2026年9月議会 松沢ちづる議員の一般質問と当局答弁要旨【国保の県完全統一について&災害被災者支援について】

日本共産党議員団の松沢ちづるです。
今回の7月28日に起きた熊本地震でお亡くなりになった方々に深く哀悼の意を表します。被災された皆さまにお見舞い申し上げます。
 私は今回の一般質問で、災害関連死を防ぐ被災者支援と国民健康保険の県が示す統一保険料率への移行についての2つのテーマにします。
昨日からの一般質問で複数の議員が関連する質問をされていますので、参考にさせていたきます。

地震避難所では発災後10日過ぎても雑魚寝状態が改善しない、食料の提供も3食届かなかったり、炭水化物ばかりで「野菜が食べたい」といった避難所利用の方の声が紹介されていました。さらに酷暑のこの夏に、しかも避難所となる学校体育館のエアコン設置率が熊本県平均で20.9%と大変低い地域だということで、災害関連死のリスクがより高くなっていることも懸念されています。
 私はこの事態にたいへんショックを受けるとともに、もし、今、尼崎で震度6~7級の地震が起きたらどうなるか、と思わずにいられませんでした。今回の一般質問はこうした思いからジェンダー平等の視点に立ち、災害関連死を防ぐ被災者支援について質問します。
 まず、避難所となる小中学校体育館の空調設備についてです。現時点でエアコン設置されているのは、小田中学校、立花中学校のみです。今年度中に残り15校の中学校体育館のエアコン設置が完了するとのことです。小学校体育館は現時点で「ゼロ」、2028年、29年で40校に設置、建て替え予定の下坂部小学校は、建て替え時に設置なので2030年頃になるとお聞きしています。現時点でエアコン設置率は3.4%、熊本よりもかなり低い状況です。

 

Q1 これら体育館のエアコン設置計画の進捗はどうですか。また、併せて停電時のエアコンの補助電源の確保はどうなっているのかお答えください。

 

答弁要旨

 学校体育館の空調整備につきましては、建替え予定の下坂部小学校を除く、すべての学校の体育館や武道場等に3年間で空調整備を行う計画を策定いたしました。
 令和8年度は、中学校及び高等学校の体育館や武道場等の整備と小学校10校分の設計を行うこととしており、現段階では計画どおり進めております。
 昨年度、設計を行った常陽ちゅう学校につきましては、今年の10月に工事が完了予定であり、残りの中学校及び高等学校は、すでにすべての設計に着手しており、10月以降、順次工事を行い、今年度内に整備が完了する見込みとなっております。引き続き、着実に整備を進めてまいります。以上

 

答弁要旨

 今回整備する体育館の空調設備は、電源自立型ガスヒートポンプ式を採用しております。停電時でも都市ガスを燃料として自己発電し、その電力を利用して空調機を運転することができます。
 また、余剰電力は体育館内の非常用コンセントに供給されることから、スマホの充電や照明等の電源に活用できます。以上

 

つづいて、国民健康保険制度についてお聞きします。
尼崎市は来年2027年4月から県の示す統一保険料率への移行を実施しようと考えています。国の方針で、県は2018年から全市町と合意を取りながら「兵庫県国民健康保険運営協議会方針」を策定し、全市町が27年~30年のうちに完全統一することを決定しています。
 2018年保険者が市町から県に移管された際、尼崎の個々人の保険料はおおむね1.5万円ほど安くなりましたが、その後、年々引きあがり、今年はほぼ18年度と同じくらいか少し高い保険料になり、市民からは高すぎる保険料の引き下げを求める声が上がり続けています。
 また、保険料水準と統一するためにはサービスの標準化をしないと公平性が保たれないとして、来年度から結核・精神医療付加金の廃止が挙げられています。さらに、市町独自の減免は廃止となるので、尼崎では「特別減免(所得の20%を超える保険料について4分の1が減免)は、来年度統一保険料率に移行すれば廃止となります。
 さらに、本市では国保基金が今年度末の残高見込みで9.2億円あります。これまでは個々の保険料引きあげを抑えるために使われてきましたが、統一保険料率に移行するとこうした使い方はできなくなります。

Q2 県内統一保険料率への移行は、保険料を引き上げ、それに対し市として引き下げの手だてが講じられなくなります。「払える保険料に引き下げてほしい」という市民の声に市はどう対応しようとするのですか。

 

答弁要旨

 国民健康保険におきましては、平成30年度に、制度を安定的に持続させるため、都道府県を財政運営の責任主体とする改革が行われ、兵庫県では、県と県内市町が一体となって、同一所得・同一保険料という保健制度の実現を目指し、各種取り組みを進めてまいりました。
 そうした中、兵庫県から、県内の標準保険料率を統一し、各市町の統一保険料率への移行する時期について、令和9年度を目安とするとの方針が示されたことから、現在、本市においては移行に向けた準備を進めているところです。

 統一後の保険料につきましては、医療費の動向等、変動要素があるため、必ずしも引上げにつながるものではございませんが、議員ご指摘のとおり、統一後は市による基金を活用した保険料の抑制は出来なくなります。

 こうしたことから、本市としたしましては、統一保険料率への移行後においても、将来の保険料を少しでも抑制できるよう、特定健診をはじめとした保健事業の推進による医療費の適正化や、保険料収納率の向上に努めるとともに、引き続き、国に対して国庫負担率の引き上げなど、財政支援の拡充を求めていきたいと考えております。

