なんでも「反対」じゃないんです【万博について考える①】

「もう万博はじまってんのに反対、反対うるさいわ」

「共産党は何でも反対や」

…という声をいただくことが増えてます。

うーん、共産党はなんでも反対?
いえいえ、共産党が反対する理由があるんです。

万博についてお話しますと、

日本共産党は、仮に「市民参加型で、税金の無駄遣いがなく、住民福祉に資するような万博」であれば、
開催そのものを否定する立場ではありません。

つまり、中身が問題であり、「万博だから反対」ではないということです。

 

反対・批判しているポイントをまとめますと…

  1. 巨額の税金投入と費用の膨張

     当初見込みよりも開催費用が大幅に増えており、税金が多く投入される点を問題視しています。

  2. 夢洲(ゆめしま)開発とのセット化

     関西万博は大阪湾の人工島・夢洲で行われますが、ここは将来的にIR(統合型リゾート=カジノ)構想と一体で進められているため、「万博を口実にインフラ整備し、カジノに道を開く」と批判しています。

  3. 脱炭素や持続可能性と逆行しリスク管理が出来ていない

     パビリオン建設や輸送手段、会場整備が「SDGs」や「グリーン」なイメージにそぐわないと指摘。おまけにメタンガス検知の問題、熱中症リスクへの対応の不備など問題は山積みです。

  4. 維新政治との結びつき

     大阪府市を主導する「大阪維新の会」が旗振り役となっています。
    住民本位ではなく維新政治のための政治になっているというのが問題。

 

  • 万博そのものには反対していない

  • ただし、現在の進め方(お金・環境・政治性など)には反対

  • 「何でも反対」ではなく、是々非々で対応している

    これが日本共産党の立場なんです。