憲法を生かし、中小商工業者の力で、循環型経済・社会をスローガンに、第18回中小商工業全国交流・研究集会が、9月7日〈土〉8日(日)に岡山市で開かれました。この集会には全国から800人が尼崎市議員団からは松村、松沢、徳田市議の3人が参加しました。
1日目の嘉悦大学の三井逸友教授が「小規模企業・家族経営の今日的な課題ー中小企業憲章制定と中小企業基本法の改正をふまえて」と題して記念講演。パネルディスカッションは「新しい地域創造への挑戦―憲法・地域振興条例つくり」「憲法を考える、中小業者と憲法、経済主義とTTP」に参加しました。
2日目は分科会「中小企業振興条例と地域産業政策と課題」「地域主権改革と地方財政」に参加。中小企業振興条例の分科会では、岡田知弘・京都大学教授が助言をしました。岡田教授は、「この条例は個々の産業振興施策ではなく理念条例である、地域内での中小企業の役割を明確にして地域づくりをしていくもの。地域内再投資を拡大し、地域内循環経済をつくり、住民の生活向上に寄与するもの。そのためには地域経済に担い手である中小企業の状況を正確に把握、業者、住民、行政、研究者による産業振興会議で議論が大切」と報告しました。