 また、生活困窮などにより、保険料の納付が困難な世帯からの納付相談につきましては、これまで同様に可能な限り個々の事情に配慮しながら、丁寧な対応に努めてまいります。  以上

 

 

 

これで第1問を終わります。2問めからは1問一答で行います。

 

 

2問めは、国民健康保険の問題から伺っていきます。
(高すぎる国保料についての答弁に対する意見を述べる)
特別減免の申請者は、昨年4月1日現在で9495世帯あり、これは全国保56,312世帯の16.86%です。保険料が所得の20%以上にもなる世帯がこんなに多くいらっしゃるという現実があります。

Q3 保険料率の完全統一後、保険料の引き下げを求める先は県となります。県の国保基金は直近で84億円あります。県の「保険料水準の統一に向けたロードマップ」では、納付金全体引き下げによる統一支援への活用は2031年度までと書かれています。県の国保基金についても、2032年度からは保険料引き下げに活用できなくなるのではないでしょうか。これでは、完全統一後ますます保険料は引きあがるばかりではありませんか。

全国に先駆けて2018年完全統一した大阪府や2024年奈良県では市町村の国保料が軒並み弾きあがり、毎年高い国保料ワースト30をこの府県で占めています。

 

 

答弁要旨

 県内の国民健康保険料率の統一に向けて、兵庫県んが設けている令和9年度から3年間の移行期間につきましては、令和9年度に完全統一を実施した場合に、被保険者の保険料負担が急激に増加する市町の事情を考慮して設けられたものです。
本市におきましては、令和7年度に行った保険料の試算で、給与収入が例えば500万円、夫婦と就学児2人の4人世帯では、年間約1万2千円の減、同じ世帯構成で、給与収入が200万円の場合はおおむね横ばいになると見込んでおり、移行期間が必要となるような保険料の急増は想定していないことから、被保険者の保険料負担に大きな影響を生じさせることなく、令和9年度に統一保険料率に移行できるものと考えております。

 県は、統一保険料率への移行後において、市町の基金を活用した保険料の抑制を禁止するとともに、保険料の減免について、県内の全市町が統一基準に基づいて実施する方針であり、市町独自の減免は認めていないことから、本市におきましても、統一保険料率への移行後はこれらの方針に沿って、制度を運営してまいりたいと考えております。以上。

 

Q4 県に対し、2032年以降も県の国保基金を保険料引き下げのために活用するよう求めるべきだと思いますが、いかがですか。

 

答弁要旨

 兵庫県の基金の活用方法につきましては、「兵庫県国民健康保険運営方針」において、県と市町の協議会において決定することとされています。
 各市町の保険料負担の増加が見込まれる場合は、基金の活用により負担緩和を検討するよう、協議会の場において、要望することは可能であり、県内の保険料率が完全統一された後においても、各市町の保険料負担抑制のために基金を活用することが可能であることは、県に確認しております。
 こうしたことから、本市といたしましては、被保険者の負担が大きく増加すると見込まれる際には、県に対して基金の活用を要望してまいりたいと考えております。以上

 

 

 兵庫県は今財政悪化から「起債許可団体」になると公表されました。さらに2030年には実質公債費率が25%を超え「早期健全団体」に転落するとの見通しも発表しています。大谷議員からも県が今、各行革で10%削減をするとしており、市政への影響が出てくるのではないかと質問されました。答弁は県からの説明がなく、わからない状況だとのことです。
 県の財政が非常に不安定な時に、市の世帯数の25.65%、人口の17.2%を占める国保加入者・世帯の命綱を県にあずけてしまうのは、先行きが付箋面でリスクを伴うと思います。

 

Q5 市長に伺います。2027年からの統一保険料率への移行はいったん止めて県の動向を注視するのが賢明だと思いますが、いかがですか。

答弁要旨

 兵庫県の財政状況につきましては、承知しておりますが、国民健康保険の財政は、主に、法の規定に基づいて交付される国庫負担金等の公費と、被保険者からの保険料によって成り立っており、県の財政状況が県内の国民健康保険事業の財政運営に影響することがない旨を県に確認いたしております。
 したがいまして、県の財政状況を理由に、令和9年度の統一保険料率への移行を取りやめる考えは今のところございません。以上

 

統一保険料率への移行はいったん止まるべきだと強く求めます。

次に、災害関連死を防ぐ被災者支援について伺います。
福島議員への答弁では他の特別教室の活用も考えるとのこと。必要時、特別教室に避難所を設置するのも考えているということですか。

 

 スフィア基準が今、注目されています。「人道憲章と人道支援における最低基準」のことで、通称スフィア基準と言われています。紛争や災害の被害者が、尊厳のある生活を送ることを目的に「保護され援助される権利」を被災者支援に具体化したものです。

 2025年12月内閣府もスフィア基準を踏まえて、これまで各自治体に通知している「避難生活における良好な生活環境の確保」「避難所運営等避難生活支援のためのガイドライン」「避難所におけるトイレの確保、管理ガイドライン」の改定を行っています。

 避難所の人権を配慮し衛生的な環境にすることは、災害関連死を防ぐ大きなポイントとなります。日本の避難所でよくみられる雑魚寝は床からの冷え、埃や周囲のせきやくしゃみの飛沫を吸いやすいなど感染リスクを高めることや、通路の確保が曖昧になるためトイレを我慢してしまう、性被害の不安など、被災者の命や健康を脅かします。こうした問題の解決策として、本市も段ボールベッドの活用を地域防災計画に盛り込んでいます。現在市は5つの段ボール業者と災害時の物資応援協定を結んでいます。

 

Q 市は地域防災計画で、震度6強の南海トラフ地震を想定した避難者数を38,817人としています。そのうち避難所利用者数は何人と見込んでいますか?

