9月議会、真崎一子議員の一般質問に対する当局の答弁です

質問

複合施設と保健福祉センターの計画をいつどのように市民に説明し、機能はどう考えているのか。

答弁

地域振興センターと地区会館の複合化や保健福祉業務の集約・再編を含めた「公共施設の最適化に向けた取組」につきましては、平成18年の支所業務再編以降、その実態と課題を検証する中で、平成23年11月に基本的な考え方を取りまとめました。具体的な取組内容につきましては、その後、平成24年2月に素案のたたき台を、さらに同年9月には素案を策定し、複合施設の設置場所候補地をお示しするとともに、福祉事務所を含めた保健福祉業務に係る総合相談窓ロ機能として、市内南北2か所に保健福祉センターを設置することとし、北部は塚ロさんさんタウン内に、南部は市役所第2駐車場において、中央公民館などとともに、複合施設として新たに建設することとしておりました。しかしながら、今後とも厳しい財政状況が続く見通しの中で、市役所第2駐車場の複合施設の建設については、方針変更を行い、南部の保健福祉センターは出屋敷リベルの床を活用するよう検討することといたしました。こうした取組につきましては、それぞれの策定段階において、市民説明会やパブリックコメント、あるいは社会福祉協議会をはじめ、各種団体の会合などを通じて、その都度、適宜ご説明申し上げ、できる限り丁寧にご意見をお聞きする場を設けてまいりました。今年4月の総務消防委員協議会におきましては、そうした市民の方々のご意見を踏まえ、複合施設の設置場所、機能や規模、並びに供用開始時期等をお示しし、5月には各地区において、広く市民を対象に説明会を実施したところであり、最初に建設を予定している武庫地区の複合施設については、防災機能を備えた地区のコミュニティ創造の拠点として、現在、施設のレイアウトや必要な設備など、設計を進めているところでございます。また、集約・再編を予定している保健福祉業務につきましては、保健福祉センターの機能や体制とともに、各地区で引き続き実施していく窓ロ業務など、詳細な内容の検討・調整を進めているところでございます。

質問

「他の保健福祉センターを希望される方は、柔軟に対応する」とは具体的にどういラことなのか。また、柔軟な対応とは、高田町.額田町限定なのか、他地域でも可能なのか。

答弁

新たに設置を予定しております保健福祉センターにつきましては、現在、各支所で実施しています乳幼児健診の環境を改善し、必要なスペースと設備等を確保する中で、より安全・安心に健診等を実施していこうとするものでございます。また、健診の実施にあたっては、健診後の個別的な支援も含めて、担当保健師による継続的な支援が必要であることから、新たな保健福祉センター設置後もこれまでどおりの地区割りで、健診場所を指定させていただきたいと考えております。しかしながら、何らかの事情で指定場所に来られない方につきましては、居住地に関わらず、その事情を十分にお聞きしたうえで、他の保健福祉センターでの受診を調整するなどといった対応に努めてまいりたいと考えております。

質問

今回の学区拡大で生徒や保護者の不安、進路指導等の教師の困惑をどのように把握しているか。

答弁

教育委員会といたしましては、今回の学区再編に向けて、「進路学習ノート」の配布や尼崎市PTA連合会と共催の尼崎市公立高等学校合同説明会の実施などに取り組んでまいりました。また、各学校におきましても、複数回の進路説明会とともに、個人懇談を実施するなど、きめ細かな進路指導を行ってまいりました。それらのこともあり、今回の学区再編につきましては、生徒、保護者、教員の不安解消に一定の役割を果たしたものと考えております。一方で、県教育委員会が実施した「新通学区域実施に関するアンケート」において、本市における複数志願制度の内容に関する生徒及び保護者の理解が、ともに85%であったことや、「どの高校を選ぶか悩む生徒が増えた」と感じた中学校長が多かったことなど、情報提供の課題もあったものと考えております。今後につきましては、中学校長会等とも更に連携し、より丁寧で、きめ細かい説明や進路指導を実施する中で、制度の理解や不安の払拭に努めたいと考えております。

質問

複数志願選抜後の尼崎の公立高校の入試状況をどう評価するか。232人の生徒はどこに行ったのか。さらに、今後どのような対策を考えているのか。

答弁

今回の入試結果につきましては、「第1志望への進学者が増加した」、「県内の他市町への進学者が増加した」ことから、「学びたいことが学べる学校を選ぶ」という学区再編の目的に対して、一定の効果はあったと考えております。一方、他市町から市内公立高等学校へ進学した生徒が増加したことについては、本市の公立高校が多くの中学生に選択されたものであり、尼崎市内の公立高等学校の魅力・特色が一定の評価を得たものであると考えております。ご質問の232人の生徒の進路状況につきましては、結果として、多様化し特色をもった、教育活動を行う私立高等学校の進学者が増加しているところでございます。いずれにいたしましても、生徒が学びたい高等学校へ進学できるよう、更なる学力向上と、個に応じた、きめ細かな進路指導を進めていきたいと考えております。

質問

「子どもの貧困」の背景は、非正規労働の増大と女性の賃金格差に要因があると思うがいかがか。

答弁

国民生活基礎調査をはじめとする各種調査結果では、1世帯あたりの平均所得金額の年次推移が減少傾向、雇用形態別における非正規雇用労働者の占める割合が増加傾向、子どもの貧困率は上昇傾向となっております。その中で、ひとり親世帯における子どもの貧困率が、大人が二人以上いる世帯に比べて大変高いことから、子どもの貧困の背景は、就労の不安定さやひとり親世帯における自立・安定した経済基盤の確保が十分ではないことが要因と考えられます。

質問

「子ども食堂」の実施に向けた取組は本市でも可能か。

答弁

「子ども食堂」の取り組みにつきましては、本市でも地域の自主的な活動として始められているところがあり、「食を通して地域から、ゆるく広くつながる居場所を作る」をコンセプトに、子どもだけではなく地域の大人も集まり、活動の輪を拡げられています。この活動は、子どもの貧困対策としての食の保障だけではなく、地域における子どもの居場所の確保、大人も含めた地域における交流を目的としており、すべての子どもの育ちを地域社会全体で支えるという意味で、有意義な取組みのひとつだと認識しております。そうしたことから、地域社会の子育て機能向上事業において、他都市での事例や活動のために有益な情報の収集や提供、地域に対する周知などの側面支援を行っているところであり、今後も、本市の子ども食堂の取組みが拡がるよう、引き続き、こうした支援を続けてまいります。

質問

南北の保健福祉センターの場所は確定しているのか。具体的な進捗状況はどのようになっているのか。また、塚ロさんさんタウンについては、武庫地区の複合施設供用開始に間に合わない場合、どうするのか。

答弁

「公共施設の最適化に向けた取組」におきましては、市内南北2か所に保健福祉センターを設置することとし、その場所につきましては、交通の利便性や配置バランスなどを考慮する中で、北部は塚ロさんさんタウン内に、南部は出屋敷リベル内に設置することとしております。塚ロさんさんタウンにつきましては、3番館が建替えに向けた検討が進められていることから、1番館での入居を視野に入れて、床の所有者と賃借する方向で協議を続けているところですが、現在のところ、確約をいただくまでには至っておりません。また、出屋敷リベルにつきましては、市の持ち床である駐車場部分を改修して活用するといった考え方のもと、駐車場を事務所機能に転用するにあたっての、技術的、法的な検証をしてきた中においては、設置が可能であると判断しているところでございます。各地区の複合施設の設置につきましては、保健福祉業務の集約・再編と一体的に行っていく必要があるといった認識のもと、これまで各方面との調整に取り組んできたところであり、現在でもそうした考え方に変わりはなく、今後とも保健福祉センターの設置に向けて、精力的に協議を続け、調整を図ってまいりたいと考えております。

質問

保健師が直接家庭訪問等を行うことが困難なケースについては「地域で柔軟に対応する」との答弁があったが、具体的にはどのように対応するのか。

答弁

家庭訪問など直接自宅への訪問を辞退(謝絶)されるケースについては、各地域振興センターなどの公共施設を利用して面接などを行うことで、柔軟に対応することを考えております。

質問

保健師は地域から遠くなり、相談窓ロもなくなることで地域の人との繋がりが薄くなると考えるが見解はどうか。

答弁

2か所の保健福祉センターでは、今までと同様に保健相談を実施するとともに、保健師の地区担当制は継続してまいります。そうしたことから、保健師は必要に応じて、これまでどおり地域に出向き、民生児童委員等とも連携を図りながら、支援を必要とする方々に関わっていくこととなりますので、地域との繋がりが薄くなることはないものと考えております。

