証し、訪問介護サービスの実態に即した抜本的な見直しを行うなどの必要な措置を講じること、また、介護保険財政の持続的かつ安定的な運営のための国費負担割合の見直しを行うことを要望しており、引き続き、こうした働きかけを粘り強く行ってまいります。

以上

 

市としては、介護人材確保への支援として介護人材確保支援事業が行われています。予算規模はわずか530万円です。訪問介護事業所だけでも市内に約300カ所あるのに、初任者研修についての今年度の事業活用は52事業所のみです。

 

Q5 介護人材確保支援事業の拡充を求めますが、いかがですか。また、それ以外にも考えている支援策などあれば教えてください。

 

答弁要旨

介護人材確保支援事業については、令和2年度に実施した介護事業所へのアンケート調査において、介護人材の確保・定着に効果的な支援として、「介護人材キャリアアップ研修に対する支援」や「介護未経験者に対する研修支援」に多くの回答があったことを受け、介護職員初任者研修等の研修受講料助成の他、潜在介護福祉士が復職する際の手助けとなる、学びなおし研修等を実施しており、事業所の人材確保に、一定の効果を得ているものと認識しています。

しかしながら、今後、超高齢化の更なる進展が見込まれる中、介護人材の確保は増々重要な課題になると考えられることから、次期高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画の策定に向けて、改めて、介護人材実態調査を実施し、事業所の皆様のご意見を伺い、先進市の取組等も参考にする中で、新たな対応策を検討して参ります。以上

 

 

3年に1回高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画が更新されています。訪問介護事業者のみなさんの丁寧な聞き取りによる実態調査を行い、今年予定されている国勢調査とリンクさせることができれば、かなり詳細な実態が把握でき、次期計画に反映できると思います。

Q6 訪問介護事業所の実態調査を実施すべきと思いますが、いかがですか。

 

答弁要旨

先程もこ答弁申し上げましたが、次期高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画の策定に向けては、訪問介護事業所を含め、市内の介護事業所に対し、アンケート調査を実施し、ご意見をお伺いする中で、実態の把握に努めて参ります。以上

 

3 国民健康保険について

 国の方針で、昨年12月2日以降これまでの健康保険証は発行が止められ、マイナ保険証1本になりました。同じ所得・家族構成でも、サラリーマンの健康保険・協会けんぽの2倍にもなる高負担の国民健康保険料が、多くの滞納世帯を生んでいます。尼崎市では2023年度決算で7292世帯 国保世帯全体の12.2%になります。

 滞納世帯に対し、保険証が発行できた昨年12月1日までは短期保険証の発行とひきかえにした窓口での納付相談をされてきましたが、今はそれができません。当局は、滞納額が少額の内に傷口が小さいうちに納付相談をと対応してこられましたが、これからは納付相談の機会が減少すると思います。

 

Q7 お尋ねします。今後具体的にどのように納付相談の機会の減少を補完していくのですか。

 

答弁要旨

これまで保険料の滞納世帯に対しましては、有効期間の短い短期証を窓口で交付する中で、その更新時に来庁案内ハガキを送付することで、納付相談の機会を設けておりました。

しかしながら、昨年12月2日の短期証の廃止に伴い、そうした納付相談の機会はなくなりましたが、令和5年度から、それまでの電話及び訪問催告の実施方法の見直しに加え、ショートメッセージサービス、いわゆるSMS催告の導入など、催告業務に特化した委託事業を実施しております。

具体的な内容としましては、納付月に滞納が発生した場合は、その翌月中旬以降に督促状を発送しております。

それに合わせて、SMSによる催告も行うこととしており、それでも支払いがなかった世帯については、さらにその翌月にSMSによる催告を3回行うとともに、電話催告を最大5回併用して行っております。さらに、SMS及び電話催告に反応がない世帯に対しましては、その後、訪問催告を2回行っており、そうした取り組みにより、滞納が少額の段階で積極的に滞納者へのアプローチを行うことにより、自主納付の意識付けを行うとともに、合わせて窓口等での相談もご案内し、納付相談の機会創出に努めております

今後とも、滞納額が少額な段階でぜ様々な働きかけを行うことにより、自主的な納付を促すとともに、困窮している世帯に対しては、引き続き、相談窓口で可能な限り寄り、添った対応に努めてまいります。以上

 

 滞納の根本解決は、高すぎる保険料を引き下げることです。日本共産党は、国に対し協会けんぽと同じくらいの加入者負担にするために、国保への国庫負担をあと1.3兆円増やすことを求めています。これは全国知事会が求める増額とほぼ同じです。

Q8 国に対し、さらに強く国庫負担の増額を求めるべきだと考えますがいかがですか。

 

答弁要旨

国民健康保険制度では、保険給付に要する費用のうち、国県からの公費等で賄われるもの以外を被保険者から保険料としてご負担していただく仕組みとなっております。

この公費等のなかで、定率国庫負担につきましては、保険給付費の32%を国が負担することとなっておりますので、これまでから、全国市長会を通じて、国に対して負担割合の増加の要望を重ねてきたところです。

こうした要望活動につきましては、今後も機会を捉え、継続して行ってまいります。

以上

 

 国の方針では、滞納が1年以上続くと保険診療が受けられなくなり、特別療養資格証になり、窓口負担は10割になってしまいます。誰もが安心して医療が受けられる国民皆保険の制度が崩されることになります。こうした事態に陥らないように、滞納者への注意喚起と共に国保料を減らす努力を強く求めます。

 

4 ウォーターPPPについて

 

 代表質疑や分科会でウォーターPPPについてお尋ねをしました。当局答弁を受け、更に質問をしていきます。

ウォーターPPPは、下水道事業において施設の老朽化や職員の不足が懸念される中、民間事業者の創意工夫等を活用することにより、効率的かつ効果的なサービスの実現が期待できるとの答弁がありました。

Q9 お尋ねします。ウォーターPPPの導入理由の一つが職員不足が懸念されることだと言われますが、ポンプ場の運転や北部浄化センターの休日夜間の運転管理などを民間に委託し、下水道事業が公営企業局に移った2018年以降特に現業職が51人から現在では5人にまで減らされました。職員不足はまさに当局が行ってきた事業方針によるものではないですか。

 

答弁要旨

生産年齢人口が減少し、いわゆる「公務員離れ」の影響もあり、全国的に職員の採用が厳しい状況にある中、下水道事業では、土木職をはじめとする技術職員の不足が懸念される状況にあります。

一方、これまでに取り組んだ民間委託による職員の削減は、主に定型的な現場作業を担う技能労務職員、いわゆる現業職員を対象としており、技術職員の不足の懸念につながったものとは考えておりません。なお、民間委託の対象となった技能労務職員は、研修期間と試験を経て、高い専門性を発揮する技術職員に転職するケースも多数あり、同事業の技術力の維持・向上に貢献しているものと認識しております。以上

 

 ウォーターPPPの導入を決定済であることが2027年度以降の下水管改築の国費の交付要件になったことを踏まえ、23年度から導入検討を進めてきたと、新年度主要事業に記載されています。より割のいい国からの交付金をうけるために、市が進めてきたことだと確認します。

 続いて、民間事業者の創意工夫等を活用することで効率的かつ効果的なサービスの実現が期待できるとのことです。

 

Q10 効率的かつ効果的とは、人件費を減らすこと。つまり事業に精通する現場の人を減らし、デジタル化を進めることではないですか。

Q11 お尋ねします。技術の継承をしていく「ほかの職員」とはどこにいるのですか。現業職はすでに5人に。しかも事務職への転職や近い将来定年退職が見込まれ、若い職員の補充はされていないではありませんか。どうするのですか。

 

答弁要旨

下水道事業の将来にわたる持続可能性を確保するためには、技術職員の不足が懸念される中、事業運営に必要な技能を継承していくことが肝要であると認識しております。

そうした中、今後におきましては、新たに「ウォーターPPP」を本市でも導入し、将来の技能継承も踏まえた官民の適切なパートナーシップを構築するとともに、施設の老朽化対策などの新たなニーズにも対応できる市の体制を確保するため、市職員の着実な採用や、年齢や経験年数を踏まえた的確な人事異動など、引き続き、円滑な技能継承に資する取組に努めてまいります。

以上

 

 民間に「丸投げ」とならないように、災害時の対応も含め市職員と民間事業者の両方が

ノウハウを共有・蓄積する官民の適切なパートナーシップを構築するとのことです。分科

会の質疑では、ポンプ場の運転は民間に任せているが、まだ直営職員がいるので運転操作

技術を民間委託業者に指導しているとの説明でした。しかし、その職員が退職すると市職

員に技術の継承ができなくなることが懸念材料だと。ほかの職員につなげていくような努

力をしていきたいとのことでした。

 

 専門職員がいなくなるのは大きな問題です。現在はまだ災害時には、地域のことをよく

知っていて、下水道事業に関する経験や蓄積を持った職員が対応しています。しかし自治

体が直接関わらなくなり、対応能力が失われた下では非常時の対応がどうなるのか、きわ

めて不安です。

 ウォーターPPPはまず北部処理区でレベル3.5、北部浄化センターと西川中継ポンプ

場、高田中継ポンプ場のある処理区で、維持管理業務と改築更新を組み合わせた導入を検

討しており、武庫川処理区・東部処理区については、今後どう広げるのかを検討していく

とのことです。国土交通省の「下水道部分野におけるウォーターPPPガイドライン」によ

れば、まずレベル3.5の後「丸投げ」のコンセッション方式を選択肢として検討いただき

たいと道案内されています。尼崎市は国から誘導されるまま、コンセッション方式に進も

うとするのでしょうか。下水道事業は、根本的には市民が生きていくために欠くことので

きないものです。これを営利企業に丸ごとゆだねるシステムにしてしまっていいのか。日

本共産党議員団は反対です。

 