 

答弁要旨

 この38,817人という数値につきましては、兵庫県が平成26年に公表した南海トラフ巨大地震津波被害想定において、発災時期を複数想定されているうち、冬の18時に災害が発生し、発災1週間後における、本市の避難所での生活者数であります。
 従いまして、数値上では避難所における見込み数全員となりますが、最近では車中泊避難等のケースも見受けられますように、このうち、幾分かは避難所以外に避難されるのではないかと考えられます。以上

 

 市は9月議会補正予算で段ボールベッドの備蓄を200床から2550床に増やそうとしています。70歳以上の避難者3分の1に値するとのことですが、避難者全員分確保は事業者との協定ですみやかに行えるのでしょうか。南海トラフ大地震は広範囲に被災すると想定されており、各自治体から一斉にダンボール業者にベッドの発注が殺到するでしょう。到底、必要数の確保が早期にできるとは期待できません。
 更なる備蓄などを進めるよう、要望しておきます。

 

 

次にトイレ・シャワー・オストメイト用トイレの確保についてお聞きします。
市の取組みとして、避難所となる学校体育館の近くにマンホールトイレの設置が行われています。これは一般用だと思います。
Q7 トイレは男女別や誰もが使える障がい者用、オストメイト用が必要数、用意されるべきだと思いますが現状はどうですか?

 

答弁要旨

 本市では、避難所運営マニュアルにおいて、トイレを男女別に設けることを基本としており、現在、指定避難場所となる市立の小中学校及び市内の高等学校において整備を進めているマンホールトイレについては、男性用2基、女性用3基、障がい者用1基の計6基を基本配置としています。

 また、災害時のトイレ利用でお困りになる方がおられないよう、指定避難場所におけるオストメイト対応トイレや車いす対応トイレについては、市ホームページにおいて公表し、市民周知に努めているところでございます。

 一方で、オストメイト対応のトイレについては、現時点で未整備の施設もあることから、今後、施設内のトイレ改修等に併せて順次整備を進めていくほか、災害対応車両登録制度「D―TRACE」などの活用も含め、誰もが安心して利用できるトイレ環境の確保に努めてまいります。以上

 

Q8 シャワーの確保、入浴への配慮はいかがですか?

 

答弁要旨

 被災者への入浴等の支援については、自衛隊による入浴施設の設置による支援のほか、兵庫県による兵庫県生活衛生同業組合協議会との協定による支援要請を活用することにより、本市域内の銭湯等の入浴施設を提供していただくこととしております。
 これらに加えまして、水循環型シャワー2セットの購入についても、本定例会の補正予算案として提案し、ご審議いただく予定としております。
 また、この製品を所有している自治体において相互応援が可能な仕組みもございますことから、災害時にはこれらも活用しながら、被災者への入浴環境の確保に努めてまいります。以上

 

 

 次に、食事の提供について伺います。発災直後は、まず必要数提供できることを最優先で考えるのかと思います。しかし数日後、スフィア基準では48時間後には2100Calで栄養バランスの取れたものを提供すべきとしています。
Q9 必要なカロリーとバランスはどのように考え、提供しようと考えているのでしょうか。現状はどうですか。

 

答弁要旨

 災害時の食事の提供につきましては、発災直後は避難者に必要な食数を確保し、速やかに届けることとしており、避難生活が長期化する中では、空腹の軽減・帽子だけでなく、栄養バランスにも配慮した食事の提供が必要であると認識しております。

 食事は避難者の健康維持の観点等からも大変重要であると考えており、避難者が尊厳ある生活を送るためのスフィア基準の1人1日あたり2100キロカロリーを満たせるように努めることも大事な取り組みの一つであると考えております。 

 また、カロリーのみに着目するのではなく、栄養バランスに配慮することも必要であることから、本市では、備蓄食の充実のみではなく、避難生活の長期化を想定し、日本栄養士会災害支援チームの派遣を県に要請するなど、栄養面を考慮した食事を提供できる体制の充実に努めてまいりたいと考えております。以上

 

 以前、中学校給食実現のための市民運動に参加していた時。学習会の講師が学校給食は災害時被災者への食の提供に寄与することができるとおっしゃっていました。たしかに学校給食センターには約1.1万食作る設備が整っているし、市の管理栄養士さんもいます。

 

Q10 災害時の食の提供に学校給食センターや小学校の調理室の活用を考えてはいかがですか。

 

答弁要旨

 地域防災計画では、被災者に栄養バランスの取れた適温の食事を提供できるよう、炊き出しに利用できる学校給食施設等の活用に努めるとしており、学校給食センターや小学校の調理室は、被災者への食事提供に活用する可能性のある施設と考えております。

 しかしながら、その活用にあたっては、施設の被害状況に加えて、学校運営上支障がなく、人員や食材の確保など、活用可能な条件が整うことが必要であり、これらの条件が整った場合には、被災者支援の活用に努めてまいります。以上

 

 次に、保健・医療体制について伺います。
尼崎市災害時保健医療マニュアルでは、発災直後から中長期までのフェーズを6区分しています。今回は特に、発災後72時間以降1~3カ月程度の期間の取組についてお聞きします。

 

