2020.9月議会 こむら潤議員の2019年度決算についての反対討論

2020年9月議会反対討論                      

日本共産党議員団の小村潤です。

会派を代表して、認定第1号・2019年度歳入歳出決算、認定第5号・モーターボート競争事業会計決算、及び議案第88号・モーターボート競争事業会計未処分利益剰余金の処分について反対討論をします。

 

高すぎる国民健康保険料、介護保険料が、市民のくらしをおびやかしています。

国民健康保険事業は収納率を強化する取り組みが強められ、滞納整理に力を入れた結果、差し押さえ件数が増えています。取り立てを強化する前に、高すぎる国保料を、払える金額に引き下げるべきです。

高すぎる介護保険料の引き下げも、喫緊の課題です。全国のいくつかの自治体では、一般会計からの繰入で介護保険料の上昇を抑える支援が行われています。

国保料、介護保険料ともに、基金の活用や一般会計からの繰り入れで、安心して払える保険料にすべきです。

 

業務執行体制の見直しアウトソーシングでは、市民課窓口の民間委託は、メリットと言われてきた「民間活力が業務に精通している」とか、「経費削減につながる」といった理由は、すでに幻想であったことが明らかになっています。アウトソーシングは、偽装請負や市民サービス、職員のスキルの低下を招き、また災害時等の対応が危ぶまれます。委託はすぐにでもやめて、正規職員で対応すべきです。市職員のスペシャリストを養成することが、市民の個人情報を守り、市民サービスを後退させないということになります。

 

国によって情報の一元化がすすめられているマイナンバーカードは、国民にとって「個人情報がすべて国家に管理される」ことに対する不安があり、普及が伸び悩んでいます。大切な個人情報の漏洩や、なりすまし被害などによって悪用される危険性があります。

 

県施行の、街路事業地元負担金のうち園田西武庫線については、藻川工区で住民合意の無いまま推し進めようとしています。また三菱電機構内の移転事業費の内容も、いまだに非公開のまま地元負担金が支出されています。

 

モーターボート競走事業会計については、地元合意した年間180日の本場開催の日数は越えなかったものの、センプルピアは盆・正月を含めて年間302日、開催されています。

 

 以上の理由から、認定第1号、第5号、議案第88号について反対します。

 

以上ご賛同いただきますよう よろしくお願いいたします。