 

 

2025.3月議会 川﨑としみ議員 代表質問と答弁要旨

 

日本共産党議員団の川崎敏美です。会派を代表して、2025年度予算並びに関連議案、施政方針についてお聞きします。

 総務省が2月21日発表した1月の全国消費者物価指数(2020年を100とした場合)は、価格変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が109・8と、前年同月比3・2%上昇。1年7カ月ぶりの高い伸びで、米類の上昇率は70・9%と過去最大を更新。

野菜の高騰などが影響し、生活実感に近い生鮮食品を含む総合指数も4・0%上昇と、2年ぶりの高さとなりました。

 生鮮食品を除く食料は5・1%プラス。米類は需給の引き締まりに加え、生産コストが上乗せされ、上昇率は4カ月連続で過去最大となりました。生鮮食品は21・9%プラスで、04年11月以来の高い伸び。昨夏の猛暑などが響き、キャベツは3倍、白菜は2倍の高さとなりました。

 エネルギー全体の伸びは10・8%(前月は10・1%)。上昇幅は、電気代と都市ガス代はやや縮小した一方、政府の補助金縮小が響きガソリンは3・9%(同0・7%)、灯油は6・3%(同1・8%)と、それぞれ大幅に拡大しました。

 生鮮食品を除く総合指数は41カ月連続の上昇。このほか生鮮食品とエネルギーを除く総合指数も2・5%上昇しました。

 

昨年、主食であるコメがスーパーの店頭から消えました、コメを求めてスーパーを何件もまわり、ようやく見つけても2倍以上の高値となっており、手が出せないという状況が生まれていました。政府は新米が出回ればコメ不足は解消されると、備蓄米の放出を最近まで怠ってきていました。

 

 こうした物価上昇のもとで、市民の置かれている状況は深刻です。ある喫茶店での話、コーヒーいっぱい400円で頑張ってきたが、450円にやっと値上げした。お客さんは500円ぐらいにせんとあかんやろと言うてくれるけど、お客さん自体毎日のコーヒーを3回にしたりして倹約している。ただでさえ街の人通りが減っていてお客さんは常連客ばっかりなのに、値上げはお客さんを減らす、これからも商売を続けていけるのか不安だと言って嘆いています。市民の多くは、1万円なんか持っていても、物が高くてすぐにお金がなくなる、だからできるだけ買い物に行かないで生活防衛をしています。年金暮らしの高齢者は、以前はお米など子育て真っ最中の娘に援助していたが、コメ高すぎて助けをしたくてもできへんとため息をついています。

 

  • 物価高騰対策 消費税の減税について

 

 2025年度の予算全体を見渡すと、市民の負担軽減を見直すというよりは、例えば物価高に対して給食の負担増、市民に公平性を求めることを口実に公共施設の利用料を引き上げる等の施策が散見されます。市が市民の暮らし、社会活動を応援する、コミュニティを育んでいくといった観点がもっと重視されるべきではないでしょうか。

 (提供している税負担の割合を示した図表をご覧ください)日本共産党は国会でも、消費税の低所得者こそ重い負担となっている逆進性の問題や、国民の払っている税の中でも、消費税の負担割合が高いことを示して、消費税減税が必要であることを訴えてきました。勤労者世帯の年収別税負担率をみると、低所得者のみならず年収900万円以下の世帯まで所得税より消費税の負担率が重いことがわかります。

 

Q1 .物価高騰に市民の暮らしが圧迫されています、市としてできる最も有効な対策は何だとお考えでしょうか、また国の物価高騰対策の最も有効な対策の一つが消費税減税だと思いますが、市として国に消費税減税を要請する考えはありませんか?

 

答弁要旨

 

物価高騰対策は賃金の上昇がもっとも重要と考えていますが、賃金の上昇が定着するまでの間、物価高を乗り切るための負担軽減に向けた取組を、国や県の動向も踏まえ、市民や事業者の声に耳を傾けながら、機動的に実施していくことが重要であると考えています。

そうした中、消費税率の引き下げについては消費税が国と地方を通じた財政の健全化や、社会保障施策の財源となるものであり、市歳入の一部となっていることから、安定した財政運営への影響、ひいては市民サービスへの影響が懸念されます。

また、税率変更による事業者への負担も伴うため、税率の引き下げにつきましては、慎重な対応が必要であると認識しています。

以上

 

2市長の施政方針について 市の財政について

 

市長の政方針で、財政運営の指針が示されています。『財政規律、財政運営の目標とルールを踏まえた予算を編成し、公債費に起因する収支不足に対応するために現在基金を取り崩すことで、実質的な収支均衡予算を確保。また、本市の財政運営において、長きにわたって課題となっていた将来負担についても、これまでの教訓を踏まえ適切に管理している。今後も税源の涵養(カンヨウ)などによる収支確保に努めるとともに市債の早期償還や基金の活用により財源を確保し、規律ある財政運営と魅力ある街づくりに向けた投資の両立を図る。あわせて昨今の経済状況や本市の財政状況が好転していることも踏まえ、より柔軟かつ効果的な財政運営を目指す。』とあります。受け取り用によっては、市長は財政運営の方針を積極財政に転じたのではないかと感じています。

 

Q2施政方針での財政運営で示されていることは、緊縮財政から積極財政への転換をおこなっていくとの姿勢を表しているのですか?

 

答弁要旨

昨今の経済状況や、20年間にわたる行財政改革の取組により、一時期の危機的な状況からは脱し、本市の財政状況は好転しています。

そして、こうした好循環を続けていくためには財政構造の弾力性確保に向けた取組を強化することが重要であり、そのために不可欠な税源洒養に向けた戦略的な投資として、市民の皆様にとって、「生活する場」としても、「働く場」としても魅力的と思えるまちとなるよう「あまがさき子ども・子育てアクションプラン」、「良好な住環境形成のための住宅施策パッケージ」といった政策プランを「実

行・実現」させてきました。

したがいまして、必要な財源を確保し、必要な事業への投資も行いながら、規律ある財政運営を行うことで、将来にわたって安定的で持続可能な財政基盤を築いて

いくことが何より重要でありますので、「緊縮財政から積極財政への転換」「緊縮財政の堅持」などと、その方針を明確にするものでもないものと考えています。以上

 

市長が掲げる第2ステージへの引き上げに向けて、主要3基金も積極的な活用がなされるようになり、一定の前進がなされていると感じています。しかし、そのあゆみはあまりにも慎重で、市民が求めている施策の充実に追いついていっていないと思います。財政調整基金をはじめ主要3基金は一体どこまで積み上げるのでしょうか、他の中核市と比較して、その平均値を目標に据えることは妥当なのでしょうか?また、毎年負担しなければならない経常支出には使えないなどとの財政規律も、固定的に考えなければならないのでしょうか。自治体の成り立ちはそれぞれ違いますし、課題も千差万別です。財政支出には柔軟な対応を行うべきだと思います。

 

Q3.基金の活用について、これまでのルールを見直し積極的な活用ができるよう柔軟な対応ができないのでしょうか?

 

答弁要旨

 

議員ご指摘のとおり、主要3基金については、財政運営方針に基づく計画的な積立・活用により、残高は増加傾向にありますが、財政調整基金につきましては、緊急的な事態が生じた場合に他都市と同等の対応がとれるよう、決算剰余等を積み立てることで、目標として定める類似他都市並みの残高に近づいてきているものの、引き続き目標水準まで残高の確保が必要であると考えています。

一方、公共施設整備保全基金については、目標として定める類似他都市並みの残高が確保できていることから、活用方策につきましては、様々な財政需要を検討する過程で柔軟に検討してまいります。以上

 

3,子ども支援策3つのゼロについて

 

 30年間経済の成長が止まり、働く人たちの実質賃金は減少しているところへ物価高が覆いかぶさり、市民の暮らしは厳しさが増すばかりです。ところが国の政治は相変わらず大企業ばかり応援の経済政策、アメリカいいなりの軍事費増額が続けられ、国民の暮らしや中小企業、子どもの教育などについては、自助努力が強調されています。

こうした情勢のもと子どもを産み育てようとする世代の負担感は、ますます大きくなっています。人はどこに生まれどこに住んでも、すべての子どもがお金の心配なく、安心して希望に向かって前に進めるまちづくりが行われるべきです。

子育て世代が持つ大きな負担感を政治の力で軽減し、安心して暮らしていける尼崎にして行くため、次の3つのゼロを要望します

  • 18歳まで所得制限なしで医療費をゼロにすること
  • 小中学校の給食費をゼロにすること
  • ゼロから2歳児の保育料をゼロにすること

これらを実現させるためには財政的な裏付けが必要です。一足飛びに実施することは困難だと思います。国や県に強く働きかけ、連携して実現に向かっていくことが必要です。

新年度予算を見たとき、果たして子育て世帯の負担を軽減する、あるいは増額しないものになっているかが、問われます。

子どもの医療費が対象18歳まで拡充し、助成内容を前進させていることは評価できます。しかし、小学校給食費が昨年より1食あたり16円値上がり、年間約3000円負担増となる。公立保育所3歳児以上の給食費が月300円値上がり、年間約3600円増となる。準要保護就学援助金の入学支度金は他自治体に比べ、2年連続小学校で約1万円、中学校で約1万5千円も低いまま手がつけられていません。児童ホーム育成料の決め方を変更し、それによって負担増となる子どもが、推計値で4.7%増えるなどの問題があります。

 