Q11 保健所に医療救護活動拠点が設置され、避難所に救護所が開設されると書かれていまsが、すべての避難所に救護所は設置されるのですか。

 

 答弁要旨

 本市で災害が発生した際、医療救護所はすべての避難所に設置するものではなく、市内医療機関の被災状況や避難所の状況を踏まえ、必要に応じて設置することとしております。

 設置場所は、避難所や福祉避難所、生涯学習プラザ等の公共施設を想定しており、避難生活の長期化に伴う被災者の健康管理に加え、地域医療が回復するまでの臨時的な医療提供を目的としております。以上

 

Q12 医師会との連携はどうなっていますか

Q13 保健師や医師による健康チェックや相談、車中泊している人などへの訪問の体制はどのように考えていますか。福島議員への答弁では、所在把握のスキルアップを検討するとおっしゃっていましたが、具体的にはどんな点についてやろうと考えていますか

 

答弁要旨

 災害時における被災者の訪問につきましては、本市の地域防災計画に定める地域救護班がその役割を担っており、南北地域保健課の保健師等が中心となって、原則として保健師2名以上の体制を構築し、避難所や在宅の被災者、車中泊をされている方の健康状態を把握するとともに、医師や福祉職員等と連携を図りながら、被災者の状態に応じた支援を行うこととしております。

 あわせて、兵庫県や国を通じて、市外の保健医療活動チームの派遣を要請し、応援保健師等の受入れを行うなど、災害状況に応じた体制強化にも努めていくこととしております。以上

 

Q14 中長期化する避難生活では、感染症予防が重要です。避難所などでうがい、手洗い、歯磨きができる環境つくりと被災者への啓発活動の取り組みはどのように進めますか

答弁要旨

 避難生活が中長期化する局面におきましては、感染症の集団発生が起こりやすく、被災された方々の健康を脅かす重大なリスクとなりうるため、うがいや手洗い、歯磨きは、感染症予防に加え、高齢者に多い誤嚥性廃園の予防にもつながる、重要な取り組みと認識しております。

 こうしたことから、本市といたしましては、避難所における定期的な換気や共用部の消毒の実施、種子消毒用アルコールyはハンドソープの設置などを通じて、感染が広がりにくい環境の確保に努めるとともに、咳エチケットとしてのマスクの着用や手洗いの手順、水が乏しい状況での歯磨きの工夫などを示したチラシの配布や掲示をすることで、衛生行動の重要性について周知啓発してまいりたいと考えています。以上

2025年改訂された地域防災計画には、まだ休日夜間急病診療所の位置づけはありません。改定後にオープンしているので当然です。
Q15 休日夜間急病診療所は、災害時どのように機能させようと考えていますか。

 

答弁要旨

 現在の休日夜間急病診療所は、昨年11月の移転に併せて、それまでの健康医療財団の運営から市の直営に改め、指定管理者制度による運営しております。
 これは、有事の際に市の判断のもと、急病診療所が市内医療機関の被災状況を踏まえながら、地域の医療体制を補完する役割を果たすことができるよう行った措置であり、設備面においては、防災センター等の防災拠点と同程度の耐震性を有するとともに、費用用発電機及びオイルタンク、受水槽並びに汚水貯留漕を備えることで発災後72時間は施設機能を維持できるように整備しております。

 今後は、災害時における休日夜間急病診療所の具体的な機能や運用の在り方について、指定管理者である尼崎医師会と調整してまいりたいと考えております。以上

 

次に、避難所でのジェンダー平等に基づくプライバシー保護や暴力防止の取り組みについて伺います

熊本地震の発災から半月経った8月中旬の新聞報道によれば、車中泊をしている46歳の女性は、小学校

の女の子と自分自身への性被害が怖くて避難所利用を諦めたと語りました。避難所を選択した30代子育

て中の女性は、避難所で男性から性的発言を受け、「我慢しているけれど限界がある。女親だからと足元

を見られているようで悔しい」と怒りをあらわにしました。

 被災者支援を行っているNPO法人の方は、自治体は防災計画に女性などへの支援をかかげていても、「実際のところそれは後回しにされることが多い」と指摘されています。
 多様性を踏まえた支援を追求しないと、はじかれた被災者にはますます支援が届かなくなります。避難所が誰にでも安全・安心であることは第一課題であり、命の問題です。

 

Q16 女性用更衣室、授乳室の設置はどのように進めるのですか。

 

答弁要旨

 本市では、避難所運営マニュアルに記載しているとおり、更衣室を男女別に設けること、また授乳室を設けることとしております。

 具体的には、避難所開設時に、体育館内の一角や教室などを活用し、間仕切り等を用いて、女性用更衣室及び授乳室を専用スペースとして区画・確保いたします。 

 また設置にあたっては、更衣室・授乳室が人目につきにくく、かつ、女性が利用しやすい配置となるよう配慮することなどとしております。

 本市では、引き続き必要に応じて検証を行っていくなど、女性が安心して避難生活を送ることあできる避難所における環境整備に取りくんでまいります。以上

 

 

 被災地熊本県氷川町では、8月初旬に妊産婦と乳幼児に特化した「母子避難所」を開設されました。「泊ってもいい、通ってもいい、預けてもいい」をスローガンに、周りの目を気にして一般の避難所に行けない妊産婦の「困ったことに対応できる場所」を目指しています。
 これは、発災後同町の保健師さんたちが妊産婦や乳幼児の被災状況を℡で確認し、専用避難所の設置が必要と判断されたと聞きます。

