あなたのすぐそばにあるかもしれない「生活保護」
「生活保護」と聞くと、他人事だと思いますか?
でも、病気やケガ、突然の失業、親の介護、災害、離婚…
今は元気で働けていても、明日何が起きるかわからないのが現実です。
生活保護は、そんな“もしも”のとき、命と生活を守る最後の砦です。
それは「甘え」でも「ずる」でもなく、憲法で認められたすべての人の権利です。
日本には生活保護を受けることを恥だと感じさせる空気があります。
けれど、困ったときに「助けて」と言えることは、恥ではなく、生きる力の証です。
そしてそれを支える仕組みが、生活保護なのです。
時に、生活保護を受けている人や外国人を攻撃する言葉を目にします。
でも、その言葉の奥には、きっと「自分だって大変だ」という切実な気持ちがあるのではないでしょうか。
生活の苦しさや将来の不安は、みんなで支え合わないと乗り越えられない時代です。
だからこそ、「生活保護=敵」ではなく、「生活保護=いざというとき、自分も助けてもらえる制度」だと捉え直してみてほしいのです。
生きていくことは、簡単じゃない。
だからこそ、誰かを支え、支えられる仕組みが必要なんです。
生活保護は、あなたの暮らしの“保険”とでもいえる仕組みでもあるのです。