Q4 .市民の暮らしが厳しさを増す今こそ予算編成上、子育て世代の負担を増やさない目配りが求められており、配慮すべきではないでしょうか。

 

答弁要旨

若い世代が希望をもって尼崎で生活し続けたいと思えるようなまちづくりを進めるうえで、子育て世代が抱える負担を軽減し、多様なニーズへ対応していくことは私にとっても一丁目一番地の取り組みであると考えています。

そうしたことから、「子ども・子育てにかかる支援」を市が重点的に取り組む項目に位置づけ、保育料の引き下げやこども医療費助成の拡充など、様々な取組を進めてまいりました。

議員ご指摘の給食費の改定につきましても、材料費の・高騰などによる値上げが避けられない状況の中、保護者の負担を可能な限り軽減するため、費用の一部を公費負担するものです。

一方で、安心して子どもを産み・育てられる環境の充実には、経済的負担の軽減に加え、時間的、心理的負担の軽減も含めた様々な観点からの出産・子育てにかかる支援策が必要であり、それらの実現に向けては子育て世帯の実情やニーズはもとより、本市の財政状況等も踏まえた検討が必要となります。このことからも、まずは「あまがさき子ども・子育てアクションプラン」に掲げた各項目の実現に向けた取組を進めるとともに、今後も国や県の制度改革等も注視しつつ、更なる子育て支援策の充実・強化に努めてまいります。 以上

4.教育のあり方について 

 

 教育委員会は「子どもファースト」からより広い解釈につながるとして「子どもセンタード」という用語を使うようになってきています。大変良いことだと思います。子どもを中心にして、教育をどう充実させようとしているのか、この言葉を使用することの意味、その目的はどこにあるのか、たえず考えていかなければならないと思います。

私は常々、学力至上主義、点数主義、競争主義が子どもたちを壊しているのではないのか、また置き去りにしてきているのではないのか、この考えを改めない限り子どもの健全な発達は得られないのではないのかと思っています。

教育の目的とは何でしょうか。近年、教育の現場から子どもの全人格的な発達に取り組むということが聞こえてこなくなっていると感じているのは、私だけではないと思います。

日本の教育はどうなっているのか、その目的について探ってみました。教育基本法2006年の改正から紐解き、様々な文献を参考にしているうちに、法政大学教授児美川孝一郎氏の一文に目をひかれました。紹介します。

 

『教育基本法の改正について、旧法の第一条「教育の目的では」、人格の完成を目指し平和的な国家及び社会の形成者としての国民の育成を期して行われなければならないと、主体的なつくり手を育てることを期すとされていた規定には、改正後の第一条ではそのために「必要な資質を備えた」という言葉がわざわざ追加されました。必要な資質を身につけていない子どもは、国家・社会の主体的なつくり手になどならなくてもいいと言わんばかりです。教育改革において財界や経済界経産省は人材という言葉を使っています。教育の目的が変えられ、経済界に役立つための必要な資質を備えたものが人材と言われるわけですが、今なら、そうした文脈において文科省までが人材という言葉を使用しています。みんな同じ土俵に乗ってしまい、誰も人格の完成などという武骨なことは言えなくなりました。』とあります。

児美川氏は、また戦後の教育改革の流れの中で育ってきた世代は、ある特徴を有していると分析されています。

 

何でも市場に任せ、競争を煽り、勝ち組が利益を独り占めにしていく新自由主義の考え方が社会全体に強要された結果、なんでも自己責任を多くの人々が受け入れていく状況が生まれていると指摘されています。

児美川氏は、『新自由主義の内面化は自分事ではないことに関しては「傍観」を勧めます。自分に火の粉はかかってこないのだから、そのくらいは見て見ぬふりをしろとささやくのです。他方で、自分ごとの問題は自己責任で受容しろと迫ります。競争社会の中で、学校に入ってからずっと他人と競わされ評価を受け続け、小学校受験から始まり中学入試、高校入試、大学入試そして就職活動まで、すべては自己責任であると言われてきました。とうの昔から自己責任を内面化させられているのです。競争原理で世の中は回っているのだから努力した人がいい目を見て、そうでない人はそれなりの状態に甘んじざるを得ないと教えられてきたのです。そういう感覚で世の中のことを見ていれば、最初は多少の違和感を持つことがあったとしても、それは最終的には自己責任の論理に回収されていきます。なんとか歯止めをかけていかないと、社会が問題を認識しない、社会的要因で引き起こされた問題が、全て自己責任に置き換えられていけば、社会的発展、文化の発展は遠くに追いやられ、経済的発展のみが目的化されてしまうのではないでしょうか。』と論じられています。私は、教育を取り巻く環境と社会的的影響によって、人間が自分のことを自分で縛って自己規制しているのだと半ば納得させられました。

 

Q5 .このような新自由主義の内面化が進んでいるとの論に、市長はどう思われますか、また本来の教育の果たすべき役割を市長はどう考えますか?

 

答弁要旨

私も戦後教育改革の流れの中で育ってきた人間として、児美川氏のご指摘を伺いますと、大変肩身の狭い思いをいたしますが…

私自身は「新自由主義」と言ったらよいのか、「資本主義」と言ったらよいのかわかりませんが、このことと教育における競争原理との因果関係は、素直に受け止めることができず、例えば、中国における「科挙」や、もっとさかのぼれば、各国の文明で多くみられた身分制度なども、ある種の人間の中の差別化・競争でありますので、その意味では、人間そのものに備わった、仏教でいう「業(ごう)」のようなものではないかと受け止めています。

その上で、「教育の本質」は、文化の継承と一人ひとりの人間がより豊かで幸せな人生を送るための成長を手助けすることが第一であると考えており、その結果、平和でで民主的な社会を担う構成員の育成を目指すものであると捉えています。

この思いは、今回定めた「教育大綱」の冒頭に記載させていただきましたので、改めて、読み上げをさせていただきます。

 

「「教育」は、先人が蓄積した文化を継承しつつ、一人ひとりが、他者を尊重し助け合いながら、それぞれの持てる能力を最大限に発揮し、より豊かで幸せな人生を送るための成長を手助けするものであり、そのことを通じて、平和で民主的な社会を担う構成員の育成を目指すものです。

われわれは、教育の本質である、個々の内発的動機付けを重視し、一人ひとりの学習する権利の保障を目指します。」

少なくとも、教育は、国家や資本が先に来る時代ではないのだろうと思っています。

以上

 

  • 人口減少社会をどう乗り切るか?

 

「少子化・人口減少社会と地域・自治体ができること」と題した、自治体問題研究所の中山徹先生の講演をお聞きしました。その要旨をご紹介します。

政府は異次元の少子化対策として、様々な対策を講じています

しかし政府の異次元の少子化対策はには、5つの大きな問題があります。

1、新自由主義的な雇用政策は見直しされず、放置されています。国際競争力を強化するため人件費の削減、正規雇用を減少させる不安定就労の拡大、そして賃金の低下がもたらされてきました。こうした状況のもとで自分の将来を見通せない若者が結婚し子供を産むのかという問題があります。

2つ目の大きな問題としてジェンダー問題には手をつけていないということもあります。女性の社会進出が進んでいるにもかかわらず様々なジェンダー問題が存在しており、家事育児の負担が女性にかかっている限り少子化対策は前進しないのではないでしょうか。

3つ目に長時間労働全体の見直しがされていません。子育て期間のみ長時間労働を是正するのは困難です。日本の長時間労働全体を改善しつつ、その中で子育て世帯の長時間労働を見直すべきです。

4つ目に、東京一局集中の見直しがありません。若者が東京に集中していますが、東京の合計特殊出生率は常に全国最下位です。東京は通勤時間が長く、住宅が狭いなど子育てしにくい街となっています。東京に若者が集中している限り少子化は止まりません。

5つ目に、教育費の個人負担が大きすぎると言う問題にも対応できていません。 以上5つの問題です。この問題解決を含めて

今後どのように少子化対策を進めるべきか。提言されています。

国レベルでは、これまでの新自由主義的な政策を抜本的に改めることが必要。女性の就労と育児の両立を可能にする、すべての年齢層を対象とした働き方改革を進める、東京一極集中の是正、教育費の自己負担を軽減する、少子化対策の財源は大手企業、富裕層に求めていく。

自治体レベルでの少子化対策として、市区町村によって行われる少子化対策は経済的支援が大半となっており、まちづくりとの関係で少子化対策をどう位置づけるか重要と指摘されています。以上、中山徹氏の講演要旨です。

 

私がこの講演で学んだことは、少子化対策は国の対策と自治体の対策が両輪となって推し進められなければならないということでした。尼崎市における少子化対策の基本的な考えを見直さなければならないと思いました。

自治体として少子化対策を進めるために、経済的支援や専門性の重視、地域の参加を促すことが重要。経済対策と一体化し、地域全体が子どもを大切にする環境を作ることが求められている。また、施設の統廃合を進め集約化することではなく、住み続けられるまちづくりの中で少子化対策を推進することが必要ということでした。

 

Q.6 子どもの減少に応じて、学校、公立幼稚園の廃止、公立保育所の民間移管などではなく、少人数学級・少人数保育の導入で、地域に学校・幼稚園・保育所を残しつつ教育環境の改善、保育環境の改善を進めるべきだと考えるが、市はどう思うか?

