核の時代に戦争と人類は共存できる?【憲法9条を考える】

9条を考える:核の時代に、戦争と人類は共存できるのか

広島と長崎。

人類は初めて「核戦争」を経験しました。

この現実が、日本国憲法9条の出発点です。

当時すでに、「文明が戦争を止めるか、戦争が文明を壊すか」という危機感が語られていました。

実際、首相だった幣原(しではら)喜重郎は、

「一瞬で数百万人が死ぬ戦争が来る」と警告しています。

そのうえで日本は、単に戦争を制限するのではなく、

「戦力を持たない」という一歩先の選択をしました。


背景にあったのが、原爆という現実です。


その後の世界でも、この流れは続きます。

核兵器禁止条約が成立し、

「使うこと」だけでなく「使うと脅すこと」も禁止されました。

被爆者の証言や科学者の警告が、

「核は人類と共存できない」という認識を広げてきたからです。

(写真)核兵器禁止条約の採択が決まった歓喜の中で握手を交わすサーロー節子さん(中央)と藤森俊希さん(その左)=2017年7月7日、ニューヨーク(池田晋撮影)
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しかし今、日本の政治は逆方向に動いています。

・核兵器禁止条約に参加しない

・非核三原則の見直し議論

・「核を持つべき」との発言まで出る

「核には核で対抗する」という考え方ですが、

それは本当に安全でしょうか。

ロシアによる核威嚇が示したのは、

核抑止は絶対ではないという現実です。

指導者次第で、前提そのものが崩れるからです。


だからこそ問われています。

核と共に生きるのか。

それとも、核をなくす方向に進むのか。

 

憲法9条には、

「核戦争を起こさせない」という意思が込められています。

日本は、その立場から

世界に何を発信するのかが問われています。

戦争ってどうやって止めるん?

「戦争ってどうやって止めるん?」って、ちゃんと考えたことある?

共産党の志位さんが若い人対象の学習会しはった。

ざっくり言うと

今の日本、わりと分かれ道のど真ん中やでって話やねん。

戦争に近づく流れも強まってるし、

でも「それヤバない?」って声あげる人も増えてきてる。

つまりな、

どっちに行くか、マジで自分ら次第やでってこと。


じゃあどうするん?って話を、4つに分けて説明してはった👇


① アメリカに合わせてたら平和になるん?

これな、シンプルに言うと

「それでええんか?」ってツッコミ入ってる状態やね。

今の日本って、アメリカの言うことかなり優先して動くやん?

でも他の国って、同盟でも普通に「それ違うで」って言うねん。

しかも、日本の中にある米軍基地が、他の国への攻撃の拠点になってるって話も出てる。

つまり

知らん間に戦争に関わってる可能性あるで?ってことやね。

せやから、「ちゃんと自分の立場で外交しよや」って話。


② 軍事力強くしたら安心なん?

これが一番「ほんまかいな」ってとこ。

一見な、「強くなれば守れるやん」って思うやん?

でも実際はこうなるやん。

・こっちが強くなる

→ 相手も強くする

→ お互いビビる

→ 緊張MAX

→ ちょっとしたきっかけでドーン

っていう、負のループ

しかも研究でも、

軍拡したら戦争になる確率めっちゃ上がるって出てるらしい。こわ。

あと現実問題として

お金どうすんねん問題もデカい。

軍事費めっちゃ増やす=

生活の予算削るか、税金上げるか、借金増やすか。

つまり

「安全」か「生活」か、どっちか犠牲になるでって話。


③ 中国とはどう付き合うん?

ここもシンプルにまとめると

ビビり合うんやめよやってこと。

「相手は脅威や!」って言い続けたら、

向こうも「そっちが脅威や!」ってなるやん?

だから大事なんは

お互い脅威にならん関係つくること

そのためには何するん?っていうと

・ちゃんと話し合う場を増やす

・対話を続ける

・感情で動かん

っていう、めっちゃ地道やけど一番効くやつちゃう?


④ 憲法9条ってなんでそんな大事なん?

これな、日本のめっちゃ特殊なポイント。

「戦争しません」ってガチで書いてる国、ほぼないねん。

で実際どうやったかっていうと

戦後ずっと、日本は戦争に直接参加してない。

つまり

人を殺してないし、自分の国の人も戦死してない

これって当たり前ちゃうで?かなりすごいことやで。

でも今、「ここ変えよう」って動きがある。

もし変わったらどうなるかっていうと

海外で普通に戦う国になる可能性あるって話。


で、結局どうすればええん?

