尼崎市議会の女性議員有志6名は、日本維新の会橋下共同代表の発言に強く抗議し、撤回と誠意ある謝罪を求めます

日本維新の会共同代表
大阪市市長 橋下徹様

「慰安婦は必要であった」とする発言に
強く抗議し、撤回と謝罪を求めます。

 曰本維新の会の共同代表である橋下徹大阪市長が、5月13日に旧曰本軍「慰安婦」問題について、「慰安婦制度は必要であった」と発言しました。さらに5月1日に沖縄県を訪問した際に、米軍海兵隊の司令官に「もっと風俗業を活用してほしい」と発言し、国内外からの抗議と批判の声が広がりました。

 橋下市長は、アメリカ側の厳しい反発で、「風俗業の活用」発言は、取り消し謝罪したものの、女性蔑視、女性の人権と人間の尊厳を踏みにじったことについては、撤回も謝罪もしていません。

 女性は人格を持った人間であるにもかかわらず、橋下市長の「慰安婦制度は必要であった」とする発言は、女性を戦争推進の道具の一つと見ている極めて野蛮な考えです。被害者である女性たちの尊厳と名誉を著しく傷つけたばかりでなく、全ての女性を冒涜するものであり、公職にある人の発言として到底許されるものではありません。

 また、「戦時中には軍の規律を維持するために必要だった」という発言は、戦時においては女性への性暴力はつきものであるとの前提に立ち、戦争中であったから仕方がないかの言動は断じて許されません。

 私たち尼崎市議会の女性議員有志6名は、日本維新の会橋下共同代表の発言に強く抗議し、撤回と誠意ある謝罪を求めます。

2013年7月29日

尼崎市議会議員 荒木伸子 
尼崎市議会議員 須田 和 
尼崎市議会議員 真崎一子 
尼崎市議会議員 松澤千鶴 
尼崎市議会議員 松村ヤス子
尼崎市議会議員 宮城亜輻