辻おさむ市政レポートNo.189(2012.7.29.)
日本共産党尼崎市会議員 辻 おさむ
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欠陥オスプレイ 無謀 安保優先の配備強行するな
・事故は場所を選ばない
・安保なくす方向でこそ
辻おさむ市政レポートNo.189(2012.7.29.)
日本共産党尼崎市会議員 辻 おさむ
欠陥オスプレイ 無謀 安保優先の配備強行するな
・事故は場所を選ばない
・安保なくす方向でこそ
いちこ通信 2012年7月を発行しました
日本共産党尼崎市議会議員 まさき一子
・乳幼児・障害者・高齢者のサービス窓口が遠くなる
・「大飯原発ノー」と首相官邸を囲む
・「中学校給食が望ましい」教育委員会が認める!
・地域要望に全力 舗装、ミラー、空き地の草刈り、手すりの遮熱
・6月議会論戦 全開!
日本共産党尼崎市会議員団ニュースNo.141を発行しました。
新総合計画の特徴は まずは自己責任で 次に助けあい 市の責任はどこへ
・「中学校給食が望ましい」-市教委が認める! まさき一子議員
・低所得者も安心できる国民健康保険に 松村ヤス子議員
・震災ガレキ問題 受けいれ検討は安全と住民合意を基本に、辻おさむ議員
・公共施設の最適化問題 障害者・高齢者等のサービス窓口が遠くなる 田村いくお議員
・市民の願い陳情採択 年金の特例水準解消反対
・市民の願い陳情採択 大飯原発再稼働反対
・委員会で否決の「日の丸掲揚強制条例」本会議でよみがえる
・市立幼稚園問題9園廃止案から5園廃止・4園暫定存続の見直し案に
この3年間、新総合計画を定める審議会がおこなわれ、その答申に基づく「尼崎市総合計画案」が6月議会に提案されました。総合計画は、2013年度からの10年間の「まちづくり構想」と5年間の「まちづくり計画」で構成されている市の最上位の計画です。
党議員団は、この計画案には以下の問題点があると指摘し、反対しました。
問題点 1 現総合計画に無反省
「にぎわい・創生・あまがさき」の現計画に対する反省がありません。バブルの絶頂期に計画され、「人・もの・情報」を世界から集めると阪神尼崎駅前・JR尼崎駅前などの開発を中心にすえた基本構想や基本計画に、党議員団は「財政破たんをきたす」と厳しく指摘してきました。
しかし、「都市間競争に勝つため」として、多額の借金をして、開発事業を計画どおりに進めました。そのため、学校耐震化は全国的にも大きく立ち遅れています。
子育て世代の市外流出による人口減と少子高齢化の進捗、低所得者の多いまちになっています。
これらの事に対する反省がありません。
問題点2 市民生活を守る展望示さず
弱肉強食の新自由主義や国や自治体の責任を弱める構造改革や規制緩和などで、失業者や貧困者が増え、市財政は大変厳しくなって国保・介護・医療・障害者対策など市民を守るための社会保障制度が、逆に重い負担で市民を苦しめています。
しかし、「まちづくり構想」では、このような状況を改革する展望が示されていません。
問題点3 失政のツケを市民に押しつけ
国の失政で不況も長引き、「貧困と格差」が広がり、経済成長も止まっています。「総合計画」は経済が成長しないことを「成熟社会」と位置づけ、避けられないものとしています。
「成熟社会」だから、自分のことは自分で、お互いに助け合いでと、市民の暮らしを守る自治体の責任を極めてあいまいにしています。
尼崎市民の暮らしの実態、中小企業の経営の厳しさの実態にしっかり目を向け、憲法と地方自治法の精神に沿って「10年後にはこういうところまで到達させよう」という総合計画にするべきです。
なお「新総合計画案」は日本共産党議員団以外の賛成で可決されました。
(写真 掲載予定)平日午後の空中回廊人影もなし
辻おさむ市政レポートNo.188(2012.7.22.)
日本共産党尼崎市会議員 辻 おさむ
原発なくせ 東京・代々木公園に17万人 7月16日
猛暑となった16日の東京・代々木公園。ノーベル賞作家の大江健三郎さんら9人が呼びかけた「さようなら原発10万人集会」が開かれました。
・原発なくせ 東京・代々木公園に17万人 7月16日
・大飯原発 再稼働の無謀 対策先送り 危険な断層 規制機関なし
・原発ゼロへ政治決断のとき
・尼崎市議会が大飯原発再稼働反対の意見書を採択
日本共産党尼崎市会議員団ニュースNo.141 (2012.7.22.)