質問

現在地域保健担当で行っている精神障害者の交流会や教室はどのように継続するのか。

答弁

精神障害者に係ります自立を支援するための交流会や教室につきましては、各地域の地区会館などの公共施設を活用することにより、今までと同程度のスケジュールで実施することを検討しております。

質問

地域保健・福祉担当の集約によって、障害者や母子、高齢者等の相談窓口が無くなっても良いのか。市民や保健師等の現場の声を聞いて対応すぺと思うがいかがか。また、相談支援の充実を図るということであれば、支所機能の充窯こそ必要なのではないか。

答弁

身近な地域で福祉と保健が一体的に相談を受け、必要な支援を行っていくことは,重要であると考えておりまず。しかしながら、厳しい財政状況と限られた人的資源の中では、6か所愈てにおいて、十分なスペース等を確保するための施設整備や人的配置を行うことは、非常に困難であります。そのため、業務を2か所に集約・再編することによって、保健と福祉が一体的に対応していける総合相談窓口機能の充実や、安全・安心な健診等の環境改善を図っていこうとするものでございます。また、業務を集約・再編することによって、保健部門と福祉部門の職員を一体的に配置することにより、情報共有や連携がスムーズに行え、同行訪問などの機会も増え、迅速な対応や多方薗からの支援が可能になると考えており譲す。さらに、各支所におきましても、社会福祉協議会を身近な地域の相談窓ロとして、簡易な申請受付等ができるよう、調整を進めているとともに、引き続き、地域振興センターとも十分に運携・協力しながら、適切な支援に努めてまいります。こうした取組の内容につ奢ましては、これまで市民説明会やパブリックコメント等を通じて,市民の声をお聞きするとともに、関係職員と協議・検討を行う中で、まとめてきたものであり、今後も引き続き、市民や職員の意見を聞き、対応してまいりたいと考えております。

質問

尼崎の高校は他都市からみても魅力ある高校であることから、今後ますます尼崎の生徒が、尼崎の高校からはじかれる事態が続くと危惧するがどうか。

答弁

本市にある公立高等学校が、他市町の生徒からみても魅力のある高等学校となっていることは、喜ばしいことであると思っておりますが、本市の生徒が、自分の希望する進路を実現することができるよう、更なる学力向上を図るための取組を進めるなど、今後とも教育委員会と連携して取り組んでいく必要があると考えております。

質問

尼崎の子どもたちにとって、学区の拡大が良かったと考えているのか。

答弁

教育委員会といたしましては、今回の結果につきまして、「他市町への進学者が増加した」、「第1志望への進学者が増加した」ことからも、「学びたいことが学べる学校を選ぶ」という学区再編の目的に対して、一定の効果があった反面、「一部の高等学校で定員割れや志望校の偏りがあった」、「他市町等から市内高等学校への進学者が増加した」という状況が生まれました。学区再編により、公立高等学校もそれぞれの魅力や特色を打ち出しており、生徒にとっては、多様な高等学校の選択ができるようになっていることから、今後につきましても、より一層の学力向上と進路指導の充実に取り組むことで、多くの生徒が自分の能力や適性に合った進路が実現できるように、さらに取組を強めてまいりたいと考えております。

質問

市が行っている学習支援事業(無料学習塾)の今後の方向性についてどう考えているか。

答弁

平成24年7月から福祉事務所で実施している学習支援事業は、学力向上を目的とした一般的な塾とは少し性質が異なり、学業や進学の環境が十分に用意されない生活保護世帯の児童に対し、居場所を確保するとともに、学習への動機付けを含めた補助学習の支援などを目的に事業を開始しており、平成27年度からは、生活困窮者学習支援事業として、生活困窮者世帯の子どもも支援対象に加え、教室についても、2箇所から3箇所に増やして実施しているところです。現状においても、ボランティアの学生等の参加により運営を行っておりますが、今後、児童の登録状況、出席状況等をみながら、事業規模について、検討してまいりたいと考えております。

9月議会、真崎一子議員の一般質問の発言です

第1登壇

 日本共産党議員団のまさき一子です。今回私は、「公共施設の再配置について」「公立高校学区拡大について」「子どもの貧困について」質問をします。

最初に公共施設の再配置について

 武庫支所と武庫地区会館の複合施設建設の設計予算が、6月議会で可決されました。今後12月議会で工事請負などの予算を提案し、以降各地区複合施設建設にかかわる必要経費を順次予算措置していくと聞いています。複合施設をどこに、いつ、どのようなものをつくっていくかということだけでなく、複合施設にどのような機能を持たせるのか、また、これと同時で進められる保健福祉センターの構想も議論されるべきです。この問題は極めて市民生活に直結しています。また今後の市民サービスのあり方がとわれるものです。それだけに市民合意が必要です。

市長に質問します。複合施設と保健福祉センターの建設計画について、いつどのように市民に説明してきましたか。また、それぞれの機能について、いかがでしょうか?

次に乳幼児健診について伺います。

乳幼児健診では、乳児を抱えてこれまでよりも遠い会場までバスや電車に乗り換えて行かなければなりません。西昆陽地域からは、バスで阪急武庫之荘まで出て、そこから塚口駅のさんさんタウンまで電車で行かなければなりません。小田地域からリベルに行くにも、直通バスは1時間かかります。阪神尼崎までバスで行ってそこから阪神電車で出屋敷リベルまで行くという、幼子をかかえてはバスや電車の乗継は大変です。今度は広い駐車場があるので、車できたらどうだという人もいますが、みんなが車を持っているとは限りません。6月議会の質問で、わが会派の辻議員が、「小田地域の高田町、額田町などから保健福祉に関する用務はリベルまで行かなくてはならないのか」の質問に対して、当局は「基本的には南部の保健福祉センターに行きことになるが、何らかの事情で、他の保健福祉センターを希望される方につきまして、柔軟に対応できるよう検討してまいります」との答弁でした。

質問します。柔軟に対応すると言われましたが、具体的にはどういうことですか?つづいて、柔軟な対応というのは小田地域全域なのか、高田町、額田町限定ですか、あるいは他の地域でも、可能なのでしょうか?

次は高校学区拡大についてです。

 2014年度の高校入試から公立高校通学区域が16学区から5学区に再編されました。尼崎学区は単独学区だったものが、尼崎・西宮・伊丹・宝塚・丹有に広げられました。今年度はその学区編成の初めての年であり、生徒や保護者、学校現場の不安や混乱もありました。

質問します。今回初めての高校学区の拡大で、生徒や保護者の不安、進路指導等の教師の困惑を、教育委員会としてどのように把握されていますか?

 兵庫県教育委員会が、2015年度複数志願選抜における志願および合格状況の分析とともに、今年8月に「新通学区域実施に関するアンケート」(以後アンケートと言います)をまとめました。アンケートの対象は県内の公立全日制高校の新入生全員・複数志願選抜実施校の新入生保護者と県内の全公立中学校の校長に実施しました。尼崎市の子どもたちが希望し入学した本市または他都市の高校の動向、他都市の子どもたちが尼崎の高校を希望し入学した動向が示されています。そのことを踏まえ質問をしていきます。複数志願選抜というのは、通常単独選抜では受験で志望できるのは1校のみですが、第二志望の高校も選べる制度の事を複数志願制度といいます。合否判定は第一志望が優先されます。兵庫県の今回の複数志願選抜では、次のルールを決めていました。1、個性や能力に応じて学校を選択し、1校または2校を志願できる。2、第一志望を優先するため、第一志望校には一定の加算点を加えて合否判定を行う。阪神間・尼崎を含む第2学区の加点配分は20点でした。アンケートによると、複数志願選抜では尼崎市から西宮の公立高校に入った生徒は62人、西宮から尼崎の高校に入った生徒は107人。尼崎から伊丹の高校へは16人、伊丹から尼崎の公立高校に入った生徒は161人でした。尼崎から宝塚の高校へは4人、宝塚から尼崎の高校に入った生徒は39人。尼崎から丹有へは0人、丹有から尼崎の高校へは7人でした。今回は初回であったということもあり、尼崎市の生徒は、他都市への受検は比較的少なかったということでした。尼崎から他都市の高校に入学した生徒は82人。反対に他都市から尼崎への入学者は314人です。昨年度までの制度であれば、その差232人が尼崎の高校に入れたということになります。

質問します。教育委員会は複数志願選抜で、尼崎の公立高校の入試状況をどのように評価されていますか。この232人の生徒たちは、どこの高校に行ったのでしょうか? 今後どのような対策を考えておられますか?

