皇室典範改定案  国民「総意」に反し男系男子に固執

皇室典範改定案
「総意」に反し男系男子に固執

 高市早苗政権が国会に提出した皇室典範改定案は、女性・女系天皇の道を閉ざし、男系男子による皇位継承を明確にしました。国民の総意とかけ離れており国民的な理解を得られません。撤回し、議論し直すべきです。

 国会の全党・会派で議論し、衆参の正副議長がとりまとめた「立法府の総意」は、皇族数の確保に関するものとされ、意見の分かれる皇位継承にかかわる点には触れていませんでした。ところが高市政権は、皇位継承の規定を勝手に滑り込ませました。

 改定案は、▽養子に迎えた旧宮家の男系男子の子孫が男子なら皇位継承資格を持つ▽結婚した女性皇族は皇族の身分のままとするが、新たに住民基本台帳に登録。夫や子どもは一般人のまま―としました。
女性天皇・女系天皇を排し、皇位継承を男系男子に限るものです。

■国会軽視のやり方

 正副議長のとりまとめには13会派のうち7会派しか賛成しておらず、もともと「立法府の総意」とは言えないものでした。改定案はそれすらも逸脱し、全党・会派による議論をまったく軽視しています。

 憲法第1条は、天皇の地位は「主権の存する日本国民の総意に基く」と規定しています。明治憲法が、「万世一系」という考えに立って皇男子孫(男系男子)による皇位継承を定めていたのに対し、現憲法ではその規定は削除されました。

 現在、皇室典範により、皇位は「皇統に属する男系の男子」が継承するとされていますが、皇室典範は一般の法律同様、国会で変えられるものです。憲法の条項と精神に基づき、国民の総意に立って変えることが必要です。女性・女系天皇に賛成する人が多数のなか、男系男子に限るべきではありません。

 しかし、改定案は男系男子に固執し、そのために多くの問題を抱えます。

 長く一般人だった養子の子孫を皇族とすることに国民の理解が得られるかは、各紙の社説でも疑問が呈されています。旧宮家の男系男子の子孫を将来にわたり養子候補とすることは、準皇族ともいえる新たな特別の身分をつくるもので憲法に反します。憲法が禁ずる「門地による差別」にも抵触します。

 男性皇族と差をつけ女性皇族を住民基本台帳に記載するのは、女系天皇をつくらないために夫と子どもを皇族としないことによります。女性皇族は一般市民のように自治体に住民登録されるのに、選挙権などの権利を持てません。

 一方、夫や子どもは政治活動などが可能だという問題を抱えます。妻には姓がなく、夫と子どもは姓を持つことにもなります。

■「数の力」で通すな

 6日の参院決算委員会で、日本共産党の小池晃書記局長の質問に、高市首相は、養子の子孫を皇族という特別な身分にすることに国民の理解は得られていないと認めました。にもかかわらず、改定案を「数の力」で強引に押し通すことは許されません。

 憲法第1条の精神に反し国民の総意を軽んじるやり方は禍根を残すことになるでしょう。

2026年07月12日号より

“戦死対応”全国動員 陸自の葬祭協定 地方で具体化 遺体の「修復・衛生保全」 民間巻き込む

米軍の戦争に参戦した自衛隊多数の戦死者が出ることを想定し、
遺体の取り扱い専門家である葬祭業者の全国団体と陸上自衛隊が協力協定を結び、地方レベルにまでその態勢づくりを拡大させていることが31日、本紙が情報公開請求で入手した防衛省の内部文書等から判明しました。

政府が「台湾有事」を念頭に軍拡を進める中、想定される多数の戦死者に対応するために、地方や民間を巻き込んだ全国的な動員体制が進められていることがわかりました。(矢野昌弘)


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(写真)日米共同訓練「アイアン・フィスト」の陸上戦闘訓練に参加する陸上自衛隊員。首の白いひもは「戦死」したことを示しています=3月6日、沖縄県金武町

 しんぶん赤旗が入手したのは、2025年1月に陸上幕僚監部厚生課が作成した内部文書や協定書です。

 内部文書は、昨年2月に行われた全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)と陸上幕僚監部(陸幕)の協定締結式に向けて作成されたものです。協定の目的は「各種災害並びに武力攻撃事態等及び存立危機事態が発生した場合に備え」ることと明記。「存立危機事態」は、日本が武力攻撃を受けていなくても米軍などが海外で起こした戦争に参加することを意味します。

