産経新聞 2025.5.29
ひとり親家庭「米買えず」88% 影響深刻 「体重が減った」の声も
…悲しいですね、いつも政治のしわ寄せは弱いところに行く。。。
記事によると、「NPO法人「しんぐるまざあず・ふぉーらむ」(東京)がインターネット調査で3270人から回答を得た結果、直近の半年、米を買えない経験をしたひとり親家庭が88%に上がることがわかりました。
このひとり親家庭は児童扶養手当の「全部支給」要件を満たす家庭ですから、
生活実態は深刻です。
米を買えないことが「よくあった」45%!昨年3月の調査では19%から急増。
「ときどきあった」は43%で合計88%…
NPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむには「子どもの体重が減った」という声も届いているようで「お米は主食。手に入れやすい価格で安定的に供給し、確実に子育て家庭の手に入るようにしてほしい」と、訴えています。
★日本共産党はこう考えます★
日本の農業、特にお米づくりがとても厳しい状況にあることが大きな心配。
問題は3つあると考えます。
●まずひとつ目の問題は、「お米の需要が減ったから」と政府が農家に減産を強く求めてきたことです。コロナの時には「50万トンも消費が減る」としてお米づくりを控えるように言いましたが、実際にはそこまで減らなかったため、お米が足りなくなる事態にまでなってしまいました。
●ふたつ目の問題は、お米づくりの土台が弱くなってしまったことです。以前は農家の収入を助ける制度がありましたが、だんだんと縮小され、ついにはなくなってしまいました。そのせいで、農家の収入が大きく減り、たくさんの農家がやめてしまいました。
●みっつ目の問題は、国内でお米を減らすように言っておきながら、毎年たくさんの外国産のお米を輸入し続けていることです。これでは日本の農家が困ってしまいますよね。
日本共産党は、こうした流れをすべて変えなければならないと強く訴えています。
そして「もっとお米をつくる方向に切り替えよう」と呼びかけています。
もしお米が多くとれても価格が下がらないように、政府がちゃんと価格や収入を支える仕組みを作るべきだと提案しています。