「NO KINGS(王はいらない)」国民はトランプ政権の横暴や違法な戦争にうんざりしている。われわれは変化を待つのではなく、変化を起こす

無法な戦争に抗議

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(写真)「政権交代は外国ではなく米国で」と書いたプラカードを掲げてトランプ大統領に抗議する市民=28日、ワシントン(洞口昇幸撮影)

 【ワシントン=洞口昇幸】全米各地で28日、強権的な政治や国際法違反の軍事行動を繰り返すトランプ政権の打倒を目指し、「NO KINGS(王はいらない)」をスローガンとした大規模デモが行われました。この日はイラン攻撃開始から1カ月にあたり、無法な戦争に抗議する声が上がりました。

 「王はいらない」を掲げた抗議行動は昨年6月、同10月に続いて3回目。主催団体によると、今回は全米50州の3300カ所以上で、少なくとも800万人が参加しました。1日の抗議デモとしては米史上最大規模だといいます。

主催団体は米メディアに「国民はトランプ政権の横暴や違法な戦争にうんざりしている。われわれは変化を待つのではなく、変化を起こす」と述べました。

 ロイター通信は、最大都市ニューヨークのマンハッタンでは10ブロックにわたって隊列が広がったと伝えました。各地の集会で参加者は、トランプ大統領を「弾劾し、有罪にし、追放せよ」というシュプレヒコールを繰り返し、11月の中間選挙で審判を下そうと訴えました。

 昨年12月から今年2月にかけて移民税関捜査局(ICE)による暴力的な移民摘発や市民への弾圧が行われた中西部ミネソタ州で最大規模の集会が開かれ、20万人以上が参加しました。

 民主党進歩派で「民主的社会主義者」のサンダース上院議員は同州の集会で、イラン攻撃について「違憲で国際法違反の戦争だ」と改めて批判。「暴走するトランプ政権の軍国主義をとめなければならない」と訴え、「団結して立ち上がれば、必ずこの国を私たちが目指す姿に変えていける」と強調しました。

しんぶん赤旗 2026/3/10より