 全葬連が陸自に協力する内容は、「納体袋、棺(ひつぎ)、保冷資材等の確保」や「ご遺体の安置・保管、還送」です。さらに戦闘による遺体の著しい損傷を前提とした「遺体の修復における遺族対応」や「エンバーミング(遺体衛生保全)」に関する専門業者による技術的講義まで盛り込んでいます。

 こうした「有事」態勢の構築は、陸自の中央組織だけではありません。内部文書では陸自トップの陸上幕僚長への「成果報告」として「地方協定の促進、訓練等での連携等」と明記し、地方の方面隊でも締結を促していくとしています。

 実際に、昨年6月には陸自東北方面隊が全葬連東北ブロック(幹事・宮城県葬祭業協同組合)との間で協定を締結していました。陸幕の協定と同様に遺体修復やエンバーミングといった生々しい協力内容が盛り込まれています。

 東北地方の葬祭業者は11年の東日本大震災で、火葬能力を超える多数の犠牲者が出る中で遺体の取り扱いに従事しました。
宮城県葬祭業協同組合は自力で棺1万基を用意し、自社の葬儀会館の営業を止めて臨時の遺体安置所として提供しました。「仮埋葬(土葬)」や、仮埋葬した遺体の改葬に対応した経験があります。

 岸田文雄内閣が22年に閣議決定した「安保3文書」は、「現在の自衛隊の継戦能力は、必ずしも十分ではない」として、「戦傷医療における死亡の多くは爆傷、銃創等による失血死」「人的損耗」を重視。「(継戦能力のために)有事において危険を顧みずに任務を遂行する隊員の生命・身体を救う組織に変革する」としています。

 高市早苗首相はこの「安保3文書」を年内に改定し、「年単位」での継戦能力を高めようとしています。こうした中、「安保3文書」が想定する南西諸島での戦闘が、自衛隊内で対応しきれないほど多くの戦死者を出し、民間まで動員する大規模な戦争となる危険があることを、この協定は示しています。

 高市政権がすすめる「戦争国家づくり」の実相を、アメリカの戦略、自衛隊の実態、国民生活への影響など多角的に浮き彫りにします。

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全葬連との協定について書かれた陸上幕僚監部厚生課が作成した文書。「陸幕長への成果報告(地方協定の促進、訓練等での連携等)」と記されています

「憲法まもれ!」国会前3.6万人

憲法守れ 国会前3.6万人

「19日行動」 各地で連帯も

 高市早苗首相が今後1年で改憲発議に道筋をつける考えを表明するもとで、19日、国会正門前で多くの市民が「改憲反対」「戦争したがる首相はいらない」と声をあげました。総がかり行動実行委員会、9条改憲NO!全国市民アクションによる「19日行動」。汗ばむ陽気の中、国会前庭も埋め尽くす3万6000人(主催者発表)が「NO WAR」「憲法守れ」というカードやうちわ、「9」の字バルーンでアピールしました。同行動と連帯アクションが全国と韓国合わせて160カ所以上で取り組まれました。


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(写真)プラカードや旗を掲げて戦争反対、憲法守れと声を上げる人たち=19日、国会正門前

 主催者あいさつした憲法共同センターの小田川義和さんは、施行80年目の憲法が最大の危機だと強調。「私たちは声を合わせ、手をつなぐ力がある。私たちの力で高市改憲を何としても阻止しよう。改憲反対署名を軸に対話で世論を広げよう」と呼びかけました。

 武器取引反対ネットワーク(NAJAT)の比良恵子さんは「日本を死の商人国家に堕落させないよう『武器でもうけるな』の声をあげよう」、一般社団法人Colaboの仁藤夢乃代表は「国家が戦争に近づくとき、真っ先にないがしろにされるのは女性と子どもの人権だ」と訴えました。