 

Q17 本市では、妊産婦向けの避難所設置について考えていますか

 

 答弁要旨

 本市では現在、妊産婦専用の避難所はございませんが、各避難所において、妊産婦をはじめ、高齢者や障害のある方など要配慮車に対応できるよう、個室などを活用した要配慮者用の避難室を設置することとしております。

 また、生理用品や粉ミルクなどの備蓄物資を確保するとともに、授乳や休息に配慮したスペースの確保や妊産婦の健康状態の把握などの取り組みを行っています。

 今後も、妊産婦らの方々が安心して避難生活を送ることができるよう、他都市の事例や関係者の意見等を参考にするなど、その充実に努めてまいります。以上

 

 最後になりますが、今回の熊本地震の自治体対応については、10年前2016年4月の被災時の教訓である①災害関連死の多発 ②避難所の環境悪化 ③自治体の受援体制の遅れについて、教訓が活かされていないと批判の声があがりました。
 本市は幸い、阪神淡路大震災後、いくつかの災害を経験したものの、長期避難所を必要とするようなことはありませんでした。そうであっても、全国の様々な災害対応を見聞きし、また、本庁が被災地支援を行う中で、それを本市に置き換えて地域の防災対策をブラッシュアップすることが重要だと思います。
Q18 本市は全国の様々な災害対応を見聞きし、また支援活動を行いながら本市に置き換えて地域防災計画の振り返りをどのようにおこなっていますか。

 

 答弁要旨

 市町村が作成する地域防災計画は、国の防災基本計画などに基づき策定することが求められており、国の防災基本計画では、直近で起きた災害に対して行われた対策の効果を勘案して修正されているため、おおむね全国的な災害対応を踏まえた内容に修正しております。

 しかしながら、当然、国の計画等を勘案するのみではなく、本市として活動し学び得ていることなどについての修正対応も重要であると考えております。

 これまでも、そういったことを一つの要素として計画の修正等を重ねてきたところです。以上。

 

 出前講座、地域防災EXを繰り返し、実施することを求めます。

2024年9月議会 松沢ちづる議員の一般質問と答弁要旨

              

日本共産党議員団の松澤千鶴です。

 

私は、トレピエと北図書館の複合再編に関して、強度行動障がいを有する人の親なき後の問題をテーマに質問をします。

 

まず、トレピエと北図書館についてです。市は8月18日と22日にタウンミーティングを行いました。私も傍聴にいきましたが、はっきり言って市民の意見を十分聴く説明会ではなかったと感じました。 

タウンミーティングの進め方は、1部で新図書館のコンセプトが強調される一方、トレピエの方向性は説明されませんでした。質問時間もありませんでした。

2部のグループトークのテーマは ○今のまちや対象施設のいいところ、改善すべきところは? ○どんなまちになってほしい⁉ ○施設が新しくなって、自分の普段の生活にどんな変化が起こると楽しい⁉ ○その他、基本的な方向性に係る市の説明を聞いた感想 というものでした。

 私が傍聴したテーブルは、トレピエ利用者が一人だけで、トレピエの機能が縮小されると危惧する意見をだされましたが、進行役の市職員は特にその意見を拾ってテーブルの話題にするわけでもなく、むしろ聞き流して、他の参加者の他の声を聞こうとしていました。

私は、市の側の作為を感じました。しかしそのあとの全体発表では、10グループ中4グループからトレピエは今後どうなるのかと疑問の声が簡単に紹介されていたので、私がたまたま傍聴したグループが特別だったのかも知れませんが。

 

 トレピエと北図書館の複合再編については、今年度予算で方向が示され、初めて開かれた市民説明会です。トレピエがこれからどうなるのか心配して参加した市民も多かったと思います。後日何人かの参加者から、「何にも説明されない。市民の声も聞こうとしない。」「余計に不安になった。あんな市民説明会は初めてだった」と苦情を聞いています。

 

Q1 今回のタウンミーティングの目的は何でしたか。また、どのように評価していますか。

 

答弁要旨

 今回のタウンミーティングでは、各施設の特徴や利用状況、課題などの現況や取り組みの方向性について、参加いただいた皆様と共有したうえで、個別のハード面でのご意見やご要望だけでなく、今回の取組をきっかけとして、どのようなまちづくりを期待するのか、どのように地域の賑わいづくりや各種活動の活性化につなげていくのか、といったご意見をいただくことを目的として開催いたしました。

 今回、実施したタウンミーティングの成果としては、施設の整備内容だけでなく、今後のまちの姿についてのご希望、ご期待など、多くのご意見をいただけた一方で、男女共同参画社会づくり等の拠点は現在地周辺で別途整備するという方向性について、女性・勤労婦人センターを利用して活動されている方々のご理解が十分に得られませんでした。

 そうしたことから、今後は活動に必要な施設整備といったハード面だけでなく、ソフト面での工夫や連携についても検討を進め、ご理解を得られるよう丁寧に対応してまいりたいと考えております。

 以上

 

次に強度行動障がいを有する人の親なき後の支援体制について質問します。

 

 強度行動障がいとは、自分の体を叩いたり食べられないものを口に入れる、危険につながる飛び出しなど、本人の健康を損ねる行動や、他人を叩いたり物を壊す、大泣きが何時間も続くなど、周囲の人のくらしに影響を及ぼす行動が、著しく高い頻度でおこるため、特別に配慮された支援が必要になっている状態をいいます。