ここが一番大事なとこやん。

・意見違っても、いきなり否定しない

・「戦争イヤやな」ってとこから話す

・ちゃんと知って、ちゃんと考える

・一人やなくて、つながる

これやね。

・今の日本、けっこうギリギリやけど希望もある

・軍事で解決しようとすると逆に危ない

・対話って地味やけど最強

・未来はほんまに自分らの動き次第

ぼくら、正直、こういう話ってちょっと重いし

「自分には関係ないわ〜」って思いがちやけど

逆に言うと

関係あるって気づいた人から、流れ変わるでって話やな。

しんぶん赤旗 2026.4.12 
戦争をどう止め、平和をどうつくるか/民青学習会 志位議長が講演 | しんぶん赤旗|日本共産党 参照

高市総理は憲法まもれ #平和憲法を守るための緊急アクション0408

平和守るため いま声を

国会3万人 全国137カ所で呼応

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(写真)「憲法まもる」「さあ行こう平和の道を」とコールする人たち=8日、国会正門前

 「平和憲法を守るための緊急アクション」が8日夜、行われ3万人(主催者発表)が国会議事堂を取り囲むようにして「平和をつくろう」「捨てよう捨てよう武器を捨てろ」「守ろう守ろう憲法守ろう」と声をあげました。主催は、「WE WANT OUR FUTURE」と憲法9条を壊すな!実行委員会です。

 国会前行動に呼応する取り組みが47都道府県の137カ所で実施されました。

 国会前行動で若者、女性、弁護士らが発言。高市早苗首相ら改憲派が衆院で3分の2以上を占める戦後最大の憲法の危機の中、平和と自由を守るためいま声を上げようと呼びかけました。

 参加したアニメーター(23)は「反戦クリエイター連盟」という水色ののぼりを掲げて注目を集めました。「推し活を守るために平和を守りたい」と話しました。

しんぶん赤旗 4月9日付

 

全国で広がった#憲法守ろう0408

神戸マルイ前でもたくさんの人が集まりました!!
若い人たちが本当に多くてびっくり!うれしいですね!

画像は以下のXポストからお借りしました

https://x.com/rebel_the_vibes/status/2041839120167944580?s=46&t=rGfWeZ3I4crrJxfOl-R2Qg

https://x.com/matsumotomi_o/status/2041840603085074503?s=46&t=rGfWeZ3I4crrJxfOl-R2Qg

https://x.com/artesia59/status/2041844604606279977?s=46&t=rGfWeZ3I4crrJxfOl-R2Qg

https://x.com/aoyama_kobe/status/2041821127652339760?s=46&t=rGfWeZ3I4crrJxfOl-R2Qg

https://x.com/hidekitsukayama/status/2041842465884532743?s=20

2026年(令和8年)尼崎市営住宅入居申込が始まっています!14日まで

令和8年度(2026年度)の

尼崎市営住宅入居申込受付がはじまっています。

かならず【郵送】で申込が必要です 窓口で受付はしません

郵便局の消印が14日までのものが有効です

申込案内書は
・市役所中館1階 市民相談担当(休日や夜間は警備室にあります 警備室は市役所中館の西側にあります)
・各地域のサービスセンター
・各地域の生涯学習プラザ
・園田東会館
・各地域の総合センター
・南部保健福祉センター
・市営住宅管理センター(南北ともに)

また議会の共産党議員団控室や各市議会議員の事務所にもあります。
お問合せください

市会議員

松沢ちづる 09081425272

川崎としみ 08014589931

こむら潤  09052495607

市役所ホームページはこちら
市営住宅入居者募集について|尼崎市公式ホームページ
入居申込案内書のダウンロードもできます

 

 

プロテストレイヴってなんだ?