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(写真)あいさつする田村智子委員長=19日、国会正門前

 日本共産党の田村智子委員長、社民党の福島瑞穂党首が訴え、「沖縄の風」の高良さちか幹事長がメッセージを寄せました。田村氏は「国民の圧倒的多数は憲法9条は守るべきだと答えている。それなのに首相と政権与党が改憲をあおる。こんなことは憲法が許していない」と力を込めると、聴衆は「そうだ」と応えました。イラン攻撃やウクライナ戦争など「力による支配」の世界になってしまうのかと不安が広がるもとで、戦争と武力による紛争解決を放棄する9条こそ、平和の国際秩序を確立していく力があるとし「9条こそ希望だ」と強調。自民党改憲案の危険を指摘し「『戦争する国づくり』を止めよう。9条守れ・生かせの声をともに広げていこう」と呼びかけました。

 参加した東京都内の会社員(61)は「自民党議員がデモを『ごっこ遊び』と言ったが、民主主義は選挙の1票だけではなく私たちの不断の行動でつくられている」と話しました。

しんぶん赤旗 2026.4.20号

プロテストレイヴってなんだ?

音楽と踊りで反戦

DJら集会 注目集める
米・イスラエル・高市政権に抗議
@東京・新宿

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(写真)DJの選曲に体を揺らす多くの参加者=29日、東京都新宿区

 イラン攻撃を続けるアメリカとイスラエルや、それを批判せず戦争できる国づくりを強権的に進める高市早苗政権に対し、DJらが奏でる音楽で踊って抗議する集会が29日、東京・新宿駅前で開かれました。排外主義に抗議する音楽集会を開いてきた「Protest Rave」(プロテストレイブ)などが主催しました。

 「反戦」や「反差別」などの巨大な旗が振られる中、DJが次々に交代し選曲。時間が進むごとに増える参加者が音楽に体を揺らしました。

 DJのMars89さんは、差別的な考えを持ち議会を軽視している高市首相が、世界で盛り上がる排外主義の流れを継承して力を得ていると指摘。自身が選曲するハウスミュージックが抵抗の文化から生まれたことを強調し、「DJとしてできる手段で、あらゆる差別や暴力に抵抗したい」と話しました。

 スモークやシャボン玉が宙を舞う集会に、多くの通行人がスマホを向けていました。

 参加した女性(18)=東京都世田谷区=は、自民党が総選挙で過半数の議席を得たことで国会軽視やアメリカへのすり寄りが強まる状況を、受験勉強中にも心配していたといいます。「受験が終わって、3月からデモに参加し始めて今日で3回目。一人だと絶望してしまうが、ここに来ると安心できる。通り過ぎる人にも危機感を伝えたい」と話しました。(しんぶん赤旗 2026.3.30)

プロテストレイヴってなあに?というあなたへ

プロテストレイヴは、音楽とダンスを通じて政治的・社会的メッセージを表現する抗議型のレイヴイベントです。

単なるクラブイベントや音楽パーティーではなく、音楽、光、言葉、身体表現を用いて社会的・政治的抗議を行う集会です。参加者はDJやラッパーの音楽に合わせて踊りながら、反戦、反差別、反ファシズムなどのメッセージを発信します。

  • 政治的抗議:特定の政党や政治家の掲げる排外主義や差別主義に対して異議を唱える手段として行われます。 

     
  • 参加型表現:参加者全員が身体的知性を活かし、街頭での音響・視覚効果を通じて意思表示を行います。 

     
  • 多様性の尊重:ジェンダー、セクシャリティ、人種、国籍、障がいの有無に関わらず、差別や偏見のない安全な空間を作ることが重視されます。 

     
  • 文化的融合:クラブカルチャーやレイヴの形式を用いながら、社会運動や街頭デモの要素を組み合わせています。 

     
     
プロテストレイヴは、音楽と身体表現を通じて政治的メッセージを広める新しい形の社会運動として注目されています。
単なる娯楽ではなく、参加者が「ただ生きるだけでは終われない」という意思を共有する場であり、クラブカルチャーと政治活動の融合の最前線とされています。 

いろんな形で、「戦争反対」「改憲反対」「9条まもれ」と発信していくこと。

同時多発的にたくさんのところで、そんなムーブが生まれていくことが
日本の民主主義を守り、また育てていく力になっていくのだと思います。

 
 
