2011年12月議会一般質問 辻おさむ:津波被害から市民を守れ

日本共産党尼崎市会議員団ニュースNo.136 (2012.1.22.)

12月議会一般質問 辻おさむ議員
津波被害から市民を守れ 一時避難場所の確保を

兵庫県は、10月に東南海地震など予想される大地震の津波予想を、尼崎港で暫定ながら5メートルに引き上げると発表しました。

辻おさむ議員は「津波と被害の想定は、防災・避難体制にもかかわる」「県の想定で武庫川や神崎川の河川遡上が考慮されていないのは問題だ」と指摘。

市当局は「県に考慮するよう指摘してきたが組み入れられなかった。重要な課題であり、意見を言っていきたい」と答弁。

さらに辻議員は、尼崎での被害の最悪シナリオと、必要な避難の想定人数を質しましたが、市当局は「精度の高い災害シミュレーションが行われていない現状では、最悪シナリオは困難」「最終的な一時避難場所の必要数の結論は出していない」との答弁でした。

また当局は、避難場所については、高速道路、鉄道駅舎については協議中であり、民間マンションについては、要請書を送付した65000件のうち650件が協力に応じる回答があったことを明らかにしました。

辻議員は公共施設や学校跡地も避難に役立てるよう求めました。