音楽と踊りで反戦

DJら集会 注目集める
米・イスラエル・高市政権に抗議
@東京・新宿

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(写真)DJの選曲に体を揺らす多くの参加者=29日、東京都新宿区

 イラン攻撃を続けるアメリカとイスラエルや、それを批判せず戦争できる国づくりを強権的に進める高市早苗政権に対し、DJらが奏でる音楽で踊って抗議する集会が29日、東京・新宿駅前で開かれました。排外主義に抗議する音楽集会を開いてきた「Protest Rave」(プロテストレイブ)などが主催しました。

 「反戦」や「反差別」などの巨大な旗が振られる中、DJが次々に交代し選曲。時間が進むごとに増える参加者が音楽に体を揺らしました。

 DJのMars89さんは、差別的な考えを持ち議会を軽視している高市首相が、世界で盛り上がる排外主義の流れを継承して力を得ていると指摘。自身が選曲するハウスミュージックが抵抗の文化から生まれたことを強調し、「DJとしてできる手段で、あらゆる差別や暴力に抵抗したい」と話しました。

 スモークやシャボン玉が宙を舞う集会に、多くの通行人がスマホを向けていました。

 参加した女性(18)=東京都世田谷区=は、自民党が総選挙で過半数の議席を得たことで国会軽視やアメリカへのすり寄りが強まる状況を、受験勉強中にも心配していたといいます。「受験が終わって、3月からデモに参加し始めて今日で3回目。一人だと絶望してしまうが、ここに来ると安心できる。通り過ぎる人にも危機感を伝えたい」と話しました。(しんぶん赤旗 2026.3.30)

プロテストレイヴってなあに?というあなたへ

プロテストレイヴは、音楽とダンスを通じて政治的・社会的メッセージを表現する抗議型のレイヴイベントです。

単なるクラブイベントや音楽パーティーではなく、音楽、光、言葉、身体表現を用いて社会的・政治的抗議を行う集会です。参加者はDJやラッパーの音楽に合わせて踊りながら、反戦、反差別、反ファシズムなどのメッセージを発信します。

  • 政治的抗議:特定の政党や政治家の掲げる排外主義や差別主義に対して異議を唱える手段として行われます。 

     
  • 参加型表現:参加者全員が身体的知性を活かし、街頭での音響・視覚効果を通じて意思表示を行います。 

     
  • 多様性の尊重:ジェンダー、セクシャリティ、人種、国籍、障がいの有無に関わらず、差別や偏見のない安全な空間を作ることが重視されます。 

     
  • 文化的融合:クラブカルチャーやレイヴの形式を用いながら、社会運動や街頭デモの要素を組み合わせています。 

     
     
プロテストレイヴは、音楽と身体表現を通じて政治的メッセージを広める新しい形の社会運動として注目されています。
単なる娯楽ではなく、参加者が「ただ生きるだけでは終われない」という意思を共有する場であり、クラブカルチャーと政治活動の融合の最前線とされています。 

いろんな形で、「戦争反対」「改憲反対」「9条まもれ」と発信していくこと。

同時多発的にたくさんのところで、そんなムーブが生まれていくことが
日本の民主主義を守り、また育てていく力になっていくのだと思います。

 
 
ベテランの皆さんから見れば理解しにくい文化ではあるかもしれませんが、
多様化の時代、ベテランの皆さんも「市民運動とはこうあるべき!」という見方ではなく、応援してあげてくださいね。

https://x.com/eureka_kamakura/status/2038426884166635795?s=20

 

「NO KINGS(王はいらない)」国民はトランプ政権の横暴や違法な戦争にうんざりしている。われわれは変化を待つのではなく、変化を起こす

無法な戦争に抗議

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(写真)「政権交代は外国ではなく米国で」と書いたプラカードを掲げてトランプ大統領に抗議する市民=28日、ワシントン(洞口昇幸撮影)

 【ワシントン=洞口昇幸】全米各地で28日、強権的な政治や国際法違反の軍事行動を繰り返すトランプ政権の打倒を目指し、「NO KINGS(王はいらない)」をスローガンとした大規模デモが行われました。この日はイラン攻撃開始から1カ月にあたり、無法な戦争に抗議する声が上がりました。

 「王はいらない」を掲げた抗議行動は昨年6月、同10月に続いて3回目。主催団体によると、今回は全米50州の3300カ所以上で、少なくとも800万人が参加しました。1日の抗議デモとしては米史上最大規模だといいます。

主催団体は米メディアに「国民はトランプ政権の横暴や違法な戦争にうんざりしている。われわれは変化を待つのではなく、変化を起こす」と述べました。

 ロイター通信は、最大都市ニューヨークのマンハッタンでは10ブロックにわたって隊列が広がったと伝えました。各地の集会で参加者は、トランプ大統領を「弾劾し、有罪にし、追放せよ」というシュプレヒコールを繰り返し、11月の中間選挙で審判を下そうと訴えました。