 

答弁要旨

 

本市では、多様化する保育ニーズへの適切な対応や、保育所機能の充実とより効率的な保育所運営を行うこと、老朽化した保育施設の環境改善、待機児童の解消に向けた取組などを目的に、公立保育所の民間移管を進めてまいりました。

こうした中、社会情勢や子育て家庭の状況など保育を取り巻く環境の変化に対応するため、民間移管を含めた、今後の公立保育所のあり方について、改めて、検討を進めています。

今後におきましても、保育ニーズに応じた保育定員の確保を図るとともに、国が定める保育士配置基準に沿った保育体制の確保に努めるなど、こどもたちの安全・安心につながる保育環境の改善に取り組んでまいります。以上

 

 

教育長答弁要旨

小中学校一学級当たりの児童生徒数には基準が定められており、議員ご提案の、地域に学校を残したまま現行の基準数を下回るような少人数学級を導入すれば、学級数と学級担任の教員を増やす必要があり、その増員に要する費用は市が負担することとなります。

こうした費用負担の問題のほか、近年の教員確保の難しさを踏まえると、国・県の基準数を下回る少人数学級の導入は現実的ではなく困難であると考えております。

また、市立幼稚園については、「尼崎市就学前教育ビジョン」に基づき、効果・効率的な運営体制を構築すべく、令和6年3月に条例改正を行い、保護者需要等を踏まえる中で、9園のうち3園を廃園するとと

もに、残る6園のうち4園で3年保育等の充実策を実施することとしました。

幼稚園は、様々な園児同士が関わること等により、人格形成の基礎を培うとても大切な時期のため、適切な人数の中での保育が望ましいと考えており、今後も「尼崎市就学前教育ビジョン」に沿った取り組みを丁寧に進めてまいります。以上

 

6、市職員の雇用のあり方について

 

尼崎市の正規職員は、この約30年間で最高時の約5600人から昨年の3100人へと、45%も減りました。会計年度任用職員など非正規職員の割合が、再任用を除き全体の40%近く占めています。非正規の皆さんは働く時間が決められており、原則として残業を求められることはありません。

正規職員を減らしてきたことにより、会計年度任用職員の雇用に頼らざるを得ない状況となっています。しかし会計年度任用職員は、勤務時間が限定されているため、コロナ期にみられたように、正規職員に過大な負担がのしかかっていた状況からは何とか脱しているとはいえ、この歪な構造を続ける限り、災害時、マンパワーの不足は如何ともし難い状況となっています。

またワークライフバランスの観点から見ても、非正規職員の1年ごとの契約更新は安定的な雇用が得られなくなっており、正規職員の働き方にも影響を及ぼし、改善、改革が求められているのではないでしょうか。希望があれば、働く時間が選べる、正規に登用するなどの人事政策を改めることが必要となってきています。

 

Q7 . 今こそ、正規市職員の雇用を増やす方向に人事政策を転換すべきと思いますが、市の見解は?

 

答弁要旨

 

市役所の正規職員の適正数については、様々議論があるところでありますが、あらゆる非常事態を想定したときに必要となる最大の職員数を見越した正規雇用数を維持することは、現実的ではありません。

非常変災時に、全ての部局が同じように忙しくなるわけではないことから、仮に、マンパワーがひっ迫した部局が出たとしても、組織全体で柔軟に助け合える組織文化を、平時から作っておくことが大切と考えています。

一方で、例えば、今後、デジタル化や児童相談所の体制整備、救急需要の増加に対応するための救急隊の増隊など、通常業務において、必要業務量が増している分野もございます。

こういった分野については、正規職員の採用を進め、通常業務が確実に担える体制整備を進めてまいります。以上

 

7、公立幼稚園 長洲・小園・竹谷3園の廃止

 

 2023年、市は「尼崎市就学前教育ビジョン」を11月に発表しました。その中で、9園ある市立幼稚園のうち、入園希望が定数を大きく下回る長洲・小園・竹谷の3園の廃止を2025年度から実施するとしていました。

 このビジョンに対し、12月に意見聴取が行われ、700を超える意見が出されました。そこでは「来年の入園募集を行う10月を過ぎて11月にこのビジョンが発表されており、廃止が決まっているところに応募なんかしなかった」等の意見が数多く出されており、事前の計画の周知が徹底されていなかったことが明らかになりました。

そして意見を参考にするとの当局見解で、3園の廃止を1年間先送りする方向が示されました、まさに朝令暮改です。3園廃止は拙速すぎるということは、はなからわかっていたことです。

 しかし1年延期だけでは根本問題は解決されません。幼稚園は公立が2年、私立は3年保育の違いがあります、以前から共産党議員団は公立の3年保育を実施する中で、市立幼稚園のあり方を検証するべきと提案していました。公立だけ2年保育では年々公立の入園希望が少なくなるのは当たり前であるにもかかわらず、教育委員会は2年連続応募者が少なければ廃園という決まりを変えようとしてきませんでした。今回もこの規定はのこされ、3年保育を実施するのは4園だけで、2園は据え置かれています、これで正しい検証ができるとは思われません。すでに2年保育しか行わない園和北と武庫は廃園を決定したも同じ扱いとなっていくのではないでしょうか。

また今回のビジョンでは、就学前のインクルーシヴ教育(障がい児との共生)の必要性が打ち出されていますが、公と私でどう取り組んでいくのか議論が不足しています。特に公立はこうした問題を研究する機関としての役割とともに、障害のある子どもたちをあずかる最後の砦としての役割を持っています。かつては18園もあった公立が9園まで減り、さらに6園、最後には全くなくなる恐れも内在しています。そうなれば、障がい児保育やグレーゾーンの子どもたちの受け入れ先の多くが、失われてしまいます。さらにインクルーシブ教育のリードオフマンとしての公立の機能も失われてしまうのではありませんか。スクラップアンドビュルドの考え方をこの分野に持ち込んではなりません。公立の役割を軽視しないでほしいと願います。こうした数多くの問題があるにも関わらず、市教委はすでに「尼崎市就学前教育ビジョン」計画は決定と取り扱っています。

 

Q8 .今一度、「尼崎市就学前教育ビジョン」計画を中断して、この問題を全市的に議論すべきだと思います。

 

教育長答弁要旨

 

市立幼稚園は、近年利用者数が大幅に減少する一方、特別な支援が必要な幼児が増加傾向となる等、多くの課題があります。

そのため、令和3年度に設置した「尼崎市立幼稚園のあり方検討会」の報告書を踏まえた上で、「尼崎市就学前教育ビジョン」を策定しました。

その策定作業の過程においては、市民意見聴取プロセスに基づき、各市立幼稚園での保護者説明会や各地域での市民説明会等を数多く実施するとともに、法人団体とも協議する等、できる限り時間をかけて丁寧に策定事務手続きを進めてまいりました。

教育委員会といたしましても、存続する6園全てで3年保育の実施が出来れば望ましいと考えている一方で、人材や財源には限りがあるため、地域ニーズ等を踏まえ、4園での3年保育実施といたしました。

また、インクルーシブ教育については、存続する全市立幼稚園で充実を図るとともに、私立幼稚園等を対象とした特別な支援が必要な幼児の受入に係る補助制度の創設や、特別な支援が必要な幼児の受入体制について市立幼稚園と私立幼稚園とが情報交換する等により、本市の就学前におけるインクルーシブ教育を推進してまいりたいと考えております。

今後とも「尼崎市就学前教育ビジョン」を推進することで、市立幼稚園については市民に選んでもらえる魅力ある園づくりを目指すとともに、官民が連携して、どの就学前教育施設においても質の高い教育が受けられるよう努めてまいります。

以上

 

8、PF I(Private Finance Intiative)の活用による下水道事業の整備等について

 

今後の下水道の整備をだれが担うのかというテーマに関連して、新聞「赤旗」が八潮市の事故を報道しています。紹介します。

1月28日に起きた埼玉県八潮市の県道交差点陥没事故を受け、上下水道施設の維持管理の重要性が浮き彫りになっています。石破茂首相は2月20日、デジタル行財政改革会議で上下水道の老朽化策として、デジタルトランスフォーメーション(DX)を急ぐよう担当閣僚に指示しましたが、優先すべきは技術系職員の確保です。

 八潮市の事故は運用から42年たつ下水管腐食が原因といわれますが、下水道に起因する道路陥没は全国で2607件(2022年度)発生。標準耐用年数50年を経た管路の割合は2042年に全国で約40%になるとされ、老朽化対策は緊急課題です。しかし現場では、予算と職員が足りず、日常の運用管理はおろか補修や点検、更新が追いついていません。特に小規模自治体は事務系と技術系職員を合わせても数人以下のところもあり、職員の高齢化も相まって業務のひっ迫は深刻です。
 背景には総務省の「集中改革プラン」(2005~2009年度)などによる人員削減があり、上下水道職員数は1995年の6万2千人から2022年には3万9千人に激減しました。
 上下水道は、住民の命と暮らしを守る大事な施設です。現場では人にしかできない作業が多数あり、職員の技術やノウハウは重要な財産です。災害時に各自治体の職員が自力で復旧するためにも、技術系職員を抜本的に増やすべきです。以上が赤旗の記事です。

 

昨年の代表質疑で、下水道事業、東部雨水ポンプ場の建設、維持管理は公共が行うべきと、当局の考えについて聞きました。答弁は、『下水道事業については、経験豊富な技術職員の減少や老朽化施設の急増、将来投資額の縮減などの課題を抱えており、「ウォーターPPP」をはじめとする官民連携により、こうした課題の解決を図っていく必要がある。また、その導入については、下水道管の改築の国庫補助事業の採択要件となることから、維持管理と改築更新の一体マネジメント方式の検討を進める。また、東部雨水ポンプ場の建替えも、市の方針に基づき、「PPP/PFI手法」を検討する』と答えています。

八潮市の事故を受けて当局の今後の対応は、この時の答弁と基本的に変わらないのでしょうか?昨年の能登の災害では、自治体職員が少なくて受援体制ができず、復旧・復興の大きな障害となっていました。