ベテランの皆さんから見れば理解しにくい文化ではあるかもしれませんが、
多様化の時代、ベテランの皆さんも「市民運動とはこうあるべき!」という見方ではなく、応援してあげてくださいね。

https://x.com/eureka_kamakura/status/2038426884166635795?s=20

 

内部文書を赤旗が入手!高市氏の自民党総裁就任は 「天の最大の願い」と 統一協会が政界工作 

統一協会(世界平和統一家庭連合)が日本での政界工作などを韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁に報告した内部文書を本紙は入手しました。


文書は2021年の自民党総裁選を巡る情勢を細かく報告しています。
その中で総裁選候補だった高市早苗首相の名前も32回登場。高市氏に対する協会側の強い期待がうかがえる内容です。(統一協会取材班)


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(写真)高市早苗首相の名前(着色部分)が繰り返し出てくる統一協会の「TM特別報告」(着色は編集部)

 この内部文書は「TM特別報告」です。「TM」とは「True Mother(真〈まこと〉の母)」の略で、韓総裁のことをさします。
韓総裁は、夫で教祖・文鮮明(故人)とともに協会内でメシア(救世主)として位置づけられています。

 入手した文書で高市氏の名前が最初に出るのは、21年8月12日付の徳野英治・日本協会会長(当時)による「書簡報告」です。
約1カ月後に自民党総裁選の告示を控えた時期で、当初は「党の要職を担ってきた実力ある女性政治家です」と報告しています。

 次に登場するのは、総裁選投開票を1週間後に控えた同22日付です。
この総裁選では高市氏のほか、岸田文雄元首相、河野太郎元防衛相、野田聖子元総務相が立候補しました。

 文書で徳野会長は「自民党総裁選挙の最新状況」として候補者個別の状況を報告。安倍晋三元首相が保守的、反共的な国家観、世界観を持ち「政治信条が近いという理由から、高市早苗元総務相をかなり熱心に支援しています」と述べています。「高市氏の後援会と私たちが親しい関係にあります」とも強調しています。他方で、統一協会と接点がある岸田氏か、もしくは高市氏が「総裁に選ばれることが、天の願いにかなう」として両氏をてんびんにかける報告をしていました。

 投開票日2日前の同27日付には、安倍氏が高市氏を強く応援するあまり自民党議員から「反発が出始め」ていると説明。その上で、「安倍元首相が私たちに近い存在であるという観点から見れば、高市氏が自民党総裁になることが、天の最大の願いと解釈することもできます」と報告しています。

 岸田氏が総裁に決定した後の同年10月1日付になると、安倍氏は河野元防衛相を総裁にしないため高市氏を応援したと指摘。安倍氏の「計算された高度な作戦」として、「結果的に岸田氏を当選に導いた」と韓総裁に伝えています。

 文書からは、統一協会が自分たちに協力してくれる総裁が誕生するかどうかという視点から細かく選挙情勢を分析していた様子が浮かび上がります。
その中で自民党の最高実力者である安倍氏が後見する高市氏は、協会にとって“ベスト”の存在でした。

 そもそも一宗教団体が、だれが総理総裁になるか、外国にいる指導者に逐一報告していること自体が異様です。そこには統一協会が自民党との癒着を利用して勢力を伸ばそうという狙いが込められています。

 TM特別報告には安倍元首相や側近の萩生田光一幹事長代行ら有力議員への働きかけ、名護市長選など沖縄県内での暗躍が記録されています。
しんぶん赤旗では、3200ページを超す文書に記された闇の内容をシリーズで伝えていきます。

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不登校の課題は「すべての子どもが安心できる学校と社会をつくること」につながる

こんにちは。

今日は「不登校」というテーマで一緒に考えてみたいと思います。

いま、小中学生の不登校は35万人を超えて、過去最多を更新し続けています。
これは決して子どものせいではありません。
学校に行こうとすると体調が悪くなったり、表情がなくなったりする…それは心の傷の深さを示しています。
そんな子どもに必要なのは、まず安心できる環境と休息なんです。

ところが、国の対策は「教育機会をどうするか」に偏りがちです。
保護者に「勉強はどうするんですか」と追いつめるような場面も少なくありません。
心の傷を見ようとしないままでは、根本的な解決にはつながりませんよね。