 昨年12月から今年2月にかけて移民税関捜査局(ICE)による暴力的な移民摘発や市民への弾圧が行われた中西部ミネソタ州で最大規模の集会が開かれ、20万人以上が参加しました。

 民主党進歩派で「民主的社会主義者」のサンダース上院議員は同州の集会で、イラン攻撃について「違憲で国際法違反の戦争だ」と改めて批判。「暴走するトランプ政権の軍国主義をとめなければならない」と訴え、「団結して立ち上がれば、必ずこの国を私たちが目指す姿に変えていける」と強調しました。

しんぶん赤旗 2026/3/10より

2026年度予算 意見表明 川崎としみ

2026年度(令和8年度)予算委員会 意見表明

日本共産党議員団んを代表し、2026年度当初予算及び関連議案について意見を申し述べます。

 

1,財政規律の再定義と抜本的な物価高騰対策

市は財政調整基金の残高目標を標準財政規模の20%(200億円)に設定との代表質疑の答弁にありました。この水準の妥当性を問い直す必要があります。一般的な適正水準は10~15%とされており、市も「財政再生団体に陥らないための目安」と言っています。本市はバブル崩壊・阪神大震災・リーマンショックという三度の危機を経験しており、それが慎重な積み立て姿勢の背景にあることは理解します。しかしその結果、好調な決算による残高拡充が続いているにもかかわらず、目の前で苦しむ市民への支援を後手に回してはなりません。

「守り」の姿勢が固定化し、財政運営が硬直化することは、市民にとっての「機会損失」にほかなりません。昨年度には一般財源を活用して全世帯にお米券を配布した実績が示す通り、市独自の直接支援は可能です。物価高騰が市民生活を直撃し続けるなか、基金活用を含めた柔軟な財源対応によって、市独自の家計支援策を切れ目なく講じることを求めます。

 

2,アウトソーシングの見直しと直営体制の堅持

本市では、長年の「効率化」路線のもと、窓口・福祉・インフラ管理など市民生活に直結する多くの業務が民間委託や指定管理者制度に移行してきました。その結果、市職員の専門性と技術が失われ、現場の実態把握が困難となる「ブラックボックス化」が進んでいませんか。委託先の低賃金・不安定雇用が慢性的な人材不足を生み、それがサービス水準の低下につながるという悪循環に陥っているのではないでしょうか。市側の答弁では「専門性を有する担い手の確保など組織管理上のリスクも考慮する」とされましたが、まさにそのリスクは、委託によって現場を失った結果として生じているものです。「アウトソーシングが組織管理上のリスクを生む」という逆説を直視すべきです。

下水道事業へのウォーターppp導入については、東部処理区への限定導入という判断自体が技術喪失リスクを市自ら認めた証です。命に直結するインフラの管理において、将来にわたる公的責任を担保するために、少なくとも以下のような手法の検討を求めます。第一は、PPPを導入しない処理区を「議JY仏維持拠点」として直営で恒久的に維持し市の比較基準(ベンチマーク)を保持すること。第2は、業務の再委託・再々委託を原則禁止し責任の所在を明確にすること。第3は、災害時や事業者の運営破綻時に市が即座に運営権を接収できるステップイン権を契約に明記すること。第4にモニタリング結果や事業データ等を市民に公開し市民自身による監視を可能にすること。こうした公的責任の担保策を具体的に制度化すべきです。

また、近隣の明石市・川西市では「公契約条例」を制定し、受託業者の労働報酬化減額を独自に設定するとしています。委託先で働く労働者の賃金水準・労働環境を市が点検・担保する仕組みとして、尼崎市においても公契約条例の制定を検討すべきです。

3,公共交通の再生

市バス事業を阪神バスへ移譲して以降、園田・築地・大庄地域などで路線や便数が削減され、高齢者の「買い物難民」や通院困難が生じています。「AIオンデマンド型交通の実証運行」にとどまらず、既存バス路線の充実に向け、市が責任をもって阪神バスと協力に協議し、地域交通ネットワークを再構築することを求めます。

4,気候危機対策

気候変動は今や「遠い将来の問題」ではなく、本市においても豪雨・猛暑・浸水被害として市民生活に直撃しています。市はゼロカーボンシティ宣言を掲げていますが、「あまがさき環境オープンカレッジ」など啓発・連携活動にとどまっており、市民が政策そのものを形成する参加の仕組みが不十分です。