 私は、44歳の強度行動障がいを有する自閉症で発語もない重度知的障がいの息子と暮らす74歳の母親から話を聞きました。息子が4歳になっても言葉が出ず療育施設に通いはじめたそうですが、夫は子の障がいを受け入れられず離婚。その後は一人で本人含め2人の子どもを育ててこられました。特別支援学校に通い、卒後は作業所へ。行動援護のサービスなども利用して現在に至っています。母親の一番の心配事は自分が死んだ後のことです。これまで保護者会や自閉症の親の会などで支え合い、グループホームの建設や支援体制の充実にがんばってきたけれど、強度行動障害があるため施設入所は先方から断られ続けているとのことです。母親は、健康に自信があったけれどこの頃洋右通が出てきて、いつまで息子と付き合えるかという思いが湧いてきた。親亡き後のことが気になってきたとはなされました。

 

Q2 強度行動障がいを有する人への尼崎市の支援体制について、特に南北の保健福祉センター障害福祉課の役割について、現状はどうなっていますか。

 

 答弁要旨

  強度行動障害を有する方への支援につきましては、南・北障害者支援課内にある「基幹相談支援センター」が中心となり、市からの委託相談支援事業所等で構成される「あまがさき相談支援連絡会」において、関係機関が互いに連携した切れ目のない支援を提供するためのネットワークのあり方について協議を行っております。

 また、今年度の法改正で個別事例の検討を通じた地域サービス基盤の開発等の体制づくりが規定されたことを受け、同連絡会において、強度行動障害を含む個別事例検討の進め方についても、協議しているところです。

 特に、南北障害者支援課では、強度行動障害を有する方が生涯福祉サービス等につながりにくいことや、サービスの安定的な継続が困難であるなどの状況を踏まえ、相談支援事業所の相談支援専門員が当事者がご家族にしっかり寄り添えるよう、相談支援専門員への助言や同行訪問等に取り組んでいるところです。以上

 

これで第1問を終わります。2問目からは一問一答で行います。

 

6月議会で我が会派の真崎議員がトレピエの果たしてきた役割などについて、網羅的に質問しました。それらに対する当局の答弁について、質問します。

トレピエの事業展開等については、男女共同参画審議会やトレピエ運営委員会での意見を踏まえる中で、今日的な視点も入れながら検討されることになると答弁がありました。

 

Q3 市民意見は聞かないのですか。

 

答弁要旨

 女性・勤労婦人センターの事業展開等、今後のあり方につきましては、広くご意見をお聞きすることが重要であると認識しております。

 このため、女性・勤労婦人センターに関係する2つの付属機関には、市民利用者として、また公募市民としてもご参加いただき、ご意見をいただいておりますことに加え、タウンミーティングの他にも女性関係団体や施設利用団体との意見交換会の実施、アンケート形式による意見聴取など、様々な機会を通じて市民の皆様のご意見をうかがっていく予定です。以上

 

Q4 今日的な視点も入れながら検討とは、具体的にどういうことですか

 

 答弁要旨

  女性・勤労婦人センターにつきましては、施設設置から50年を迎え、法の動きや社会情勢などが大きく変化していることもあり、名称や、設置目的などを今日的な視点で見直し、今後のあり方を検討する必要があると考えております。

 具体的には、第4次尼崎市男女共同参画計画の副題である「性の多様性を前提としジェンダー平等な社会をめざそう」の趣旨に沿って、性別に関わらず、いわゆる男女二元論ではなく、誰もがその個性と能力を十分に発揮できる社会の実現に、幅広い対象者に配慮した施設のあり方や事業展開等について、検討してまいりたいと考えております。以上

 

 次に、都市公園法に規定する教養施設には該当しない理由として、トレピエの事務所は、子育てや夫婦関係の悩みなどに関する相談やカウンセリングといった、対象が限られた業務や啓発セミナー等の企画や運営管理などの業務を実施する場所であり、特定の業務を処理するための事務所であると説明されました。

 私はこの答弁を聞いて、びっくりしました。ずいぶんと対象を厳格に規定しています。

また、「特定の業務を処理するための事務所」という表現に至っては、機械的で冷たさを感じました。現在トレピエが行っている業務は、当局が答弁された内容をはるかに超え、ジェンダー平等の立場から男性の人権や多文化共生まで豊かに広がっています。今後もっと求められる役割は広がるのではないでしょうか。

 

Q5 市は、トレピエの事務所機能を限定的に捉えすぎているので、発展的に捉えなおし検討する良い機会ではないですか。

 

答弁要旨

 6月議会においてご答弁いたしましたが、都市公園法第2条第2項は、都市公園の効用を全うするため、公園内に設置できるものの一つとして、教養施設を規定し、その詳細を都市公園法施行令第5条第5項で、植物園、動物園、水族館、野外劇場、図書館などと限定列挙しているものです。

 トレピエ(尼崎市立女性・勤労婦人センターの事務所は、子育てや夫婦関係の悩みなどに関する相談やカウンセリングといった、対象が限られた業務や啓発セミナー等の企画や運営管理などの業務を実施する場所であり、特定の業務を処理するための事務所であることから、都市公園法に規定する教養施設には該当しないものでございます。以上

 

次に、トレピエ事務所の施設整備などについては、事業全体の中でアドバイザリー業務委託の事業者の支援などを受けながら検討を進めるとおっしゃっています。

 

Q6 検討を進めるのは何について、どんなテンポで進めるのですか。

 