次に、子どもの貧困についての質問です。

 9月8日、参議院で強行採決された、労働者派遣法の改悪では、一生派遣、一生低賃金、病気になっても何の保証もなく職場から切り捨てられる最悪の規制緩和が行われようとしています。そんな非正規労働者がH26年度の厚生労働省の「労働調査」では1962万人、1年間に56万人増加しています。非正規労働者の65%が25歳~54歳の子育て世代またはこれから子どもを持つ勤労者であることを踏まえると、日本の貧困のすそのが確実に広がっています。その中でも、母子世帯の母親の就業率は81%であるにもかかわらず、パート・アルバイト等非正規労働者が約48%半分を占めています。平均収入は223万円であり、働いても暮らせるだけの所得が得られず、貧困から抜け出すことができない現状があります。

市長に伺います。今言われている「子どもの貧困」の背景は、非正規労働の増大と女性に賃金格差に要因があると思いますが、市長はどのようにお考えでしょうか。

私がこの夏参加した「子どもの貧困について」の研修会では、子どもの貧困対策には4つのことが必要だと、立教大学の浅井春夫教授は述べておられました。一つは「食の保障」。衣食住の中でも、子どもの発達の原動力である健康で文化的な食生活の保障することは、優先するべき課題である。二つ目は「学習権の保障」。行政やNPO、民間ボランティア団体が取り組んでいる無料学習塾などの取り組み。三つ目は「進学の保障」。高校進学という課題だけでなく、大学等への進学をどうしていくかが問われている。また高校等の中退問題への対応と再チャレンジの保障、給付型奨学金制度の拡充が必要。最後に「労働生活への連結」。大学や高校の卒業と労働の連結をどう保障していくのかが問われている。の4項目でした。まず、第1の「食の保障」です。子どもの貧困を解決する上で、政府の役割と責任が大きいのですが、それを待ってはおられない現実があります。まだまだ全国的には多くはないのですが、地域のNPO法人やボランティアは子育てサポートのネットワークをつくっているところがあります。支援の内容はさまざまですが、学習支援や遊びサポートのプレイパーク、夜一人ぼっちの子に「夜の児童館」や朝街角で空腹の子にバナナを配る「おはようバナナ」、ひとり親実態調査等、東京都豊島区の取り組みが、朝日新聞に紹介がされていました。その中でも私は「子ども食堂」に注目しました。夏休みなど長期休みになると体重減少がある子、夕食が準備されずわずかなお金を持たされてコンビニ弁当やカップラーメンで済ます子、親が夜も働きに出ておりひとりで夕食を食べる子、家に居場所がなく友達のところを渡り歩いている子たちに、わずかな料金で、野菜たっぷりの手作り食事をだします。週に1回からでも、月2回からでもいい、みんなで作りみんなで食べる、安心して食べる、信頼ある人たちとの語らい、ゆったりと横になったり、自分の時間を楽しむ居場所を保障する。この尼崎でもぜひ取り組んでいただきたいと思っています。最初は「困窮者学習支援事業」、ここでは無料学習塾といいますが、この場所で食事を出すことからでもいいと思っています。子どもはおなかすいていたら勉強にも身が入りません。地域でボランティアを募ったり、材料を寄付していただく人を募ったり、場所の提供であったり、その仕掛けを行政で支援していただきたいと思っています。予算が伴うことでもありません。

質問します。「子ども食堂」の実施に向けた取組、この尼崎市でも可能ですか?前向きに考えてほしいとおもいます。いかがですか?

これで第1問目を終わります。

第二登壇

 公共施設の再配置について

3年前から事あるごとに説明してきたといいますが、市民にどれだけ周知され合意が得られているのか非常に疑問です。この問題について、会派議員が小田地域の住民のみなさんに呼びかけ懇談会を開催しました。一般市民よりも行政からの話を聞く機会が多い地域社協の役員さん達でも「こんな話は初めて聞く」という状況でした。懇談会の中で説明すると、みなさん口をそろえて「初めて聞く」「市民サービスが低下すると思う」「市はちゃんと説明責任を果たすべきだ」「市役所が遠くなる」といった意見や反応が続出していました。市は、丁寧に市民に説明責任を果たし、市民の声を聞くべきです。地域保健・福祉が北部ではさんさんタウン1番館に、南部ではリベルの駐車場内に新施設をつくるという提案には、圧倒的市民はまだ知りません。これまでも、市内2か所の場所については二転・三転してきました。南のほうでは出屋敷リベルの3階に施設を入れるということでしたが、すでに企業の事務所ができています。すると今度はリベルの駐車場を改装して施設にするとしています。しかし駐車場なので天井が低く、配管がむき出しになっています、天井を覆うとしても圧迫感があります。北のほうでは、当初はさんさんタウン3番館に建てるとしていました。ところが老朽化が激しく、建て替えの話が出てきました。そこで1番館はどうだとの話がでましたが、商業施設が入っており、2015年1月にダイエーはイオンの完全子会社になっています。果たして武庫地区複合施設が使用開始される予定の2017年までに床が空くのかが不透明な状況です。保健福祉センターに改装することが現実にできるのかが問われます。これでは市民は市の施策を信頼することができません。あまりにも行き当たりばったりの政策ではないでしょうか。

 質問します。それぞれの場所は、確定できていますか。具体的な進捗状況はどのようになっていますか?特に、塚口さんさんタウンについては、相手との交渉する必要があり、武庫地域複合施設が使用開始される予定は2年後です。保健福祉センターのオープンに間に合わない時はどうするのですか?

地域保健センターの市内2か所化等のハード面での検討を現在なされているところですが、同時にソフト面の検討も必要です。保健師は乳幼児健診やこんにちは赤ちゃん事業を通じて、問題のある家庭や心身が不安定なお母さん、虐待が疑われる場合、双子や異常な状況で生まれた赤ちゃん、妊娠中に異常があったお母さんの産後の回復の確認等で家庭訪問をします。しかし人によっては電話に出ない、居留守を使う、いつ行っても留守であったり、なかなか会うことのできないケースもあります。保健師は時間を見つけて何回も訪問したり、近くを通った時に洗濯物が干してあるか確認するなど、日常的にアプローチをして信頼関係を築いていきます。担当地域が遠くなったら、気になってもこれまでのように何回も訪問することができなくなります。私の娘は、4人の子どもを持つ働くお母さんです。4人目が重度の身体と知的障害を持って生まれました。生まれたときは子どもの障害を受け入れることができず、毎日泣いていました。私も泣いていました。退院後まもなく保健師さんが訪問してくれました。来るたびに「障害児受付を塚口病院でやっていますよ」「3歳くらいになったら療育手帳を申請したらいいよ。」「税金や保育料の減免の手続きをしたらいいですよ」「大きくなったらあこや学園や自立支援学校に通えますよ」などの情報をくれました。どのように育てたらいいのかわからなくなっている娘は、先が見えることでこの子を愛して育てていこうという気持ちになり、日常を取り戻すことができるようになりました。何回も来てくれる保健師さんの訪問が本当にありがたかったです。6月議会で私は子どもの虐待等の対応について、保健師の役割が地域からいなくなって果たせるのかとお聞きしました。当局は「保健師の担当する地域は従来通りで変更はしない。早くに担当地域に行けるように移動手段を考える。直接家庭訪問等が困難なケースについては、地域で柔軟に対応できるようにする。地域から保健師がいなくなることはない」と答弁がありました。

質問します。直接家庭訪問できない場合は、地域で柔軟に対応すると答弁ありました。具体的に「地域で柔軟に」とはどういうことでしょうか?「地域から保健師はいなくなることはない」と答弁ありましたが、乳幼児健診と一緒で保健師は地域から遠くなるんですよ。ましてや相談窓口もなくなるのですから地域の人との繋がりは薄くなるのは当然だと思いますが、見解をお聞かせください。

地域保健が遠のくことで困るのは、子育ての世帯だけではありません。精神疾患やアルコール中毒の方の対応を急ぐ場合があります。ある方は「先日アルコール中毒の嫁から暴力を振るわれた。警察と保健師さんを呼んで大変な騒ぎになったが、保健師さんがすぐに駆けつけ、嫁を精神病院に強制入院させてくれたので、ホッとしました。」と語っておられました。