市側答弁でも「市民の皆様と意見を交わす機会を大切にする」とされていますが、それをさらに一歩進め、フランスや英国で実績のある「気候市民会議」のように、無作為抽出の市民が対等に議論し政策提言を行う場を尼崎市でも創設すべきです。専門家・行政・市民が同じテーブルで合意形成を図ることで、再生可能エネルギーの普及促進や省エネ支援など、実効性ある施策へとつなげるべきです。

5,雨水貯留管整備事業について

武庫・立花地区における雨水貯留管整備事業は、近年頻発するゲリラ豪雨による市街地浸水への対策として重要な取り組みです。市は今年2圧に市民説明会を3階開催したとされており、一定の周知努力は評価します。しかし、この事業はかつていったん中止された経緯があります。なぜ中止されたのか、その理由と反省が今日の事業推進にどう活かされているのかを、市民に対して明確に説明する責任があります。
過去の中止という経過を持つ事業を復活・推進するにあたっては、細心の注意が求められます。「想定する豪雨の雨量や発生確率・施設規模の概要」にとどあらず、事業費・整備前後の浸水軽減効果のシミュレーション・地域ごとの優先順位の根拠を数値とともに市民にわかりやすく公開し、検証可能な形で合意形成を図るべきです。市民の信頼を得ながら丁寧に進めることが、事業の持続的な推進にとっても不可欠です。

6,教育環境の充実と子どもの権利保障

(1)不登校対策と少人数学級の実現

本市の不登校児童生徒数は1,000人あたり86,2人と全国平均を大きく上回っており、深刻な状況が続いています。その根源には、点数による序列化を当然とする学力至上主義が続いています。子どもたちが「できない」ことへの恐怖や羞恥心を感じ続ける環境が、登校を困難にしているのです。「あまっこステップアップ調査」のような競争を煽り現場にも負担を強いるテストは、こうした学力至上主義を加速させるものであり、中止すべきです。不登校の問題に対して教育委員会の答弁では「問題行動としてとらえず社会的自立を目指す」とされていますが、であればこそ、子どもを序列化する評価の在り方を根本から見直す必要があります。

少人数学級については、市独自での正規教員任用・学級編成基準変更は制度上困難との答弁でしたが、市は学習支援員の配置やサポートルームの整備など独自の取組を進めています。財政・教室不足等の課題があるとしても、国・県へのつよい働きかけを続けるとともに、市独自でできる支援策の拡充を求めます。また、不登校の子どもが「学びたいと思った時に学べる環境」を補償するため、校内サポートルームの環境整備に特化した予算確保と、フリースクール利用過程への市独自の利用料補助制度の創設を求めます。

(2)学校と地域の真の連携(コミュニティスクール)

学校運営協議会(コミュニティスクール)については、教職員には業務負担、つい行には「動員」として受け止められてはいないでしょうか。三鷹市のように地域社会が主体的に参画し、「地域の大人」が子どもの居場所を提供する開放的な「共同の教育」へと転換すべきです。学校と地域が対等なパートナーとして課題を分かち合う場として、学校運営協議会を機能させるための支援策を求めます。

(3)中学校部活動の地域移行
2029年末完了をめざす中学校部活動の地域移行については、子どもたちの不安解消・指導者確保・保護者の経済的負担という課題が山積しています。教育委員会が責任を持ち、地域と協働して問題解決にあたる体制を早急に構築すべきです。

(4)公立保育所の役割堅持・保育士の配置基準見直しと処遇改善

公立保育所の「基本的方向」の改定については、新たに「保育保障の役割」が追加されたことは一歩前進です。しかし、公立保育所は障害児やグレーゾーンの子どもを受け入れる「最後の砦」であり、地域保育のスタンダードを示す牽引車の役割を担っています。市長は「設置者の種類に区別はない」と答弁しましたが、現実には公立でなければ担えない困難ケースが存在しており、コスト削減を目的とした安易な統廃合・移管は撤回すべきです。

 待機児童が増加する児童ホームについては、指導員の正規化を含めた公設公営の拡充が本筋です。変則勤務による人員確保の困難さという課題があるとしても、まずは処遇改善によって人材が集まる環境をつくることが先決です。民間活用を進めるとしても、市が責任を持って質を保証する仕組みを構築すべきです。

