火事にメタンガス検知に…危険だらけの万博 尼崎の学校はどうする?!

関西万博のテストランが先週からはじまっています。

いきなり、ブラジル館で火災が起こったり、
昨日は守口市議の元消防士・寺本けんたさんが
テストランにガス検知器を持って行ったところ、
引火レベルの濃度のメタンガスが検知されたとXに投稿していました。

夢洲でのメタンガス発生率は、気温の上昇とある程度比例する可能性があります。これは、メタンガスが有機物の分解過程で生成されるためです。
気温が高くなると、微生物の活動が活発になり、有機物の分解速度が上がるため、メタンガスの生成量が増える傾向があります。

特に夏季には、地中の温度も上昇しやすく、ガスの発生が増えるだけでなく、地表近くに溜まりやすくなることも懸念されています。これにより、換気やガス濃度の監視がさらに重要になります.

まったくもって危険性がぬぐえない会場での開催です。
そんなところに「学校行事で連れていく」のはどうか、ということで
自治体で不参加を決定しているところも増えていますが…

尼崎の学校は…「各学校の判断にゆだねる」とされています。

尼崎市内では
●下見に行ってる=小学校15校、中学校5校、市立高1校
●検討中=小学校2校、中学校2校。
●下見に行く予定なし=小学校17校、中学校8校、高校1校、特別支援学校1校。

寺本けんたさんは「命輝くどころか命吹き飛ぶ」と話していますが、
もし何があっても「各学校の判断なので」と教育委員会は責任回避するのでしょうか。
それはあまりに無責任ではないでしょうか。

わたしたち日本共産党は万博そのものを否定しているものではありません。
例えば1970年の大阪万博についても「市民の利益になる形であれば否定しない」といった立場でしたし、文化・技術交流の場としての可能性は認めつつ、それが「誰のための万博か」が問われるべきだと考えています。

日本共産党は、「万博だから反対」ではなく、「今のやり方・進め方に問題がある」という立場をとっています。

本来、万博は市民や世界にとって有意義なものであるべきなのに、今の大阪・関西万博はその本来の理念から逸脱しているから反対しているのです。

その上にあらゆる危険性を含むリスキーな場所に
学校行事で子どもたちを引率することに賛成することはできません。