そして、この10年で不登校が急増した背景には、教育改革のあり方もあります。

全国一斉学力テストや厳しい規律の押しつけ…。子どもたちは「学校が忙しすぎる」「先生が怖い」と声をあげています。
先生自身も心を病んで休職する人が増えています。
学校が息苦しい場所になってしまっているんです。

不登校の子どもや保護者への支援はまだまだ遅れています。
仕事を休んで子どもに寄り添うと収入が減ったり、離職につながったりする。
今の制度では十分に対応できていません。早急な改善が必要です。

そして、学校以外にも安心できる居場所を増やすこと。フリースクールなどを支える公的な支援も欠かせません。

結局、不登校の課題は「すべての子どもが安心できる学校と社会をつくること」。
それに尽きると思います。

ギャンブル依存考える 日英の専門家・自死遺族ら 【25日に改正法施行】

オンラインカジノによる違法賭博の規制強化などを盛り込んだ「改正ギャンブル等依存症対策基本法」が25日、施行されます。

スポーツ選手や芸能人をはじめ、若者たちに深刻な被害を生んでいるオンラインカジノ。日本と英国の専門家、ギャンブル依存症による自死遺族らが21日、東京都内で語り合いました。

 主催は公益社団法人「ギャンブル依存症問題を考える会」です。

 同会の田中紀子代表は、公営ギャンブルの年間売り上げは20兆円超と10年前の2倍になっていると発言。

スマートフォンの普及で「いつでも、どこでも」賭けられる環境の下、違法のオンラインカジノも急速に広がり、依存症、犯罪への加担、自死などの被害が続出していると発言。
一方で「ギャンブル依存症は自己責任」という偏見も根強く、ギャンブル事業者には依存症対策も義務づけられていないと問題視しました。

 スポーツ賭博が合法化されている英国の依存症自死遺族会も登壇。
20代の息子を依存症による自死で失ったチャールズ・リッチーさんは「ギャンブルは命を奪う可能性がある」という認識を伝え続けた結果、英国政府もギャンブル依存症の調査、研究、対策に乗り出していると話しました。

 国立精神・神経医療研究センターの松本俊彦医師が「依存症と自殺の関係」、読売新聞の山口寿一社長が「スポーツ界とギャンブル問題」について、それぞれ講演しました。

実効性に課題

 スマホなどからサイトに接続してゲームに賭けるオンラインカジノ。警視庁によると、利用者は約196万人、年間の掛け金は1兆2400億円に上ります。利用者の43%が違法と認識していませんでした。
改正法は、▽オンラインカジノのサイトの開設を禁止▽サイトに誘導する広告やSNS投稿などを禁止▽国や自治体がオンラインカジノの違法性の周知に取り組む―ことなどを盛り込んでいます。違反行為への罰則はなく、実効性に課題が指摘されています。(芦川章子)

しんぶん赤旗 2025.9.22

ウクライナでの「和平」は公正であれ!

「停戦せず領土交換も」

ウクライナ・欧州首脳に 米トランプ大統領主張

 トランプ米大統領は18日、ウクライナのゼレンスキー大統領や欧州首脳と会談し、ロシア侵攻を巡り協議しました。
トランプ氏はプーチン大統領と電話で「領土交換」に言及し「停戦は不要」と発言しました。
ゼレンスキー氏は停戦の必要性を主張し、領土問題は自らとプーチン氏の間で解決すべきと述べました。
欧州各国は停戦とロシアへの圧力強化を訴えました。トランプ氏はロシアとウクライナ首脳会談を調整し、その後自身を交えた3者会談開催に意欲を示しました。

ウクライナ 「公正な和平」追求こそ

日本共産党の主張

 ウクライナでの和平を巡りこの間、米ロ、米ウクライナ、米欧州諸国の間で一連の首脳会談が行われてきました。日本共産党はロシアによるウクライナ侵略を断固非難するとともに、和平に向けては以下の3点を主張してきました。

 第1に、外交による問題解決の重要性です。志位和夫議長は昨年8月のベルリンでの国際会議の場でも、国際社会に和平協議に道を開くあらゆる努力を求めることに強く賛同を表明しました。

 第2に、和平交渉を公正な和平につなげることです。和平は、国連憲章、国際法、ロシアによる侵略を非難し即時撤退を求める国連総会決議に基づく、公正な和平であるべきです。