多くのストレスを抱えた現在社会の中で、精神疾患の方のトラブルが多くなってきていると聞きました。トラブルによりパニックや暴れる等の対応は、警察を呼ぶほどではないが、緊急の入院措置が必要なケース。病状が悪化して家族で対応できないケースが、時には一日複数重なることもあり、その対応に一日中追われることもあるそうです。現在地域保健担当では、精神障害者の交流会を月1回、家族教室をグループで月4回取り組んでいます。各地域保健担当で行っています。精神疾患を持ちながらも地域で生きることの励みになっています。生きにくい社会でのストレス発散の場となっています。

質問します。精神疾患で緊急性の高い対応が求められる場合があります。日常的なコミュニケーションや生活相談等のかかわりが必要です。そんな方々は、バスと電車に乗って遠く離れた、保健福祉センターへ出向くことは大変困難です。今おこなっている、交流会や教室はどのように継続していくのですか?市の見解をお聞かせください。

 また、高齢者の対応は介護保険制度に移行され、実質的には地域保健師とのかかわりは少なくなりました。しかし要支援1・2が介護保険から外され、これからは介護予防等の支援が保健師にも求められると思っています。今でも高齢者が日常的な相談や「この特定健診の結果を説明して」等の問い合わせで支所を訪れる人がいます。保健福祉の相談窓口をなくすことは、市民サービスの切り捨てにほかなりません。私が参加した市民説明会では市民の方は初めて聞く話でたいへん戸惑っていました。当局のほうは市の方針ありきの説明であり、市民の要望に耳を傾けない姿勢に終始していました。

質問します。地域保健福祉担当の集約によって、地域で生活する障がい者やその家族、ストレスや悩みを抱えながら子育てしている母子、高齢者等、弱い立場の人の駆け込み寺的な相談窓口がなくなってもいいのでしょうか? 市民や保健師等の現場の声を聞いて対応をしてほしいと思いますがいかがですか?

 保健福祉センターの構想では、ワンストップでの対応・支援ができるようになることを強調していますが、その点について伺います。専門職員を保健福祉センターに集めることでワンストップでの対応や支援が充実するといいますが、果たしてそうでしょうか。介護保険では制度上地域包括ケアセンターが位置付けられて、身近で相談、支援する形がつくられています。福祉的課題をかかえる市民にとって、相談窓口が身近にある、気軽に相談できることが一番ではないでしょうか。また、誰でも一生の中でいつ福祉的問題を抱えることになるのかわかりません。特定の人に限った問題ではありません。2か所に集約・再編することは対応や支援の充実から逆行するとおもいます。

質問します。現行の支所機能で、保健師や精神保健相談員、窓口の職員は地域住民の身近な相談員として働いています。必要に応じて、本庁の家庭児童相談員とも連携した活動も行っています。相談・支援の充実を図るのならば、支所機能の充実こそ必要なのではありませんか。市長の考えをお聞かせください。

 次に高校学区の問題ですが、232名の生徒は、私学や定時制・通信制に行っていると考えられます。しかし定時制や通信制は定員の枠もあり、例年通りの入学者です。圧倒的な子どもは、私学に行きました。教育委員会は、私学も特色ある学校として頑張っておられるといわれます。私は私学の良さを否定するつもりはありません。しかし公立高校は何といっても授業料無料です。私学は私学助成制度がありますが、無料ではありません。大阪や神戸まで行くと交通費だってかかります。家計のやりくりをして無理していかせる家庭もあるでしょう。今や高校の授業料一部を除き無償となり、ほとんど義務教育と同じ位置づけです。スポーツ推薦で行きたい高校があるとか、目指したい高校に挑戦したい、将来の夢に向かって進みたい等の希望がある子どもの受検も保障しつつ、地元の高校に多くの子どもが通える制度にしていくべきと願っています。私は文教委員として一昨年と今年の2回の視察でしたが、放課後や夏休みも返上して受験に備えてクリエイト授業を頑張っている生徒、学校の教師と教育委員会の努力を見てきました。また保護者の「うちの子は大丈夫かしら」という不安な気持ちも聞いてきました。授業を教えている教師は「夏休みから勉強を頑張って、少しずつ成績が上がって無理だと思っていた高校に合格できた時の喜びは、本当にうれしいものです」と言われていました。しかし地元の高校に入れなかった、友達と一緒の高校には入れなかった、生徒がこれから3年間高校を続けることができるだろうかという不安な気持ちを考えると心が痛みます。学校の教師や親の心配は想像を絶するものがあると思います。アンケートによると、高校を選択するにあたって、重視したことは生徒も保護者もダントツに「通学の利便性」でした。私は他都市の高校の立地状況は知りませんが、尼崎の高校が、第2学区としての地理的に大変恵まれています。東西に電車、南北に道路が発達している便利な位置にあります。西宮からは武庫川を渡ればすぐです。伊丹・宝塚からも自転車やバスでの通学が可能です。次に重視したのは「校風・学校の雰囲気」でした。尼崎の高校は利便性の良い学校も含め、できたばかりの新しい市立高校、スポーツが盛んな高校や単位制の高校、伝統ある学校など、他都市からみても魅力ある高校です。今回、初回で複数志願制度による市外からの生徒314人が、尼崎の高校に入学しました。

質問します。今後ますます尼崎の生徒が、尼崎の高校からはじかれる事態が続くのではないかと危惧するところです。市長はどのようにお考えでしょうか?

続けて質問します。今回初めての高校学区拡大を経験しました。教育委員会として尼崎の子どもにとって、学区の拡大が良かったのか悪かったのか、どのように考えますか?

 

 最後に、子どもの貧困についてです。

 子どもの貧困対策2つ目の「学習権の保障」についてです。私は、6月議会で子どもの貧困について取り上げ、「子どもの貧困対策に関する大綱」を受けて、今後どのような支援事業を考えているのか。と質問をしました。当局は、「H27年度の主要取り組み項目に沿って、子どもの関連施策の充実を図っている。国の動向を注視しながら、大綱を踏まえた事情展開が図れるよう、教育・保健・福祉などの庁内関係部局との情報共有や連携に努めていく。」との答弁をいただきました。大綱を踏まえたH27年度主要取り組み項目では「生活困窮者学習支援事業の拡充」では、子どもの居場所つくりと位置づけ、俗にいう「無料学習塾」を市内2か所から3か所に拡充しています。先日健康福祉委員会で管内視察が行われた施設では、15人定員のところ12人が通っているとの報告を聞きました。市内には退職した学校教師が中心になってボランティア活動として無料学習塾を開いている団体もあります。大学生や教師退職者等の力を借りて無料学習塾を進め、中学校区単位で行えたらいいと思っています。

質問します。市がおこなっている「無料学習塾」の今後の方向性を、どのように考えておられますか?

子どもの貧困対策、3つ目の「進学の保障」については、高校学区拡大のところでもふれましたが、授業料無料、交通費がかからない地元の高校に通学できるよう希望を持って学習することが必要だと思います。

第3登壇

額田町、高田町の乳児健診についてですが、これまでのように近くで健診ができるように現状の支所機能を維持してほしい。市民の立場でサービスを低下させないでほしい。再検討をお願いします。保健福祉センターの場所さえ確定できず、市民の理解も得られていない現状では、一度足を止めて計画の見直しをすべきです。武庫地区の複合施設設計業務委託は凍結すべきです。私は、高校学区拡大についてはこれまでも繰り返し質問してきました。教育委員会は「子どもたちとっては選択肢が増えることになる」とのことでした。しかし選択肢が増えたのは西宮や伊丹の子たちでした。尼崎の生徒は尼崎の高校からはじき出される結果となりました。そして中学生を競争教育の激化に巻き込まないでほしいと思います。よってこの制度は元に戻すべきです。教育委員会として県に申し出するべきです。これで私のすべての質問を終わります。ありがとうございました。

9月議会、川崎敏美議員の一般質問に対する当局の回答です

質閲

「安全保障関連法案」について、非核宣言都市の市長としてどう思うか。また、友好都市鞍山市との交流と中国を脅威とする考えについてはどうか

答弁

私自身は、これまでから「集団的自衛権の行使には反対の立場であるとともに、国民的議論によらず、閣議決定によって憲法解釈を変更することに問題がある」との認識のもと、去る6月議会においても安全保障関連法案について、旋来の憲法解釈を変更するもので問題があるとこ答弁申し上げました。現状においても同様の考えでございます。また、外交や軍事の専門的知識は有しておりませんが、このような時だからこそ、友好都市鞍山市との市民レベルの交流は、お互いを理解するうえで大切なものと考えております。