 答弁要旨

  現在地周辺で別途整備する男女共同参画等の拠点施設の整備内容については、男女共同参画社会づくりの取組やジェンダー平等などの今日的課題への対応を踏まえ、その活動に必要な居室を確保していくことを基本としながらソフト面での工夫や連携をあわせて検討してまいります。

 具体的な施設の規模やその機能などにつきましては、付属機関である男女共同参画審議会や女性・勤労婦人センター運営委員会でのご意見のほか、タウンミーティングにおける市民・利用者のご意見、また利用者グループなどの関係団体へのヒアリングなどを踏まえ、来年度策定を予定している基本計画の中でお示ししてまります。以上

 

 

市の進め方は、今、新図書館の整備とまちづくりが主になっており、トレピエの機能については後しになっています。これでは市民は不安感や不信感を募らせるばかりです。

 トレピエの今後の方向について、市民の声を聞き政策に反映させていくべきです。

 

Q7 タウンミーティングのやり方を改め、まずトレピエについて市民の声を聞くことからやり直すことを求めますが、いかがですか。

 

 答弁要旨

  今回のタウンミーティングは、個別のハード面だけでなく、新施設の整備などをきっかけとして、まち全体の将来像について、みなさまと一緒に考えることを主な目的として実施したものです。

 新たな男女共同参画社会づくり等の拠点施設をはじめとした核施設の具体的な整備内容などについては、法規制などを踏まえる中で、こうしたタウンミーティングでの意見交換や、関係団体等へのヒアリングなどを通じて、検討を行っていくこととしており、検討が一定程度、進めば、改めてタウンミーティングを開催することやヒアリングを行うなど、引き続き丁寧に取組を進めてまいりたいと考えています。以上

 

 

次に、強度行動障がいについて質問します。

 

強度行動障がいを有する人への支援では、行動の激しさやその頻度が高いことから、本人や周囲の安全確保のために力で抑え込まざるを得ない場面が日常的にあります。それはしばしば虐待ととらえられることもあり、意欲ある支援者が悩み疲弊し、本人の状態がさらに悪化するなどの実情があります。

 厚生労働省は、強度行動障がいを有する人の地域における支援体制の在り方、支援人材の育成・配置について検討するために、「強度行動障害を有する者の地域支援体制に関する検討会」を立ち上げ、2022年10月から2023年3月まで計8回の検討を行い、報告書が出されています。ポイントは、ある特定の事業者、支援者だけが支援するのではなく、チームで支援する体制を地域でつくっていくこと、そのための人材育成だと読み取りました。

 人材育成ですが、行動援護のサービスを提供するヘルパー資格は、兵庫県が実施している強度行動障害支援者養成研修の基礎研修と実践研修を修了し、直接業務1年以上の経験とされています。

 

Q8 行動援護のヘルパー資格を持つ人は現在何人で、どのような職場に従事されていますか。

 

 答弁要旨

  行動援護事業所に従事するヘルパーの届出は、令和6年8月現在、市内13事業所で計149人となっております。以上

 

 全てヘルパー事業所で、グループホームなどの職員は受講していないのですね。

基礎・実践研修いずれも受講料は6000円で、事業所負担となっています。尼崎市は介護保険では、介護人材確保支援事業として初任者研修、介護福祉士実務者研修に対し上限6万円で個人は2分の1、法人は3分の2の財政支援をしています。

 

Q9 強度行動障害支援者養成研修についても、市の財政支援を行うべきではないですか。

 

 答弁要旨

  行動援護などの外出支援の障害福祉サービス事業所が不足している理由としましては、人員体制の問題や報酬設定、求められる専門性の問題等、様々な要因が考えられます。今後、その要因を分析する中で、事業所・支援者を確保するための方策について、強度行動障害支援者要請研修受講への財政支援等も含め研究してまいります。以上

 

 2022年度国が行った「強度行動障害児者の実態把握等に関する調査研究」の中で実施された、支援者が感じている支援の困難さや負担が大きい状況についての事業所ヒアリング調査によると、①人員体制が不十分、②精神的負担、③事業所の専門性が不十分、④環境設定の難しさ,⑤事務作業の負担、⑥連携の難しさ、⑦経費の負担などが課題として示されています。もちろん尼崎市だけで課題解決していけるものではなく、兵庫県や近隣市との連携の中で解決の道は拓かれていくと思います。

 全国には優れた実践をされている社会福祉法人やNPO法人、それを支える自治体独自の取組があります。

 

Q10 市は、全国の実践を積極的に調査研究していますか。

 

 答弁要旨

  国が実施した調査研究報告等の中で、全国様々な社会福祉法人等において、強度行動障害をお持ちの方への丁寧なアセスメントから安心感のある生活環境の提供、パニック時の適切な対応など、日々の支援に工夫されている状況や、自治体においてなされているそういった取組の後方支援などの事例が紹介されております。

  その中で例えば福岡市で取り組まれている、相談支援から集中支援、地域移行支援及び定着支援の流れを相談支援事業者や通所支援事業所、グループホーム、居宅介護、行動援護などの複数の事業所が連携する事業スキーム等は非常に参考になるところであり、本市でも何らか取り入れることができないか、今後、社会保障審議会等、様々な会議体でご意見を伺う中で研究してまいりたいと考えております。以上

 

 地域支援体制については、今年度から始まった市の第7期障害福祉計画の中で、はじめて「強度行動障害を有する障害のある人の支援体制の充実」が目標の一つに掲げられ、2026年度までに支援ニーズ等の把握と支援体制の整備を検討・実施するとあります。

