光本市議に3度めの辞職勧告決議!共産党議員団は賛成討論しました

11月29日、光本けいすけ市議の「政務活動費不正問題」(元維新の会 現在無所属)で臨時会本会議が開かれ、市議に対する3度目の辞職勧告決議案を全会一致で可決しました。

日本共産党からは決議案に対し、川崎としみ議員が賛成討論に立ちました。

以下、賛成討論の内容です。

 

光本圭佑氏に対する辞職勧告決議への賛成討論

 

 日本共産党議員団の川崎敏美です。

光本圭佑氏に対する辞職勧告決議に対しての賛成討論を、日本共産党議員団を代表して行います。

討論の前に、光本圭佑氏に対して、最初にまず申し上げたいことがあります。あなたに対する辞職勧告決議の賛成討論は今回で三度目です。これまでも政治倫理審査設置のための署名活動、審査会が設置されてからの傍聴、政務活動検証委員会の活動、議会運営委員会などでこの問題に関する質疑等々、私たち議員と議会事務局を中心とした職員がどれだけの膨大な時間を費やしてきたか、お考えいただきたい。全く無駄だったとは言いませんが、あなたのせいでこれまでに失われた時間を返せと言いたい。この点からもあなたが引き起こした今回の騒動に対する責任について深くお考えいただきたいと思います。

 今年3月15日に設置された政治倫理審査会は、この11月10日に報告書を提出しました。審査結果として事象1から4について政治倫理基準に違反すると認め、審査会は光本議員が議員の職にとどまることは適切でなく、このまま職にとどまることによって議員報酬等が支払われていることを考えると、即座に辞職すべきであると判断する、と述べています。

 過去2回の辞職勧告賛成討論で私が述べてきたことが、公的にも追認されたと思っています。以前、光本氏は今後の警察・検察の対応を見てから考えるかのような発言をしていましたが、一刻も早い議員辞職を求めるものです。

 また審査会は意見を最後に述べています。その中で日本維新の会尼崎市議団に対して「当時、政務活動費の適正使用にあたり条例、施行規則等を遵守しなければならないという認識を十分に持ち合わせていなかった。このことが今回の度重なる事象の発生に繋がった。また、当時、経理責任者に任ぜられたはずの議員は、自分自身がその立場にあることを全く認識していなかった。これは、日本維新の会尼崎市議団が政務活動費という公金をどう適正に取り扱うべきかという認識の欠如を象徴しているものと言わざるを得ない。同会派は、今回の事象発生を重く受け止め、二度とこのような事態を招くことのないよう猛省を求めたい。」とあります。

 私も過去の賛成討論で述べて参りましたが、日本維新の会尼崎市議団におかれましては、身を切る改革を標榜している党として、是非ともこの光本問題に対する公的な総括文書を発表し、あわせて市民に謝罪、今後の議会活動にいかしていただきたいと思います。

以上で私の賛成討論を終わります。

2023.6月議会 川﨑としみ議員による「光本圭祐氏に対する辞職勧告決議 賛成討論」

光本圭佑氏に対する辞職勧告決議への賛成討論 

光本圭佑氏に対する辞職勧告決議に対して、賛成討論を、日本共産党議員団を代表して私、川崎敏美が行います。

昨年の6月28日の辞職勧告決議に、光本佳祐氏は従わず未だに議員の席にとどまっています。そして自身の弁明のための機会が何度も与えられているにもかかわらず、警察の取り調べ中であるから、弁護士と相談してからとか、様々な理由をつけて、まともにこの事件の事実と真相を議会や市民に対してつまびらかにしていません。そこには自分が行った行為は大した問題ではない、罪に問われるようなものでもないしと思っているのか、自身にとって不利益となることはひた隠しにする態度をとり続け、ひたすら自分の身を守ることに徹底されています。私はあなたのこの間の陳腐な行動に対して様々な疑問を持っています。

一連の事案が発覚してから、あなたは議会事務局より告発される以前に、弁護士まで伴って自ら警察に駆け込んでいます、自分の身の潔白を証明するためだとされていますが、警察はそのような機関ではないということは誰でも知っていることではありませんか。その結果、警察は何を証明してくれたのですか、教えてください。

あなたはこの事件発覚後、日本維新の会から除名処分を受けています、そして日本維新の会との覚書か契約かには、除名処分を受けたものは議員辞職しなければならないという規定があることも聞いています。あなたはこの規定に照らしてなぜ議員辞職をしないのですか、教えてください。