質問

待機児童対策の基本は、認可保育所で対応することを市の方針とするべきだと思うが、いかがか。

答弁

本市では、平成27年3月に策定した「尼崎市子ども・子育て支援事業計画」にもとづき、待機児童の解消をはじめS潜在ニーズを含めた保育需要に対応するため、保育の量の確保を進めております。同事業計画の確保方策の考え方としまして、提供区域め状況に応じて、O歳児から2歳児のみで保育の量に不足が生じている場合は、認可保育所及び認定こども園の定員の増や小規模保育事業A型を中心とした地域型保育事業により量の確保を図るものとし、3歳以上児の保育の量に不足が生じている場合は、認可保育所及び認定こども園の定員増や増設により、その確保を図るものでございます。このように、認可保育所のみならず、認定こども園や地域型保育事業といった、多様な教育保育施設及び事業により、保育の量の確保を進めてまいります。

質問

小規模保育事業の連携先について、公立保育所が担ったり、民間保育園等に補助を行って受入れてもらう考えはあるか。また、小規模保育事業のB型・C型を認めないことについて、市の考え方はどうか。

答弁

小規模保育事業は、0歳児から2歳児までの乳幼児を対象に保育を行う事業で、その定員や保育従事者の配置基準に基づきA型・B型・C型の3類型に区分されております。現状、本市の小規模保育事業は、すべて、定員が6人以上19人以下で保育所分園に近いA型で実施しております。その連携先の確保におきましては、小規模保育事業所においては、児童の卒園後の受け皿が確立されること、また、連携先である保育施設においては、児童の受け入れが安定するなど、互いに連携することのメリットがあることから、これまでからすべての事業者が自ら民間の連携施設を確保されてきたところでございます。今後におきましても、連携による互いのメリットがあることを踏まえますと、連携施設に対する補助を行うことなく、事業者自らの対応により、民間の連携施設を確保していただきたいと考えております。また、子ども・子育て支援新制度の趣旨は、保育の量の拡充及び質の向上であり、子どもの年齢や親の就労状況などの様々な保育ニーズに対応するため、多様な主体が多様な場所で保育を提供できるよう、本市の条例でそれぞれの類型の特性に応じた客観的な認可基準を定めているもめでございます。

質問

認定事務手続きの簡略化を進めるべきではないか。

答弁

本年4月から始まった国の子ども子育て新制度においては、保育施設等の利用にあたって、「保育の必要性の認定」の申請が必要であり、これは既に利用している保護者が標準時間認定から短蒔間認定に切り替わる場合でも同様でございます。’これらの申請手続は、認定事務の適切な処理のため、国の基準に基づき提出を求めているのもでござい^ますが、保護者や施設側の負担等も十分考慮する中で、必要最少限の書類の提出や手続きをお願いしているものでございます。・なお、満3歳になった児童の3号から2号への認定切り替えについては、子ども・子育て支援法に基づきく利用者からの申請は省略し、職権で変更手続きを行うこととなっております。

質問

育児休業中の保育の受け入れはどうなっているのか。また、短時間保育に切り替わることにより、受入れ施設側に影響が出ることについて何か対策を考えないのか。

答弁

本市の育児休業中の取扱いにつきましては、育児を行う子どもの発達の状態や保護者の健康上配慮が必要な場合、受け入れ児童が小学校入学を控え、集団生活の継続が必要と認められる場合などにおいて、申請に基づき保育短時間認定として受け入れております。本年8月1日現在、育児休業取得による入所児童の受け入れ状況は、入所児童総数7,274名に対し、約2%の243名でございます。また短時間保育への切り替えによる施設側への給付費への影響についてでございますが・公定価格について

は標準的な費用’として国が定めたものであり、この課題がただちに児童の受け入れや、子育て家庭を支援する上での影響に繋がるとは認識しておりませんことから、現時点で市単独で対策を講じることは考えておりません。

質問

尼崎市内で休日保育に取り組んでいる保育施設は何箇所あるのか。休日でも保育ができる制度を広げる必要があると思うが、市としてできる対策ぱ。

答弁

本市においては、子ども子育て支援制度における公定価格の施設型給付費の対象となる11時間開所の休日、保育を実施している保育所はなぐ日曜・祝日に開所して一時預かり事業を年間を通して実施している保育園が一箇所ございます。当該事業は、市の広範な地域からのご利用がありますが、その実績は本年度4月から8月までの平均で、1日当たり約5.5人でございます。また、市内の他の法人保育園から休日保育の実施の意向は示されておらず、現時点においては、制度の拡大は考えておりません。

質問

児童ホームの土曜日開所について、①人員の手当等、解決のめどはたっているのか。②こどもクラブと児童ホームの一体的な運用についてはあらためていく必要があるが、今後の方針は。③8時半からの開所にできないのか。

答弁

児童ホームの土曜日開所にあたりましては、土曜日にこどもクラブを利用しているホーム児童の参加人数が、1日あたり平均5人程度といった、これまでの状況と、その児童の遊びや生活を考慮した場合、一定の集団規模が好ましいといった観点、さらに児童数に適した運営体制などを踏まえ、実施する必要がございます。こうしたことから、生活の場を一定確保したうえで、児童ホームの基準を満たしつつ、こどもクラブと合同運営の体制で、土曜日開所を実施しているところでございます。こういった合同運営の実施にあたっては、主に、こどもクラブに勤務が可能な有資格者の臨時職員を新たに配置し、ローテーション勤務を工夫することにより、土曜日の円滑な運営に努めているところでございます。この臨時職員が確保できなかった場合でも、児童課事務局の臨時職員、嘱託職員など、有資格者により対応を’行い、設備運営基準を満たす有資格者を配置し、児童ホーム運営を行っているところでございます。こうした合同運営については、利用状況に応じて対応.する必要はありますが、今年度の土曜日における児童ホームの利用状況が、平均8人程度となっていることから、引き続きSこどもクラブの開所時間にあわせて、1合同運営を行ってまいります。

質問

民間の事業所案内のチラシを児童ホームで配布する狙いは。民間への案内は他の方法ですべきではないか。また、今後民間事業者の活用について、どのようにすすめていくのか。

答弁

子ども・子育て支援新制度の施行に伴い、本市におきましても、児童福祉法に基づき、本市の設備運営基準条例を定め、その規定を遵守した、民間事業者の届出を受理しているところであり、現在7つの事業所が実施しているところでございます。こうした民間事業者の情報につきましては、ホームページやチラシにより、児童ホームを利用できていない保護者はもちろんのこと、児童ホームに入所している児童の保護者が、放課後のその児童の過ごし方について、選択できるよう、こういった事業所の概要について、情報提供しているものでございます。また、放課後児童健全育成事業の量の見込みに対する確保方策につきましては、「子ども・子育て支援事業計画」に基づぎ、今後のニーズに対応するため、公立児童ホームの増設のみではなく、民間事業者の活用も図ってまいります。

質問

児童課での内部検討会だけでなく、児童ホーム、こどもクラブのそれぞれ職員、保護者も含めた協議会等の設置を行い、より良い放課後児童対策事業を行ってはどうか。

答弁

要旨本市の児童ホームの運営にあたりましては、これまでから、その課題やテーマに応じて、児童課事務局、児童ホーム指導員に加え、こどもクラブ職員による検討会を適宜、設置し協議・検討しているところでございます。これらの検討会におきましては、高学年児童の受入れへの対応や、土曜日の合同運営など、放課後児童健全育成事業のよりよい運営について検討を重ねてまいりました。あわせて、国から、運営及び設備についてのより具体的な内容を定めた「放課後児童クラブ運営指針」が示され、当該指針に沿った具体的な運営についても、協議・検討を行っています。こうした検討結果を踏まえて、高学年の発達や、生活づくりなどをテーマに、専門の学識経験者を招いた研修会を実施するなど必要な対応を行っております。また、保護者の意見につきましては、これまでから、各児童ホームで実施されている保護者会をはじめ、父母会のご要望をお聞きする場、加えて、定期的な父母会の代表との意見交換により、ご要望等をお聞きしているところでございます。今後も、こういった検討会における検討結果や保護者の意見を踏まえるなかで、より良い放課後児童対策事業の実施に努めてまいります。

質問

次期保育所民間移管計画は、今の計画を進めていくためのものなのか。新たな計画をつくるということなのか。また、総括はどの時期からのものを、どの程度はかろうとしているのか。

