第5回生活保護問題議員研修会に参加する

「岐路に立つ生活保護、どう変わるか、どう変えるか」をテーマに第5回生活保護問題議員研修会が、8月23日(金)24日(土)の両日、名古屋市中小企業振興会館吹上ホールで開催され、尼崎から田村征雄・真崎一子・徳田稔市議が参加しました。

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  初日は神奈川県立保健福祉大学の岩永理恵助教講師が、生活保護基準切り下げの問題点をどう考えるかと報告、釧路社会的企業創造協議会の櫛部武俊副代表が、 生活困窮者支援はどうなるのか、受給者と仕事起こしの取り組みを紹介、野洲市市民生活相談課の生水裕美専門員が、行政のワンストップサービスによる生活困 窮者支援の取り組みを報告、生活保護利用当事者から実態報告が行われました。

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  2日目午前の分科会は徳田市議が「生活保護なんでもQ&A」、田村市議と真崎市議が「刑務所から見た貧困とメンタルケア・DV被害者支援」の分科会に参 加。午後は岐阜経済大学経済学部の藤井えりの専任講師が「生活保護と地方財政」と題して、国保制度の不備が生活保護の財政を圧迫していると報告しました。 まとめでは生活保護問題対策全国会議代表幹事の尾藤廣喜弁護士が「ナショナルミニマムの生活保護制度であることを認識し、社会保障全体の大きな後退に反対 する運動と連帯し、さらに取り組みを強化しよう」と訴えました。