あなたが、日本維新の会の幹事長であった期間に、最低でも6つの事案について調査すべきと政治倫理審査会が動いています。その6つの事案は私から見れば、どれも信じられない行為ばかりです。公金であるとの認識不足からか、不正流用を疑われる現金の動かし方、またその現金が一時的にしろありかが不明で紛失していた期間が長すぎる問題、会派が分裂するかもしれないと、250万円もの大金を勝手に自分の口座に動かして、流用はないから口座内でのお金の動きを明らかにすると議会に約束していながら、それを1年経っても反故にしていること等々です。

さらに、先日の第2回目の政治倫理審査会では、あなたはこれまで述べていなかったことを陳述されています。パソコン購入にあたって最初に現金を前払いした業者が別に存在すること、大手家電メーカーで自らカードで購入していたとしていたことが、支払いをしたのは同行していた家族であったとか。まるでほころびを繕うためにとしか私には思えません。なぜ最初からこの事実を明らかにしなかったのですか、教えてください。

いずれにしろ、政務活動費の何たるかがわかっていないとしか思えない行為について、現金を動かしたけれど、不正流用はなかったという点について、あなたは全く説明責任を果たしておらず、証明もしていません。これは、政務活動費が本来の支出目的以外に支出してはならない、また決して不正流用が疑われるような取り扱いをしてはならないという厳しい規範、規律に議員は縛られていることを軽視しているとしか思われません。  

警察・検察の取り調べを経て、自身が罪に問われ、有罪とならない限り議員であることを続けることを良しとしているとしか思われませんが、本当にそれでいいのでしょうか。

 

私は、議員の倫理観とは何かを問いたい。議員は市民からの付託に基づいて、議員活動を行うものであり、そこには当然議員としての品格、品性を身につけ、その行動は道義的責任が絶えず問われていると思います。法はもとより社会的な規範を守り、市民からの付託・信頼に応える議員活動が求められています。

この事件が発覚した当初から、あなたは一貫して自分の保身をはかることを優先しています。公人である議員は一旦疑惑の渦中に囚われた時、自らの潔白を証明し、市民と議会に誠実に向き合う努力をすべきなのではありませんか。

最後に、かつてあなたが所属していた当時の会派のみなさんにあえて直言を行なっておきたいと思います。日本維新の会の会派としてのあり方が問われています。いくら幹事長とはいえ彼の1人勝手を許した会派の体質が問われています。経理責任者としての役割を知らなかった、教えてもらっていなかった、それで通用しないのが議員のあり方だと思います。議員になる以上市民の付託に応えるためには、一定の知見を備えているのが当たり前、知らなかったから自身の責任が免罪されるのではありません。議員として議員のあり方について必要以上の知識と倫理観を備えていなければならないと思います。これは30年前に不正旅費出張問題で議員が辞職を余儀なくされた時、年間25万円もの費用がほぼ自由に使える制度があることを当時知らなかった議員は少なからず存在していたようです。しかし知らなかったから免罪されるということはありませんでした。その教訓を尼崎の市議であるなら肝に銘じるべきです。

このことを言いつつ、議員の一人として私自身も、このことをしっかり噛み締めていかなければならないと思っています。光本佳祐氏のみならず、日本維新の会も会派として、この問題に対する総括をしっかりと行い、議会と市民に知らせるべきだと思います。

以上、光本佳祐氏に対する議員辞職勧告決議に対する、日本共産党議員団を代表しての賛成討論を終わります。

ご清聴ありがとうございました。

川崎敏美

光本けいすけ氏に対する辞職勧告決議 賛成討論します【議会中継あり】

本日、政務活動費不正使用の疑いで市より掲示告発されている、

元日本維新の会 会派幹事長であった光本圭祐市議に対する2度目の辞職勧告決議がなされる見込みです。

●日本共産党からは川崎としみ幹事長が賛成討論を行います。

昨年6月の辞職勧告決議にも従わず、一切の弁明も行わず、保身を図るばかりの姿勢をとりつづける光本氏。不正流用を疑われる現金の動かし方、その現金のありかが一時的にしろ不明で紛失していた期間の存在、自分の口座に動かした政務活動費の動きを明らかにするという約束も反故、など許されないことばかりです。

かつて所属していた日本維新の会の会派としても、幹事長の一人勝手を許した会派の体質が問われています。

尼崎市議会 議会中継 – 会議名一覧 (discussvision.net)

 

●第1回、第2回の光本氏に対する政治倫理審査会の会議録が閲覧できます。

尼崎市議会議員政治倫理審査会について|尼崎市公式ホームページ (city.amagasaki.hyogo.jp)

 

第3回の政治倫理審査会は7月27日(木)午後3時~

傍聴が出来ます。