答弁

公立保育所の民間移管は、これまで第1次から第3次計画に渡り、0歳児保育をはじめ、多様化する保育ニーゴ

ズへの対応や老朽化した施設の改修など、市内の保育環境を充実させていくために計画的な推進を図ってきたものでございます。現行の第3次民間移管計画におきましては、平成28年度に民間移管を予定しております立花南保育所をもって完了することになりますが、次期民間移管計画の策定については、これまでの取り組みの成果や課題について検証し、よりよい民間移管計画の策定に向けて、手法やスケジュールも含め、今後検討を進めることとしております。いずれにしましても、残る公立保育所の民聞移管につきましては、平成19年度に公立保育所の適正規模などを定めた、「公立保育所の今後の基本的方向」を踏まえ、引き続き、保護者め皆様へのご理解も得る中で、進めてまいりたいと考えております。

質問

児童ホームとこどもクラブの統合という課題があげられているが、このような考え方を市としては決定していないのではないか。施策評価が一人歩きしているのではないか。

答弁

平成25年度の「公開事業たな卸し」において、「こどもクラブ」事業が対象となり、その点検結果といたしまして、①NPOや地域などの民間の力を借りて事業を実施する,ことについて検討すること②各地域や校区の実情を踏まえ、児童ホームとの一体化が可能なところについては、それを進めていくこと。の2点について、ご意見をいただ

いたところでございます。.こうしたことから、他都市の運営手法、国の動向などを踏まえ、現在s検討を行っているところでございます。

9月議会、川崎敏美議員の一般質問の発言です

「安全保障関連法案」戦争法案について

 国会で審議されている「安全保障関連法案」いわゆる戦争法案は、戦後最大の大幅な会期延長を行った上で、衆議院で強行採決を行い、安倍自公政権はなんとしても今会期中に成立を図るとしています。宝塚の市長は、この法案について、市のホームページで明解に自らの意見を述べて、市民に公開しています。その下りを紹介します。

 『さて、今年は終戦から70年目の夏。今月号(広報たからづか8月号)は平和特集です。8月6日はヒロシマ、9日はナガサキ、そして15日の終戦記念日を迎え、私たちはあらためて「平和」について考えたいと思うのです。「戦争」で幸せになる人はいるのかと…。折しも国会では衆議院で安保関連法案が可決されました。与野党が推薦した3人の憲法学者はそろって「この法案は憲法違反」と断じました。世論調査では国民の8割は「まだ審議が十分ではない」と答えています。戦争で無念の思いで亡くなったお一人おひとりはどんなにか「生きたい!」と希(ねが)ったことでしょう。残された家族のこの70年の苦しみ、ヒロシマ、ナガサキの犠牲者、被爆者としての戦後70年の時間の重さを思う時、もう二度と過ちは繰り返すまいと「憲法」を大切にしてきました。人生は悲喜こもごもありますが、それでも空から爆弾が落ちてはこない、原爆は使われず、自衛隊も戦死者を出さずにきました。何より平穏な暮らしを営める「平和」を守ってきた70年の歳月を思う時、「誰のために、何のために」がはっきりしないまま、憲法をないがしろにしたこの法案を通すことは、市民の命を守らねばならない市長として断じて容認することは出来ません』

 以上が宝塚市長の8月1日メッセージの一部です。なんと明解な意見でしょうか、平和への想いが市民によく伝わる内容だと私は思います。9月6日の日曜日には「安保法案反対 阪神総がかり行動」が、阪神間超党派自治体議員71名による呼びかけによって、伊丹で300名が参加して開催されました。ここで川西の市長が、自らの言葉で戦争法案に反対する意見を表明されています。

 6月議会でわが会派の辻おさむ議員の質問に対して稲村市長は「憲法違反である戦争法案には反対」とお答えになられています。この点は大変評価できると思います。さらに市長も、この考えを市民に表明する行動に足を踏み出してほしかったと思います。今からでも遅くありません、この点要望しておきます。もともとこの戦争法案が憲法に違反しており、一法案が憲法を根底から否定するものであり、立憲主義に反しているとの批判が、法律の専門家である弁護士、憲法学者、歴代の法制局長官から噴出しています。先日はついに最高裁判所長官を務めた山口繁氏まで、憲法違反と断じているとの報道がありました。

 非核宣言都市を宣言している尼崎にとって容認できない問題も、国会審議を通じて明らかになっています。戦争法案の核心部分に、日本では後方支援とされているが。国際的には戦闘行為とされている兵站活動は、武器弾薬の輸送業務を行うとなっています。そこには非人道兵器とされるクラスター爆弾や劣化ウラン弾の輸送も排除されないことを、中谷防衛大臣が認めています。さらに核兵器や毒ガスなどの大量破壊兵器も法理上は輸送可能との見解を示しています。市長はアメリカなどの核実験についてはすぐに抗議電を送っています。非核宣言都市の尼崎市長として、これは大変りっぱな態度だと、私は敬服しています。

 お尋ねします。兵站活動といって法理上は自衛隊が核兵器などを運んでもよいなどとの、なんら歯止めが利かないこの法案について、非核宣言都市の市長としてどのように考えますか。

 国会質疑で、政府はついに「わが国政府は中国を脅威とみなしていない」と答弁しましたが、これまではいたずらに中国の脅威論を振りまいてきました。中国をことさら敵視する、今回の戦争法案そのものが、民間交流で中国との友好を深める努力を重ねている、地方の自治体や民間団体の活動に水を差すことになっていると思います。

 お尋ねします。中国が脅威だからとの理由が、国会での審議を通して法案制定必要論の一つとして持ち出されてきていました。姉妹都市である鞍山市と交流している市として、中国を脅威とする考えについてどう思われますか?

 この戦争法案を制定する理由は、ことごとく崩れ去りました。日本人の命を守るため、自衛隊が米国の船を守る、それをできるようにする」と海外の紛争地から逃れる日本人の母子を乗せた米韓が攻撃を受けているパネルを掲げて説明していました。米艦には民間人を乗せないということが解ると、日本人が乗っていなくても集団的自衛権行使はありうると中谷防衛大臣は強弁しています。ホルムズ海峡の機雷封鎖についても、イラン政府は、「開かれた静かな海域を守る」と言っており、機雷封鎖などはあり得ないということが判明しています。戦争法案の廃案をめざす運動は、「8・30大行動」で全国で1000カ所あまりで集会が開かれ、12万人が国会を包囲するなど、歴史的な局面に発展しています。国会では政府側が法案の根幹部分についてさえまともに答弁できず、審議中断が参議院だけで9月4日時点で95回に及んでいます。政府・与党は27日の会期末を前に、18日までの採決を狙っていますが、5月26日の審議入り以来、3カ月あまりで法案の危険性とボロボロぶりが浮き彫りになっています。もはや廃案しかありません。

以上で第一問を終わります。

第2登壇

安全保障関連法案、私どもはあえて戦争法案と呼んでいますが、憲法九条を日本の宝として平和を守り、戦争をしない国として、世界の平和に貢献してきた日本を、私たちの子ども孫たちに残していきたいと思います。戦争法案は廃案にするという一点で共同行動をすすめていきたいと思います。尼崎市も市民との共同行動を後押しする市であってほしいと思います。

子ども子育て支援新制度の実施状況について

 今年度4月から、子ども子育て支援新制度(以下新制度とよびます)が実施されました。給付制度と直接契約を基本にする新制度は、保育所と幼稚園の制度を戦後はじめて大きく変える改革です。また、これまでの保育のあり方を大きく変える保育制度の大転換というべきものです。この制度は政府の方針が、政権交代ということともあいまって、猫の目のように変化したために、大変複雑でなかなか市民に理解されない制度となっています。新制度の下で、新しく保育や児童ホームがどのようになったのか、個別の問題について、尼崎の実施状況についてお尋ねしていきます。

保育所待機児童対策について

はじめに保育所待機児童対策についてです。新制度の目的の一つとして待機児童の解消がうたわれています。今年度の市の待機児童数は4月1日現在で68人、その後減って59人となっています。新制度になっても多くの保護者は、保育水準が高く、0歳から小学校就学まで継続して利用できる保育所保育を希望しています。新制度の下では、待機児童対策として地域型保育を活用し、特に小規模保育を認可するということが行われています。しかしこの新制度の中に入ってきて認定された小規模保育事業数は(9)事業所でした。いずれも、保育従事者は保育士資格が必要とされているA型です。これら全ての定員数はあわせて(133)人でほぼ満杯状況だということです。待機児童解消のためには、新しい受け皿が必要ということになります。

待機児童対策は、設備も保育士も正規に配置された認可保育園で対応してほしいというのが、利用者の声です。認可保育園を希望しているにもかかわらず、やむをえず、小規模保育など他の施設に利用調整で入所している子どもたちは、待機児童としてカウントし、認可保育園の空きができたら入所させていくという手立てが必要です。

 お尋ねします。待機児童対策の基本は、認可保育所で対応するということを市の方針にするべきだと思いますが、いかがですか?

