多くの尊い命を奪った福知山線脱線事故から今日で17年になります。
107人が死亡、562人が負傷。
事故の後に心を病み亡くなられた方もおられます。
重大な後遺症を抱えながら生活する方々がおられます。
かの地はマンション一部を残して「祈りの杜」という慰霊の場になっています。
17年経っても社会全体として儲け最優先の体質が大きく改善されたという実感は乏しいのではないでしょうか。
「一、二分の遅れの損は取り戻せるけど、失った命は二度と帰らない。どれだけ多くの人が涙を流したことか。早さや利益よりまず安全を優先してほしい」
先頭車両に乗っていてかろうじて脱出した木村仁美さん(当時21)は、JR西日本の「利益優先、安全軽視」の経営姿勢に憤りの言葉を記しています。(しんぶん赤旗2005.5.8)
決して事故を風化させてはなりません。
徳田稔(日本共産党 前市議)撮影