共産党はメタンガスがどうのこうの、言うてるけど
ユニバのあるところだって埋立地やん。
ポートアイランド博だって埋め立てて間がないのに出来てるやん。
なにブツブツ、メタンガスガー!言うてんねん!
というお声も時々、お聞きします。
メタンガスのことは大きな問題だけど、他の埋立地とごっちゃになるのも無理はないですよね。
夢洲はメタンガスが出てる。
ユニバーサルスタジオのあるところも埋立地です。どう違いがあるのでしょう。
そもそも。
夢洲(ゆめしま)とユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)のある桜島(さくらじま)地区、どちらも大阪湾の埋立地ですが、埋め立て方や地盤、使用目的、整備の進み方がかなり違います。
夢洲(関西万博・IR予定地)
◉ 埋立の経緯と状況:
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埋立開始:1970年代から段階的に埋立
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埋立材料:建設残土、産業廃棄物、汚泥なども含む(いわゆる「残土処分場」的な側面も)
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土地はまだ完全に沈下が終わっておらず、今も地盤沈下が進行中
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メタンガスが発生する要因の一つは、埋立に有機物を多く含むため(それが微生物分解されて出る)
◉ 問題点:
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メタンガス対策が必要(ガス抜き管の設置など)
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軟弱地盤 → 建物やインフラの建設コストが高くなる
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災害時の液状化や浸水のリスクも指摘されている
USJ(桜島地区)
◉ 埋立の経緯と状況:
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埋立開始:もっと前(1950~60年代)
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埋立材料:主に土砂や建設残土が中心
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長年経過しており、地盤沈下はほぼ落ち着いている
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メタンガスのような問題は報告されていない
◉ 使用実績:
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JRや高速道路と直結、インフラ整備も完了
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既にテーマパークや住宅、ホテル、商業施設などが稼働している「完成された街」
違いを一言でいうと…
夢洲:未熟な土地、整備途上、特殊な埋立で課題多い
USJ周辺(桜島):安定した土地、既に活用済みの市街地
関西万博やIRを夢洲でやるというのは、
地盤や安全性、コストの面で“相当な前提条件と対策”が必要なんですね。
それをしっかりやったか?ってところが大問題なんです。
六甲アイランドやポートアイランドも埋立地ですが、
夢洲とは埋立材料や整備方針がかなり違います。
夢洲との違いポイント
観点 | ポーアイ・六アイ | 夢洲 |
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埋立材料 | 山土や建設残土中心 | 残土+汚泥+産業廃棄物(有機物多め) |
地盤の安定性 | 比較的安定 | 軟弱地盤、沈下継続中 |
メタンガス | 基本なし | 発生しており対策必要 |
開発の進み具合 | すでに都市機能として活用中 | まだほぼ更地(インフラ未整備) |
用途 | 住宅・産業・文化施設など | 万博・カジノなど特定用途前提 |
神戸市は都市計画の中で「埋立地を人が住める・使えるエリアとして段階的に整備」する方針が強く、最初から“住みやすい街”を作る前提で埋め立てていたんですね。
一方、大阪湾の夢洲・咲洲などは、もともと廃棄物処分地や港湾用地として作られており、住居や観光用途に転用するには課題が多い構造です。
なので「同じ埋立地でも、性格が全然違う」ってことです。
ちょっとはおわかりいただけましたでしょうか??
反対するには理由がしっかりあるんです。
でも、共産党の言ってることは難しい、とも言われます。
ごめんなさい。
わかりやすくお伝えしていかなければ…ですね。