技術系職員は募集しても来ないから民間に頼ると当局は言いますが、処遇改善や働きやすい環境の改善を図る中で対応すべきではありませんか、仕方がないから民間へでは安易すぎませんか。

今後、本市においては、公務員の技術系職員の配置動向は、どうなっていくのでしょうか。今後、技術系の職員がどんどん減少していくと、結果、ほとんど全ての業務を民間に委ねることになってしまい、コスト面でも言いなりになって経費削減どころか経費増大、いざ災害時には協定があるからといっても物理的に民間が対応できないのではないのか、その結果市民サービスの低下は免れないと思います。

技術系職員が募集しても来ない問題は、職員の処遇改善で対応すべきです。インフラ整備の責任は、現在もそして未来も、国と自治体にある、民営化丸投げにつながる民間委託はやめるべきであり、行うとしても限定的に行うべきであると考えます。

 

Q9 .「ウォーターPPP」の見直しを行い、民間連携が丸投げにならない取り組みを進めるべきではないのか?当局の見解を求めます。

 

答弁要旨

 

国が推進する官民連携方式である「ウォーターPPP」は、下水道事業において、施設の老朽化や職員の不足が懸念される中、民間事業者の創意工夫等を活用することにより、効率的かつ効果的なサービスの実現が期待できるものであり、本市では令和10年度の導入を目途に準備を進めているところです。

導入にあたりましては、民間事業者が施設管理の全ての裁量を掌握するという、いわゆる「丸投げ」とはならないよう、災害時の対応も含め、市職員と民間事業者の両方がノウハウを共有・蓄積する官民の適切なパートナーシップを構築するとともに、今後ニーズが増加する施設の老朽化対策や新たな整備については、必要となる市職員の体制を確立し、将来にわたる事業の持続可能性の確保に努めてまいります。以上

 

以上で第1問を終わります。

 

第2登壇

 

9、児童ホームの待機児童対策について

 

児童ホームの待機児童数は、昨年24年の5月1日現在で290人となっています。前年度の214人と比較すると、76人待機児童が増えています。

待機児童の学年別の内訳をみると一年生が18人、二年生が65人、三年生が123人となっており、児童ホームの運営上バランスの取れた構成となっていません。

実際の入所者数の学年別を見ると、一年1,147人と二年861人、三年445人、4年195人、五年58人、六年18人となっており、学年が上がるにつれて極端に高学年が減少しています。必要度から言うと、3年生までは利用できる環境を整えるべきとの意見もありますが、全ての希望者を受けいれることをめざさなければなりません。

待機者の状況、日常的な居場所は、こどもクラブが242人、自宅が48人となっています。民間利用登録数は660人、うち公設の児童ホームの待機者はわずか21人です。

市は待機児童の解決策として、民間の学童保育を活用とすることを第一にするとして、取り組みを進めています。しかしすでに民間はわずか数年で閉所したりして、不安定な経営状態となっています。待機児童対策は、国基準である施設1箇所40人定員の公設の施設の拡充で対応すべきです。

 

Q10 .児童ホームの待機児童対策は公設公営で行うべきであり、そのことが公平性平等性を担保するのではないでしょうか。民間の学童保育に安易に頼る方針を見直すべきではないでしょうか?

 

答弁要旨

 

児童ホームにつきましては、近年、工場跡地等の大規模マンション開発や児童ホームの利便性向上の取組みによる更なる需要の喚起などにより、入所希望者が増加しており、特に人口集中地域の小学校区で多くの待機児童が生じています。

そうしたなか、待機児童対策として、今年度に武庫庄児童ホーム、令和7年度には上坂部及び園田南児童ホームのクラス数を増設するなど、公設児童ホームの定員拡大に向けた取組を進めているところですが、公設児童ホームのクラス数の増設には、学校に児童ホームに転用できる余裕教室がないなど、実施場所の確保が難しいこと、また、全国的に保育士等の有資格者が不足しており、指導員の確保が難しいことなどの課題があります。

そうしたことから、特に待機児童の多い地域など、本市が開設を推進すべき地域を指定し、指定地域で民間事業者が児童ホームを新規開設した場合に、当該事業者に対して、施設整備に要する費用の一部を補助する設置促進事業補助金のほか、運営費の一部を補助する運営費補助金を交付しているものであり、令和6年5月現在で660人の児童が民間児童ホームを利用されています。

議員ご指摘のように、民間児童ホームの事業所数は、令和3年度をピークに減少傾向にありますが、待機児童の解消に向けては、現在のところ必要不可欠と考えており、官民双方で受け皿整備に取り組む必要があるため、民間児童ホームの定員数及び安定的な運営の確保に向け、令和7年度から補助金制度を拡充することとしており、今後も公設児童ホームのクラス数の増設とあわせて、民間児童ホームの参入を促進してまいります。以上

 

10、公立保育所の今後のあり方について

 

公立保育所の今後のありかた、民間移管計画が見直されようとしています。これまで、まるで秘密会のような、2年にわたって職員だけの庁内議論を行い、そこでまとまった意見を、新しく立ち上げる審議委員会で検討、成案化するとのことです。かつて45カ所あった公立保育所は9カ所にするというのがこれまでの方針でした。公的保育はどうあるべきなのか、尼崎における公立保育所の民間移管の検証、ふりかえりを十分に行い、全体的に検証結果を共有すべきではないでしょうか。順番、方法が間違っています。そこで成案がまとまると、それが決定になっていくのが通例です。尼崎における公立の果たす役割はもう終わったと判断するに等しい乱暴なやり方です。なぜ庁内だけの議論を先行させたのでしょうか、またしても市民は置き去りにされているのではないでしょうか。

 

Q11。まずは、広く関係する団体、専門家、地域、市民の意見を聞くべきです。職員だけの議論で結論を押し付ける「今後の公立保育所のありかた」の検討は見直すべきです、再考を求めますがいかがですか?

 

答弁要旨

 

公立保育所の民間移管は、平成19年に策定した「公立保育所の今後の基本的方向」等に基づき実施してまいりましたが、策定から15年以上が経過する中、子ども・子育て家庭や保育を取り巻く環境は大きく変化しています。このような背景を踏まえ、公立保育所に求められる役割の再整理が必要なことから、昨年度、まずは庁内の関係課で構成する会議体を立ち上げ、検討を重ねてまいりました。

議員が御指摘されている趣旨を踏まえ、学識経験者、関係団体及び保護者代表からなる委員で構成された「公立保育所のあり方懇話会」を昨年10月に設置し、庁内会議体で議論した課題について御意見をいただきながら、検討を進めています。

当該懇話会の運営におきましては、保育に関連した客観的データを示したうえで、委員それぞれの立場から、幅広い視点で御協議いただいています。

今後、引き続き懇話会で御協議いただきました後、当該懇話会からの御意見を踏まえ、「公立保育所の今後の基本的方向」の見直しを行い、民間移管を含めた公立保育所のあり方を整理してまいりたいと考えています。以上

 

11、体育館の断熱化、空調について

 

日本共産党議員団は、22年12月から1月と23年8月と、築40年以上の老朽化した34校の学校施設を視察して、これまで様々な要望を行ってきました。主にはトイレの洋式化、体育館の断熱化・空調整備、学校のプール環境の改善等々についてです。すぐに改善が行われたものもありますが、しかし残された未実施の課題は大変多く、一朝一夕に改善は困難です。中長期の計画とともに何を優先課題としていくのか充分な検証が必要でもあると思います。

昨年の代表質疑では、体育館の断熱化・空調整備をすすめる計画を、24年度あらためて実施する考えはないかと質問しました。答弁は「学校施設の整備改修については、老朽化した校舎の建替えや大規模改修、トイレの洋式化、照明器具のLED化など児童生徒の安心安全な教育環境を維持・確保していくため、多額の経費が必要、一定の財源の中で優先順位をつけて取組を進めている。来年度ただちに体育館の空調整備についての計画を策定する予定はないが、その必要性は認識しているので、他都市の事例や機器メーカーからの情報収集など、実現に向けて、より実効性のある空調設備の調査・検討を進める。」とのことでした。

 政府は12月17日に成立した2024年度補正予算で「空調設備臨時特例交付金」を創設しました。政府は全国の小中学校体育館の設置率は22、1%にとどまっており、全国の小中学校の95%が避難所に指定されていることから、今後10年間で設置率を95%まで引き上げる目標を掲げ、新たに交付金を創設しています。

 尼崎では、今年度、中学・高校の体育館から進めるとして3校の名前が上がっています。考え方として2026年度からの本格的な地域クラブ活動が実施されることからこのような優先順位になったのではないかと推測しています。しかし、体育館はどこも避難所として指定されています、学校ごとの課題を明示して、今後何年かけて実行していくのか、全体計画を示すべきではありませんか。市民は自分たちが居住している体育館の空調整備はいつから始めるのか、その優先度について納得のいく説明を求めていると思いますがいかがでしょうか。

 

Q12 .お尋ねします、体育館の断熱化・空調の全体計画はどうなるのですか、その優先度の考え方とともにお示しください?

