政務活動費不正疑惑・光本けいすけ氏辞職勧告決議案 賛成討論

光本氏辞職勧告決議への賛成討論   2022/6/28

 

日本共産党議員団の川崎敏美です。

会派を代表して決議案第2号「光本けいすけ議員に対する辞職勧告決議」に賛成討論を行います。

会派代表者会議で、光本氏が「日本維新の会ミツモトケイスケ」名義のWeb口座を開設していたことが明らかとなりました。彼は「以前から政党名の冠がある個人名義記載の口座」が欲しかったと述べています。その理由については説明がなされていませんが、会派の了承も得ることなく、議会事務局に相談することもなしに、このような口座を開設すること自体、幹事長であれば個人の判断で何でもできると考え、一連の不正疑惑につながる行為を行っていたと思います。

また維新の会は、身を切る改革を唱えながらも、今回の政務活動費の不正疑惑問題を引きおこしたことに対して、会派としてのチェック体制がなかったことを猛省し、今後の対策を講じるべきです。決して光本氏個人の問題としてはなりません。

議員としてはもとより、さらに会派を代表する幹事長は、市民の負託に応え、より厳しく自身を律し、公的責任を自覚する立場でなければなりません。

今般、光本氏の行為によって、30年来取り組んできた議会改革の成果が、一夜にして反故されたことに、大きな憤りを感じます。

過去の不正旅費出張事件は、議会の悪しき慣習が問われ、一人ひとりの議員が不正であることを知っていた、知らなかったに関わらず、議員総辞職をして、市民に審判を委ね、議会の再出発を図ったものでした。

それ以降、尼崎市議会では30年にわたって、再発防止、議会改革に努力し、しかも全会一致によって物事を決めてきたのです。特に政務活動費については、他市と比較しても厳しい縛りを作ってきました、これは私たちの誇りであり、二度と議会人として過ちを繰り返さない営みを続けてきたのです。

それが、一個人の行為によって根底から覆されるという事態が引き起こされたのです。

以上のことをもって、私たち日本共産党議員団は光本氏への辞職勧告は、全容解明を待たずとも正当であると判断し、賛成するものです。

また光本氏は真相究明のための議会に対する説明責任を果たすべきであり、議員辞職で幕引きを遂げることは許されません。このことを申し添え、光本氏辞職勧告決議への賛成討論といたします。