 第3に、公正な和平を達成するには、何らかの停戦の合意から一定の時間も段階も必要となる場合があるということです。犠牲を止めるために停戦をという要求は当然ですが、公正な和平の実現という目的をあいまいにしてはなりません。

 ウクライナや欧州諸国はまず停戦をと主張しています。トランプ米大統領は一挙に和平による終結といい、プーチン大統領も同様の姿勢を示しています。
これでは領土などを巡る不公正な取引で公正な和平への道が閉ざされてしまう危険も指摘されています。

 

維新やっぱり「憲法9条2項削除」を公約に!(怒)

「医療費4兆円削減!」勇ましくブチあげた維新の公約。

国民の手取りがあがらないのは「社会保険料のせい」と言っています。
医療費を削減するために、アレルギーや喘息の薬など市販薬に似た成分の薬は保険からハズしたり、またもや病床11万も削減(コロナの時の惨事をなかったかのようにシレッと!)そして、高齢者の医療費窓口負担を原則3割に!!

極めつけは、戦力不保持を定めた9条2項は「削除を含む見直しをおこなう」と。

日本は戦力を保持しない!と多くの犠牲の上に誓った歴史をどう考えるのか。

維新をはじめ、勇ましい言葉で国民を煽り立て、政治や社会に向けられるべき怒りの矛先を高齢者や障害者、外国人に向けさせて誤魔化す勢力のやり方はナチスドイツと同じではないでしょうか。

参照 しんぶん赤旗2025.7.2より

 

薬が全額自己負担になると困ります!要求アンケートの声

OTC類似薬の保険外し

薬がすごく高い 再考を

要求アンケートに回答急増 SNS上で党に注目

 石破政権が骨太の方針(13日公表)に盛り込んだ「OTC類似薬の保険外し」の方針にぜんそく患者や鎮痛剤が手放せない人などから非難と不安の声があがっています。
SNS上ではこの方針に反対する日本共産党に若い世代の注目が集まり、党が取り組む「要求アンケート」に切実な訴えが寄せられています。

 「ぜんそくやアトピーの薬が保険外になることに危機感を抱いている。薬が高くなり手が届きにくくなると症状を放置するほかなくなってしまう。そんなのは嫌」

要求アンケートに20代が寄せた訴えです。

 OTC類似薬とは、医療保険の対象となる医薬品のうち、市販薬と同様の成分が含まれるもの。
自民、公明、維新の3党はその一部を保険から外し、全額自費にしていくと合意(6月11日)しています。全額自費になれば、現役世代では概ね3倍超の負担増です。

 国民民主も2024年9月、医療制度改革で「現役世代・次世代の負担軽減」を図るとし、その重点政策事項に「(OTC類似薬を)公的医療保険の対象から見直し」と明記しています。

 こうした動きに危機感を持った患者らの声を受けとめたのが、日本共産党の「要求アンケート」です。

 6月10日朝、Xで松本真麗・党大阪府泉大津市議が保険外しの動きを示し「気になっていることを寄せてください」と、投稿フォームを案内。
すると約1時間後、特定の政党支持はないと明言しているエッセイストもXで、日本共産党が保険外しに反対していると紹介し、当事者の思いを「要求アンケート」に投稿するよう呼びかけました。

 冒頭の20代による投稿も、こうした呼びかけにこたえたものとみられます。

 アンケート回答は12日までの1週間で758件(党本部集約分、別テーマの意見も含む)。前週の4倍にあたる急増です。

 回答者のうち20代が223件、30代が229件と若者が半数超でした。
40代も102件ありました。

 ―「ぜんそく薬は保険適用内でもすごく高いです。適用外にしたら受診控えも出てきますし、何より亡くなる方も多くなる」(茨城県の30代)

 ―「一年中(アレルギーの)薬を飲んでいないと普通の暮らしができない身体(からだ)としては、死ねと言われているようなものだ」(岡山県の40代)

 ―「生理も重く、鎮痛剤も手放せません」「(全額自費なら)生活が出来ないため、再考をお願いいたします」(神奈川県の20代)

 これらの声は、「若者支援を装って社会保障を削減する策動を拒否するもの」です。

(しんぶん赤旗6月16日)