 

教育長答弁要旨

学校体育館の空調整備につきましては、夏休みを含め使用頻度が高いことに加え、避難所としての市域全体の配置バランスを考慮し、まずは中学校、高等学校から優先的に整備を進めてまいります。

今回、国において新たに「空調設備整備臨時特例交付金」が創設されましたが、断熱性能の確保が要件とされていることから来年度は、断熱性能等が異なるタイプの体育館の整備に着手し、より効果的な整備方策について検証したうえで、小学校を含む全体計画を踏まえた整備方針を来年度中に策定し、できるだけ早期に全小中学校への設置に努めてまいります。以上

 

12、図書館のあり方について

 

北図書館が昨年8月半ばより約1ヶ月半の間、一定期間閉鎖やサービスの限定がされていました。

8月7日突然冷房が効かなくなったそうです。年度初めの空調点検では異常がなかった、すぐ直せないので他の公共施設から冷風機を借りてきたりして急場をしのいでいたが、それも夏の暑さに限界となり、8月15日から閉館されていました。復帰まで時間がかかったのは、空調は20年ぐらい使っている機械なので、部品の調達等がなかなかできなかった。また図書館そのものの建て替え問題もあり、検討していたからとのことでした。公共施設のメンテナンスが計画的に充分に行われていたのか問われるところです。また、運営が指定管理となっているからそうだったのかこの問題の検証と総括が必要だと思います。

 

Q13 .お尋ねします。図書館が1ヶ月半もの間、休館やサービスの限定を余儀なくされたことについて、事前対策で防止できなかったのか、指定管理という運営上の体制に問題はなかったのか?

 

答弁要旨

北図書館の空調設備につきましては、夏場の最も暑い時期に故障したため、利用者や職員の健康を配慮し、令和6年8月15日から一部のサービスを除き館内の利用を一時的に休止しました。その間は、貸し出し・返却業務のみ出入口にて対応しました。急遽、空調機を1台設置し、9月3日に窓ロカウンターで貸出し・返却業務を再開、暑さが和らいだ10月1日より全ての館内サービスを再開しました。

故障の主な原因は、冷温水発生機のコントロールモーターが老朽化により突然故障したものであり、稼働前の保守点検や試運転では不具合は確認されておらず、予期せぬ事態であり、指定管理者の運営体制に問題があったとは考えておりません。

また、故障後の指定管理者の対応も中央図書館や専門業者等と緊密に連携する中で、適切に対処できたと考えています。(以上)

 

1月に会派視察で福井市の図書館を見てきました。そこの運営については、図書の貸し出し窓口については、一部委託するなどしているが、全体としては指定管理を行なっていませんでした。そこで質問すると、やはり佐賀の武雄市で起こっていた蔦屋に対する指定管理の問題を重く受け止めて、指定管理は図書館運営にそぐわないからと福井市は実施していないということでした。

 

Q14 .図書館の運営についても学校や地域との連携など、全市的な観点で考えられていかなければなりません。これまでの図書館の指定管理を実施してきたことをどう評価しているのか、また指定管理のあり方を見直す考えはありませんか。 

教育長答弁要旨

図書館の主な役割は、「いつでも、誰でも」図書に親しめる環境をつくり、読書を推進することであり、地域や学校と連携し、きめ細かな図書サービスを展開することが重要であると考えています。

本市の図書サービス網は、中央図書館と北図書館を中心に構築しており、直営の中央図書館は、主に学校や生涯学習プラザなどの関係機関との連携を図る、いわば全体の司令塔の役割を担っております。

一方、指定管理制度を導入している北図書館では、民間の専門知識を活かし子ども向けのお話し会や大型紙芝居大会を定期的に開催することで幼少期からの読書習慣の定着を図るなどの取り組みを行っております。このように両館が相互に補完し合う関係性のもと成り立っていることから、現行の体制を見直すことは考えておりません。(以上)

 

13、市の住宅政策について 賃貸低所得者への家賃補助制度

 

昨年の代表質疑で、低所得高齢者の住居補助制度の充実、高齢者のための市営住宅を増やすことについてお聞きしました。市の答弁は「市営住宅については、高齢者が入居しやすいよう、抽選時の優先入居枠の設定、高齢者のみが申込みできる部屋を設けるなどの取組も行っている。加えて、23年9月より、定期募集で入居者のなかった部屋については、常時募集にするなど、高齢者などが入居できる機会の拡充にも努めている。市営住宅の管理戸数については、今後の持続可能な管理運営の観点から、削減することとしているが、低所得者の方々の大切なセーフティネット機能でもあるので、こういった機能については、引き続き、維持できるように留意する。」との答弁でした。

 

国の住宅政策のもとでは、少子高齢化や人口減少が顕著に進む中で、市場重視で住民への適切な住宅供給や、安心・安定した居住の継続への支援をすることはますます難しくなってきています。先般も真崎議員が議会で紹介していますが、杉並区の岸本聡子区長は、「命と暮らしを守る最前線にある自治体にできることはあります。選挙公約で住まいを失った人や失いかけている人に対して、安定した住まいの確保を最優先とする、ハウジングファーストの理念に則った支援を行ない、民間賃貸住宅に暮らす低所得者を対象にした家賃補助制度を創設することを掲げました。『住むことは権利だ』という視点に立つと住宅政策は大きく変わってきます」と述べられています。非常に高い見識だと思います。居住保障の実現をめざす自治体住宅政策への転換が尼崎でも必要だと思います。

 

Q15 . 民間賃貸住宅に暮らす低所得者を対象にした家賃補助制度を創設することにどのように考えていますか?

 

答弁要旨

住宅に困窮する低額所得者につきましては、住宅セーフティネットの根幹であり、類似中核市と比較しても多くの管理戸数を有する市営住宅での対応を基本としており、必要に応じた家賃の減免制度を実施していることから、住宅セーフティネット施策である家賃低廉化の補助などの経済的支援や、個人に対する給付としての家賃補助を実施する予定はございません。以上

 

14、中小企業支援策について 住宅・店舗リフォーム助成で市内循環型の経済発展を

 

 これまで、中小企業支援策として住宅・店舗リフォーム助成制度を行い、市内循環型の経済発展をと何度も訴えてきました。しかし、市は「商店リニューアル助成制度」は、助成がなくともいずれ実施されるであろう店舗改修を前倒しして行うものであり、新たなリニューアル需要を生むものではない」との答弁を繰り返してきました。また本市では、「商店リニューアル助成制度」よりも、省エネ効果や商店街活性化を重視した「脱炭素化設備等導入促進支援事業」や「空き店舗改修」を優先している。また、空き家問題と地域経済活性化を同時に解決するため、「エコリフォーム助成」ではなく、「空き家改修助成」を実施していると述べています。

実際にこの制度を実施している高崎市では、この制度を14年も続けています。

高崎市の「住環境改善助成事業」は、市民が市内業者に住宅の修繕や改修工事を依頼すると、助成金として工事に要した費用の30%、上限20万円を支給し、間接的に市内小企業・業者を支援する制度です。

同時に既存住宅の長寿命化や住環境の改善を図ることを目的としています。外壁や屋根の塗装などの外装工事、浴室やキッチンなどの水回り改修工事、壁紙の張替えや障子ふすま、畳の取り替えなど、非常に多くの種類の工事が助成対象になっています。

  予算規模は、当初予算で1億円、申請は500件の見込みですが、補正予算5千万円を足して2022年度は1億5千万円、805件の申請。総工事費951,051千円で、予算額の6倍以上の経済流通となっています。

当初は、3年間実施して、その後継続するかどうかを検討するということでしたが、市民からの継続の要望が強いということです。

高崎市には、市民が市の事業をただ利用するだけにとどまらず、まちづくりに協力していこうとのエネルギーを感じます。住宅・店舗リフォームか空き店舗・空き家対策どっちがいいのか、対立的に硬直的に捉えるのでなく、できることは積極的に取り組むべきではないでしょうか。実行して検証すべきではないでしょうか。

 

Q16 . 市内循環型経済を発展させるために、商店リニューアル助成事業や、住宅リフォーム助成制度の実施について再考を求めます

 

答弁要旨

ご提案の商店や住宅リフォーム助成制度は、対象事業者を市内事業者に限定することや助成金額の条件設定を行うことで、一定の経済効果が発生するものと考えますが、リフォーム需要の前倒し効果はあるものの、リフォーム自体の総需要の増加につながるものではなく、地域経済全体に及ぼす効果は限定的であると認識しています。

そうしたことから、本市としましては、市内事業者による省エネ診断から設備導入までを対象に補助を行う、「脱炭素化設備等導入促進支援事業」や、商店街の活性化につながる空き店舗改修など、地域経済効果に加え、省エネや本市が抱える課題の解決にも資する取組を優先することが望ましいと考えています。

また、住宅に関しましても、居住中の住宅へのリフォーム助成ではなく、活用可能な空き家の利活用を促進する「空き家改修助成」など、本市が抱える空き家問題の解消を優先することが望ましいと考えています。以上

 

15、公園の整備について

 

中央公園、小田南公園のリニューアルが進んでいます。両公園の木々がかなり伐採されていることに多くの市民が驚いています。中央公園は公園PF I事業で行われており、そのなせる技かなと思います。市内には、この事業に馴染む公園はここだけのとのことですから、問題はこれ以上拡大しないのかもしれませんが、あまりにも変容を遂げる公園PFIのあり方については、今後これで大丈夫なのかとの思いを強くしています。

今後全市的に、みどりのマスタープランによって公園の見直しがされるようですが、どのように市民意見を拾い上げていくのでしょうか、気になるところです。

 

Q17.公園をエリアや機能で分担して、特色づくりを行うということですが、どのようにして実行して行くのでしょうか。

また、日常的な公園整備についても、老木の処理、草刈り、掃除、洋式トイレの設置等、課題は多岐にわたります。市民からの問い合わせ、苦情に敏速に対応できる体制、それに伴う予算措置など全市的な整備計画が必要となっていると思います。

Q18.市民にとってより良い、憩いの場としての公園づくりのための維持管理、整備計画が必要と思うが、今後どのように対応していこうとしていますか?

