2011年12月議会一般質問 早川すすむ:老齢加算の復活を

日本共産党尼崎市会議員団ニュースNo.136 (2012.1.22.)

12月議会一般質問 早川すすむ議員
生活保護「老齢加算」の復活を

生活保護制度の「老齢加算の廃止」をめぐって、尼崎市民を含む受給者が原告となり、国に復活を求めて裁判をおこなっています。

早川すすむ議員は、この問題に関連して、「老齢加算の廃止」が保護受給者だけでなく、低年金で苦しい生活を続ける市民に影響を与えている問題について、相談例を示し取り上げました。

90才近い寝たきりの母親を含む三人世帯。お風呂のない三畳・六畳と一畳ほどの台所という住宅で、食器棚などが置かれた三畳の部屋に母親を寝かし、息子たちは、その布団を踏まなければ台所にも、玄関にもいけません。

この世帯は、保険料と母親の介護保険の利用料を払うと、銭湯に行くのも始末しなければなりません。

早川議員は「この家族は『健康で文化的な生活』をおくっていると言えない。老齢加算の復活を国に求めよ」と質しました。

当局は、「現在、国が保護基準の見直しをおこなっている。市としては、老齢加算の復活は求めない」と答弁しました。

低年金高齢者の生活実態を見ない答弁だと厳しく指摘し、再考を求めました。