 

Q11 支援ニーズ等の把握と支援体制の整備について、進捗状況を教えてください。

 

答弁要旨

 地域での支援体制の整備につきましては、「あまがさき相談支援連絡会」において、強度行動障害などの支援につながりにくい人に対して、関係機関が互いに連携した切れ目のない支援を提供するためのネットワークのあり方について検討を行っております。また、その入口として、相談支援事業所の相談支援専門員が寄り添い関わることで、サービス等利用計画の作成から適切な障害福祉サービスに安定的につなげていくための基幹相談支援センターによる相談支援事業所へのサポート体制についても協議を行っているところです。

 これらの取り組みを通して、引き続き支援ニーズの把握や支援体制の整備に努めてまいります。以上

 

 市の取組はまだまだ緒についたばかりです。強度行動障害支援者養成研修を係わる全ての従業者ができ受講し、さらに中核となる専門性の高い指導者養成の研修体制をつくるべきです。これは、県との協議が必要でしょう。

 また、今ある報酬体系では、支援者が安心して働きつづけられる労働環境ではありません。県と共に国への要請が必要でしょう。

私は、今回強度行動障がいを有する息子をもつ一人の母親から話をお聞きし、40年余り息子が少しでもよりよく生きていけるようにとがんばってきたけれど、母親自身が自分の終活を考えるこの時期を迎えてもなお、社会に安心して息子を託せない辛さを目の当たりにしました。

 

Q12 市長に伺います。市長はご自身の政治姿勢として「誰ひとり取り残さない」ことをつねづね語っておられます。市長は、この息子と母親に何をしますか。何ができますか。お答えください。

 

市長答弁

  障害福祉の分野については、私が教育長時代から、迷う特別支援学校の保護者の皆様ともおつきあいがあった関係で、コミュニケーションをする機会があり、市長になる前から障害福祉施設、生活介護事業所等を含む、生涯福祉施設に訪問する機会もあり、また、市長に就任してからも、一日かけて各障害福祉施設を回ったり、また、車座集会ではサービスを提供する事業者の皆様の問題意識を伺うなど意識して取り組んでまいりました。

 課題として思っているのは、高齢介護以上に一般の税でこの措置をしなければいけない分野であるために、どうしても施策の充実について、いわゆる前進的にならざるをえないところがありまして、私自身も非常に歯がゆい思いをしながらですね、ただ、一つひとつ、声を聞きながら解決をしていかなければならない分野だと思っております。

  強度行動障害の方々についても、私も施設に伺って、それぞれの状態というのを拝見させていただいたこともありますけれど、今はおそらく高齢になった方々については県内の少ない施設に最後は預けられる方が多いかというふうに認識しておりますけれども、理想はやはり地域のグループホーム等で過ごすことができるようになっていくことが大事だと思っておりまして、その点についてはまさに松沢議員のご指摘の通り、担い手の問題等さまざまな質の充実と体制の強化というのが必要だと思っておりますので、この点については障害福祉計画でも掲げられましたので、私自身も先にたって進められるように頑張って参りたいと思います。

 

  今日は当事者の母親が傍聴に来られているかと思います。市長から誠意ある答弁をいただき、それだけでもこの先に少し光が見えたかもしれません。これで、私の質問を全て終わります。ありがとうございました。

 

あまりに市民の意見をないがしろにしすぎ!【市立幼稚園廃止に反対討論を行います】

昨年11月に発表された竹谷・長洲・小園の3幼稚園廃止を含めた尼崎市就学前教育ビジョン(素案)。

突然のことに竹谷幼稚園の保護者らから議会に陳情が出されました。

署名が集まり、パブリックコメントでも意見がたくさん集まりましたが、

当局は「1年先延ばし」を決めただけで、内容についてはなんら変更もなく、「すでに庁内で決まった」として強引に推し進める姿勢です。

あまりにも稚拙で市民の気持ちを考えない案に対し、市議会文教委員会でも意見が噴出しました。

今議会に「議案29号 尼崎市立幼稚園の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例について」が提案されています。

日本共産党議員団は、公立幼稚園の役割の重要性、なんでも費用対効果優先、スクラップ&ビルドの考え方ではなく「そもそも公の果たす役割とは」という議論がされる必要性も込めて、この議案に議員団を代表して松沢ちづるが反対討論を行います。

 

 

小学校給食費値上げなし【ちづる通信91号】

金権腐敗政治を一掃するための請願署名

松沢ちづる議員のちづる通信が発行されました。裏面は署名用紙です。

上のリンクをクリックしたら請願署名の日本共産党ページに行きます。

特別障がい者手当あなたも支給対象かも【ちづる通信89号】

松沢ちづる市議の「ちづる通信」89号が発行されました!

表は先日、発表された尼崎市子ども子育てアクションプランについて等のお知らせで、裏面には一面をつかって、特別障がい者手当についてお知らせしています。

対象は在宅の二十歳以上で障がいや身体に重度の障がいがあり、常時特別な介護が必要な方(障害者手帳の有無は関係なし)です。

先日の議会で松沢市議が質問に取り上げ、市に対して多くの市民にこの制度のことを知らせてほしいと求めました。所得制限はありますが、一人暮らしの年金生活者の場合、年金収入が月額40万程度ならば対象です。

ご質問、お問合せは松沢ちづるまでお気軽にどうぞ

日本共産党尼崎市議会議員 松沢ちづる ℡ 09081425272