市長の任期中の公約である18歳までの医療費の所得制限なしの完全無償化については段階的改善にとどまっており、約束の実現が果たされていないことは残念です。

 

また、保育士の処遇改善を進めていく上で最も求められている課題の一つに、保育士配置基準の問題があります。国基準を上回る改善策を検討することで保育の質を高めるとともに、保育士の処遇改善・キャリアパス構築を公立・民間を問わず進めることで、尼崎市全体の保育環境の底上げを図るべきです。

7,福祉・社会保障:命のセーフティネットの堅持

【介護保険】制度開始以来、高騰し続ける保険料に対し、抜本的な負担軽減策が講じられるべきです。国による訪問介護の基本報酬引き下げで市内事業所が廃業危機に瀕しており、書面アンケートだけでなく直接聞き取り調査を実施し、市独自の救済策を早急に検討すべきです。国に対して「ケアプランの有料化」や「要介護1.2の総合事業への移行」には断固反対する姿勢を示していただきたいと思います。

【生活保護】2025年、最高裁は「いのちのとりで裁判」において、安倍政権下の生活保護基準引き下げを「違法」と認定する統一判断を示しました。厚労大臣が合理的根拠を欠いたまま基準を引き下げたことが裁量権の逸脱・濫用にあたるという判決は、憲法25条の生存権が単なる建前ではないことを司法が確認したものです。

市の答弁では「国の専決事項であり市から個別に要望することはない」とされましたが、市民の命に直結する問題として、市長は国に毅然と意見を述べるべきです。市独自の対応としても、猛暑下でエアコン使用をためらう受給者の命を守る支援策と、申請しやすい環境づくりおよびケースワーカーの増員・研修充実を求めます。

8,地域経済の活性化

物価高やインボイス制度の影響で市内の中小零細事業者・フリーランスが廃業危機に瀕しています。令和8年度から信用保証料補助が実施されることは一定評価しますが、これにとどまらず、地域経済への波及効果の高い「住宅リフォーム助成」「店舗リフォーム助成制度」の創設を求めます。

9,人権・ジェンダー平等・多文化共生

【ジェンダー平等と公的ワーキングプアの解消】

市役所の会計年度任用職員の多くを占める女性の低賃金労働を放置することは、公共によるジェンダー不平等の再生産であり、「官製ワーキングプア」を作る行為です。市の答弁では「近年の報酬改定や勤勉手当の新設など一定の改善を図っている」とされましたが、恒常的・専門的な業務を担う職員が不安定な任用のまま低賃金に置かれている実態は変わっていません。業務の恒常性・専門性に応じた正規化のロードマップを示すとともに「同一労働同一賃金」の原則を市が率先して実践すべきです。また、長時間労働・過密業務が常態化している市職員全体のワークライフバランスを守るため、業務量に見買った人員配置と適正な超過勤務管理を徹底することを求めます。公共が働く人を大切にしてこそ、市民への質の高いサービスが持続できます。

【多文化共生】育成就労制度への転換に伴い、外国籍住民が地域社会で孤立しないよう、当事者がまちづくりに参加できる仕組みや、生活・教育面での公的サポート体制を強化すべきです。市の答弁でも「キーパーソンとなる外国籍住民の発掘」や交流イベントの取組が示されましたが、さらに踏み込根、外国籍住民が政策形成に参加できる「(仮称)外国人市民会議」の設置を検討すべきです。

むすびに

以上、2026年度予算案に対し、市民の命と暮らしを守る立場から意見を申し述べました。財政の健全性を口実に、目の前で苦しむ市民への支援を先送りすることは許されません。市は「公共の再生」という観点に立ち、市民一人ひとりの尊厳が守られるまちづくりに本腰を入れることを強く求め、意見表明といたします。

「日本国国章損壊の罪」の新設を求める意見書(案)の反対討論 こむら潤

日本国国章損壊の罪の新設を求める意見書(案)への反対討論をおこないます。

まず、本意見書案には「国家の尊厳を守るためには、刑法を改正して「日本国国生損壊罪」を新設し、「外国国章損壊罪」と同等の罰則を設けることが妥当」と考えが述べられておりますが、外国旗の損壊について定めた刑法第92条は「日本と外国の間の円滑な国交を守る」ことを保護法益として定められたものであるため、その保護法益から、日本国旗の損壊について定めがないことは当然の帰結であり、よって、外国国章損壊等の罪と揃えるために本罪を法制化することは、そもそも理論的な誤りがあります。