 

答弁要旨

昨年度末に改定した「みどりのまちづくり計画」では、主要な取組の1つに魅力ある公園づくりを掲げ、その中では、身近な公園の機能分担について取り組んでいくこととしています。

機能分担とは、一定の地域にある複数の公園を一体的に捉え、利用実態や施設の状況、地域ニーズに合わせて、例えば「遊具の充実した公園」や「ボール遊びができる公園」といったように、公園の機能を分担するというもので、利用実態の把握や、公園ごとの役割を考える際など、検討の段階に応じてアンケートやワークショップなどを通じて、地域住民との協働で進めていくこととしており、その対話を重ねる中で、学校とも連携しながら取組を進めてまいります。

また、併せて老木の処理、草刈り、清掃などの日常的な維持管理やトイレなど公園の諸施設のあり方についても、そのなかで検討を進めながら、効率化や省力化に向けてICTを活用した公園情報のデータベース化にも取り組むことで、今後も市民の皆様により良い憩いの場としての公園づくりに努めてまいります。以上

 

16、個人情報保護法について 自衛隊への個人情報を電子データでの提供

 

個人情報を提供できる根拠として自衛隊法97条一項「都道府県知事及び市町村長は、政令で定めるところにより、自衛官及び自衛官候補生の募集に関する事務の一部を行う」や同法施行令第120条「防衛大臣は、自衛官又は自衛官候補生の募集に関し必要があると認めるときは、都道府県知事又は市 町村長に対し、必要な報告又は資料の提出を求めることができる」が引用されています。しかしこの条文によれば防衛大臣は自衛隊員の募集に必要があると認める場合、都道府県知事や市町村長に対して必要な報告や資料の提出を求めることができるとしか書かれていません。提供されている個人情報は、まさしく個人を特定できるものであり単なる資料として扱うものではありません。

一方で個人情報保護法に基づく規定も存在します。個人情報保護法第69条第一項では、「法令に定めがある場合を除いて自治体が保有する個人情報を利用目的以外の目的で提供することはできない」と規定されています。ただし個人情報保護委員会は自衛隊法施行令第120条に基づく個人情報提供は法令に基づく場合に該当するとの見解を示しています。政府は個人情報の提供はあくまで自治体への協力であり住民基本台帳法は、防衛省自衛隊が行えるのは閲覧請求だけだとしています。この問題は法的な側面だけでなく個人情報保護と公益についても考慮していくことが必要です。

またこのような提供が行われるようになったのは、2019年に安倍首相が自民党大会や国会答弁で自衛官の募集業務について自治体が非協力だと発言したことがきっかけでした。その後、2020年12月18日に閣議決定がなされ、2021年2月5日に防衛省と総務省から自衛隊法を根拠とした「個人情報」の提供は、「住民基本台帳法」に特段の問題を生じるものではないとの通知が出されたことで、2022年度には、1068の自治体が自衛隊に個人情報を何らかの形で提供を行うまでになっています。

個人情報は、憲法13条の基本的人権に含まれるものでプライバシーへの関心が高まる中で、住民基本台帳法や個人情報保護条例などで厳格に扱われてきました。このような中で市は自衛隊から求められるままに個人情報を「電子データ」として提供を続けています。

データ提供を拒否できる制度は周知の不備もあり、機能しているとは到底思えません。まず市が自衛隊に市民の個人情報を提供していることを、多くの市民は知りません。情報提供をやめよとの市民からの要請があって、ようやく市は個人情報提供の辞退を求める手続きを定めましたが、市のホームページに載せているだけで、周知は徹底されていません。その結果、情報提供の拒否を行っている市民は、今年度18歳で4人、22歳で2人と極めて少ない状況となっています。

 

Q19.個人情報保護の観点から住民基本台帳の電子データでの自衛隊への提供はやめるべきです、市の見解は?

 

答弁要旨

自衛官等の募集に係る住民基本台帳情報の提供につきましては、自衛隊法第97条に基づく法定受託事務

として実施しており、自衛隊法施行令第120条に基づく、防衛大臣からの資料提供依頼に応じて、自衛官及び自衛隊候補生の募集のため必要な住民基本台帳情報を提供しているものです。

そうした中で、個人情報保護の取り扱いにつきましては、議員ご紹介のとおり、個人情報保護委員会において、「個人情報保護法第69条第1項の法令に基づく場合に該当する」とされているところです。

一方で、情報提供を望まない方への対応としましては、令和4年度から、兵庫県下では最初に除外申出の受付を行っており、データを提供する時期だけではなく、本市のホームページにおいて常時掲載しており、引き続き、より多くの市民の皆様に認識していただけるよう、努めてまいります。(以上)

 

17、がん検診について

 

今国会で、高額療養費の患者負担増を巡って、議論がされていました。高い医療費がかかった時、患者負担に上限を設ける高額療養費制度は患者の命綱です。その上限額を大幅に引き上げようとする石破政権。「全国がん患者団体連合会」などが取り組んだ反対署名は135,000人を超えました。石破首相は長期治療に限って負担増の凍結を表明したものの、高額療養費の上限額の見直し自体は実施する方針です。

この問題で注目を集めているのが、がん治療患者です。高額な医療費のため生活がままならない患者にとって、この制度があるからこそ生きていくことができる、制度を存続させてほしいと言う声が大きなものとなっています。

そして何よりも、がんの早期発見によって高額医療にならない体制整備がより必要とされているところです。

 

毎年死亡原因の上位を占める各種がんについては、検診による早期発見、早期治療の重要性が年々高まっています。天寿を全うするまで健康であり続ける「健康寿命」の延伸は誰もが願うことです。医療費の抑制にとっても早期発見、早期治療が有効であることは論を待ちません。

阪神間他都市が、軒並みがん検診を無料、あるいは低廉な費用で実施しています(2024年度伊丹市は胃がん検診500円、肺がん検診100円、喀痰検査400円/川西市は5大がん検診がすべて無料)

しかし本市においては、肺がん検診300円、胃がん検診800円、大腸がん検診900円、乳がん検診2200円、子宮頸がん検診1500円、依然として有料のままです。がん検診の無償化を妨げているものは、またしても財源それとも市の考え方にあるのでしょうか。

 

Q20 .お尋ねします阪神間他都市にならって、がん検診を無料にすべきだと思いますが市の見解は?

 

答弁要旨

日本人の死因の第一位であるがんは、本市においても年間1,500人程度が亡くなっている疾患であることから、がん検診による早期発見・早期治療が重要であり、併せて、医療費の抑制にもつながるものと考えています。

国が定めるがん検診の指針においては、特に受診を推奨する者として、40歳から69歳が(子宮頸がん検診については20歳から69歳)示されています。

阪神間の他都市では、年齢は各市で異なるものの、高齢者を中心とした、がん検診の無料化を実施しておりますが、本市につきましては、国が推奨する初年度にあたる40歳の方に対して、胃がん、大腸がん、肺がん、乳がん検診を、更に20歳の方に対して、子宮頸がん検診を無料化することにより、がん検診の受診の動機付け及び継続的な受診に繋げていくことを目的として、実施しているところです。

どこの年代をターゲットにして、無料化も含めたがん検診の受診勧奨をするかは、財源確保も含めて、様々な研究が必要と思いますが、少なくとも、これまでの取組とし.て、ハガキによる受診勧奨を行った年齢層の受診率が高いという結果から、子宮頸がん検診については、受診勧奨対象者の拡充を考えているところです。

今後、これまでの効果を検証するとともに、引き続き、受診勧奨はがきやホームページ等での情報発信に注力し、がんの早期発見の重要性を市民一人ひとりが意識して、多くの方にがん検診を受診していただけるよう、効果的な取り組みを進めてまいりたいと考えています。以上

 

18、生活保護について

 

2018年生活保護法の改正により、保護開始時や転居等の新たに住居を構えた場合など、エアコンの購入費用の支給が可能となりました。昨年の12月議会で、尼崎市の支給実績を聞いたところ、2018年から24年までの6年間で553軒の支給がされておりました。エアコンが設置できていない世帯は、壊れて使用できないものも含め24年末で570世帯全世帯の4.2%ということでした。

昨年の夏は65歳以上の市民が熱中症で病院に救急搬送される事例が相次ぎ、6月から9月までで314人ありました。生活保護世帯では、エアコン設置されていても光熱費を気にして使用を控え、熱中症になる事例がありました。市は、毎年のように夏の最高気温が更新される中、市民の命と健康が守られるよう最善を尽くさなければなりません。

 

Q21 .生活保護世帯のエアコン設置ができていない世帯に対する措置について、また電気代一部補助への対策について、市としての考えをお示しください。

 

答弁要旨

定期的な家庭訪問の際に、エアコンの持ち合わせがない、または、故障で使用できないことが確認された場合には、ケースワーカーからお声がけし、必要に応じ、社会福祉協議会の貸付制度の案内を行うとともに、申請手続きに同行するなど、設置に向けての働きかけや支援を行っています。

また、生活保護制度では、電気代の一部補助について、国によって全国一律で様々な基準が定められており、電気料金等の光熱水費は、生活扶助として最低生活費に含まれていることから、市独自での負担は困難です。

しかしながら、気候変動による近年の熱中症の危険性については、特に高齢者の方にとっては、命に関わる問題であると認識しておりますことから、夏季における冷房器具使用に係る電気代相当分の扶助については、引き続き、国への要望を続けてまいります。以上

 

また、生活保護の受給数が近年減ってきています。受給者が高齢で亡くなるという要因だけではないと思います。決して、低所得の市民の暮らしが向上しているとも思われません。根底には、生活保護は憲法25条の国民は健康で最低限の生活を営む権利を有するとの考えに基づくものであり、権利であるという考えが、まだまだ社会に定着していない問題があると思います。

ここ数年来、尼崎生活と健康を守る会が、毎年行われている市との懇談会で、ポスターを作り公共施設等に掲示し、生活保護は権利であることをもっと知らせていこうと訴えています。生活保護の補足率は、日本は極めて低いと研究者が指摘しています。2018年、厚労省が国民生活基礎調査に基づく推計として出している、捕捉率の数値は所得考慮で22.6%、資産考慮で43.3%となっています。生活保護基準以下で生活している人がたくさんいるわけです。生活保護受給者に対するバッシングはいまだに多く見受けられます、私も相談活動でなぜもっと早く受給申請しなかったのかと聞くと、「恥ずかしい」という答えが圧倒的に多く、また社会に対して申し訳ない、受給していることが世間に知られるのが怖いとの声をお聞きしてきました。安倍首相が、困っている人は生活保護を受給してくださいと呼びかけたのは何年前のことだったのでしょうか。

 

Q22 .生活保護は権利であるという啓発活動を強め、補足率を引き上げていくための取り組みとしてポスターなどの活用を含めて、実行しませんか?