全国で8割を超える実施率から見ても、中学校給食はあって当たり前です。
中学校給食未実施の大阪市、神戸市、芦屋市では実施に向けた検討会が設置され、審議が始まりました。何もしていないのは今や、尼崎市だけです。
まさき一子議員は、
①住んでいるところによって、給食のあるなしの格差が生じている。
②給食は、すべての子どもが心身の健やかな成長を図る上で有効であり、協同と社会性を養う上で、教育的効果が高い。
③家庭の事情で弁当を持ってこられない子どもが、昼食の時間に心理的な負担を感じている。
④子どもの成人病予備軍をなくす。
以上の理由から、「中学校給食を早急に実施すべき」と市長に求めました。
教育長は、中学校でも小学校と同様に、給食の実施が望ましいと認めたものの、「本市の財政状況から実施は困難である。注文弁当事業をすべての中学校で実施していくことに努力する」と、苦しい答弁に終始しました。
日本共産党尼崎市会議員団ニュースNo.141 (2012.7.22.)
松村ヤス子議員は国保に関して質問しました。
国保法第44条で、「医療費の減免」が規定されています。しかし、「所得の激減が条件」のため、尼崎市では2011年度は相談があったのは12件で適用されたのはわずか4件だけでした。
一方、尼崎医療生協が2009年3月から実施している「無料低額診療事業」は「低所得が条件」なので、2011年度、1ヶ月平均18世帯が適用されています。
松村議員は、「低所得者の医療費を減免できるように改善を」と求めました。
市当局は「制度の趣旨からできない」と答弁。
さらに松村議員は「無料低額診療では、院外処方の薬は無料にならないので、治療を継続できない人が出ている。高知市では、市が負担している。尼崎市でも、所得に応じて、薬代を軽減する制度を」と求めました。
市当局は「困難である」と答弁。
日本共産党議員団は引き続き、安心して医療を受けられる国保にするようがんばります。
日本共産党尼崎市会議員団ニュースNo.141 (2012.7.22.)
東日本の大震災でのガレキの広域処理を受け入れるかどうかについて、東電福島原発事故による放射性物質が問題になっています。
稲村市長は、従来からのクリアランスレベルである1キログラムあたり100ベクレル以下のガレキの受け入れが可能かどうかの検討をすすめる方針を明らかにし、2回の市民意見交換会を行いました。
辻おさむ議員は、市民の声を十分に聞くと同時に、最終処分地である「大阪湾センター」にも市の意向を伝え、連絡調整をすべきだと求めました。
市当局は、「大阪湾センターと情報交換を密にしている」ことを明らかにしました。
また辻議員は、広域処理の必要性について被災地の現状を調査するよう求め、市当局は「現時点では被災地から要請あるものと認識しているが、今後の状況は情報収集に努める」と答えました。
日本共産党は、震災ガレキ受け入れの判断については「安全の確保」と「住民合意」を守らせるよう頑張ります。
日本共産党尼崎市会議員団ニュースNo.141 (2012.7.22.)
現在6カ所の支所で、地域保健担当は、母子手帳の交付、乳幼児健診、予防注射、精神障害者支援、妊婦等の健康講座、健康増進の家庭訪問等を行っています。
また地域福祉担当は、高齢者市バス特別乗車証の手続き、介護保険の認定・更新の受付け、福祉医療の受付、障害者手帳の更新、児童・高齢者虐待の相談等を行っています。
ところが「公共施設の最適化の素案(たたき台)」では、6支所の地域保健、地域福祉の窓口をすべて無くすとしています。
かわりに、本庁舎の南側駐車場と阪急塚口駅付近の2か所に「保健福祉センター」(新設)を設置するとしています。また、支所等の5か所の証明コーナーも廃止の予定です。
田村征雄議員は「移動困難者、弱い立場の方々の窓口が遠くなり、生活にも影響するのではないか」と質問。当局は「障害者、高齢者等にとっては、利便性の面で影響が出る。事務手続きの窓口として、社会福祉協議会などに協力をもとめていきたい」と答弁しました。
田村議員は住民にきちんと説明し、意見を聞くよう求めました。
日本共産党尼崎市会議員団ニュースNo.141 (2012.7.22.)
年金額は物価が上がればあがり、下がればさがる仕組みになっています。過去の物価が下がった際に年金額を下げなかった分を、今後3年間で2.5%下げようとするのが特例水準解消です。
尼崎市民の平均年金額は、月42,000円です。特例水準解消により月1000円の減額となり、その影響は大変大きいものです。
党議員団は、低年金者の生活実態から年金の引き下げに反対する陳情と意見書の採択を求めました。本会議で反対したのは、新政会全員と新風グリーンクラブの4人でした。
日本共産党尼崎市会議員団ニュースNo.141 (2012.7.22.)
関電大飯原発の再稼働は、東電福島原発事故の実態・原因の究明や地震対策も不十分な状況で再稼働することは極めて危険です。今議会では「大飯原子力発電所3、4号機の再稼働反対」の陳情と意見書が採択されました。
委員会では、新政会が「採択しても、国が再稼働を決めてしまうのではないか」と反対。日本共産党議員団は、「国民は納得しない」「市議会として再稼働反対の意思表示をすることが大事だ」と採択を求めました。
本会議で反対したのは、新政会全員と、新風グリーンクラブの3人でした。