小規模保育事業

次に小規模保育事業についてです。待機児童対策を小規模保育事業に頼らざるを得ないとしても、小規模保育は2歳までの施設であり、3歳以降は連携施設につないでいくということになります。3歳以降を受け入れる連携先は本当に確保できて、受け入れ先は新年度そのための枠を空けて対応することができるのでしょうか。自治体によっては、連携先を公立保育所で引き受けるとか、民間の連携受け入れ先についても補助金をつけるなどして、子どもたちの保育の連続性を確保するための対策を行っているところも出てきています。また、できるだけ近い距離の連携先でないと実効性がありません。こうした点についても。行政側のチェックが必要だと思います。

お尋ねします。連携先を公立保育所で引き受けるとか、民間の連携受け入れ先についても補助金をつけるなど対策を講じる考えはありませんか?

また認可した小規模保育はいずれもA型であるとのことですが、この際、神戸市のように保育士資格がなくても保育ができるB型、C型の基準のものは認めないという方向にあらためるべきだと思いますが、市の考え方はいかがですか?

認定にかかる事務手続きの問題

 次に認定にかかる事務手続きの問題についてです。新制度の下で、認定制度がスタートしました。保護者の就労時間によって11時間の標準保育と8時間の短時間保育とに認定されるようになり、認定証が発行されます。子どもの年齢によって、0~2歳は3号認定、3歳児以上は2号認定と区分けされているため、子どもが3歳の誕生日を迎えるとき、再度認定を受けなければならい制度となっています。その他にも住所変更などの際も、役所に返還して新しい認定書を受け取らなければならない等、事務的な手続きが煩雑となっています。これでは、保護者にも勤務先にも、また保育施設や役所の側にも負担が増えるという結果となっています。

 お尋ねします。認定手続きの事務は、あらためるべきだと思いますが、事務手続きの簡略化をすすめる考えはありませんか?自治体によっては、様々な工夫をされているところもあると聞いています。是非ご検討ください。

育児休業の子どもの保育問題

 次に、二人目や三人目などの子どもの出産後、保護者が育児休暇中に、上の子どもが現に保育所を利用している育児休業の際の保育の問題についてです。保護者が産休に続いて、育児休暇を取得するとこれまで保育所を利用している上の子どもは、短時間保育に認定が改められます。『埼玉県所沢市ではこの育児休暇中の保育問題で裁判が争われています。2015年4月の申請の実施に伴い、0から2歳の保育園児の母親が下の子どもを出産し、育児休業を取得した場合、上の子どもを原則退園させるという運用方針の変更を市が行いました。これを違法だとして、2015年6月25日、保護者11人が所沢市に対して、育児休暇中の退園の差し止め、これを求める訴えをさいたま地裁に起こしています。

 保護者らは、新制度では保育の必要性の事由に育児休業取得時に、すでに保育を利用している子どもがいて、継続利用が必要である事が挙げられており、新制度の枠内でも保育ができると主張しています。それにもかかわらず、市が新制度実施わずか1ヵ月前に、育休退園になることを各園に知らせ、保護者や保育園に十分な説明もしないまま、退園を強行することに対して異議を唱えたわけです。所沢市の運用は子ども・子育て支援法及び同法施行規則の解釈・適用を誤っており違法であると訴えています。』

 新制度の下では、短時間保育の場合、給付費が1人あたり標準保育より減額される仕組みとなっており、1人あたり月額9,700円の減額です。施設側からは、定員数の1割程度に短時間認定をしておかないと、運営が大変だとの声が聞こえてきています。 ある60人定員の園では、育児休暇をとる保護者がこれから毎月のように2~3人出てきて、今年度末までは18人にもなり、定員数の30%を占めることになります。計算すると年間150万円程度の給付がなくなり、これでは運営が大変だと嘆かれていました。

 職員の配置を変えればこの問題はクリアーできるとの考えもありますが、施設によっては、正規職員の比率が高くて、アルバイトやパートの時間のやりくりだけでは対応できないという問題をかかえています。この園では、何とか保護者が職場に復帰して標準保育に変更できるまで赤字でもがんばると言ってくれています。

 しかし施設側の一時的ながんばりでこの問題は放置すべきではありません。放置すれば、できるだけ短時間認定の子どもは受け入れないでおこうとの流れが出てくる恐れがあります。せっかく二人目、三人目の子どもを産み育てて、がんばっている子育て家庭を制度がカバーしていないために、保育所を利用できないことが、新たな出産をあきらめるという状況として現れかねません。本来の保育支援のあり方とは逆行します。それぞれの保育施設でのこの育児休暇を取得する際の、標準保育から短時間保育への変化の状況を、市は把握して対策を講じる必要があると思います。 またこの問題の背景には、先に紹介した所沢市の問題が示すように、育児休暇中の子どもの保育はどうあるべきかとの考え方の問題があります。

 お尋ねします。市は育児休暇中の子どもの保育についてどのようにのぞんでいきますか?二人目、三人目と子どもを安心して出産できるように、きちんと行政が応援していくことが必要だと思いますがいかがでしょうか?また施設の運営に影響が出てくる個々のケースについて、実情に即して柔軟に対応していくことが必要です。特別の対策を取っていただきたいと思うのですが、お答えください。

休日保育

 次に休日保育の問題についてです。新制度とともにこれまで補助事業であった休日保育が公定価格に含まれ、昨年とは異なる事業となっています。また一時預かり保育事業を活用してのものとしたため、複雑な制度となっています。条件によって職員配置を最低2名から4名配置しなければなりません。これでは、赤字となるという問題があります。

 以前からこの休日保育に取り組んできたある園では、平日他の園に通う子どもも受け入れているのですが、子どもの年齢にもよるが、概ね10人を超えるとか、乳児が増えるとかとなると、職員をさらに増員して配置しなければならなくなる。職員のやりくりや採算上の問題もあって、職員数を増やすことができず、泣く泣く断っているケースが発生しているということです。

日曜・休日保育などを希望する保護者には、一人親家庭も多く、休日でも出勤できるからとの就労条件で働いているという実態があります。この園では年齢によって、一人2,000円から3,000円で受け入れているのですが、ここが利用できないとなると保護者は、7,000円から8,000円の託児所などを使うということになって、月額では2万円以上の負担増となって保護者にとっては死活問題となるということです。こうした状況について実態をきちんと把握した対応が市に求められています。

 お尋ねします。尼崎市内で休日保育に取り組んでいる保育施設は何カ所あるのでしょうか?また、一人親家庭など生活が大変な家庭ほど、休日保育の必要性を要望しており、子どもを安心して休日でも保育ができる制度を広げる必要があると思いますが、市としてできる対策についてお示しください。

児童ホーム

 次に児童ホームについてお尋ねしていきます。昨年まで、児童ホームは月曜から金曜日までで実施されおり、土曜日開所は長年の保護者の願いでした。児童ホームというのは、保護者が働いており、留守家庭児童のための事業として実施されています。放課後やってくる子どもたちを指導員は「おかえりなさい」と迎え、子どもの生活の場として宿題の勉強をみたり、ホームでの一人ひとりの子どもが安心して生活できるように、居場所づくりに励んでいます。そして子どもたちがすこやかに成長、発達していけるように遊びや様々な集団的な保育を行い、日々の子どもたちの放課後の生活を見守ります。ですから、児童ホームの指導員には高度な専門的知識と経験が必要とされています。

子どもが児童ホームの予定時間に来ない場合は、学校や保護者にも連絡をとって、子どもの安否確認も行い、文字通り学童のための保育事業を行っています。

一方、子どもクラブは、出欠は取りません。子どもは登録制で保護者が退出時間を書き込んでいる参加カードを、利用するその日に出して、遊びを中心とした活動を行います。つまり児童ホームと子どもクラブは、目的も運営も全く違う事業です。

 さて、児童ホームが、今年度から土曜日開所が行われようになりました。子ども子育て審議会の答申をふまえて実施されたことは、保護者からも歓迎する声が上がっていました。

 しかし、私が今年の予算委員会で土曜日開所の問題を取り上げたのは、大きな問題があると考えたからです。当局は土曜日開所の実施について、子どもクラブと合同の運営体制とし、新規採用して有資格者2名で行うと答弁されました。私は、子どもクラブと児童ホームの運営は別々にすべきで、本来の児童ホームが土曜日も開所している状況にすべきだと提案しました。