 

答弁要旨

しごとくらしサポートセンターや生涯学習プラザ、国民健康保険や市民税の窓口において、生活にお困りの方には、生活保護の窓口へつなぐよう関係部署間で連携を図り、幅広く受け止める支援体制を整えており、市民にとって生活保護の申請の権利が妨げられることの無いよう十分に配慮しています。

生活保護制度の相談では、様々な聞き取りを行う中で生活保護制度上の権利のみならず義務についても漏れなくお伝えしており、ポスターなどの掲示物にて生活保護制度を詳細にお伝えすることは困難と考えておりますので、支援が必要な方に対しては、個別の事情を踏まえた相談・支援を実施し、生活保護を必要とされる方が抵抗感を抱かれるようなことがないよう、丁寧に制度の説明を行っており、今後も寄り添った対応を心がけてまいります。以上

 

19、万博について

 

 大阪・関西万博の開催まで1ヵ月半となっています。大阪府が進める小中高の児童生徒を学校単位で万博に招待する事業には安全性などに、教員や保護者から懸念の声が上がっています。近隣の市町村から不参加の表明や参加中止を求める声が広がっています。大阪府では吹田市、交野市、熊取町、島本町が招待事業への参加を見送っています。

吹田市教委は、「児童らの昼食時や待機場所での熱中症対策、団体行動をする際の導線などで安全を確保できないと判断。団体として行く際の安全対策の懸念が、払拭されなかった。」とコメントしています。

熊取町の小中学校校長会は、昨年末、保護者に向けて参加見送りを通知。安全面の懸念などを理由にあげています。

 安全への懸念が広がったきっかけは、昨年3月に会場内の建設中トイレで起きた爆発事故でした。コンクリートの床約100平方メートルが破損し、地下から1階天井に被害が及びました。万博会場の夢洲はゴミの最終処分場として埋め立てられた人工島です。事故が起きた1区は焼却灰や生ゴミなどの有機物も廃棄される区域。分解過程でメタンガスが発生。ガスが発生しないとされていた他の地区でも工事中にメタンガスを検知しています。

熱中対策も不十分です。医師がいる救護施設は3箇所だけです。熱中症は1人や2人ではなく集団発生する可能性があるのに、医師の数は最大時でも4人。設置されるベッド数は最大で74床。会期中、来場客数はピーク時で1日22万人を見込んでおり、熱中症対策のための手立てがあまりにも貧弱です。

 交野市は昨年5月不参加を表明しています。10月には事業の中止を要望しています。交野市長は「万博会場までのアクセスに難があります。バスを確保すると一人当たり5000円程度の費用負担が発生します。電車での移動は混雑が予想されます。危険も伴い、引率する教員の負担が大きくなります。メタンガスの爆発事故への対応や熱中症などの対策も不十分だと感じました。」と述べられています。

 

尼崎市は、万博の子ども動員について、開幕前に下見をするとのことでしたが、実現できるのか、またその判断を各校の校長の判断に委ねて良いのか。近隣他市でも行かないとの判断を示している自治体が増えてきています。

伊丹市では、昨年の12月議会で「県が実施する大阪関西万博に子どもたちを招待する取組」について議員が質問しています。伊丹市教育委員会は、現時点で万博に行く予定の学校は37%、予定がない学校59%、検討している学校は4%と答えています。参加を希望しない学校に対して参加を促すものではないとも答えています。

伊丹では万博への校外学習に対して具体的な報告を出しています。尼崎はどうなっているのでしょうか?

 

Q 23.万博に子どもを連れていくことに対して、市長としての、または教育長の判断が必要となってきているのではないのか。こどもたちの安全を守るために危険箇所には行かせない決断が求められていると思うが、市長はどう考えているのか。

 

教育長答弁要旨

昨日もこ答弁いたしました通り、「万博」は世界中からたくさんの人やモノが集まるイベントで、地球規模のさまざまな課題に取り組むために、世界各地から英知が集まる場所であり、本市の児童生徒が、未来社会や将来の自分を考えたり、SDGsへの関心を高めたりする機会が得られるなど、特別な学びの場になるものと考えています。

一方で、熱中症対策や緊急時の対応、会場までの交通手段の課題などの懸念事項がございます。

校内外における教育活動は、学校が主体的に計画・実施するものと考えており、とりわけ、校外で教育活動を実施する際には、「学習の目的に適した場所であるかどうか」や「現地までの交通手段を含めた安全性」、施設の状況や地理的環境、所要時間等、児童生徒及び引率する教職員にとって無理のない行程となるよう、慎重に検討する必要がございます。

教育委員会といたしましても、万博開幕1週間前に大阪・関西万博博覧会協会が実施する「テストラン」において、事務局職員を派遣して情報の収集を行い、各学校の判断の一助となるよう情報提供に努め、児童生徒の安全面を第一に教育的効果も含め、検討してまいります。

 

以上で代表質疑を終わります。ここで取り上げなかった残余の問題については、予算委員会の分科会および委員会の総括質疑、意見表明で述べさせていただきます。ご清聴ありがとうございます。

 

 

選手と一緒に正解を探す・サッカー日本代表監督・森保さん【しんぶん赤旗日曜版より】

監督として2度目のワールドカップへ。
アジア最終予選で日本は6戦、負けなしです。

長崎市出身56歳 中盤の守備として日本代表で頑張っておられました。
引退したのち、広島で監督になり、J1で三度の優勝に導いた監督です。

過去の失敗を生かし、未来に進む意思を選手とともに持って進むという森保監督。
昨年のアジア杯からの反省をいかした新たな戦術が今、功を奏しています。
選手との対話をとことん大事にし、3年前、カタールW杯でドイツ、スペインを破った際も選手とたたかい方を議論し探りました。
選手から欧州の監督らの考え方を吸収し、自分たちの考えと合わせて最大の力を発揮できる方法を探っている、と答えます。
選手を支配下におかず、いろんな意見を出し合いながら正解を探す。
なかなかいない指導者ではないでしょうか。

森保さんは実は被爆2世。昨年、日本被団協がノーベル平和賞受賞した際にはお祝いメッセージを寄せました。
サッカーも平和でなければできないしスポーツは平和をつくる。自分の使命として伝えていきたい。
素敵な監督ですね。

このほか、3月9日、16日合併号では、小林幸子さんインタビュー、ジャニーズ性被害についての記事、東日本大震災から14年たった福島の今や、コメ危機についてどう打開するのかという記事などボリューム満載。

もちろん兵庫県知事斎藤氏をめぐる維新・百条委員会情報漏洩に対する開き直りに対する記事も!

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松沢ちづる  090-8142-5272(潮江在住)

 川崎としみ 080-1458-9931  (七松在住)

まさき一子 090-9099-4048(武庫之荘在住)

山本なおひろ 090-4265-8862(常光寺在住)

 

2025.3月 山本なおひろ議員の反対討論【職員定数減 専門性の蓄積なく災害対策に逆行】

日本共産党の山本直弘です。

団を代表して、議案第24号「尼崎市職員定数条例の一部を改正する条例について」反対討論いたします。

 本条例案は、改正理由に「事務事業の執行体制の整備等により、職員定数の行うもの」として@市長の事務部局の職員」の定数を23名増員、消防部局の定数を日勤旧きゅたいの増隊に伴い7名増員する一方、教育委員会事務部局の定数を7名減員しようとしています。

 その中身は校務員業務及び学校調理業務の見直しにともなうもので、民間事業者に学校給食調理業務を新たに1校委託することと、学校校務員業務を現在13校、アウトソーシングしているものを3年かけて段階的に16校増やしていくものです。

 いずれの業務も本来、市が責任をもって担うべき業務で、効率化をすすめることは責任の所在、専門性の蓄積などに大きな問題を残すのではないでしょうか。

 

 そして「市長の事務部局の職員」定数増の中にも「児童相談所開設に向けた体制整備」「DXの更なる推進に伴う体制強化」等に関わっての増員がある一方、「家庭ごみの収集運搬業務」の委託を拡大するとして、直営車両を22台から17台に5台減車、正規職員を20名減員し、直営事業の比率を24%から15%に減らすものが含まれています。

 能登半島地震では、被災した自治体の行政職員が少ないため、じんかい収集をはじめ、復興復旧に大きな影響を及ぼし、いまだに被災前の市民生活がもどっていません。

 南海トラフ地震がいつ起きても不思議ではない現下の状況で、災害対策としてもじんかい収集事業のアウトソーシングをこれ以上、すすめるべきではありません。

 以上の理由により議案第24号に反対します。ご賛同いただきますようお願いいたしまして、反対討論を終わります。

 ご清聴ありがとうございました。