また、他人が所有する国旗等の国章を損壊等する行為については、現行刑法の器物損壊罪や業務妨害罪などによる規定が既に存在し、新たに刑事罰を創設する仏養成もないため本罪の法制化の必要性がありません。

加えて、国や政治に対する批判を目的として表現行為としてなされる国章の損壊等と「日本国に対して侮辱を加える目的で」なされる国章の損壊等とを客観的に区別することは、実質的に不可能です。国旗等の国章が何を象徴するのかは一義的に明らかではないうえ、国旗は国家の象徴と解されていますが、国家と政府は同一ではありません。この意味でも「日本国に対して侮辱を加える目的」の認定は極めて困難です。

本罪の新設によって、表現の自由に対する重大な委縮効果が生じることは明らかであり、民主主義の根幹を揺るがすものとなりかねません。また、処罰範囲が拡大していくおそれもあります。国旗を大切にする気持ちは心の問題であり、法律で強制されるべきものではありません。

憲法第21条第1項の表現の自由や、その根底にある憲法第19条の思想及び良心の自由を侵害するおそれがあるため、本案には強く反対を表明いたします。

 

2026年3月議会 2026年度予算他 反対討論 松沢ちづる

反対討論(2026年度予算他)     松沢ちづる

日本共産党議員団の松沢千鶴です。
会派を代表して、第4回市議会定例会に付託された議案第31号、38号、1号、2号、8号、12号、13号について反対討論を行います。

議案第31号は、2025年度税制改正によって介護保険の第1号被保険者の段階の移動が生じることになり、その結果保険者(尼崎市等)にとって保険料収入が減少することになる。これは保険者の責めに帰さないものだから税制改正の影響を遮断するという政令が出され、それに依拠するものです。

そもそも税制改正は物価上昇への対応として行われた側面があるのに、介護保険料が減額するはずの919人は何の恩恵も受けないのは理不尽です。また、27年度からの第10期介護保険事業において各段階の保険料が引き上げられるリスクも生まれると予想され、認めることはできません。

議案第38号は、老朽化マンション等の取壊し・一括売却などについて、そこに住む区分所有者全員の合意が必要だったものを5分の4の合意で可とするなど、円滑化と称して区分所有者の権利を保障しない内容が含まれており、認めることはできません。

その他新年度予算案に関しては、代表質疑、分科会質疑、総括質疑、意見表明で共産党議員団の意見を述べてきました。ここでは特筆すべきもののみ述べます。

議案第1号について

こどもの医療費助成ですが、市長は4年前市民に対し、18歳までの医療費完全無償化を公約し当選されました。新年度は任期4年目最後の年ですが、医療費助成の対象は18歳まで拡充したものの完全無償化には距離があり、更に、無償化までのプロセスも示されていません。市民への公約は重いものです。公約実現が遅れているあるいはできない理由は、はっきりと市民に説明すべきです。

あまっこステップアップ調査事業は事業開始から8年目を迎えますが、子どもたちはテストテストで追い込まれ、先生たちは日常的な忙しさから、調査結果を日々の教育実践に取り込む余裕はありません。何のための事業かと疑うばかりの状況です。この調査事業は廃止し、事業費約4千万円は先生がどの子もわかる授業や、ひとり一人の子どもに寄り添える時間的精神的余裕を保障するための取組に充てるべきであり、認められません。

議案第2号国民健康保険事業費については、新年度から子ども・子育て支援金が追加され保険料を更に引き上げることになります。精神医療付加金廃止の方向も含め、認められません。

議案第8号介護保険事業費については、65歳以上の保険料は期を追うごとに引き上げられ、必要なサービスは利用者負担がかかることからお金と相談、保険あって介護なしの状況になっています。サービスを提供する事業者への支援も遅れています。抜本的な市独自の支援策が進まない状況は認められません。

議案第12号下水道事業では、新年度ウォーターPPPの公募が計画されていますが、市民の生活に欠かせないインフラを民間任せにすること自体認められません。

議案第13号モーターボート競走事業は、今いかに収益増を図るかに舵が切られています。ギャンブル収益に頼る体質でいいのか、ギャンブル依存症を生む行政でいいのかが問われていると思います。日本共産党議員団は反対します。

以上で、反対討論を終わります。