合同の運営体制だと、どうなるのでしょうか。そして実施された土曜日開所は、児童ホームの部屋を開けて児童ホームの子どもたちを一旦受け入れます。子どもたちは自分のロッカーに荷物を置いて、子どもクラブの場所に移動して活動します。昼のお弁当はまた児童ホームの部屋に帰るということになります。

 当局は人員を確保するため、新たに全ての小学校42カ所で、子どもクラブに所属する有資格者のパートを募集しました。しかし結果は、20人の採用しかできませんでした。児童ホームの指導員は嘱託職員であり、土曜日も全所に配置するため、平日に代休を与える必要があり、そのための要員確保を目指していました。それができなくなったため、学校によっては、児童ホームの担当者である指導員が、土曜日の出勤ができない事態が起こっています。そもそも人員の手当をする際に、現在の嘱託職員とは身分が違い、所属も子どもクラブとして採用することで、人材が集まらなかったという問題もあったと思います。

 こうしたなか、一部には子どもたちのことを見るに見かねて、児童ホームの指導員が実際は出勤するということが行われていますが、平日に代休が取れないために超過勤務にならざるをえないという問題も発生しています。

 また運営についても、子どもクラブは遊び、児童ホームは遊びに生活の場が加わっているという違いがあります。当局はこの違いを認めず、混然とした一体的な運営がなされていることに、土曜日は本来の児童ホームではないという指摘が保護者からもあります。

 平日の代休を保障するために、ふだん子どもクラブに所属して数日しか働かない有資格者ではあるが、身分はパートという人が、いきなり児童ホームに行って子どもたちと日常的な接触もないなか、学童保育の専門性も不完全な状態で、ホームの職員と同等には働けてはいないのではないかとの、保護者の指摘もあります。私も、職場での身分の違い、働き方の違いがあっては、一緒に働いてがんばるという職場環境をつくっていくことは大変困難だと思います。

 お尋ねします。児童ホームの土曜日開所について、児童課内部で検討委員会が立ち上げられ、20カ所で不足している人員の手当等、対策に当たっているそうですが解決のめどは立っているのでしょうか。また子どもクラブと児童ホームの一体的な運用については、あらためていくということが必要ですが、今後の方針をお示しください。

 あわせて、土曜日の開所時間が9時と設定されていますが、何故長期休暇の平日と同様の8時半からの開所にすることはできないのですか?この点についてもお答えください。

 今年度から、尼崎でも民間の学童保育を認め、実際に7つの事業者が名乗りを上げています。児童ホームでこれら民間の事業者案内のチラシが配布されているとのことですが、何故児童ホームが民間への誘導を手助けしなければならないのでしょうか?民間の幼稚園や保育園の案内を、公立保育所が行うことなどをしていますか?しかもホームよりも高い利用料を払わなければという民間の施設に、今いる児童ホームの子どもたちに行きなさいと誘導していることになります。本来待機児童への案内として届けなければならないものを、どうして児童ホームで配るのでしょうか。児童ホームの指導員自身が、対応に苦慮している問題となっています。

 お尋ねします。民間の事業者案内のチラシを児童ホームで配布することの狙いはどこにあるのでしょう?見直す考えはありませんか。また今後民間事業者の活用について、どのようにすすめていこうとしているのか教えてください。

 新制度の下で、尼崎の児童ホームの今後取り組むべき課題はたくさんあります。

1)施設1カ所あたりの定員を、60人となっている所は、国基準の40人定員とし、施設の広さも本来は1人あたり国の基準は1.6㎡で、拡充が必要です。

2)4年生以上6年までの受入を含めた待機児童対策

3)6年生ともなるとトイレは男女別、更衣室も必要。また保育時間が定時の17時までとなると、短時間の保育では高学年には魅力がないため特別の高学年対策が必要。

4)加えて新制度の下でも、高学年対策としても、18時以降の延長保育のニーズがたかまっています。

 以上、他にもたくさんの課題があると思いますが、いっぺんには解決がはかれない問題で、計画的な取り組みが必要だと思います。また職員、保護者の協力は欠かせません。

 お尋ねします。児童課での内部検討会だけでなく、児童ホーム、子どもクラブのそれぞれの職員、保護者も含めた協議会等の設置を行い、より良い放課後児童対策事業を行っていってほしいと思います。市の考えをお聞かせください。

施策評価結果

最後に施策評価結果についてです。平成27年度施策評価結果において、子ども子育て支援の項目で次のように述べられている問題についてです。ここでは二つのことをとりあげます。

1,次期保育所民間移管計画については、これまでの取り組みを総括し、再検証後、できる限り早期に策定する。

 2,放課後児童対策の見直し(児童ホームと子どもクラブの統合、担い手のあり方など)については、他都市の状況等も踏まえ、引き続き検討を行うなどとされています。

 お尋ねします。次期保育所民間移管計画とありますが、これまでの計画との関係性はどうなるのでしょうか?今の計画を進めていくためのものなのか、新たな計画をつくるということなのでしょうか?また総括はどの時期からのものを、どの程度をはかろうとしているのですか?

 お尋ねします。児童ホームと子どもクラブの統合という課題があげられているのですが、このような考えを市としては決定していないのではないですか?施策評価が一人歩きしていると考えられますがお答えください。

 以上で第2問を終わります。

第3登壇

大変短い準備期間で戦後最大の制度改革を行うということで、担当部局のご苦労は大変なものだったと思います。しかし、子ども子育て支援新制度のもとで、子どもの最善の利益を守り、これまでの水準を引き下げないのが、自治体の役割です。以前の子育て支援のための事業が変更となり、施設の運営が、以前より困難となっている事例が見受けられます。これら新制度がカバーできていない問題には自治体の裁量で対応すべきだと思います。

自治体責任として保育に欠ける子の保育を行うよう児童福祉法24条1項の認可保育園を基本とした待機児童対策をしていくべきだと思います。子どもクラブや児童ホームの制度を拡充していくために、嘱託職員を増やすことが必要です。何でも国の基準通りではなく、制度でカバーしきれない問題については、市の裁量で積極的な支援策を行うことを求めて私の質問を終わります。

9月議会に提出された請願・陳情と日本共産党議員団の一般質問について

 議会運営委員会が9月4日(金)午後4時から開かれ、請願・陳情、一般質問の取り扱いについて協議しました。

日本共産党議員団の一般質問

川崎敏美議員

 子ども子育て支援新制度

 保育・児童ホーム実施状況について

   9月9日(水)午後2時頃より

真崎一子議員

 公共施設の再配置について

 公立高校学区拡大について

 子どもの貧困について

   9月10日(木)午後1時40分頃より

松村ヤス子議員

 生活保護行政について

 防災教育について

   9月11日(金)午前10時より

徳田稔議員

 マイナンバー制度について

   9月11日(金)午後1時頃より

2015.09.04.163221-001

役員選挙を行う7月議会が終わり新しい体制が決まりました

  役員選挙を行う7月議会が7月7日から10日まで開かれました。10日の本会議などで新しい体制が決まりました。

 日本共産党尼崎市会議員団の新しい役職

常任委員会等

総務消防委員会   徳田 稔(副委員長) 田村征雄

文教委員会     川崎敏美(委員長)  真崎一子

健康福祉委員会   松沢千鶴

経済環境市民委員会 松村ヤス子

建設企業委員会   辻おさむ(副委員長)

鉄道施設整備促進特別委員会

          真崎一子(副委員長)  川崎敏美  松村ヤス子

議会運営委員会   徳田稔(副委員長) 

審議会等役職

兵庫県競馬組合議会委員      辻おさむ

国民健康保険運営協議会委員    松村ヤス子

市民共済生活協同組合理事     徳田 稔

地域交通政策審議会委員      辻おさむ

地域保健問題審議会委員      真崎一子

地域福祉専門分科会専門委員    松沢千鶴

障害者福祉等専門分科会専門委員  松沢千鶴

高齢者保健福祉専門分科会専門委員 川崎敏美

社会福祉事業団理事        辻おさむ

住環境整備審議会委員       松村ヤス子

青少年問題協議会委員       真崎一子

議会だより編集委員        真崎一子

議会あり方検討委員会委員     辻おさむ

100周年記念取組事項検討委員会 川崎敏美 

党議員団の新しい体制

団長    松村ヤス子

幹事長   徳田 稔

副幹事長  真崎一子

政策委員長 辻おさむ

2015.07.10.164305-0012015.07.10.164305-002